ヨーロッパ経済の中心地であるドイツのフランクフルト。ドイツの中では5番目の都市であるものの、フランクフルト空港はドイツ最大の空港で、日本から1日5便以上の直行便が運航されています。日本からの直行便がないヨーロッパ各都市への乗り継ぎ拠点としても機能しているのがこのフランクフルトです。
各都市への乗り継ぎ拠点としての機能から、日本人も多く訪れます。今回はそんなフランクフルトの観光スポットを一挙にご紹介。そして実体験に基づいて「トランジットの時間を使って」「手軽に」「公共交通機関で」観光する方法も解説します。
フランクフルトの観光地 トランジットの半日で観光するならココ!
まず初めにフランクフルトの観光スポットのご紹介です。この章では「半日での観光ならココ!」という観光スポットを紹介。次の章では「もう少し時間があって、1日の観光ならココ!」という観光スポットを紹介します。
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フランクフルトでは定番のレーマー広場
レーマー広場は、ドイツのベルリンに位置する公共広場で、政治的、文化的なイベントが行われる場所としても知られています。ブランデンブルク門やドイツ国会議事堂など、多くの歴史的建造物が近くにあり、観光客にも人気があります。また、広場には広大な芝生が広がり、市民がくつろぐ場所としても利用されています。
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ヨーロッパらしい風景を体現しているのがこのレーマー広場。広場の周辺にはオープンカフェもあり、レーマー広場を眺めながらコーヒーを楽しんでいる人も多くいます。
この後に紹介する市場「クラインマルクトハレ」や、マイン川クルーズもこのレーマー広場から徒歩圏内となっており、フランクフルト観光の拠点ともいえます。
歴史ある市場「クラインマルクトハレ」で食べ歩き
クラインマルクトハレは「フランクフルトの台所」とも言われる市場です。1921年から1928年にかけて建設されたバウハウス建築の市場です。ヴァルター・グロピウスによって設計され、機能性と近代的なデザインが特徴です。建物内では食料品や花、工芸品などが販売され、地元住民や観光客に人気です。
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内部はホール型の市場となっています。魚市場などとは異なりかなり綺麗な印象です。客引きもそこまで多くなく、安心して楽しむことができます。
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市場の内部ではお肉やチーズ、果物などの生鮮食品が販売されています。ソーセージなどは楽しむことができますが、お肉やチーズなどは国境を越える際に検疫で少し大変です。トランジットで利用する場合は注意です。
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綺麗な市場、というイメージです。市場の内部にはワインなどをその場で楽しむことができるお店もあるので、ちょっとランチに使ってみるのもオススメです。
ただ、週末などはかなりお客さんが多いのがちょっと難点です。
聖バルトロメウス大聖堂
聖バルトロメウス大聖堂は、1250年に建設が始まり、1330年に完成したゴシック様式の大聖堂です。高さ約95メートルの尖塔が特徴で、市内のランドマークとして親しまれています。歴史的な価値と美しいステンドグラスで知られ、多くの観光客が訪れる名所です。
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ヨーロッパの都市は教会を中心に構成されている都市が多く、この聖バルトロメウス大聖堂はフランクフルトの中心たる教会といえます。
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内部には美しいステンドグラスなどもあります。そしてなんと入場料が無料という太っ腹。是非とも実際に入って、体験してほしい場所です。
ドイツの国民的料理であるソーセージとビールを楽しもう
観光と同時に楽しみたいのがドイツの国民的料理であるソーセージ。日本でも食べることができる「フランクフルト」は、ここドイツのフランクフルトという都市名が由来だと言われているほど。
そしてドイツはビールも有名です。ドイツのビールは日本のビールよりすっきりしていて飲みやすい。本当に「美味しいビール」です。
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普段、日本ではビールをほとんど飲まない僕でも、美味しくいただくことができたのがこのフランクフルトのビールです。
観光スポットに入れるのは少し違うかもしれませんが、美味しいお店がたくさんあるので楽しんでほしいのがビール&ソーセージ。フランクフルト空港でも楽しめます。
トランジットに1日あるならここも追加で!
