日本一周9日目 函館を観光してからの函館本線・山線の旅 道内をプロペラ機で移動

ひとり旅
ひとり旅北海道日本一周旅行日記
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今日までは北海道に留まるつもりです。以前、行くことが出来なかった函館本線・山線の倶知安・ニセコを回って函館へと戻る旅です。移動がメインの1日ですが、観光地の密集を避けて自然を楽しむにはもってこいなローカル線の旅です。

朝は函館の観光

港の朝は早い。特に、朝市をやっているところの朝は早い。今日は、昼前の飛行機で札幌方面へと向かう計画のため、午前中は函館市内でのんびりします。

朝は函館の朝市で海鮮丼

朝は函館の朝市で海鮮丼を食べます。以前、函館に来た際にも立ち寄った「きくよ食堂」で朝ごはんを食べます。今回はど定番の巴(ともえ)丼にしました。函館でとれる海鮮を使った海鮮丼。ホームページで調べたところ、どうもその日の朝にとれたものではないようです。魚もとれる時期というものがありますからね。

朝から贅沢な朝食です。今日は、おそらく昼食と夕食が手抜きになるので朝くらいは…って、今回の旅はかなり贅沢な食事ばっかりしている感じがします。あまり密な観光地に行けないこともあるので、食事くらいは贅沢したっていいでしょう。

【公式】味処 きくよ食堂|函館朝市・ベイエリアで海鮮丼を食べるなら
『海鮮丼を食べるならココ!』と地元でも評判で昭和31年創業の老舗「きくよ食堂」の公式HPです。 朝市で唯一炭を使い、朝市店では海鮮丼を中心に焼き魚等各種定食を提供。 夜も営業のベイエリア店では、道産食材を使った和洋折衷手作り料理も堪能できます。

朝の市場は活気がありあます。実は3度目の函館訪問にして、初めての函館宿泊です。そのため、朝の時間に朝市に来たことはないんですよね。明日も朝早くに出発する予定です。この「きくよ食堂」は朝4時から営業しているため、明日も行くことができるのですが、単純に寝てたい。ということで、今日のうちに朝の海鮮丼を楽しみます。

青函連絡船「摩周丸」へ

続いては青函連絡船「摩周丸」へ。青函連絡船は名前の通り、青森と函館を結んでいた船です。今でも青森と函館を結ぶ航路は運航されています。ただ、青函トンネルが開通したことによって、人のみでの旅行と鉄道貨物の旅行はほとんどが青函トンネルに頼ることになりました。

青函トンネルが開通する前、函館駅と青森駅を結んでいたのが青函連絡船です。そのため、青森駅と函館駅は海の間近にあるのです。当時は、鉄道を降りてから徒歩で青函連絡船に乗り継ぎました。それどころか、広大な土地から取れる多くの農作物を本州へ運搬するために、貨物列車をそのまま青函連絡船の下に乗せていたのです。

しかし、船であるため天候によっては欠航する可能性があるという欠点がありました。そして決定打となったのが、台風における遭難事故。函館港内に停泊していたにもかかわらず、台風の強風には耐えられずに船は転覆。多くの人が命を落とすということが起こりました。それをきっかけに、青函連絡トンネル必要論は究極まで高まり、国家の一大事業として始まったのが青函トンネルの建設です。これと同時期に東海道新幹線が開通、開通当初は1時間あたり2本程度の運転だった東海道新幹線は、乗客数の衰えを見せるどころか乗客数は上がり続けました。この東海道新幹線の大成功をきっかけに、日本全国で新幹線待望論が生まれたのが青函トンネルの建設が始まった時期。いずれは北海道にも新幹線を建設すると野ことから、新幹線が走行できる規格で青函トンネルは建設されました。

