アメリカの中でも最大の都市であるニューヨーク。アメリカ東海岸の中心的な都市であり、世界経済の中心地でもあります。
今回はそんなニューヨークについて紹介します。なお、ニューヨークの観光地を隅から隅まで紹介した記事は、僕の記事より大手旅行会社の記事など詳しい記事は多数あります。僕たちは大陸横断旅の目的地としたここニューヨークに3日間ほど滞在しました。この3日間で何ができるのか。この記事では「ストップオーバー(飛行機の乗り継ぎ)でも」「ひとりでも」観光できることを目標とし、短期間で見られるニューヨーク観光の「定番」をご紹介します。
ニューヨーク観光のVlogも作成しました。ご参考までに、合わせてご覧ください。
ニューヨークのシンボル的な存在・自由の女神
「ニューヨークへ行きたい」と考えているような人で知らない人はいない「自由の女神」。自由の女神はアメリカ独立100周年を記念してフランスから贈られた巨大な銅像です。
自由の女神があるリバティ島周辺の海域はニュージャージー州に属しますが、このリバティ島のみが飛地でニューヨーク市の直轄地となっています。
自由の女神は思っていたよりずっと巨大だった
実際に自由の女神を見てきました。市営のフェリーに乗って近づくこともできるのですが、実際に「自由の女神」がある「リバティ島」に上陸できるのはクルーズ船のみです。
自由の女神はとても大きいため、すぐ近くで見るよりは船の上からの方が見やすい。
午前の方が順光になるようです。行くならやはり、午前中がオススメです。
フェリーからはリバティ島到着の直前に、手前に自由の女神、奥にマンハッタンの街並みという、絵に描いたようなニューヨークを象徴する景色が広がります。
ただ、リバティ島に上陸するとこの通り。意外と近すぎると大きすぎて見られないですね。
チケットは事前に予約しよう
自由の女神はリバティ島と呼ばれる島にあります。この島へは「リバティー・クルーズ」でのみ上陸することができます。
このチケットは、チケットセンターで購入することができます。
しかし、僕たちは朝9時ごろにチケットセンターに行ったにも関わらず予約できたチケットは午後2時過ぎの便。ニューヨークでは定番すぎる観光地ともあって混雑します。特にストップオーバーなど、時間に制約がある場合はあらかじめインターネットで予約してからクルーズ乗り場へ向かうことを強くオススメします。
クルーズ船に乗るためには手荷物検査などもあります。アメリカはどこへいっても逐一、手荷物検査があります。そのため、15分前を目処に乗り場へと向かうようにしましょう。
種類 | 子供4-12歳 | 大人13歳以上 | 62歳以上 |
---|---|---|---|
フェリーチケット | $12.00 | $24.00 | $18.00 |
自由の女神台座(PEDESTAL) | $12.30 | $24.30 | $18.30 |
「世界の交差点」ことタイムズスクエア
ニューヨークで最も繁華街と言われるのが「タイムズスクエア」。「世界の交差点」とも言われるタイムズスクエアには、常に人が集まっています。
世界の交差点・タイムズスクエア お土産もここで確保するのがオススメ
「世界の交差点」という愛称もつくタイムズスクエア。まさに「世界の中心地」という感じです。
ここタイムズスクエアといえば、年越しのカウントダウンでも有名です。カウントダウンではものすごい人数の人たちが集まります。
ただし、タイムズスクエア周辺には観光客を狙った詐欺もいます。僕もCDをかなり強引に押しつけられました。僕はロサンゼルスで同様の詐欺を経験していたのでなんとか避けましたが、知らないと引っかかるので気をつけてくださいね。
また、タイムズスクエア周辺にはお土産も充実しています。ジョン・F・ケネディ国際空港の記事で紹介した通り、空港にはお土産が少ないのでここで確保しておくのがオススメです。
昼のタイムズスクエアで「世界の中心」を感じる
昼のタイムズスクエアでは「世界の中心」を感じることができます。
あちこちに液晶ディスプレイがあって騒がしい。各社がこぞって広告を出しているのがこのタイムズスクエアです。
ニューヨークに限らずアメリカは車社会。多数の車が行き来します。このタイムズスクエアの周辺も多数の自家用車・タクシー・バスが行き来しているので注意しましょう。
タイムズスクエアには常に人が溢れています。
夜のタイムズスクエアで「眠らない世界の中心・ニューヨーク」を感じる
夜のタイムズスクエアでは「眠らない街・ニューヨーク」を感じることができます。夜でも人が多くいます。
夜だと特に、液晶ディスプレイが際立ちますね。
そしてここタイムズスクエアには、夜でも人が溢れています。逆に夜だから人気が少なくなるわけではないので、治安の面ではやや安心です(気をつけなくてはならないことに変わりはありませんが)。
タイムズスクエアではお土産も需実しています。JFK空港を含むニューヨークの空港にはあまりお土産がないので、ここで確保しておくのがオススメです。
セントラルパークは都会の中にあるひろびろとした公園
ニューヨークの中心部にあるのがセントラルパーク。セントラルパークはニューヨークの中心地にあるひろびろとした公園です。
ランニングやウォーキングをしている人も