前章では「フランクフルトに来たらマストな4点セット」を解説してきました。これに加えて「フランクフルトで1日あるのであればここも!」という観光スポットを紹介します。
シュテーデル美術館は10万点の美術品を所蔵する現代美術館
シュテーデル美術館は、ドイツのフランクフルトに位置し、欧州最大の美術館の一つです。中世から19世紀のドイツや欧州の絵画コレクションが豊富で、デューラーやホルバイン、レンブラントなどの名作が展示されています。また、近現代美術や特別展も開催され、芸術愛好家にとって重要な場所となっています。
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内部は現代的なデザイン。中庭の地下に設置された地下室は、太陽の明かりを取り込んだ作りになっています。
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近代や現代の美術も所蔵する美術館らしく、中庭などはかなり現代的なデザインの作りになっています。
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僕はあまり美術品に詳しくないので全てを感じ取ることができませんでしたが、定期的に特別展なども開催されており、展示品の品数もかなり多いので飽きることのない美術館です。
ゲーテハウス
ゲーテハウスは、ドイツのヴァイマルにあるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの生家で、現在は博物館として公開されています。ゲーテの生涯や作品、文化的遺産を展示し、彼の影響力に焦点を当てた特別展も行われています。建物自体も18世紀のバロック様式で美しく、文学や芸術愛好家にとって聖地とされています。
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ヨーロッパ経済の中心地・フランクフルトの街中に、落ち着いた空間が佇むのがこのゲーテハウス。雰囲気が残されていて、落ち着く空間です。
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室内もゲーテが過ごしていた頃の様子が再現されています。当日の新聞などが展示されていたりと、博物館として機能しています。
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文学の愛好家にとっては聖地とも呼ばれる場所ですが、文学に興味がなくとも昔のフランクフルトを感じることができるスポットです。
ベルガー通りでショッピング
ベルガー通りは、ベスマンパークからボルンハイムまでの3kmです。このエリアには、お土産などを購入できる店舗やオープンカフェなどが並んでいます。
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特に地下鉄メリアンプラッツ駅周辺は、ブティックが立ち並びお店も多くあります。個性的なインテリア用品、アウトレットストア、古着屋などが並びます。
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近くには公園もあり、フランクフルト市民にとって憩いの場となっています。買い物はもちろんのこと、散歩しているだけでも楽しいのが、ベルガー通りです。
マイン川のクルーズを楽しもう
ヨーロッパ経済の中心地・フランクフルトは、「フランクフルト」と呼びますが正式には「フランクフルト・アム・マイン」です。ドイツには「フランクフルト」という名前の都市が2つあり、こちらのフランクフルトは「マイン川に面したフランクフルト」ということで、「フランクフルト・アム・マイン」と呼びます。
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マイン川にかかる「鉄の橋」は、レーマー広場とザクセンハウゼン地区を結ぶ橋です。1869年に開業した歩行者専用の鉄橋です。
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マイン川ではクルーズ船が運航されています。マイン川のクルーズは、1時間程度のコースと2時間程度のコースがあり、観光のスケジュールを考慮しつつルートを選ぶことができます。
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マイン川は古くからヨーロッパ海運の要として栄えた河川です。今でも水門や、川沿いに貿易用の倉庫が残っているなど、見どころが多くあります。
フランクフルトの歴史を形成したと言っても過言ではないマイン川、是非とも味わってほしい場所です。
フランクフルト歴史博物館
フランクフルト歴史博物館は、ドイツのフランクフルトに位置し、市の歴史と文化を展示する博物館です。レーマー広場から歩いてすぐであり、デザインも非常に現代的です。
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中世から現代までの展示や、特別展示があり、市の発展や重要な出来事を学ぶことができます。特に、ローマ時代や中世の遺物、市の発展に関する展示が人気です。
ツァイル(Zeil)でのショッピングは土日がオススメ
レーマー広場から徒歩て5分ほどの場所にある「ツァイル(Zeil)」と呼ばれるエリアでは、ショッピングを楽しむことができます。大通りの両側にデパートやショップが建ち並んでいます。
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先ほど紹介した「ベルガー通り」とは対照的で、モダンなショッピングモール・店舗などが並びます。モダンな雰囲気の中にも、ヨーロッパらしさがあります。
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凹んだようなガラスの窓が特徴的なGALERIAを中心に、モダンなショッピングセンター街としてショッピングを楽しむことができるので、オススメです。
フランクフルト空港からトランジットで観光のコツ
ここまで、トランジットでも楽しむことができるフランクフルトの観光スポットを紹介してきました。最後に、トランジットの1日で、半日でフランクフルトを楽しむためのコツを解説します。
フランクフルト空港地域列車で観光地へダイレクトアクセス
フランクフルト空港は、鉄道でのアクセスが完璧です。フランクフルトには「フランクフルト空港地域列車」と「長距離列車」の2種類の列車が乗り入れています。
長距離列車は名前の通り、ヨーロッパ各地へと向かう長距離列車が発着しています。長距離列車が直接、空港に乗り入れるため、一部の地域からは国内線を利用するより長距離列車の方が便利なこともあります。
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話を戻して、フランクフルト空港地域列車についてです。「フランクフルト地域列車」は、レーマー広場のすぐ近くまで乗り入れるなどかなり利便性の高い列車です。イメージとしては、東京都心の地下鉄がそのまま、フランクフルト空港まで乗り入れているイメージ(都営浅草線から京急線に直通し、羽田空港まで乗り入れるイメージ)です。
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フランクフルトの鉄道は日本人からすると少し慣れない「信用乗車」制度です。きっぷを購入するものの、改札などはありません。抜き打ちで検札があり、切符を所持していないと高額の罰金を課せられます。
フランクフルトの鉄道の乗り方については、また詳しく記事としてまとめたいと考えています。
フランクフルトを観光するならフリーパスがオススメ
フランクフルト空港を起点に観光するのであれば、1日パスの購入がオススメです。フランクフルト空港が範囲に入る1日パスもあるため、僕はその1日パスを使って観光しました。
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フランクフルト市内を中心に、地下鉄などが1日乗り放題となります。また、トラム・バスなども乗り放題となるため、1日で観光するなら必須のチケットです。
観光した後はフランクフルト空港でシャワーを浴びて搭乗
フランクフルトでのトランジットの時間を活用して観光をするなら、空港に戻った後はシャワーを浴びたい。僕は実際、ラウンジでシャワーを浴びました。
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フランクフルト空港で利用できるプライオリティパス・ラウンジの欠点は、シャワーが有料であること。大きな欠点ですが、1日観光した後にシャワーを浴びられるか否かはかなり大きな違いになります。
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