待ちに待ったという感じの九州旅行。先日の北海道ほどの長期日程ではありませんが、3日間でいろいろなところを回ろうと思います。
名古屋から陸路長崎へ
所用で最近は早起きが多かった。今日もまた早起きです。朝早くの新幹線に間に合うように名古屋へ向かいます。
ひかり531号で新大阪へ
今回使う「どこでもドアきっぷ」、これはJR西日本の新大阪より西でしか使えません。そのためまず、名古屋から新大阪へ向かいます。
今回は予定をある程度立てていたため、3日前まで予約可能な「EXこだまファミリー早得」を使いました。2人以上でこだまの普通車指定席が安く利用できるお得なきっぷです。早朝の時間帯の数本に限り、ひかり号でも利用できるため今回はこのきっぷを利用しました。
あっという間に新大阪に到着です。
新大阪駅で予約したきっぷを受け取り、さくら547号で博多へ
今回はどこでもドアきっぷが使えるので、飛行機ではなく新幹線と特急を乗り継いで陸路で長崎へ向かいます。
新大阪に到着したので今回のメイン、「どこでもドアきっぷ」を受け取ります。2人ぶん合わせて24枚もきっぷが出てきました。そもそもこんなにたくさんのきっぷを一気に機械が吐き出せるのにびっくり。
ちなみにこの「どこでもドア」、JR西日本・四国・九州の、e5489対応の券売機でしか受け取れません。「みどりの券売機」であれば受け取れます。特に新大阪駅など、JR東海と西日本の券売機が混在しているので注意が必要です。新大阪で、4台ほど並んでいるところの券売機を使ったんですが、周りのお客さんもこの「どこでもドアきっぷ」を使っていた人が多い印象。
今回のどこでもドアきっぷ、6回まで指定席が取れるんですが、既にネットで5回分は確保してありました。残り現地で確保する指定席は1回だけ。3連休ということもあり、土曜日と月曜日は特急や新幹線の指定席は満席ばかりなので日曜日に使う予定。
さくら号、なんと指定席は満席で数日前にたまたま空いたところを取れたって感じ。二人並んで取れただけまだありがたいです。5分後に臨時のさくら号があったにもかかわらず指定席は満席、自由席も混雑していたそうです。Go Toキャンペーンの恩恵か。
博多駅からは特急かもめ17号で長崎へ
さて、のんびりしていると、あっという間に博多に到着です。ここで特急かもめ号に乗り換えます。こちらもまた、数日前にたまたま指定席が確保できました。
特急かもめ号、これが普通席なのになかなかの内装。JR九州の特急はおしゃれですね。2ヶ月ほど前のJR北海道の特急は”機能的”って感じで”おしゃれ”ではなかったのですが。
この特急かもめ号もまた、満席だったそうです。グリーン車・普通車ともに満席だったと車掌さんが言っていました。
新幹線から乗り換えたせいか、かなり揺れるように感じます。海沿いを走っていくのですが、正直、海はそこまできれいじゃない。
そうこうしているうちに終点の長崎駅に到着です。
長崎観光!
さて、長崎に着いたので長崎を観光します。今回の長崎観光は、グラバー園からの大浦天主堂というルート。そして夜は稲佐山からの夜景です。
長崎についたら、というより着く前に長崎市電の24時間券を購入します。スマホ画面を見せて乗れるタイプのものです。スマホ画面を見せて市電に乗れるのはかなり便利。支払いもクレジットカード決済で完了します。
まずはホテルに向かい荷物を置きます。今回は中華街から徒歩数分のところにある、「CANDEO HOTELS 長崎新中華街」を予約していました。どのみちお昼ごはんは長崎の中華街で食べたいと考えていたので中華街方面へ向かいます。
中華街へ
さて、中華街の観光です。
長崎の中華街は横浜の中華街とは違って飲食店が多いイメージ。
横浜の中華街と比べてもそこまで広くはないので、簡単に回ることができます。一番手前にあった「会楽園」というお店でちゃんぽんとちょっとした中華料理をいただきました。
グラバー園へ
さて、続いてはグラバー園へ向かいます。
グラバー園の最寄り電停は「大浦天主堂」。観光地として有名な大浦天主堂もここの近くにあります。
電停からグラバー園へは坂道を登っていきます。この坂道沿いにお店もあります。結構な行列ができているところもありびっくり。普段はもっと混雑しているんですよね。
しばらく上ると大浦天主堂が見えてきます。ひとまず大浦天主堂は通り過ぎて後ほど観光します。
グラバー園入り口では、新型コロナウイルスの対策として氏名や住所、連絡先などを記入します。チケットはいつも通り購入しますが、今は一番メインともいえる「グラバー住宅」が耐震工事中で見られないそう。ちょっと残念。
グラバー園は、なんだかいい感じの建物の周りにエスカレーターや動く歩道があって雰囲気ぶち壊し。でも、その動く歩道からきれいに長崎の街が一望できます。
動く歩道で一番上まで行きます。こちらが旧三菱ドックハウスです(ここはグラバーさんの家ではありません)。ここから少しづつ降りていくんですが、ここはエスカレーターなどなく、目の前には長崎の海が見渡せて雰囲気が楽しめます。
グラバー園の観光自体は1時間くらいです。メインとなるグラバー住宅は耐震工事中ですが、なんだかんだ見る所ある感じ。山から見渡す長崎の街と、その奥に見える海、そんな雰囲気を楽しみます。
晴れていれば海が綺麗に見えるので晴れている日に行きたいところ。僕が行った日はとてもきれいに海が見えました。
