東京からインドネシア・ジャカルタへのANA直行便は1日3便が運航されています(2024年8月現在)。そんなジャカルタ行きの昼便・NH855便ビジネスクラスに搭乗してきたので、その様子を詳しく、でものんびりとレビューします。
なお、東京・羽田空港からジャカルタへのフライトの様子は、Vlogも作成しました。あわせてご覧ください。
ANAのジャカルタ便は羽田空港T2から出発
ANAでは2020年から新たに国内線との乗り継ぎにも便利な第2ターミナルの国際線エリアをオープンさせました。羽田空港発着のジャカルタ路線は羽田空港の第2ターミナルを発着します。
便名 | 出発 | 到着 | 機材 |
---|---|---|---|
NH855 | 東京・羽田 10:20 | ジャカルタ 16:00 | B787-9 |
NH871 | 東京・羽田 23:30 | ジャカルタ 5:05 | B787-8 |
NH835 | 東京・成田 17:50 | ジャカルタ 23:45 | B787-9 |
NH856 | ジャカルタ 21:25 | 東京・羽田 6:50 | B787-9 |
NH872 | ジャカルタ 7:05 | 東京・羽田 16:30 | B787-8 |
NH836 | ジャカルタ 6:10 | 東京・成田 15:45 | B787-9 |
*機材は変更の場合もあります。 *最新の情報はANA公式サイトをご確認ください。
2024年8月現在、1日1往復が東京・成田からジャカルタへ、1日2往復が東京・羽田からジャカルタへの運航となっており、羽田発着路線では深夜便・昼便ともに用意されています。
とてつもなく新しく、導線もわかりやすい羽田空港の第2ターミナル国際線エリア
羽田空港の第2ターミナル国際線エリアは、2020年にオープン。その後、新型コロナウイルスの影響でしばらく閉鎖されることになり、2024年に再度本格的に指導しました。
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そんな羽田空港第2ターミナルの国際線エリアは、かなり広々としています。ANA国際線専用の出発ロビーとなっているため、コンパクトでありかつ、開放感がある。とても快適に利用できます。
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出発ゲートにはビジネスクラスの優先手荷物検査レーンもありますが、通常レーンでも一切並んでいないため、今回は利用しませんでした。
手荷物検査の機器も最新のものが導入されており、出国審査も日本人であれば自動化ゲートで通過可能。とても便利です。
広くて新しいANAラウンジで出発まで待機
羽田空港の第2ターミナル国際線エリアはANA国際線専用です。ANAでは今後、現在第3ターミナルを発着している国際線も含め、すべての国際線を第2ターミナルに集約する計画です。
そんな「ANA国際線の威信をかけたターミナル」には、当然ながらANAラウンジを完備。第2ターミナルのANAラウンジは、今までに僕が利用したラウンジの中で最強のラウンジだった。
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ラウンジは第3ターミナルのラウンジと比べてかなり広い。座席数も1000席近くを完備しており、ソファ席からプライベート感のある座席までさまざま。
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もちろん、食事も食べ放題です。ライブキッチンがあり、ホットミールが充実しているのはもちろんのこと、ラーメンや蕎麦なども充実。
もちろん、ANAラウンジにはシャワーも完備されています。出発前にシャワーを浴びることで、サッパリしてから搭乗することができます。
搭乗時刻になったのでゲートへ
搭乗時刻になったので搭乗ゲートへと向かいます。ANA運航の国際線では、出発の30分前に搭乗が開始されます。
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ジャカルタ路線にファーストクラスの設定はないので、お金を払っても「グループ1」になることはありません。しかしこれだけダイヤモンド会員がいる。ジャカルタは日本との繋がりも深いビジネス路線なだけあって、さすがという感じ。
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今回の機材・B787-9が見えています。今回の機材は「JA926A」というレジ番の機体。たった1週間ほど前に、アメリカ・ボーイング社からデリバリーされてきたばかりの、かなり新しい機材でした。
機内でCAさんからご挨拶 ウェルカムドリンクをいただく
搭乗するとまず、CAさんからのご挨拶があります。ビジネスクラスの乗客は1人1人お客さんの名前を呼んでくださり、ご挨拶してくださります。
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以前、他社のビジネスクラスは利用したことがありますが、ANAのビジネスクラスは初めて。スタッガードシートはかなり広い。サイドテーブルが意外と便利。
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前後間隔も、エコノミークラスの狭さとは全然違います。圧迫感がなく、それでもって個室感のある座席です。
ANAにおけるB787-9は国際線で最大の数を占める機材となっており、欧米路線・オセアニア路線にも投入されています。コロナ禍で大型機の削減が行われた結果、ニューヨーク・ロンドン・サンフランシスコなどの極めて一部の路線を除いて、ほとんどの国際線がB787-9で運航されます。名実ともに「ANA国際線の象徴」となる機材です。
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ウェルカムドリンクとしてシャンパンをいただきました。ANAのビジネスクラスでは、ウェルカムドリンクがグラスではなくプラスチックのコップで提供されます。ここはちょっと残念。
羽田空港を離陸、機内食のサービス
羽田空港を定刻通りに出発します。時刻通りにプッシュバックを開始します。グランドハンドリングのスタッフさんたちが見送ってくださいます。
飛行機は誘導路へ、しばらく待機して離陸
今回は68番ゲート、国内線と国際線がスイング運用される(時間帯によって国内線・国際線の双方が発着する)ゲートから出発のため、国内線の機材がよく見えます。
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左手に見えているのは、国内線向けのB787-10。これ、ついこの間記事を書いたばっかりだ。右手にもB787-9。ANAはローンチカスタマーだけあって、もはやB787だらけの航空会社。ちなみに地方の空港に行くと、ANAのB737ばっかりお目にかかるんだけどね。
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誘導路へ出たと思ったら、予想とは違う方向に進んでいった。これはまさかの珍しいD滑走路か?!
