山口県の一大観光地であり、絶景として有名な秋芳洞・秋吉台。秋芳洞や秋吉台の魅力に加え、秋芳洞・秋吉台へのアクセスも徹底紹介します。
秋芳洞・秋吉台へのアクセス
秋芳洞・秋吉台は山の中にある。だからもちろん、アクセスはやや不便。まずは、秋芳洞・秋吉台へのアクセスを徹底的に比較してご紹介します。
最も安いのはJR美祢線だが…
最も安いのはJR美祢線を利用する方法です。JR美祢線の「美祢駅」が最寄駅となります。美祢駅からは「あんもないと号」というバスが運転されており、「あんもないと号」はどこからどこまで乗っても200円、最寄駅から200円で行くことができます。なお、新山口から秋芳洞までのバス運賃は1,170円であり、値段はかなり違います。
ただし、JR美祢線は圧倒的に本数が少ないため、美祢線を利用して秋芳洞へと向かう場合は計画が必須です。
① | ②土休日はバスがないので注意 | |
新大阪発 | さくら545 新大阪7:15 【広島乗り換え】 こだま846 広島8:55 | のぞみ17 新大阪11:02/東京8:30 【新山口乗り換え】 こだま847 新山口13:18 |
博多発 | こだま846 博多9:00 | こだま852 博多12:02 |
厚狭発 | 10:17 普通長門市行き | 13:33 普通長門市行き |
美祢駅(バス)発 | 11:10 秋芳洞行き ※土休日は11:08発 | 14:42 秋芳洞行き ※平日のみ運転 |
とまあ、こんな感じです。休日はまともに接続できる時間が1通りしかないという恐ろしい時刻表です。もし間に合わなかったら素直に、新山口駅からの防長バスを利用しましょう。せめてバスは、②のルートも運転してほしいところです。
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JR美祢線は山陽本線・山陽新幹線の厚狭駅から長門市方面と結ぶ盲腸線です。列車の本数はかなり少ない。
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厚狭駅は、山陽新幹線では「のぞみ」停車駅である新山口から1駅。それもあり、こだま号しか停車しません。東京・大阪方面から行く場合は、新山口停車ののぞみ(※新山口は一部の「のぞみ」号しか停車しないので注意)に乗車し、新山口で乗り換える、もしくは広島(※広島は全列車が停車する)で乗り換えとなります。
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美祢駅までは普通列車でおおよそ30分です。平日でも土休日でも1日あたり10本の普通列車が走るだけで、かなり本数は少ないです。
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美祢駅は現在では無人駅となったため、駅員さんは終日配置されていません。券売機で必要なきっぷ類を購入する、または必要なきっぷは車掌さんか厚狭駅などの有人駅窓口で購入することになります。
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美祢駅からは「あんもないと号」に乗車します。秋芳洞までは30分もかかるのに、地域活性化のために税金が投入されており、均一運賃200円という破格の運賃で乗車できます。
新山口駅からもバスで
新山口駅からは防長バスが秋芳洞まで運転されています。防長バスは地元のバスカードしか使えず、観光で利用する場合は原則現金のみの支払いとなります。片道運賃で1000円を超えるので予め現金を準備しておきましょう。
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黄色が特徴の防長バスです。
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最新の時刻表はこちらの公式サイトをご覧ください。
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時刻表の下部にも書いてあるとおり、新山口駅から秋芳洞までの運賃は1,170円となっています。
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新山口駅は一部ののぞみ号・みずほ号・さくら号も停車するので、厚狭駅と比べると圧倒的に利便性が高くなります。バスの本数も時刻表を見ての通りそれなりに確保されています。
駐車場も多数完備 車でのアクセスも容易
駐車場も多数完備されています。秋芳洞へのアクセスにレンタカーを使う人も多くいます。
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駐車場は以下の通りあります。
【秋芳洞正面入口付近】
- 市営第1駐車場(200台)
- 市営第2駐車場(300台・閑散期閉鎖)
- 市営駐車場は、1日1回利用 普通車500円 バイク無料
【黒谷入口付近】
- 普通車120台、バス10台 ともに無料 エレベーター入口付近
- 普通車150台、バス2台 ともに無料
「黒谷入り口」は簡単にいうと秋芳洞の一番上の方。秋吉台の中を通過して走っていきます。秋吉台を途中下車して観光しながら黒谷入り口まで行き、そこから入るのがオススメ。
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秋吉台にも駐車場が完備されています。「Mine秋吉台ジオパークセンター Karstar(カルスター)」付近に駐車場があります。
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秋芳洞から秋吉台へはエレベーターで上がることができます。このエレベーターは、秋芳洞の入場券さえ購入していれば利用できます。秋芳洞は再入場が可能なので、秋吉台を観光してから再びエレベーターで秋芳洞を通って戻ってくるのが便利でオススメ。
見どころたくさんの秋芳洞・秋吉台
続いて、秋芳洞を見てきたので写真をたくさん交えてご紹介します。
秋芳洞は全国的にも最大級の鍾乳洞
