南米・ボリビアで見られる絶景スポット「ウユニ塩湖」。南米へ渡航した日本人にとっては定番の行き先で、その景色は一生に一度は見ておきたいもの。本記事では、
- ウユニ塩湖へのアクセスの方法は?
- 飛行機とバス、どちらがいい?
- ウユニへのアクセスの予約方法は?
などといった疑問に答えます。本記事を読めば、ウユニ塩湖へのアクセス(バスと飛行機)の違いがわかる他、どうやって予約をすれば良いかもわかります。
人生で一度は見たい絶景・ウユニ塩湖
南米・ボリビアにある絶景スポットであるウユニ塩湖。一面に広がる真っ白な景色と鏡張りの景色は、現地でこそ体験できる絶景です。
絶景・ウユニ塩湖
ウユニ塩湖はまさに「絶景」です。一面に広がる真っ白な景色、水が張ったところでは美しい鏡張りの景色を楽しむことができます。
さらにウユニ塩湖に沈みゆく美しい夕日を見ることができ、最後には美しい星空まで楽しむことができます。ウユニ塩湖はどんな顔を見ても美しい絶景なのです。
ウユニ塩湖は1万年前は湖だったと言われています。古代湖が干上がった結果、生まれたのがウユニ塩湖で、面積は1万平方キロメートル、東京都の2.5倍ほどの広さがあります。実際にドライブすると、この真っ白な景色の中を1時間近く走ったりします。
写真で見るウユニ塩湖も当然ながら美しいですが、実際にその場にいって見るとその壮大さと美しさに圧倒されます。僕が今まで訪れた世界中の観光地の中でも、是非とも行ってほしいスポットです。
ウユニへの玄関口は天空の首都 ラ・パス
ウユニ塩湖へ行く場合、ボリビアの西部にある「ウユニ」という街から車で1時間ほどの場所にあります。ウユニ塩湖は自分たちでレンタカーを借りて行くのは困難です。ウユニの街にあるツアー会社のツアーに申し込んで利用することになります。
ウユニへのフライトやバスのほとんどがラ・パスを発着するため、ウユニへの玄関口は基本的に「ラ・パス」(La Paz)になります。ラ・パスはボリビアの(事実上の)首都です。
主にこの2通りの方法があり、「ルート①」のアメリカ・ペルー経由が圧倒的に多いです。どちらも日本から最低30時間ほどかかるルートです。
僕のようにリマからマチュピチュ・チチカカ湖などを経由してラ・パス、ウユニへと向かう(またはその逆ルート)、南米ゴールデンルートをとっている人がほとんどです。
ウユニ塩湖やその拠点となるウユニの街は、標高が3,700mとかなりあります。玄関口となるラ・パスでも3,000m越え。僕は高山病を発症し大変なことになったので、気をつけた方が良いでしょう。
ラ・パスからウユニへのアクセスは「飛行機」または「バス」が基本
この次の章では、飛行機での移動とバスでの移動それぞれを詳しく解説します。とっとと結論が知りたい人向けに、概要を解説します。
ラ・パスからウユニへのアクセスは、飛行機またはバスが基本となります。僕自身が実際に利用した経験から、特に短期の旅行であれば飛行機がおすすめです。
移動手段 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
飛行機 | 1時間 | 13,000円 |
バス | 10時間 | 4,000円 |
ラ・パスからウユニまでの移動では、飛行機では所要時間50分で13,000円ほど、バスでは所要時間10時間ほどで4,000円ほどです。バスは夜行バスであるため移動時間を有効活用することができます。
ただ、ラ・パスやウユニはとても標高が高い場所です。僕自身、高山病でかなり苦しみました。高山病は寝不足を引き起こし、さらに寝不足で悪化します。特に短期の旅行の場合、できれば夜行バスという選択は避けた方が無難です。
列車でのアクセスも可能
ウユニへは列車でのアクセスも可能です。ラ・パスとウユニの中間にある、オルロという街から列車を利用することができます。
列車の様子などはノートで公開されている人もいらっしゃったのでそちらにお任せ。2025年現在、ラ・パスからウユニへの直通の列車はありません。そのため、バスなどでオルロまで移動して鉄道を使うことになるため、便利とはいえません。
ウユニ塩湖への行き方① 飛行機でのアクセス
ラ・パスからウユニへの移動においては、飛行機がおすすめです。2025年現在、ボリビアーナ航空の1フライトのみが運航されています。
ラ・パスの治安や身体への負担を考えると、飛行機がベスト
