イギリス・ロンドンでのクレジットカード 現金がないと困る?

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海外旅行となるとどうしてもお金が必要、でも、自分の行ったことのない場所で大金を持ち歩くのは怖い…実際に僕も現金を持っていなかったからこそ、救われたことがありました。詐欺に遭ったんですね。

また、海外では日本よりキャッシュレスが進んでいます。イギリスを含めた海外、特に先進国と言われるような国へ行くときは僕はクレジットカードを使うようにしています。

今回はイギリスでのクレジットカード事情を詳しく解説していきたいと思います。

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イギリス・ロンドンでのクレジットカード事情

まずはイギリス・ロンドンでのクレジットカード事情を解説します。

イギリス・ロンドンでは現金を一切使わなくても暮らせる

僕は上で記事にした詐欺の時以外、イギリスで現金を使うことは全くありませんでした。支払い方法はクレジットカードをメインとしても問題ありません。むしろ、イギリスで生活していると現金を使っているのは少数派、その大半が日本人や中国人をはじめとしたキャッシュレスが進んでいない国の観光客なのです。

僕がロンドンへ行ったのは新型コロナウイルスの感染が拡大する直前でした。その後、新型コロナウイルス感染対策として「現金お断り」の店舗が増えたと聞きます。「VISAタッチ」に代表される、コンタクトレスの決済が進んでいたイギリスでは、コロナ禍を経てさらにコンタクトレスの決済が進みました。

イギリスへ行こうという方は、VISAかMasterCardを持っておくといいと良いでしょう。VISAとMasterCardは日本でも圧倒的な普及率を誇るカードで、VISA/MasterCardで決済できないお店・観光スポットは存在しない、と言っても過言ではありません。

ややマイナーな「American Express」。アメリカン・エキスプレス・カード、通称「アメックス」もロンドンでは利用できます。僕はアメリカンエキスプレスカードをロンドンで使っていました。「セゾンブルー・アメリカンエキスプレス・カード」が海外決済でポイント2倍、学生は6倍という超絶お得な仕様だったからです。今ではこの特典も廃止されたので、海外へ行った時もVISAを使うと思います。

イギリス・ロンドンでは現金を一切使わなくても暮らせる
伝統的な本屋さんでももちろん、クレジットカードが使える

イギリスのクレジットカード アメックスは使えるか?

さて、ここでAmerican Express Cardをオススメしましたが→カードの条件が改悪されたので普段使っているクレジットカードを同じように使うのがオススメです。ここで気になる方もおおいであろう「イギリスでアメックス(アメリカン・エキスプレス・カード)は使えるの?」ということ。

American Expressのカードは全く問題なく使えました。僕は現地での決済は基本的にアメックスでしていました。もう少し厳密に言うと、アメックスをiPhoneに登録して、Apple Payで主に支払いをしていました。

Apple Payはコンタクトレス対応のクレジットカードで支払ったことになります。コンタクトレスは、店舗によってはある一定以上の額になると使えないという制限があったりしますので、たまにカード本体が必要なこともあります。ただ、「アメックスは使えない」ということは、ロンドンにおいては一度もありませんでした。アメックス以外のカードはイギリスでは全く使用していません。

イギリスのクレジットカード アメックスは使えるか?
イギリス・ロンドン

イギリスのクレジットカード JCBは使えるか?

日本発祥のクレジットカードブランド「JCB」。JCBを普段使いのクレジットカードとして使用している人もいるでしょう。イギリスではJCBカードは要注意です。

イギリスで観光する場合JCBは使えないこともあります。

実際問題、「観光の場合はJCBだけでは困る」のです。コンビニのようなところ、チェーン店はJCBに対応しているところが多いです。JCBと明記されています。日本の例を考えてみましょう。日本だって、コンビニはかなりの種類のキャッシュレス決済に対応しています。中国のカードブランドなどにも対応していますよね。一方、そういったチェーン店以外は、「VISA, MasterCard, JCB」のみだったりしますよね。店舗によってはここに「American Express, DinarsClub」などが入るくらいで、中国最大のブランド「銀聯」がある小規模店舗ってあまり見ないですよね。

ただ、American ExpressとJCBは提携しており、互いの加盟店で互いのカードを利用できます。「AmericanExpressカードが使えるお店ではJCBも使える」といった具合です。しかし、その制度を詳しく知らない店舗スタッフもいるので「使えない」と跳ね返される可能性があることには留意しましょう。

イギリスのクレジットカード JCBは使えるか?
イギリス・ロンドン
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イギリスでクレジットカードが使えないことはある?

もう、これはほとんど今までにも書いてきましたが…

結論言うと、ありません。絶対とは言い切れませんが、僕は現金を一切使いませんでした。さすがに現金を一切持たずに行くのは不安だと思うので、5千円程度を両替しておけばいいと思います。両替しなくとも、クレジットカードの海外キャッシングを使えばいいと思います。

ロンドンの交通機関はほぼ全て、クレジットカード1枚で乗ることができる!

