2021年春の北海道周遊旅行3日目 納沙布岬へ、そしてはるばる札幌へ

ひとり旅
ひとり旅北海道日記
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今日は釧路から出発して一路根室へ。納沙布岬を手短に観光して釧路へ戻り、特急に乗り換えて札幌まで向かう予定です。

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JR花咲線で釧路から根室へ

昨日の夜遅くに釧路に到着しました。釧網本線の釧路行き最終列車で釧路まで来たんですよね。釧路駅前のコンフォートホテル釧路に宿泊し、今朝は釧路から出発します。

JR花咲線・根室行き

朝5時台の快速はなさきで根室へ向かうことも考えたのですが、快速はなさきで行っても日の出が見られるわけでもないし、8時過ぎの列車に乗れば札幌に着く時間もそれほど遅くはならないということで8時過ぎの列車に乗ります。

8時18分釧路発の普通列車根室行きで根室を目指します。

国鉄時代の雰囲気が残る根室駅。ちょうど半年前に釧網本線に乗るために来た時と同じ、「これから初めて乗る路線に乗るぞ」と気持ちが高ぶってきます。

花咲線は根室を出ると早速鉄道と道路以外何もないような場所を通っていきます。やっぱりこれが北海道の景色ですよね。

花咲線を満喫

この花咲線、あくまで根室へ行くための手段だと思っていたのですがそんなことはない。景色が最高です。完全に個人的な意見ですが釧網本線より景色はいい。

本当に自然しかないところを走ります。途中で鹿が出てきて急ブレーキは日常茶飯事。急ブレーキをかけますが鹿がどいてくれたらすぐに通序通り運転します。

釧網本線が縦断する釧路湿原より湿原っぽいかもしれません。

日本最東端の駅、東根室駅を通過です。今回はスケジュールの都合と、特に用事がないため日本最東端の駅ではおりません。

ということで根室駅に到着です。到着直前には「折り返し乗車のお客様は、駅でお待ちのお客様がいらっしゃいますのでお手数ですが一度改札を出ていただきますようお願いいたします。」と案内がありました。なるほど、こんなに素晴らしい路線、単純往復する人が多くいるのも納得です。

花咲線については実は計画していませんでしたが、別途記事を作ることにしました。

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納沙布岬へ

花咲線が景色がよく、大満足したからといってすぐに帰るわけではありません。根室の中でも最東端の地、納沙布岬まで向かいます。

根室バスで納沙布岬へ

根室交通バスで納沙布岬へ向かいます。根室駅を出て左手に観光案内所があり、その建物の半分がバスセンターとなっています。ここであらかじめ切符を購入しておくといいでしょう。根室駅のバスセンターには、現金専用の券売機に加えてキャッシュレス決済専用の券売機もあります。旭川駅に置いてあったキャッシュレス乗車券自動販売機と全く同じ。

バスは片道約40分。納沙布岬行きのバスは、原則として大半のJR花咲線の列車に接続しています。本数が少ない区間で、電車との乗り換えを考慮したダイヤを組んでくれるのはこの上なくありがたいものです。

根室市街を出るとすぐに湖が広がる開けた場所に。これが北海道の大自然というものです。他では絶対に味わえない、だから北海道が大好きです。

納沙布岬は風が強い!寒い!

ゴールデンウイークにも関わらず、納沙布岬は寒い。風がビュンビュン吹いているのでなおのこと寒いのです。

北方館(北方領土に関する資料館)があり、そこで少し休憩。風さえなければめちゃくちゃ寒いってわけでもない。半年前に行った宗谷岬と同じです。北海道に限らず、岬は強風が吹き荒れると寒くなるのです。

納沙布岬は日本最東端というわけでもありません。本土最東端の地ということですが、納沙布岬は「北方領土返還を要求する」という、政治的主張が非常に強い場所。

納沙布岬灯台。ここが北海道最初の灯台だそう。近くで見るとあまり大きくはありません。でも、その存在感はとても大きい。この灯台を隔てて北方領土ではない側にも海の景色が続いています。