秋芳洞は実際に入ってみればわかる、全国的にも最大級で見所が多くある鍾乳洞です。
https://akiyoshidai-park.com/pdf/akiyoshidai_map.pdf僕はJR美祢駅からバスで秋芳洞へとやってきました。生憎の雨。しかし、秋芳洞は雨もお構いなしです。
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そのため、僕は正面入り口から入ります。
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秋芳洞へ入っていきます。ここから洞窟の冒険が始まります。
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まず入ると広がるのが「青天井」と呼ばれるエリア。このエリアは高さがかなりあります。現在はライトで照らされていますが、昔はライトなどなく、天井が見えなかったことから「青天井」と呼ばれています。
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そしてこちらが、写真でよく出てくる百枚皿。お皿が並んでいるように見えることから、百枚皿と呼ばれています。
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こちらは「傘づくし」。天井に傘が引っ掛けられているように見えることから、「傘づくし」と呼ばれています。
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こちらが「黄金柱」。石灰が長年にわたって固まったもので、ここ秋芳洞では全国的に珍しい、水が流れていない柱を見ることができます。
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さらに奥へと進と「くらげの滝のぼり」があります。くらげが滝を登っているように見えることからこのような名前がついています。
秋吉台は開けた絶景スポット
秋吉台はかなり開けたスポットです。カルスト台地となっています。
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地面から噴き出てきた石灰が固まって、岩石となっています。秋から冬にかけて秋吉台へ行くとこんな感じ、一面抹茶色という感じです。
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秋吉台はあっちこっち散歩できるようになっています。のんびりと歩いて観光するのもいいでしょう。
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歩くのはちょっとしんどい、という場合は展望台も完備されています。秋芳洞のエレベーター出口から歩いて5分ほどのところ、秋吉台の駐車場もすぐそばにあります。
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夏に秋吉台へ行った時の写真が出てきました。夏に行くとこんな感じ、一面緑になります。夏に行った方が、やはり魅力がありますね。
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緑と青のコントラストがなんとも言えない素晴らしさを出しています。次に機会があれば夏にでも秋吉台へいきたいですね。
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秋吉台は毎年、焼畑をすることで維持されているそう。焼畑をしないと気がボウボウに生えてしまうそうです。
秋芳洞・秋吉台にはカフェ・食堂も
秋吉台は一大観光地、カフェや食堂などもあります。ただし、数は多くはありませんので注意が必要です。
秋芳洞の前には商店街が 河童そばがオススメ!
秋芳洞の前には商店街があります。この商店街に多少の飲食店があります。
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山口県の名物「瓦そば」を1人でも食べられる量にしたのが「河童そば」です。
今ではとことん有名になった山口県の名物『瓦そば』ですが、当店では『河童そば』の名称でお出ししております。
瓦そばはもともと下関の川棚温泉の名物として出されていましたが、瓦が大きく、数人でつついて食べるものでした。これをおひとり様で来られたお客様にも楽しんでいただけるようアレンジし、秋芳洞に河童の伝説がありますので『河童そば』と命名しました。
当店では平成元年より河童そばを始めましたが、今ではこのスタイルが受け入れられ、茶そばを焼いて食べる名物料理として県内全体に広がっています。
安富屋ホームページより
秋吉台には観光拠点「カルスター」が
秋吉台には観光拠点となる「カルスター」があります。建物の半分が観光案内所となっており、残りの半分がカフェとなっています。
この「カルスター」を拠点に秋吉台の観光をすることができます。
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店内のカフェからは秋吉台を一望することができます。コンセントやWi-Fiも完備されており、観光で利用するには最適です。
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カフェなので、飲み物がメイン。食べ物は正直あまり多くはありません。注意してください。
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店内では、地元の名産を使った大福が販売されています。シャーベットもありましたが、寒かったので食べていません。
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このブログでは、これ以外にも日本の絶景を数多く紹介していますのでご覧ください。
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