と思っていたら、機長さんからアナウンス。滑走路運用の変更に伴い、この場で20分ほど待機するとのこと。滑走路の向きが変わったのですね。
羽田空港を離陸、静岡県上空を通りフィリピン海へ
滑走路の手前で20分ほど待機してから離陸。第2ターミナルから最も近いC滑走路を利用したこともあって、そこまで大幅に遅れるわけではなさそう。もちろん、20分ほど巻き返すパイロットさんの腕もありますが。
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羽田空港を離陸しました。B787は炭素繊維を使っている機体であるため、翼がしなります。が、まだ燃料満載で重たいのか、少ししかしなっていません。
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天候の影響か、それとも空路の影響か、飛行機は静岡県上空を通過していきます。ジャカルタ路線ではあまり通らないであろう、浜名湖の上空を通過。豊橋上空へと到達した頃に左方向へ旋回し、フィリピン海上空へと出ました。
ANAビジネスクラスの機内食のサービス
さて、皆様お待ちかね、機内食の時間になりました。ビジネスクラス、それも昼便のビジネスクラスなので、フルコースの機内食を楽しむことができます。
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日本発着の国際線ビジネスクラスなので、和食と洋食の選択があります。日系航空会社のビジネスクラスなので、当たり前のように和食をチョイス。
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最初にドリンクのオーダーが取られて、そしてアミューズが提供されます。ドリンクには日本酒「獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 〜旭酒造、山口《フルーティーなタイプ》〜」をいただきました。
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「ANAオリジナルスティック」はピスタチオのスティック。そして「砂肝とチーズオリーブ」。鴨の臭みがなくてとても美味しい。
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前菜は「隠元黒胡麻和え」「海老松風」「枝豆チーズ松前巻き」「鰻燻製かまぼこ」。そして小鉢として「白アスパラ寄せ 美味ジュレ」と「勘八と豆腐のハリハリサラダ仕立て 中華風醤油ドレッシング」。機内でこれだけ美味しいお刺身を食べられるなんて、さすが日系航空会社。
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和食コースのメイン料理は「黒毛和牛と韮の香味ダレ 銀鰈西京焼き」。そして御飯、味噌汁、香の物がついてきます。ご飯はコシヒカリ。そしてメインと一緒についでに日本酒をもう1杯、「kikunotsukasa innocent 40 菊の司酒造、岩手《フルーティーなタイプ》」をいただきます。
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デザートには「ムース オ ぺーシュ」。ストロベリーの味。一緒に日本茶をいただきました。大満足の機内食だった。
フルフラットベッドを活用して仮眠、ちょっと仕事を
機内食が終わったら、あとはフリータイム。仮眠をして過ごす人もいれば、ちょっと仕事をして過ごす人もいます。
フルフラットベッドで仮眠
お腹がいっぱいになったので、フルフラットベッドを倒してちょっと、睡眠を取ります。飛行機はまだ、那覇付近にいます。
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ビジネスクラスのメリットはなんといっても、フルフラットになる座席。エコノミークラスとは異なり狭い機内で寝る必要がない。とてつもなく快適な空間です。
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また、昼便でも窓のシェードを閉めて暗くしてくれます。B787では電気式のシェードを採用しており、CAさんが一括で管理できます。そのため「シェードを閉めてください」と回ってこない。これは快適。
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昼便であってもフルフラットにした際に使うマットレスや枕、ブランケットなどが用意されているので快適に寝ることができます。
目覚めのコーヒーをいただいてお仕事
ゆっくり寝ることができました。フルサービスキャリアの国際線では飲み物を自由に注文することができます。目覚めはまず、コーヒーからスタートです。
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ANAオリジナルブランドをいただきました。コーヒーのコクがしっかり出ていながら、優しい味がとてもいい感じ。
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到着まであと4時間ほどあります。いつも通り、iPad AirとMagic Keyboardを使って、ブログの執筆作業を進めます。