というわけで、館内の見学で分かったことなどをまとめましたので、写真を載せていきます。

普通車に相当する、当時の特急列車相当の椅子席もあれば、

もちろん、グリーン車に相当するグリーン席(就航当時は「一等車」)もあります。

グリーン席はこんなに倒れます。

さらに、こんな感じの雑魚寝の場所もあります。

青函連絡船記念館「摩周丸」は、鉄道車両を乗せるためのデッキは見られないが…

この青函連絡船「摩周丸」の1階にある、鉄道車両を乗せるデッキは見学することが出来ません。こここそ見たいのですが…仕方ありません。

しかし、操舵室や無線室など、中枢となる部分は見学することが出来ます。

操縦室の各設備は、実際に触ることが出来ます。もちろん、船自体は動きませんが、実際に操作してみることができる、これがなかなかいいですね。

ということで、青函連絡船記念館を満喫したので、一旦ホテルの自室に戻ります。今夜も同じホテルに宿泊する予定ですが、飛行機に乗って少し遠距離へと向かうため、準備をします。

ANAの函館=新千歳路線で函館から札幌へ

本当は、盛岡の龍泉洞の観光に1日使う予定でしたが、この状況ではそれが出来ない。というわけで北海道滞在を1日増やしたわけですが、この1日を何に使うかは迷いました。函館でのんびりと観光をしてもいいけれど、今回の旅にそれは合わない。というわけで、思い切って、以前に行けなかったニセコ方面へ行きたいと思います。

函館空港へ

函館から札幌へは、特急北斗を使うことも考えました。しかし、このままでは今回の旅で飛行機を使うことが一切なくなってしまうのと、飛行機の方が運賃も安いので飛行機で函館から札幌へと向かいます。

今まで、札幌と函館の間を移動する際は特急北斗を使ってきましたが、飛行機だと40分で付いてしまいます。さすが、早いですね。ただ、市内から空港、そして保安検査と空港から市内まではそこそこ時間がかかってしまいます。さらに今回は、新千歳空港で沖留め(バスでターミナルまで移動)だったので、時間としては特急列車と大して変わりませんでした。若者のための割引運賃「スマートU25」で、当日の予約にもかかわらず特急列車より安くなったのでまあよしとしましょう。

函館空港は、市内から空港までリムジンバスが走っています。函館空港はやや便数が少ないこともあり、基本的には飛行機の出発・到着時刻に合わせてバスが走ってくれるので便利です。

函館空港は、保安検査を通過すると少しお土産屋さんがあるくらい。本格的な飲食店といえばちょっとしたカフェがあるくらい。なので、食事を摂りたい場合はあらかじめ保安検査前にとっておくことをオススメします。

プロペラ機で新千歳空港へ

函館空港からはANAで新千歳空港へ向かいます。今回利用したのは「スマートU25」という運賃です。25歳以下限定の運賃で、当日にしか予約ができませんが、かなり安くなる運賃です。特に今回使う函館=新千歳間は割引率が高く、そして通常期でもピーク期でも運賃が変わりません。

おそらく空席があるだろう、ということは想定していたので、直前まで購入せず放置していました。案の定、空席はそれなりにあるので、朝、購入をしました。

ANAの飛行機です。

が、今回搭乗するのはこの飛行機ではなくこっちの飛行機。

プロペラ機です。普段なら、やや狭くてターミナルまでをバスで移動せねばならないリスクのあるプロペラ機はやや厄介な存在。しかし、今回は日本一周の旅の最中、プロペラ機の方が逆に雰囲気があっていい感じです。

目の前にタイヤが見えます。普通、タイヤは下についているので客室からは見えません。タイヤが見えるのはやや違和感はありますが、離陸したのがとてもよくわかります。

離陸してしばらくすると機内が一気に明るくなってきます。函館の街は曇りだったこともあり、雲を抜けたのですね。

水平飛行の時間はたったの10分、大急ぎでサービスが行われます。カートは使わず、飲み物のサービスは冷たい緑茶とりんごジュースだけです。

すぐに着陸態勢に入ります。またまた雲を抜けて、少し曇った地上の世界に来ました。

北海道らしい、田んぼが広がった景色です。地上を走るバスがおもちゃのバスより小さく見えます。なかなか不思議な感じです。

新千歳空港ではバスでターミナルへ移動

新千歳空港では、バスでターミナルまで移動となりました。ANAは、プロペラ機から直接ボーディングブリッジへ接続できる車を持っているのですが、ボーディングブリッジが埋まっていたのでしょう。普段なら、「え~バス移動かよ〜」ってなるところですが、プロペラ機ゆえにこの方がいい。雰囲気があります。