ロンドンの交通機関はほぼ全て、クレジットカード1枚で乗車することができます。これ、知っているだけで相当便利でお得です。

地下鉄はすべてクレジットカードのコンタクトレス決済に対応。改札機に日本の交通系ICカードのような感覚でそのままクレジットカードをかざすと改札を通過できます。日本の交通系ICカードSuicaやPasmoなどのような感覚ですがチャージが必要ありません。

さらに、コンタクトレス決済には「キャップ」というシステムがあります。「キャップ」は、1日のカード引き落とし限度額が決まっているシステムです。乗れなくなる、のではなく「勝手に乗り放題きっぷになる」ということです。ゾーンごとに決まっており、このゾーンまでなら1日いくら、と決まっています。

詳しくはこちらの記事でも解説していますのでご覧ください。

ロンドンの交通機関はほぼ全て、クレジットカード1枚で乗ることができる!
地下鉄や私鉄でもクレジットカードのコンタクトレス機能ですぐ乗れる

現金のみのお店はほとんどない!ほとんどのお店が「コンタクトレス」に対応

現金のみというお店は、イギリスにはほとんどありません。日本の現状考えると少し理解しがたいかもしれませんが、「現金お断り」のお店も増えつつあるのがヨーロッパの現状です。日本ではキャッシュレスが進んだとはいえ、現金中心でカード「も」対応という感じですが、イギリスでは、カード中心で現金「も」対応と思った方がいいです。

特に、2020年〜2021年にかけての新型コロナウイルスの蔓延は、イギリスにおいてはキャッシュレスを完成させたと言っても過言ではなさそうです。日本ではクレジットカード払いの際に、カードをスワイプしたり差し込みをしたりします。イギリスでは「コンタクトレス」、タッチ決済が主流です。非接触で支払いが済むクレジットカードのコンタクトレスは、コロナ禍で重宝されたのです。

日本ではVISAが「タッチ決済」とCMを打っていましたが、イギリスでは「contactless(コンタクトレス)」と発音されます。

現金のみのお店はほとんどない!ほとんどのお店が「コンタクトレス」に対応
コンタクトレスのマーク

イギリスではデビットカードも普及

イギリスではデビットカードも使えます。クレジットカードと違って即時引き落とし、というタイプのカードです。

僕もイギリスへ行く際はデビットカードを一枚持っていきました。デビットカードはクレジットカードと比べて還元率が良くないというデメリットがあり、また通帳に逐一記帳されるのがうっとうしくて僕はあまり使いません。ただ、クレジットカード=借金している、という感覚になりどうも嫌だという人がいるのも事実。そんな人にはオススメです。

イギリスの人たちはクレジットカードで「お金を借りる」ということをあまり好まないようです。そのため、クレジットカードではなくデビットカードを使っている人も多数。デビットカードも現地では利用可能なので、デビットカードを普段使っている人はそのままデビットカードを使うのが良いでしょう。

イギリスではデビットカードも普及
船の中の売店でもデビットカードなどが使える
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現金も持っていないと不安。ならばクレジットカードのキャッシングを

現金を持っていないと不安、ってこともありあますよね。そこで現金を用意するためにオススメしたいのがクレジットカードの海外キャッシング。クレジットカードの、と書きましたが、キャッシングについてはデビットカードのほうがオススメです。

現地のATMでキャッシングが可能

キャッシングとは

キャッシングとは、簡単に言えばクレジットカードを買い物に使うのではなく、クレジットカードから現金を引き出すこと。後日カードの登録口座から引き落とされます。

ただし、これはカードの利用とはいえ、現金を一時的に借りる、すなわち完全な「借金」になるので(借金とはいうものの、悪いことではありません。必ずしもお金がない人が使う借金ではありませんから)、利息が必要になってきます。クレジットカードの利用にも共通して言えることですが、利用する際は計画的に使うようにしましょう。利息に加えて、現地のATM利用手数料等がとられることがあるので、多少損することになってしまいます。

キャッシングとは
キャッシングの機能が使えるので現地でもポンドを簡単に調達できる

キャッシングにはデビットカードを!

しかし、このキャッシングでオススメしたいのがデビットカードの利用。デビットカードは即時引き落としになるため、要はATMを使っているのと同じになります。即時引き落としなので、当然利息もありません。

ATMの手数料がひかれますが、大した額ではありません。僕は後程確認したら110円の手数料しか取れれていませんでした。日本のATMの手数料より安くない?ってのが正直な感想ですね。デビットカードを使うと利息を払うことなくキャッシングができます。銀行のキャッシュカードと一体型のデビットカードを持っていれば、現地でも同じカードをATMに入れればキャッシングが可能。僕は銀行キャッシュカードとデビットカードが一体型のカードを使っています。


今回はロンドンでのカード事情について紹介してきました。ロンドンに行く場合はクレジットカードは必須です。参考にしていただければと思います。

これ以外のロンドンに関する記事はこちら!

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コメント

  1. みみ より:

    初めまして。記事読ませていただきました。

    夏休みにロンドンに行きます。

    ヒースロー空港からサブウェイでホテルまで行くのに、クレカでoysterを買えばいいなど、ほぼ現金は入らないと聞いていますが、多少は持っていた方がいいのかな?などと思ってどこで両替したらいいか調べているのですが。

    少しは手持ちがあった方がいいですか?

    チップの支払いなどを考えると、どうなのかな?と。

    アメリカだったら慣れているのですが、ヨーロッパは初めてなので。

    よろしくお願いします!

    • Dolphin Dolphin より:

      僕は現金は、詐欺まがいの事件に遭ったとき以外、一切使いませんでした。結論、ロンドンだけであればポンドの現金は皆無でも大丈夫です。
      というのもさすがに怖いでしょうから、5,000円程度を、日本の空港で両替していくと良いでしょう。アメリカと違い、チップ文化はかなり少ないです。レストランでサービス料が含まれる場合はいらないし、ベットメイキングにもいりません。
      ということで、地方に行くのであれば多少、必要かもしれませんが、ロンドンだけならほぼいりません。

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