ANA国内線B777-200新シート(普通席&プレミアムクラス)座席の様子などを徹底紹介

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2019年秋に、ANAは国際線・国内線ともにシートの更新をはじめました。国内線は主に幹線で使われるB777-200から更新が始まり、現在ではB787にも一部に同様の座席が搭載されています。

国内線の新シートのB777で福岡から羽田に移動しました。クラスは普通席。今回はそんな国内線新シートのご紹介です。

ANA国内線B777-200 新シート 座席の様子などを徹底紹介
ANA公式サイト「国内線ボーイング787-9型機が就航。ANAが共同開発したシートの快適性を探ってみました」より引用

今回紹介するANA国内線向け新シートは、B777-200に加えてB787-9にも搭載されています。この記事では、B787-9の機内で撮影した写真も合わせて紹介します。

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ANA新シートを搭載した国内線の運航路線は?スケジュールは?

まず初めに、今回紹介する新仕様の機材が投入される区間やスケジュールなどについて説明します。

新仕様のシートが搭載されているのは、B777-200とB787-9

新シートが搭載されているのは主にB777-300ER、およびB787-9です。B777-300ERとB787-9はANAの国内線機材としては大型の機材ですから、主に幹線路線に投入されています。具体的には、羽田-福岡・新千歳・那覇・伊丹などです(間合い運用で他の路線に投入されることも稀にあります)。

機材はANAの予約サイトで「772」と記載されている「ボーイング777-200 (772)」および「789」と記載される「ボーイング787-9(789)」です。これでなければ新シートではない可能性が高いので注意しましょう。

国内線機材なので、機材変更はどうしてもあり得ること。

可能性が高いものとして、予約サイトで「772」と書いてある機材を狙っていこう!

新仕様のシートが搭載されているのは、B777-200とB787-9
ANAのB777-200(写真は新千歳空港にて撮影)

B777-200の運航スケジュールはANA公式サイトで確認しよう

ANA公式サイトで残席照会・予約を行うと、機材が表示されます。

今回紹介している、国内線向けのB777-200は2021年にエンジントラブルによって運航停止となりました。しかし2023年現在ではトラブルも解消され、運航を再開しています。

B777-200の運航スケジュールはANA公式サイトで確認しよう
エンジントラブルもあったが、復帰しているB777-200(羽田空港にて)

今回紹介する機材はB777-200(ANA公式サイトでは「772」と表示)される機材です。同様の座席が搭載されているのがB787-9(ANA公式サイトでは「789」と表示)です。飛行機は突発的な機材変更が全くないとは言えないものの、僕の経験上(月に数回は飛行機に乗る)機材が変更されたことはありません。基本的にはこの2機種、772と789を狙えばこの座席に当たると思って良いでしょう。

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新仕様の座席はANAが開発段階から携わった自信作

さて、実際の新シートを見ていきましょう。

普通席のシートはトヨタ紡織株式会社と共同開発

こちらがシートです。シートは新しくなったなとは感じるもののそれ以上に何かというわけではありません。他の機材と比べて体にフィットする感じがあって座り心地が良かったのは事実です。

普通席のシートはトヨタ紡織株式会社と共同開発
ANA国内線 新仕様B777-200の座席(同一の座席を搭載したB787で撮影)

今回の座席更新では、座席自体の厚さがかなり薄くなりました。それもあって、普通席でもスペースは少し広くなっているなと感じました。

なお、国際線機材とは異なり、ヘッドレストはありません。リクライニングは国内線仕様ともあって、新幹線などのように大幅に倒れるわけではありません。リクライニングして快適になる、けど後ろにはあまり迷惑をかけない、いい設計ですね。

なんだがうまく説明できないけど…全体としてシート自体も座り心地が良くなった!

ANA国内線B777のプレミアムクラス 新シートはSafran Seats US社製のシート

B777-200のプレミアムクラスでは、Safran Seats US社製のシートを採用しています。国際線のB777-300ERの新仕様(The Suite、The Room)との統一感を図った(ANA公式サイトより)そう。

実際に、ANA国際線の新仕様機材「The Room」と似たようなデザインになっています。

ANA国内線B777のプレミアムクラス 新シートはSafran Seats US社製のシート
B777-200国内線新仕様のプレミアムクラス

前後の座席間隔とシート幅を以前より広げ、電動リクライニング機能や大型のフットレストを導入することで、以前より快適な座席空間が提供されています。

プレミアムクラスの様子は、搭乗の際に撮影したものです。空席があればいつか乗ってみたいと考えています。

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全席にシートモニターやコンセントを完備

今回の新仕様のB777およびB787向けの座席の大きな特徴は、すべての座席にシートモニターやコンセントが完備されたことです。

全席にシートモニターを完備 エンターテインメントやフライトマップも

何といっても一番に目に入るのが座席モニターです。どーんと、こんな感じで。

ANA 国内線新シート シートモニター
全席に装備されたシートモニター

でかいですよね。この前に乗ったスターフライヤーにもシートモニターがありましたが、それとは比べ物にならない大きさ。

過去に僕が搭乗したホノルル路線のA380″Flying Honu”やニューヨーク路線/ロンドン路線などのB777-300ERなどのシートモニターと同じでした。今回のシートモニターはホノルル線A380や欧米幹線向けB777-300ERと同じモニターを、内容は国内線用に少しだけアレンジした形のものであると考えられます。

全席に電源を装備 USBポートがモニター下にあるのもありがたい

写真のように、USBポートとイヤホンジャックが付いています。USBポートを用いて、スマートフォンの充電などをすることができます。

全席に電源を装備 USBポートがモニター下にあるのもありがたい
座席にはユニバーサル電源を装備

さらに、ユニバーサル電源が足元にあります。海外のコンセントタイプにも対応したコンセントです。日本のコンセントも当然使えます。

スマートフォンならモニター下のUSBポートを、パソコンならコンセントを使えば良いでしょう。コンセントもモニター下のUSBポートも、離陸前から使えました。

ANA Wi-Fiサービスも強化されたか

ANAの国内線機材には、Wi-Fiもついています。ANAの国内線ではWi-Fiを無料で使用することができます。

新仕様機材でのWi-Fiシステムに関する情報は公表されていないのであくまで体感ですが、回線が強固になったように感じます。以前ANAのB777に、那覇から伊丹まで乗ったときWi-Fiがほとんど使いものにならなかったのですが、今回はしっかり使えました。おそらく、少しは改良されているのでしょう。ちなみに今回の便もほぼ満席でした。

シートモニターのコンテンツは、国内線という短時間ではじっくり見られないのが残念…

USB電源やコンセントが装備されているのはとてもありがたい!パソコン等も充電可能!

全席に電源を装備 USBポートがモニター下にあるのもありがたい
福岡空港から羽田空港へ

この日は福岡も東京も天気が悪く、機長から何度も予告があった通り着陸前に少し揺れました。昼の便であったにも関わらず福岡空港や羽田空港が混雑しており、少し遅れて羽田空港に到着しました。

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コメント

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