大浦天主堂
さて、グラバー園の観光も終えたのでグラバー園のふもとにある大浦天主堂に行きます。
大浦天主堂、意外と入場料が高い…それも現金しか使えません。これはびっくりです。グラバー園より狭いのでちょっとくらい安くしてほしい、なんて。こういった外国人にも公開したいような観光地ですから、少なくともキャッシュレスには対応してほしいですよね。
大浦天主堂は、江戸幕府が鎖国をやめた際、海外から赴任してきた駐在員などのために作られた協会です。当時、まだ日本人に対してはキリスト教が厳しく禁止されていました。そのため、「協会」という言葉も使われず「ふらんす寺」と呼ばれていました。
しかし鎖国されている230年にわたって、表向き上は仏教徒でありながらもキリスト教を信じていた「隠れキリシタン」が一定数いました。その「隠れキリシタン」がここで神父と再会したそう。世界的に見ても、このような隠れ信者が200年以上の時を越えて自分の信じる宗教と再会することはかなり珍しいのです。と、大浦天主堂の中で解説が読み上げられていまいた。
さて、なんだかこの「大浦天主堂」の解説になってしましたが、これ以外にも充実した展示があります。それらの展示を見てホテルに向かいます。
グラバー園の帰りにプリンを購入。ホテルで食べるために持ち帰ります。長崎は江戸時代、海外、当時はオランダとの交易窓口だったこともありオランダのものも有名。例えばカステラなどですよね。カステラのお店は多くあり、中にはかなり並んでいるお店もありました。カステラのアイスのお店はかなり並んでいて買えませんでした。
ホテルに戻ってチェックインします。今回は楽天トラベルで予約したので、ここで地域共通クーポンがもらえます。一通り長崎観光を終えていたのでいまさら感はありますが、まあこの後も使うところはいくらでもあるでしょう。
ホテルの部屋に入って、朝が早かったので少し寝てしまいます。30分くらいお昼寝をしたら稲佐山と夕食のために再び外出です。
日本新三大夜景を見に、稲佐山へ
さて、今回の長崎の観光ではグラバー園・大浦天主堂と並んでメインとなる稲佐山の観光です。
今回は市電の24時間券を購入したので、市電に乗って稲佐山へ。稲佐山へはバスや車で行くのがメインのよう。でも、市電の電停に向かって歩いている人も一定数いたので、市電でも全然行けます。
稲佐山へは「宝町」電停で降りるのが最寄りです。ここから稲佐山まで、現在ではJRの高架化工事をしているので通れない道もあったりするから注意が必要。しかし、変な道を通らなければ、宝町電停から稲佐山までは歩いて15分程度、それなりに大きな道なので安心です。
稲佐山のロープウェイ乗り場は、鳥居をくぐっていかなくてはならず、ちょっとわかりにくい。しかし、駐車場の誘導員の人が声をかけてくれて教えてくれました。
稲佐山からの絶景
稲佐山ロープウェイは、完全キャッシュレス化と題して現金利用不可。のはずなのに、GoToトラベルの地域共通クーポンの残高は現金のみ対応。ちょっと、ここもキャッシュレスに対応してほしいな〜って思いましたね。
稲佐山ロープウェイのゴンドラは、有名デザイナーによるデザインだそう。外見はかっこいいです。
世界的工業デザイナーの奥山清行氏率いるKEN OKUYAMA DESIGNの手によって、これまでのゴンドラとは全く異なる、斬新なフォルムが特徴です。乗車中は360度のクリアーな視界が拡がり、迫力のあるパノラマビューをお楽しみいただけます。
公式サイト https://www.inasayama.com/ropeway/ より
とは言いつつも、意外と混んでいてロープウェイから景色を楽しめるわけではないのが残念。
これが稲佐山の頂上からの景色です。とてもきれい。
この写真の右奥にはホテルが建っています。この写真には写っていませんが、さらにその右にグラバー園があります。
稲佐山については別途記事にしたいと考えています。
長崎駅前の「魚店 亜紗」で夕食
さて、最後は長崎駅前の海鮮居酒屋でご飯を食べます。
長崎は海鮮がまあまあ有名(?)なので。
海鮮料理のお店なのに海鮮料理じゃないんかい!って感じですが、もちろん海鮮料理もいただきました。
店員さんがとてもフレンドリーで、かつ気が効く人ですごく好印象。となりのお客さんの料理をミスオーダーしたらしいんですが、それにもちゃんと対応していましたし、このローストビーフも「少しお時間いただきますが…」って言っておきながらローストビーフにしては普通の時間で出てきました。帰るときも声をかけていただき、とてもありがたかった。唯一残念なのが、長崎は遠くて、このお店に通えないこと。地元にあれば通うのに…
ホテルに戻ってのんびり
ホテルに戻って、屋上露天風呂で休みます。このホテルは屋上に露天風呂があります。が、残念ながら夜景を見れるといった感じではない。半透明のガラスからちょっと山の形が見えるかなって感じ。お風呂自体はきれいで、そこそこ広いですが、屋上露天風呂からの景色には期待しすぎないほうが良さげ。
この日は朝も早かったので部屋に戻って寝ます。部屋の雰囲気もなかなか良く、綺麗でした。
2日目以降、そして主要な観光の記録も更新します。
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