飛行機での移動は1時間ほどで、料金は13,000円ほどです。バスと比べると高いですが、大幅な違いではありません。ラ・パスやウユニは富士山と同じくらいの高さがあるため高山病のリスクが高い。身体に大きな負担がかかります。そのため飛行機の利用が圧倒的におすすめです。
僕自身も飛行機を利用して移動しましたが、オンラインチェックインなどにも対応しており、あまり不便を感じずに移動することができました。
ボリビアーナ航空が1日1フライト以上を運航中 予約は公式サイトから
2025年現在、ウユニへのフライトはボリビアーナ航空がフライトを運航しています。時期によって異なりますが、僕がウユニへ行った際は1日1往復でした。
ボリビアーナ航空はボリビアの国営航空会社です。主にB737などを使用してボリビア国内線を多数、運航しています。LCCではないため、手荷物の預け入れなどに料金はかかりませんが、システム上、事前の座席指定ができません。オンラインチェックイン時には無料で座席を指定することができます。
ボリビアーナ航空は公式サイトから予約するのがおすすめです。システムから弾き出した文字を羅列したような、質素な確認メールが届きますがそれで大丈夫です。
なお、かつてはラ・パス〜ウユニの路線を「アマソナス航空」という地域航空会社が就航していましたが、2021年に倒産して航空会社そのものがなくなっています。
ウユニ空港から街までは10分ほど
ウユニの空港から街までは10分ほどです。ウユニの街はそこまで大きな街ではないため、空港もすぐ近くにあります。
空港からウユニの街中まで、公共交通機関は存在しないと考えた方が良いでしょう。空港へのアクセスはタクシーを利用するのが基本になります。ただ、僕が利用した「ホダカツアー」では、事前にメールでツアーの予約をしておくと無料送迎の案内をいただくことができました。ウユニでのツアーを利用するなら、事前にネットで予約して空港送迎も利用すると良いでしょう。
帰り(ホテル→空港)は、ホテルでタクシーを手配してもらいました。値段は15ボリでした。ネットでホテルを予約した際に、同時に空港シャトルを予約しておくのも便利です。
ウユニ塩湖への行き方② バスでのアクセス
続いて、バスでのアクセスについて解説します。ラ・パスからウユニまで、バスを利用した場合の移動時間は10時間程度、料金は4,000円程度となります。
バスの予約は現地でも可能
ラ・パスからウユニへのバスで多くの人が利用するのがTodo Turismo社の観光客向けの夜行バス。外国人観光客のみが乗るバスであるため比較的安心して利用することができます。また、他のバスと比べて乗り心地が良いのも特徴です。また、Todo Turismo社のバスには夕食と朝食、そして飲料水の提供もあります。
ウユニのバスターミナルに朝7時ごろ到着するため、朝からちょっと観光してそのままウユニ塩湖のツアーに参加、なんてことができます。日本人の利用日記もたくさんあるので、参考にしてみると良いでしょう。
事前に予約しておきたい場合、Todo Turismo社のWEBサイトから予約することができます。当日、バスターミナルへ直接行けばOKです。
リクライニングできる座席か、そうではないかは確認しよう
夜行バスを利用する場合、「セミカマ」(リクライニングしてフルフラットに近い角度になるタイプ)と、「カマ」(リクライニングはするが、通常の座席の範囲内のタイプ)があります。予約時に確認して予約することをおすすめします。
バスを利用する場合、ラ・パスのバスターミナルで予約するのがもっとも多い方法でしょう。目安として、セミカマは270ボリ(6,000円程度)、カマは約170ボリ(3,900円程度)です。
セミカマ(ある程度リクライニングする座席)は、海外からの旅行者も利用しているため、比較的安心して利用できるでしょう。
バスはラ・パスのバスターミナルから出発しウユニの街へ直結
バスの利便性は、街の中心部へと直結したアクセスが可能なことです。特にウユニの街はそこまで大きくはなく、ほとんどの場所が徒歩圏内です。ウユニには24時間オープンしているカフェもあるので、早朝に到着しても安全に過ごすことができます。
また、ラ・パスの空港も街からは少し離れた場所にあります。バス乗り場はロープウェイなどを利用してアクセスできる場所にあります。また、現地でバスの予約をすれば、出発まで荷物を預かってもらうことができることが大半です。
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