飛行機を降りてバスへ乗り込みます。この後バスでターミナルまで向かいましたが、これを見てよくわかった、この時間帯は北海道各地から来る飛行機でボーディングブリッジは埋まってしまうのです。北海道は広ですから、道内の航空路線も多くあります。

函館線・山線を経由して函館へ戻る

今回、新千歳まで来た理由は簡単。函館へ戻るためです。

もちろん、ただただ函館へ戻るというのが目的ではありません。2度の北海道周遊旅行をしてもまだなお、乗ったことのない函館本線の山線に乗るためです。ここをのれば、函館周辺の短絡線などを除いては函館本線を全て乗り切ったということになります。

新千歳空港で「休日散歩きっぷ」を購入しようとするも…

函館から小樽・長万部を回って函館までの旅、土休日に限って使うことができる割引手段があります。「一日散歩きっぷ」を利用することです。一日散歩きっぷは、札幌から北は滝川を経由して富良野・美瑛まで、南は函館線・室蘭線ともに長万部まで(=札幌-小樽-倶知安-長万部-東室蘭-南千歳-札幌の周遊ルートもエリア内)利用することができるきっぷです。

しかしここで問題が。この切符、新千歳空港では発売されていません。新千歳空港の最寄りでは、千歳駅で購入することが出来ます。諦めて、千歳駅まではICカードで乗ることに。

学割などの割引きっぷより、このきっぷを利用する方がお得なため、今回はこの切符で函館線の山線を乗り通します。千歳駅で購入しました。長万部から函館まではエリア外であることと、そもそもこの切符は特急券を購入しても特急には乗れないため、学割乗車券で乗ります。

千歳駅から小樽駅までは快速エアポートを使います。この区間は思いのほか距離があり、1時間以上かかります。ので、今回は指定席(uシート)を購入してしまいました。えきねっとで購入すればポイントも貯まります。

小樽駅に到着です。長万部駅に着く頃には、すでに長万部駅の窓口が閉まっている可能性が高いので、小樽駅のみどりの窓口で乗車券と特急券を購入しておきます。

函館線・山線へ

ここからついに、JR北海道の路線で未踏の区間へ入ります。

小樽を出ると次の塩谷までは10分。途中に駅はありません。鉄道にしてはかなりの急な坂道を登って進んでいきます。

余市駅です。ここでまとまった下車があります。余市を過ぎると車内は、帰省をするために乗っていて爆睡している地元客か、鉄道ファンのどちらかになります。景色を見て楽しんでる僕は明らかに後者に分類されていると思います。

余市を過ぎると田んぼの地帯を駆け抜けたかと思えば、

さらに深い山に入っていきます。

「山線」という名に恥じない山の中の区間ですね。

今年の5月の北海道周遊旅行で乗った根室線もなかなかいい感じの路線でしたが、こちらの山エリアも好きです。

銀山を過ぎて小沢までの区間ではトンネルを通ります。トンネルを抜けるとついに峠越えを果たしたようで、少しづつ線路は下っていきます。見える風景は帯広・釧路方面の特急から見える車窓に近いですが…と思っていた瞬間、ニセコアンヌプリが見えてきました。遠くから見ると富士山そのもの!ここから倶知安まで、少しづつニセコアンヌプリに近づいていきます。

倶知安駅で乗り換えて長万部を目指す

倶知安駅に到着しました。

倶知安駅前には「日本一の水」があります。ニセコアンヌプリから湧き出た水だそう。ここでは自由に水を飲むことが出来ます。公園の水道の感覚で飲めるんですよね。

最初は普通に飲むだけにしておこうと思ったのですが、誰も飲んでいないと溢れてきてそのまま捨てられていきます。水道ではなく湧き水だから止められないんですね。ということで、どうせ捨てられるくらいなら水筒に汲んで行っても問題ないだろうということで、水筒にいっぱい汲みます。

