日本国内でカプセルタイプのホテル、特に「飛行機」をモデルにしたカプセルホテルを運営する「ファーストキャビン」。実際に関西国際空港のファーストキャビンに宿泊してきました。
「ビジネスクラス」と「ファーストクラス」の双方を利用したのでそれぞれを比較。手軽に宿泊できるホテル・ファーストキャビンを徹底的に紹介します。
ファーストキャビンは手軽に宿泊できるカプセルホテル
ファーストキャビンは手軽に宿泊することができるカプセルホテルです。最初は空港に展開するホテルブランドとして、早朝便や深夜便を利用する際に手軽に泊まることができるホテルとしてオープンしました。
東京・羽田や大阪、福岡、長崎に展開
ファーストキャビンは2023年現在、東京都・大阪府・福岡県・長崎県の4都府県に展開しています。
特に、東京では羽田空港に、大阪では関西国際空港に展開しています。それぞれ空港内で営業しており、早朝便を利用する場合や深夜便を利用した後に宿泊するのにとても便利です。
また、時差ボケ対策として利用できるよう、時間制の料金も設定されているのも魅力です。
最近では、空港以外の街中にも展開しています。終電を逃してしまった後に使えるような価格設定と、深夜でも予約できるのが魅力です。街中では、一部店舗でビジネスホテルのような、完全個室タイプの部屋も設定されています。
手軽な料金で宿泊することができるファーストキャビン
ファーストキャビンは比較的手軽な価格で利用できます。東京・羽田空港と大阪・関西国際空港は、日本を出国する国際線利用客が圧倒的に多い2空港です。国際線は目的地によっては早朝だったり深夜に到着したりすることがあります。
しかし、羽田空港も関西国際空港もビジネスホテル、またはそれ以上の高級ホテルが多かったのが現実。高級ホテルに泊まるのに早朝4時台に出発する、なんてのも少し寂しいですよね。
そこで「空港内で少しでも安く宿泊したい」というニーズに応えて作られたのがこの「ファーストキャビン」。ファーストキャビンは宿泊に特化したホテルで、カプセルタイプの部屋が中心になっています。
最低限のアメニティも揃っている
ファーストキャビンには最低限のアメニティも揃っています。各部屋には、
- バスタオル
- ハンドタオル
- パジャマ
が備え付けられています。さらに、歯ブラシ・カミソリ・クシ・ヘアブラシ・シャワーキャップ、についてはフロントで受け取ることができます。
終電を逃した後でも使用できるよう、カプセルホテルでありながらほとんどのアメニティが揃っているのは大きな魅力です。
ファーストキャビンの「ビジネスクラス」の客室を紹介
今回、関西国際空港を利用して、ビジネスクラスとファーストクラスの双方の様子を撮影してきました。まずは「ビジネスクラス」の室内の様子から紹介していきます。
ビジネスクラスはファーストクラスの客室と比べて料金が安く設定されており、ほとんどの場合で最安値となります。
ビジネスクラスはベッド=床面積
ビジネスクラスキャビンは、「ベッドの面積=床面積」となっています。客室の全面にベッドがあり、ベッドとなっていないのは各客室の入り口の部分、靴を置く部分だけです。
客室内の様子はこんな感じ。高さはカプセルホテルよりありますが、幅は本当に「シングルベッド」という感じの幅です。
ハンガーやテレビなどもアメニティも充実
ハンガーやテレビなどのアメニティも充実しています。
各部屋にハンガーがあります。早朝便を利用するときに、翌日着る服を予め選んでハンガーにかけておき、翌朝起きたらすぐに着替えて出発、という使い方ができる。カプセルホテルでもハンガーがあるのとないのとではかなり異なるで、これはありがたい。
各部屋にはテレビも設置されています。テレビはイヤホンを使って観る事になります。
コンセント・Wi-Fiも完備
コンセントやWi-Fiなども当然、完備されています。各部屋にコンセントが設置されています。ビジネスクラスキャビンにはコンセントが2つあります。
さらに、高速のWi-Fiも利用できます。最近のホテルでは標準的ですが、これは大事。
さらに、各部屋に大きなセキュリティボックスがあります。ファーストキャビンでは各部屋にあるのはカーテンだけで、部屋の鍵はありません。そのため、セキュリティが問題となる。そのため、大きな荷物も丸ごと入れて置けるよう、セキュリティボックスが設置されています。
ファーストキャビンの「ファーストクラス」の客室を紹介
続いては別の日に撮影したファーストキャビンの「ファーストクラス」の客室の紹介です。
ファーストクラスの客室は横開きのカーテンになっています。
ベッド以外にもスペースがあるのがファーストクラス
ファーストクラスキャビンは、ベッド以外にもスペースがあります。ビジネスクラスキャビンと比べて、客室の面積は2倍ほど。
ベッドが半分以上を占めており、残りがテーブルになっています。テーブルを利用する場合は、ベッドに腰掛けることになります。パソコン作業などもできるのがこのファーストクラスの客室。
もちろん、ビジネスクラスにあるテレビも、ファーストクラスキャビンに設置されています。
鏡などもあり、比較的広々している
鏡なども設置されており、広々とした空間が確保されています。
また、ハンガーなどもあり、普通のビジネスホテルの客室が狭くなったバージョンのような雰囲気です。ただし、ビジネスホテルとは異なり客室に施錠することはできません。
コンセントやWi-Fiはもちろん完備
ビジネスクラスにあるコンセントやWi-Fiなども当然、こちらのファーストクラスには完備されています。
テーブルの方にもコンセントがあるので、例えばパソコンを充電しておくなど、そういった使い方にも便利なのがファーストクラスキャビンです。
ベッドの枕元の部分にはコンセントが2口用意されているので、スマートフォンなどの充電にも便利です。
ファーストキャビンは充実の共用スペースも魅力!
ファーストキャビンは充実した共用スペースも魅力的です。
ファーストキャビンには大浴場がある
ファーストキャビンには大浴場があります。旅行をして帰着が遅くなったから宿泊する、なんて時に大浴場があるのはとても気持ちい。
また、日本を出国する前に、あるいは日本に帰国した直後に、温泉に浸かることができるのはとても良い。
もちろん、シャワースペースもしっかり完備されています。
洗面台周りの様子です。洗面台周りも設備がかなり充実しています。ドライヤーはもちろんのこと化粧水なども完備。本当に、終電を逃してしまって何も持っていない、という状況で宿泊してもほとんどの方には問題なさそう。
先ほど、大浴場のシャワースペースも紹介しましたが、そこまで時間がない、という方はこちら。シャワー専用のシャワーブースも用意されています。
ランドリーもあるが数は少なかった
ランドリーもありますが、数は少なかったです。男子用の浴場の場所には1台しかランドリーがありませんでした。おそらく、他にもあるはず。
長期間にわたる旅行をしている場合、ランドリーはとても重要。このランドリーがあるか否かによって快適性が変わります。
アメニティなどは各フロアに完備
さらに、アメニティは各フロアに完備されています。
こちらは追加の毛布。寒い時に利用できます。各部屋はカーテンで仕切られているだけなので、部屋ごとにエアコンを調整するのは難しい。
さらに加湿器なども完備。こういった「ちょっとした心遣い」も忘れていないのが良い。
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