日本一周もこれで8日目です。今日からは東北方面を回る旅です。
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東北新幹線で東京から一ノ関へ
今日は東北方面へと抜けます。東京も観光したいところですが、今回も東京は素通りすることにします。もちろん、オリンピックができる以上、観光だってしても問題ないとは思いますが。
新幹線で一ノ関へ
まずは東北新幹線で一ノ関へ向かいます。今回は、お盆期間で混雑する可能性があるはやぶさ号は避けて、やまびこ号で一ノ関へ向かいます。九州での反省から、指定席より自由席の方が空いている傾向があるので今回は自由席を使用。
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東京駅でお客さんたちが並んでいる様子を見る限り、指定席の方がやっぱりお客さんが並んでいます。東京駅の時点で、指定席については少なくとも1両について10人以上は並んでいたのに対し、自由席、特に17両編成の前の方に行くと1両に3人とか。これならもはや減車してもいいような感じすらする、というくらい人が少ないのです。
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途中ではやぶさ号数本に追い越されますが、今回はなんせ急ぐ旅ではありません。途中でのんびりと途中下車しながら北上するくらいですから。
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またまた計画は練り直しを迫られることに
今日は龍泉洞へ行くことも考えていたのですが、昨日までの大雨での閉洞に続き、今日からは岩手県独自の緊急事態宣言により閉洞とのこと。残念、今回は龍泉洞にはいけそうにないなあ、また来よう。
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ということで、東北の旅行予定は徹底的に計画が打ちのめされたので新幹線の中で再度計画を練り直します。平泉へ行こうと思ってとりあえず一ノ関までの新幹線特急券を購入。
いろいろ考えた結果、まずは平泉へ行くことに。その後の行き先の候補として、
- 秋田新幹線で田沢湖へ
- 盛岡から浄土ヶ浜へ
- さらに新幹線で北上して、青森へ
を候補としてあげておきます。平泉をひと通り満喫したのち、どこへ行くかは考えたいと思います。
のんびりと計画を立てていたら、気づいたら福島を過ぎて仙台へ
今回の旅は急ぐ旅ではありません。のんびりと計画を立てます。こういう時にiPadが手元にあると本当に便利ですよね。新幹線の中で、スマホでやってもいいけどせっかく新幹線みたいにのんびりできる場所だったらタブレット系の端末があると画面も大きくて便利です。
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やや天気が悪い日が続きそうな予報でしたが、一部日程で天気が回復しそうなところもあり、少し希望の光が見えてきました。今日はこのまま北上を続けよう。
やっとのことで、一ノ関に着く直前に今日の予定が決まりました。今日のメインルートは、東京から平泉へ、そこから盛岡を経由して函館へ、というルートに決定です。
土砂降りの中、平泉を観光!
場合によっては乗り越し清算をしようと思っていましたが、結局、一ノ関で新幹線を降りて平泉へと向かうことにしました。
一ノ関まで北上してくると気温は下がっている!ここからは在来線で平泉へ
一ノ関に到着です。秋田新幹線用のE6系で運転されるやまびこ号は快適ですね。座席配列が2-2です。多少、他の新幹線より幅が狭いことが原因でこうなっているのでしょうが、それにしてもかなり快適です。
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一ノ関はもう岩手県、岩手県まで来るとなかなか気温も下がっています。ちょっと肌寒いなか、新幹線ホームから在来線ホームへ、乗り換えて平泉を目指します。
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ここからはワンマン列車。ロングシートしかない2両編成の列車です。今回の旅、実は普通乗車券ではなくて「北海道・東日本パス」を利用することも考えていました。北海道・東日本パスを使っていたらこんな列車で10時間近く移動せねばならなかったんですね。流石にそれはしんどいなあ。
平泉を観光
平泉には観光用の巡回バス「るんるん」があります。この巡回バス「るんるん」は原則、休日しか運行していないので注意が必要です。休日のみの運転で、区間によらず運賃は均一の150円・子ども80円です。
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今日は金曜日なので平日だと思っていたのですが、今日は休日らしい。お盆休みという位置付けみたいですね。計画を立てる段階では、今日は平日で巡回バスは走っていないと思っていました。ので、もう少しバスまで待つつもりだったのですが、たまたまトイレのために駅の外に出たらバスが待っていた。え?!と思って見てみると「巡回バス るんるん」と。お、これは得した、よかったと思ってバスに乗り込みます。目指す先は中尊寺です。平泉では定番の、金色堂を見に行きます。
中尊寺へ、金色堂へ
中尊寺です。
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土砂降りですが、今回はここを観光します。
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こちらが本堂。名前の通りメインの建物です。中尊寺は元々、先祖を祀るためのお寺です。この本尊の両脇にある灯籠には、宗祖伝教大師最澄が灯したと伝えられる「不滅の法灯」が、天台宗の総本山である比叡山延暦寺から持ってきて、灯されています。
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ここ中尊寺は、天台宗における東北エリアの総本山という位置付けて、それなりに大きな大仏が本尊として置かれています。
この先、宝物館や一番メインとなる金色堂は撮影が禁止ですので写真はありません。中尊寺金色堂は、初代清衡、二代基衡、三代秀衡のご遺体と四代泰衡の首級が納められている、いわばお墓なのです。金色になっているのは、初代・藤原清衡が、極楽浄土を可能な限り再現するために、金色にさせたと言われています。
そして、中尊寺境内にある「かんざん亭」で、昼食に「自然薯そば」をいただきます。普通盛りでは少し少なかったですが、この後、盛岡冷麺も食べたかったのでこれくらいで逆によかった。これをしっかりしたお昼ご飯にしたい場合は、大盛りにするのなどしたほうがいいと思われます。
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再びバスに乗って、平泉駅へと戻ります。
盛岡で冷麺を食べて函館へ