ここからさらに、普通列車の長万部行きに乗り換えて長万部を目指します。倶知安から長万部までは、小樽から倶知安とは違い、1両編成での運転なので座れない場合もあります。

ニセコアンヌプリが綺麗に見える、はずなんですが今日はやや曇り気味、頂上まで綺麗に見えません。また晴れている時に改めて来るしかないのか…

しかし、富士山の麓では見られないような景色が広がります。特急北斗で行く、東室蘭経由とは大きく異なるルートですね。この先はひたすら山がちな景色が続きます。倶知安駅から、地元の人と思われる女性が乗ってきていました。同い年くらいの女性でマスク越しでしたが、めっちゃかわいかった。久々にどタイプの女性を見ました(その女性のプライバシーのこともあるので、降りた駅は内緒です)。

途中のニセコ駅です。ニセコ駅には蒸気機関車が置いてあります。ここ、ニセコ駅は名前の通りニセコアンヌプリの最寄り駅です。ニセコアンヌプリにはリゾートホテルなどが充実しています。

蘭越駅で少しの下車があります。4人がけボックスシートに一緒に座っていたおじさんも、ここで空いた座席に移動してくれます。流石に1時間半、4人座席でおじさんと2人はしんどい。JR北海道が導入した最新型の列車のはずなのに、なんでボックスシートにしてしまうのかなあ…4人でローカル線に乗る人なんていないでしょうが、4人席は結局空いてしまって1人か2人しか座らない、そして2人で座ると気まずい状況になるって想像できるでしょうが…

蘭越駅は発着前後の様子を見ていた感じ、それなりに街として成り立っている感じです。この感じをみると、どうも悪循環な感じがしてしまう。JR側が本数を減らすから、不便だとなって地元の人は車を持たざるを得なくなる、だからさらに乗客数が減ってそれを理由にさらにJRは列車の本数を減らす。

長万部に近づくにつれて、時間の問題もあってだんだん薄暗くなってきます。途中で鹿が出没して急ブレーキがかかります。北海道で鉄道旅行をしているとよくあることです。薄暗い中を少しづつ走り、列車は長万部に到着です。時間的には長そうなのに、意外とあっという間の函館本線(山線)の旅でした。

特急北斗で函館へ戻る

長万部駅って、意外と駅前に何もないんですね。東京理科大学の長万部キャンパスがあるのは有名ですが、それ以外に本当に何もない。最寄りのコンビニへも歩いて500メートル以上、片道5分以上はかかります。ここまでくると本数はものすごく少ないため、1本逃すと2時間待ちになったりする。から、帰ってくるのに10分は見ておかなくてはならない。なかなか不便なところです。

乗り継ぎまでたまたま30分あったので僕はコンビニに行って夕食を調達します。明日は朝が早いので、夕食はできれば、特急の車内で済ませておきたかったのです。

特急北斗です。3月終わりに、洞爺湖温泉や登別温泉などにきた際にも使いまくったし、それ以前の、1回目の北海道周遊でも使いまくりました。そして、2回目の北海道周遊では帰りに利用しました。ディーゼル特急でありながら、釧路・帯広方面と並んで北海道内特急の稼ぎ頭です。そのため、車内もかなり綺麗で快適です。ここに無料Wi-Fiが設置されたらなあ…

自由席はかなり空いており、最も近い人でも距離が3メートル以上は余裕であったため夕食を食べます。北海道は寒いので、久々に暖かいラーメンが食べたくなりました。

函館駅に到着です。ついでに明日から使う乗車券を購入しようと思ったのですが、函館駅のみどりの窓口は20:00まで、公式に発表されている「22:00まで」はみどりの窓口ではなく、改札口の窓口です。しかし、学割乗車券の購入も出来ますし、もちろんクレジットカードも利用できます。ここで無事、明日からの乗車券を購入しました。

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