赤道を超えて南半球へ
飛行機は赤道を超えて南半球へと向かいます。マレーシア上空を通り、インドネシアの上空へと入っていきます。
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フライトも残り少なくなりました。B787の美しい翼が、少し上にそりかえっています。多少、揺れることもありましたが、かなり快適なフライトでした。
最後にアイスとオリジナルドリンクをいただいて、CAさんとお話し
到着の1時間前、ビジネスクラスのお食事などはラストオーダーとなります。ここでカレーかラーメンでも注文しようと思っていましたが、あまりお腹が空いていなかったのでハーゲンダッツのみ。
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最後にCAさんが声をかけてくださいました。「お仕事ですが?」と聞かれたので、「いいえ、観光です」と。東南アジアはシンガポールしか渡航したことがなくて、だから水とか怖いんですよね、と話をしたらなんと、2Lのペットボトルを持たせてくれました。
今回の渡航では、インドネシアからタイも経由してインドへと向かうことを話したところ「インドは暑いですよ、蚊が多いのでウェットティッシュでごしごし拭いて虫除けになりますよ!」なんて豆知識も教えてくださいました。
CAさんはもちろん、決められたサービスをしてくださるわけですが、日系の航空会社ではこんな雑談もできる。外資系航空会社のCAさんはなんとも、塩対応なことが多い。やっぱり、これからもANAを使いたいと思った瞬間でした(次の渡航はユナイテッドで予約してしまっているのですが…)。
大気汚染で霞んだジャカルタへ
飛行機はジャカルタに向けて降下を開始します。大気汚染がかなり酷いのが東南アジアなどの国々。ジャカルタは特に大気汚染がひどい。
大気汚染のひどいジャカルタ
想像よりかなり空気が濁っているジャカルタ。飛行機からは地上は見えるのですが、同時にかなり空気が汚れていることがわかる。
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そんなジャカルタへ向けて少しずつ高度を下げていきます。何度か旋回はしましたが、特に遅れることもなく少しづつ高度を下げていきました。
ジャカルタ/スカルノ・ハッタ国際空港に到着
飛行機は定刻通り、ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港に着陸しました。空港の周辺は平屋が多い。思っていたほど都会ではなかった。空港はジャカルタの市街地からはやや離れています。
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無事に着陸しました。いままで世界中の空港を利用してきましたが、欧米系のエアラインが少なく、アジア系のエアラインが圧倒的多数を占める、いままでにはあまり見たことのない空港です。
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ANA便はジャカルタの第3ターミナルに到着します。第3ターミナルはJALやガルーダインドネシア航空も利用しているターミナルで、圧倒的に大きなターミナル。
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降機しました。ANAのB787-9での8時間ほどの旅、長いようで快適なビジネスクラスでの旅はあっという間でした。
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ボーディングブリッジは開放的で綺麗なもの。建設においては日本がかなり支援しているため、日本のようなボーディングブリッジ。
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無事に到着しました。ここから入国審査のエリアまでは歩いて10分ほど。思っていたより歩きました。僕は事前にインターネットでアライバル・ビザを取得していたのですぐにパス。
迷ったが、鉄道で市街地へ向かうことに
空港から市街地までの移動手段は最後まで迷っていましたが、迷った結果、鉄道を使うことにしました。ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港から市街地までは鉄道が走っており、快適に利用することができます。
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空港アクセス鉄道は全席自由席ですが、どの時間の列車に乗るかを決めてチケットを購入することになります。
ジャカルタをサクッと観光
私は今回、ジャカルタには2泊3日の滞在となりました。ジャカルタは観光都市ではありません。観光したいというよりは、その街の大きさ、魅力を感じたかったのです。
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イスラム教のイスティクラル大モスクがあり、その目の前にはキリスト教のイスティクラル大聖堂がある。多民族国家として、それぞれの宗教を受け入れているのがジャカルタ。そんなジャカルタを、肌で体験してきました。
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