セントラルパークは、ニューヨークの中心部にありながらのどかな時間が流れる公園です。セントラルパークでは、常に地元の人たちがランニングやウォーキングをしています。
春には桜の木も咲きます。また、アメリカらしくどこへ行っても野良リスがいます。
ニューヨークの中心部とは思えないような雰囲気を楽しむことができます。観光の拠点となっており、次節で紹介する様々な観光スポットが周囲にあります。
ニューヨーク最大の美術館・メトロポリタン美術館
セントラルパークの観光スポットの1つ目として、メトロポリタン美術館があげられます。
ニューヨーク最大の美術館であり、300万点以上の美術品を所蔵します。実際に入ってみればわかりますが、かなり広い。大きすぎて、回るのだけでも足が痛くなります。
館内の様子です。ただただ美術品が置かれているだけではなく、スペースの使い方や空間自体にも雰囲気があります。やはり写真で見るのとは違い、現地へ行ってみるのがオススメです。
美術品を見ながら、写生をしている人もいらっしゃいます。
時代や作品種別ごとの展示となっており、1日あっても回りきれない、本当に巨大な美術館です。美術に精通しない人でもぜひ一度、足を運んでみると良いでしょう。
アメリカ自然史博物館
アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)もセントラルパークに隣接した博物館です。主に、生態系などを中心に展示が行われています。
このアメリカ自然史博物館は、映画「ナイトミュージアム」のロケ地となったことでも有名です。
博物館に入るとさっそく、巨大なティラノサウルスの骨格標本がお出迎えです。あまり注目されませんが、このホールにも多数の星条旗が掲げられています。アメリカらしい文化ですよね。
自然科学を中心に、地域ごとに展示があります。特にアフリカや南アメリカに関する展示などはあまり馴染みがない。アメリカならではの外交網を生かして、様々な展示がされているのがこのアメリカ自然史博物館です。
ニューヨークの街並みを堪能しよう 展望台もオススメ
ニューヨークは高層ビルが立ち並ぶエリアです。ニューヨークの街並みを堪能するためには、展望台を利用してみるのもオススメです。
エンパイア・ステイト・ビルディング
エンパイア・ステイト・ビルディングは、ニューヨークを一望できる展望台です。
エンパイア・ステイト・ビルディングは主にオフィスが入ったビルです。僕たちは、いつか展望台に上がることができるだろうと考えて入ったら、警備員さんに止められました。展望台は展望台専用の入り口があります。
エンパイア・ステイト・ビルディングは、1931年に完成してから1970年に世界貿易センターに追い抜かれるまで、世界で一番高いビルでした。
86階のメイン展望台からでもかなりの景色を見ることができます。トップ展望台は102階にあります。86階からでも十分な景色なので、通常はメイン展望台・86階をオススメします。
東側の様子です。マンハッタン島内は比較的高層ビルが多く立ち並んでいます。一方でその先、Long Islandにはラガーディア空港やJFK空港など、ニューヨークの玄関口となる空港が立ち並び、あまり高層ビルは目立ちません。
西側の様子です。ハドソン川がみえ、あのハドソン川を挟んだ向こう側はニュージャージー州になっています。マンハッタン島は広い広いニューヨーク州の中でも端にあります。ニューアーク・リバティ国際空港はあちら、ニュージャージー州にあります。
ロックフェラー・センター
続いて紹介するのはロックフェラー・センター。大富豪のロックフェラーによって1930年に建設された巨大なタワーで、マンハッタンの中心部にある高級ショッピングセンターです。
アメリカの国旗が大量に並んでいるのが、アメリカらしいです。ちなみにこん1枚の写真は、いろいろな記事で使わせていただいています。
ロックフェラーセンターは巨大なビルです。ここで展望台に上がるのも良かったですが、今回のニューヨーク訪問では、次に紹介する「エンパイア・ステイト・ビルディング」に上がることにしました。
館内の様子です。ぶれていてすみません。階数ごとに乗るエレベーターが分かれており、自分が行きたい階のエレベーターに乗ります。商業施設は低層階に入っています。
市民の憩いの場ともなっており、毎年クリスマスシーズンには巨大なクリスマスツリーが設置されることでも有名ですね。
世界平和の中心地・国連本部
ニューヨークはアメリカの首都ではありません。しかし、世界の中心的場所である国連の本部があります。
国際連合の本部はニューヨークの都心にあります。マンハッタン東部にあり、場所としてはアメリカ国内ですが「すべての加盟国の領土に属する」という特殊な場所。実際に入り口付近で警備を行っている警察官はニューヨークの警察官ではなく、アジア系からアフリカ系まで、多国籍の「国連軍」によって警備が行われています。
国連本部には2023年現在、196カ国が加盟しています。国連本部の前には加盟国の国旗が並びます。日本の国旗を探してみる、なんてのもいいですね。
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