平泉の観光をしたら、意外にも時間が経ってしまいました。明日の予定を考えた時、今日はできれば函館まで駒を進めておきたい。ということで、北の大地を目指します。平泉から最寄りの新幹線駅は一ノ関ですが、その先、新青森・新函館北斗方面へ乗り継ぐことを考えると盛岡の方が便利です。
東北本線の普通列車で盛岡へ、盛岡駅で途中下車、冷麺を食べる
東北本線の普通列車に乗って盛岡へ向かいます。東北本線の普通列車は、末端区間の一ノ関-北上-盛岡では1時間に1本程度。本数は少ないです。その上、ロングシートしかありません。
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ただ、「本線」という名の通り、元々は東北新幹線が開業する前までは東北方面への重要な幹線でした。それもあって、駅数も少なめで線形もいいため、普通列車でもそこそこ飛ばして走ります。
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それなりにお客さんも乗っています。平泉から盛岡までは約80分ですが、この先の旅程を考えていたら意外とすぐに着いてしまいました。
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盛岡の冷麺を食べるためだけに、今回は盛岡で途中下車をします。
はやぶさ号で盛岡から新函館北斗へ
盛岡から先は、夕方の時間帯などを除いてはやぶさ号しか走っていません。はやぶさ号は全席指定です。特定特急券(実質的に自由席特急券と同額)を使うと、普通車指定席の空席に座ることができます。どうなるかわからなかったので、念のためえきねっとで指定席特急券を購入して新幹線に乗り込みます。
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が、実際に乗り込んでみるとこの有り様。なにこれ、指定席特急券取る必要、全くなかったじゃん。特定特急券で全然座れたじゃん…まあ、仕方ない。もう乗ってしまったので変更することはできません。座席を保証してくれるための追加料金と思って乗ります。
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新青森をでるとついに北海道新幹線に入ります。乗務員の交代のアナウンスとともに、18:01ごろに青函トンネルに入るとのアナウンスが。津軽海峡を望みながら北海道新幹線を走行して一路、新函館北斗を目指します。
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青函トンネルに入ります。青函トンネルを通って北海道へと向かったことは今までに一度もありません。前回の北海道旅行では、帰りは北海道新幹線でひたすら東京・名古屋まで戻りましたが行きは飛行機を使っています。つまり、東京方面の北海道新幹線にしか乗ったことがないのです。
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青函トンネルに入ったあたりから、近くにいたお客さんの音漏れが気になり始めました。しばらくして車内巡回をしていた車掌さんが通りかかった時「んん?」という顔をして注意してくれました。JR東海の特急などに乗っていると、こういうことがあっても面倒なためかスルーしてしまう車掌さんが多いように思います。JR北海道はその面では、それなりにしっかり言ってくれる車掌さんが多いイメージです。かなり好感が持てますね。経営は厳しいと思いますが、なんとか頑張って欲しいところです。
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青函トンネルを抜けて、一気に北海道らしい景色が広がります。
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木古内までは貨物列車との共存路線なのでのんびり、といっても在来線特急くらいのスピードで走りますが、木古内を超えると一気にスピードを上げ、新幹線らしい走りを取り戻します。だんだんと街が見えてきて函館に近づいてきた実感が湧いてきます。
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新函館北斗に到着です。新函館北斗は、5月の北海道周遊の際にも、帰路に着く際に利用しました。新幹線で北海道から帰ったことはあるものの、新幹線で北海道入りするのは初めてです。飛行機に乗ってないので、北海道に来た感じがしないというか、東北と同じ感じがするというか…
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新函館北斗駅です。
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まだ、開業して5年なのでかなり新しいです。
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今回、本当は行きたかったけど時間の都合で行くことができなかった三内丸山遺跡。三内丸山遺跡を中心とした遺跡群は世界遺産に登録されました。
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ここからは普通列車で函館へ向かいます。この5分前に快速「はこだてライナー」があったのですが、普通列車に乗りたかったのと、僕がのんびりしていたので5分後の普通列車で函館へと向かいます。
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函館駅に到着です。ここ1年で3度目の函館訪問です笑
天気も大丈夫そうなので、急遽、函館山へ行くことに
今日はこれで終わりと考えていました。函館に泊まったときには函館山の夜景を見に行きたいとは思っていたのですが、今日は曇りとの予報だったと、以前に函館山に行ったときに曇りだったため、雲に遮られてなにも見えなかったこと、これらを勘案して明日、函館山へ行こうと考えていました。
しかし、明日は函館に戻ってくるのは遅そう。そこで、ふとホテルの部屋から外をみると函館山の山頂が見える。そして、こういう夜景が見えるところはライブカメラがあるはずだと思い、ライブカメラを見てみると…綺麗に函館の夜景が見えているではないか!これは行くしかない、ということで函館山へ行くことにしました。
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5月に函館に来た際に、すでにロープウェイには乗りました。ということで、今回はバスで函館山を登ることにします。
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ジャーン。これは、もう言葉では表現できない素晴らしさ。写真では伝わりません。
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こちらは津軽海峡方面。こんな夜でも、けっこう船がいるんですね。
ということで、函館駅前に戻ってきました。今夜は函館に宿泊し、明日は函館から出発です。
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