納沙布の北方館で温まりながらもお勉強

先ほどから書いているように、ここ納沙布岬は岬であると同時に北方領土問題に対する主張の場という感じがとても強いです。ここ納沙布岬は、宗谷岬のように裏が断崖絶壁ってわけでもないのでさまざまな施設を作ることが出来る場所がある、ということも大きいでしょう。

四島の架け橋。もちろん、四島とは北方領土4島のことを指します。北方領土が一日も早く返還されることを祈ります。

この日はやや天気が悪かったので一番手前の島がわずかに見えただけでしたが、天気が良ければ北方領土がきれいに見えるそうです。

この北方館は特別な史料が何かあるわけではありません。でも、北方領土について学ぶことができる資料が展示されています。

納沙布岬は十分楽しんだので、根室駅に帰ります。

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花咲線で釧路へ、そしてさっぽろへ

日本最東端の駅のお隣の駅、根室駅から再び帰りの列車に乗ります。

根室から花咲線で釧路へ

再び花咲線に乗って釧路を目指します。

本当は昼食に何か買ってから列車に乗りたかったのですが根室駅にはコンビニがありません。ので、諦めようと思っていたのですが待合室にパンとお菓子の自動販売機が。ここまで来てパンってのもどうかなあって感じがしますが、まあいいでしょう。本当は納沙布岬でお昼ご飯を食べてこればよかったのですが…でもそんな時間はありませんでした。

釧路で美味しい海鮮丼っていう選択肢もあるんですが、これがね、じみ〜に花咲線普通と特急おおぞらが接続してしまっているので海鮮丼を食べに行く時間がないんですよね。

って、半年前の九州周遊旅行を思い出します。長崎から新鳥栖を経て鹿児島へ行った時、長崎でどれだけ探しても駅弁がなく、途中の新鳥栖でも電車の遅れで食料を調達できず、そして桜島に着いた頃にはお店が閉まっていたのでした。

根室は日本で最も東にある街ですが、その中でもすこーしだけ東に駅があります。その名の通り「東釧路駅」、日本最東端の駅です。

帰りは行きとは違って眺めのいいところでスピードを落とすということもなく列車は走っていきます。途中で鹿が出て急ブレーキ、鹿の嫌がる音(?)を出して鹿が逃げていったらまたスピードを出して、の繰り返しです。帰りは行きより鹿との遭遇率が高く、5回ほど急ブレーキを繰り返したと思います。花咲線は宗谷本線以上に鹿が出るイメージです。

ほとんどの乗客が根室から釧路まで乗り通していました。僕ももちろん乗り通して、釧路に到着です。

特急おおぞらで一路札幌へ

今日は札幌に宿泊する予定です。ということで、特急おおぞらに乗って札幌へ向かいます。前回の夏の北海道周遊旅行では旭川→札幌→釧路→網走→旭川というルート、つまり左回りをしたので札幌行き特急おおぞらには乗っていません。

先ほど根室駅で、微妙にご飯を食べたような食べてないような感じです。ここから4時間以上、特急おおぞらには車内販売がありません。もし途中でお腹が空いたらえらいこっちゃなので、念のためサンドイッチを調達しておきます。

特急おおぞらは自由席にも改良型の座席が導入されています。かなり快適です。釧路を出て早速、120キロを出して飛ばしていきます。特急おおぞらだけのシステムでしょうか、他にも北斗などにも導入されているのでしょうか、よく知りませんが「次の〇〇駅まであと△△km」の表示がされます。あと50kmとか普通に出てくるので笑います。北海道は距離感がおかしいですからね。

前回、札幌から釧路まで乗った時はこんなに飛ばしまくった印象はなかったのですが、結構飛ばします。記事作成の作業をしているのですが、iPadが少しづつ横にずれてきます笑笑

そして帯広を過ぎるとこの「特急おおぞら」「特急とかち」の1番の見どころシーン。ここから山を越え、一気に千歳方面を目指すのですがこれがなかなか景色がいい。

今回は夕方だったこともありあまり写真は撮っていませんが、十分満喫できました。

満喫したので、また仕事を再開します。仕事をし、ぼーっとして、そして明日のことを考えていたら札幌に到着です。札幌は新型コロナのこともありますので、外食は控えることに。セイコーマートで晩ごはんを調達して部屋で食べます。

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