特殊な新幹線「ドクターイエロー」「East-i」は見ると幸せになれる新幹線!

新幹線
新幹線

見ると幸せになれる新幹線として有名な「ドクターイエロー」。その東日本版の「East-i」。“新幹線のお医者さん”として、新幹線の線路に問題がないか確認する列車ですが、その時刻表が公開されていないことから、「見ることができると運がいい=幸せになれる」新幹線として人気です。

今回は、これら2つの新幹線「ドクターイエロー」と「East-i(イーストアイ)」について解説します。もしご好評なら、今後、それぞれさらに詳細に書くことも考えます。

【2024/06/13更新】

東海道・山陽新幹線で検測に使用されている700系「ドクターイエロー」が、2027年を目処に引退する方向であることが明らかになりました。今後は営業用のN700S系に搭載された観測機器で保守点検が行われることになりそうです。

ドクターイエローの運転も残り、3年ほどで終わりそうです。

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新幹線に存在する特殊な車両

まず初めに、今回紹介する2つの新幹線「ドクターイエロー」と「East-i(イーストアイ)」がどのような新幹線なのか、解説します。

みると幸せになれる新幹線「ドクターイエロー」「East-i(イーストアイ)」

「ドクターイエロー」と「East-i(イーストアイ)」は「見ると幸せになれる新幹線」と言われています。その最大の理由は、新幹線の検査が目的=お客さんを乗せることを目的としていないため、時刻表が公開されていないこと、そもそも数日に1回しか走らないため、見ることができる機会が少ないことにあります。

みると幸せになれる新幹線「ドクターイエロー」「East-i(イーストアイ)」
East-i(仙台駅にて撮影)

また、「ドクターイエロー」は黄色に、「East-i」は白を基調としながらも赤色に塗装されています。普通の新幹線にはない、この独特な塗装も「見ると幸せになれる特殊な新幹線」と呼ばれる理由の1つです。

ドクターイエローやEast-iの時刻表は非公開

今回紹介している「ドクターイエロー」と「East-i(イーストアイ)」は、時刻表が公開されていません。お客さんを乗せる列車ではないため、そもそもいつ走るのかが公開されていないのです。

インターネットでは一部、ドクターイエローが走る可能性が高い日程を解説している記事があります。どうしても見たい場合はこれらのインターネットの情報をもとに見に行くしかありませんが、これらの情報も正しいという保証はありません。

ちなみに今回の記事では、ドクターイエローやEast-i(イーストアイ)の写真を多数、掲載しています。これらの写真は全て自分自身で撮影したものですが、これらは日本全国を出張し続ける中で、全て偶然、撮影できたものです。

ドクターイエローやEast-iの時刻表は非公開
ドクターイエロー

ドクターイエロー・East-iは体験乗車も

今までは機密情報として車内が公開されてこなかった「ドクターイエロー」や「East-i」。コロナ禍でJR東海・西日本・JR東日本ともに方針変更をし、増収目的もあって乗車体験などが開催されるようになりました。

ドクターイエロー・East-iは体験乗車も
East-iに体験乗車できるツアーも

これらの見学ツアーは2024年現在、定期的に開催されているものではありません。主に旅行商品として、JR東海やJR東日本のホームページにて公開されます。

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ドクターイエローは東海道新幹線・山陽新幹線で走る黄色い新幹線

ではここからは、実際に今まで撮影してきたドクターイエローやEast-iの写真をお見せします。僕自身は頻繁に新幹線を使った出張をする中で過去に何度か目撃してきましたが、実際にはなかなか目撃できません。

【2024/06/13更新】

東海道・山陽新幹線で検測に使用されている700系「ドクターイエロー」が、2027年を目処に引退する方向であることが明らかになりました。今後は営業用のN700S系に搭載された観測機器で保守点検が行われることになりそうです。

ドクターイエローの運転も残り、3年ほどで終わりそうです。

ドクターイエローは700系新幹線をベースとして開発されているため、最高速度は285km/hとなっています。また、車体傾斜装置が装備されていないため、通常のN700系と同じ速度で運転することはできません。

ドクターイエローは東海道新幹線・山陽新幹線で走る黄色い新幹線
新大阪駅にて

新大阪駅にて、こだま号に乗るため、自由席で確実に座るために東京側の先頭車の方へ歩いていたときに目撃した写真です。新大阪駅では、主に山陽新幹線の列車が発着する20番線に入線することが多いようです。ドクターイエローは7両編成のため、最大8両対応の山陽新幹線専用ホームでも入るのですね。

ドクターイエローは東海道新幹線・山陽新幹線で走る黄色い新幹線
東京駅にて

東京出張の際に撮影した、東京駅での写真です。自分が乗ろうとしていた「のぞみ」号と同一のホームに入ってきました。

ドクターイエローは東海道新幹線・山陽新幹線で走る黄色い新幹線
発車まで時間があったので…

向かい側に僕が乗る予定の「のぞみ」号が、まだ発車まで数分あったので急いで撮影。

ドクターイエローは東海道新幹線・山陽新幹線で走る黄色い新幹線
ドクターイエロー

大きなカメラを持って、明らかに撮影目的で来られている方も多いですが、スマートフォンで撮影されている方も多い。たまたま居合わせた年配の女性が写真をとっていることも。「見ると幸せになることができる新幹線」として、幅広く浸透していますね。

【2024/06/13更新】

東海道・山陽新幹線で検測に使用されている700系「ドクターイエロー」が、2027年を目処に引退する方向であることが明らかになりました。今後は営業用のN700S系に搭載された観測機器で保守点検が行われることになりそうです。

ドクターイエローの運転も残り、3年ほどで終わりそうです。

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East iは東北・北海道・北陸・上越・山形・秋田新幹線で走る新幹線

JR東海・西日本が「ドクターイエロー」が運転する一方、東京より東側では「East i」が運転されています。East iは、ミニ新幹線などがある東側の事情を考慮して、新幹線「こまち」用に開発されたE3系新幹線をベースとして開発されています。

East iは東北・北海道・北陸・上越・山形・秋田新幹線で走る新幹線
East-i

East iは東北新幹線・北海道新幹線・上越新幹線・北陸新幹線・山形新幹線・秋田新幹線の全線で検測を担っています。東日本の新幹線の特徴は枝分かれが多いことであり、この全路線の検査を担っているのがEast iです。

East iは東北・北海道・北陸・上越・山形・秋田新幹線で走る新幹線
East-i 仙台駅にて撮影

East iはE3系新幹線をベースとするため、最高速度は275km/h。仙台〜盛岡間では現在、E5系新幹線しか運転されていないため、最高速度の面では劣ることになります。

East iは東北・北海道・北陸・上越・山形・秋田新幹線で走る新幹線
大きく「East i」のロゴが

車両の先頭部には大きくEast iのロゴが描かれています。ドクターイエローと違い、カラーリングが大きく異なるわけではないものの、この車両の愛称「East-i」が前面に押し出されていてわかりやすい。

East iは東北・北海道・北陸・上越・山形・秋田新幹線で走る新幹線
側面の様子

側面は救急車をイメージさせるような、白に赤のラインが入ったデザインになっています。赤のラインの新幹線は九州新幹線や西九州新幹線にはないため、East iであることがすぐにわかります。

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