名古屋市東部の、東山線の終着駅である藤が丘駅から愛知環状鉄道線との乗り換え駅である八草駅までを繋ぐ「リニモ」。6mm浮いて走るこの「リニモ」は、未来の乗り物として注目を集めました。
名古屋市東部のベッドタウンを結び、2022年にオープンした「ジブリパーク」へのアクセス手段となっているリニモ。今回は、このリニモの様子を紹介します。
浮いて走る!近未来の乗り物・リニモ
リニモは浮上走行するのが特徴の車両です。線路から6mm浮いており線路との摩擦がないため、多くの人が乗っていても簡単に動かすことができるのです。
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名古屋市東部をつなぐ藤が丘〜八草の路線
リニモは名古屋市東部を繋ぐ路線です。正確には「東部丘陵線」です。
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名古屋市東部は丘陵になっており、坂道も多いです。鉄道では普通、登ることができない坂道を、リニモであれば登ることが可能です。
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名古屋市東部から主に長久手市を通り、終点は豊田市です。瀬戸市と日進市は通っていませんが、瀬戸市民と日進市民の通勤路線としての役割を持つため、両市とも一定額を出資しています。
愛・地球博(愛知万博)の開催に合わせて建設が行われ、開催中は会場へのアクセス鉄道としての役割を果たしました。現在では沿線に愛知県立大学ができたり大型ショッピングモールができたり、あるいは沿線の開発が進んだため、名古屋近郊では欠かせない足となっています。
新しいテーマパーク「ジブリパーク」への玄関口
2022年11月1日、愛・地球博記念公園に「ジブリパーク」がオープンしました。ジブリパークへのアクセス手段はリニモだけです。
リニモではジブリパーク開業に合わせて、愛・地球博後に譲渡されていた1編成を買い戻すなど輸送力を増強しています。
ジブリパークへ行く場合は、リニモを使うことになるでしょう。
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1日フリーきっぷも販売
リニモでは1日フリーきっぷも販売されています。
大人800円、子供400円で発売されており、各駅の自動券売機で購入できます。藤が丘から八草まで乗り通すと片道380円、往復760円の計算なので、単純往復では元が取れません。単純往復+途中下車くらいで元が取れます。
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なお、1日乗車券に限らずリニモの乗車券類はクレジットカード払いができません。ただし、リニモは全線において交通系ICカードに対応しているため、manacaやSuicaなどの交通系ICカード(モバイルSuicaやモバイルPasmoなどを含む)で乗車することができます。
リニモは完全に自動運転!
リニモは完全に自動運転を行っています。最高時速100km/hの鉄道で運転手なしの自動運転の技術が確保されています。この技術が、リニア中央新幹線では500km/hにまで引き上げられるのです。
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自動運転のため、最前列からの景色も楽しめる!
リニモは自動運転のため、運転手さんがいません。そのため、先頭車両から思う存分、前面の景色を楽しむことができます。
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昼間の時間帯であればここが空いていることもあります。もっぱら最近では、ジブリパークに行き来する小さな子供たちが来るので、愛・地球博記念公園駅から藤が丘駅の間では小さな子供がいます。
有人運転となることも
リニモは一部列車で有人運転となることがあります。この場合、運転台に運転手さんが乗務されることになります。
現在建設中のリニア中央新幹線と同じで、必要に応じて有人運転も可能なシステムになっています。
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全ての駅にホームドアを設置
リニモには、開業時から全ての駅にホームドアが設置されています。
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リニモの線路周辺には高電圧が流れていることもあって、たとえ人が落ちなくとも物を落としただけでも大変なことになります。場合によっては磁石にくっつき、列車が運行できない事態にもなりかねません。
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そのような背景から、フルスクリーンのホームドアが採用されているものと思われます。
リニモの車内を徹底紹介!
続いては、リニモの車内の様子を徹底的に解説していきます。
座席はボックスシートとロングシート
リニモは比較的短距離、特に始発の藤が丘から終点の八草まで乗車しても15分程度ということがありボックスシートとロングシートが中心の車内になっています。
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車内の様子です。先頭部分を除いて、基本的には乗降口周辺にロングシート、それ以外の部分にクロスシートが設置されています。
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クロスシートもJR東日本の首都圏の列車などによく似た形です。正直、めちゃくちゃ座り心地が良いわけではない。
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クロスシートの座席からは景色を楽しむことができます。
最前列から景色を楽しもう
さらに最前列は、運転手がいないという展望の良さを活かし、前面展望が楽しめる座席になっています。
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最前列からは、リニモならではのジェットコースターのような景色を楽しむことができます。
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リニモは通常の鉄道とは違うため、急勾配でも対応できるのです。鉄道では多くのトンネルを掘らねばならず、トンネル区間が多くなるため駅が作れない。そのような背景もあり、「リニモ」という日本で唯一のシステムがここで採用されました(もちろん、他にも理由はあると思いますが)。
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前面展望を中心とした映像を撮影しました。こちらのVlogもご覧ください。
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