ニューデリーの空港アクセスやホテル、ラウンジなど インディラ・ガンディー国際空港を徹底解説

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インドホテル飛行機

インドの玄関口である、ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港(DEL)。ニューデリーへ行く予定のある方は、空港から市内へのアクセスやホテル、ラウンジなど気になる点が多くありますよね。僕自身も、カオスな国・インドとあって渡航前には不安がたくさんありました。

本記事では、初心者でも安心してニューデリー・インディラ・ガンディー国際空港を利用できるよう、気になる点を詳しく紹介します。特に、

  • ニューデリーの空港を利用する際に、注意すべきことは?何時間前に空港に行くべき
  • ニューデリーの空港から市内へのアクセスは?
  • ニューデリーの空港のラウンジは?周辺で安心して利用できるホテルは?

などといった疑問に、徹底的に答えます。私自身1年で8カ国目となるインド訪問で体験した実体験をもとに、他国とは異なる点など、インドの玄関口を安心して利用する方法を解説します。

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ニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港はインドの玄関口

ニューデリーにあるインディラ・ガンディー国際空港は、インドの玄関口として日本からの直行便も運航されています。初めてインドの地を踏むニューデリーの空港、まずはその様子や利用する上での注意点などを詳しく解説します。

ニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港はインドの玄関口
インディラ・ガンディー国際空港の入国審査エリア

日本からも直行便が運航されるデリー

インディラ・ガンディー国際空港の名前は、インドの元首相インディラ・ガンディーに由来しており、以前は「パーラム国際空港」と呼ばれていた空港です。

2024年現在、日本とニューデリーの間の直行便は、全日空(ANA)、日本航空(JAL)エアインディア(AIC)の3社が運航しています。

運航会社便名出発到着便名出発到着
日本航空JALJAL39東京・羽田10:40デリー16:00JL30デリー19:05東京・羽田6:45
全日空ANAANA837東京・羽田10:50デリー16:30NH838デリー18:00東京・羽田5:55
エアインディアAI307東京・成田13:50デリー19:20AI306デリー0:05東京・成田12:00
デリーと日本を結ぶ直行便(2024年8月現在)

インド第2位の航空会社・ビスタラが、コロナ禍前に東京・羽田〜デリー路線開設を決定、延期ののち2021年に運航をしていました。2024年現在、JALとのコードシェアに任せて自社運航されていません。今後、エアインディアと合併する予定なので、その際にどうなるか期待しています。

また、コロナ禍以前はエアインディアにより、デリーから香港経由で、大阪・関西国際空港への直行便も設定されていました。またこれ以外にも、中国やソウル、香港などで乗り継ぎ利用することもできます。

インディラ・ガンディー国際空港には、現在4つのターミナルがあります。ターミナル1、1D、2は主に国内線や貨物のターミナル、第2ターミナルと第3ターミナルから国際線が出発します。日本への直行便を飛ばすANA、JAL、エアインディアは全てターミナル3から出発します。なお、ターミナル1だけはかなり離れた場所にあるので、間違えないようにしてください

日本からも直行便が運航されるデリー
日本からの直行便も運航

2024年現在、ニューデリーには本記事で紹介する「インディラ・ガンディー国際空港」(DEL)しかありません。しかし現在、第2の空港として「ノイダ国際空港」(DXN)が建設中。2025年を目処にノイダ国際空港も開港予定ですが、現時点で日本路線の移管などは発表されていません。

ニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港の注意点

インドは発展著しい国ですが、カオスな国であることは間違いありません。デリーを観光する際の注意点は、過去の記事「インド・デリーの治安 実体験から-観光をするなら詐欺に気をつけろ」でもまとめました。ここでは、空港での注意点に焦点を当て、まとめます。

インドでよくある話がホテルのトラブル。たとえばタクシーの客引きに声をかけられホテル名を聞かれる、自分が予約したホテル名を告げると「そのホテルは閉鎖になった」だとか、「そのエリアはデモで入ることができない」などと言って別のホテルに連れて行かれることがあります。

メーターを使ったタクシーの場合、メーターに細工が施されていたりすることも。また、デリーは事前予告なしの通行止めがあったり、道路事情により通ることができないこともあります。場合によってはドライバーが道に詳しくないため道に迷った挙句「これ以上進めないから、ここから歩いて」と言って降ろされることも。降ろされるだけならいいですが、遠回りして異常な料金を請求されることも。

日本では考えられないようなトラブルが当たり前のように起こるのがインドという国です。最近ではYouTubeコンテンツなどでも、素人によるインド旅の動画が豊富にあります。渡航前にインドのカオスさをある程度知ってから渡航すると良いでしょう。

ニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港の注意点
日本では考えられないカオスが、当然のように起こる国・インド

また、ニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港では入国にも時間がかかる場合があります。僕の場合、ビジネスクラスの優先入国審査レーンを利用したにもかかわらず、30分以上かかりました。インドでは入国の際に口頭試問があります。アメリカ路線などが集中する時間帯は混雑するので、時間には余裕を持った計画が必要です。

インドは国内線でも早めに空港へ 3時間半前を目処に空港へ行こう

インディラ・ガンディー国際空港は、延べ6,500万人以上が利用する大きな空港です。インドはどこへ行っても、とにかく人が多い。特にインドにおける移動は、思い通りにいかないことがほとんどです。そのため、全てにおいて早め早めに行動することが大切です。

インドでは国内線であっても3時間以上前を目処に空港へ向かうのが良いでしょう。保安検査場はかなり混雑しており、日本のように出発に近いお客さんを優先してくれるなんてこともありません(ビジネスクラス利用者については優先保安検査レーン「First / Business Class passengers 02 counters」が利用可能です)。

ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港では、搭乗手続きは出発の3時間30分前から行われる会社がほとんどです。出発の4時間前からターミナルに入ることができます。4時間前〜3時間30分前ごろに空港に到着する目安で、空港へ向かうと良いでしょう。

インドは国内線でも早めに空港へ 3時間半前を目処に空港へ行こう
毎日数多くの便が出発し、混雑する空港

空港内は汚くない 時間潰しするカフェも

「インドは汚い」、そんなイメージありませんか?実際ニューデリーでも一部は汚くて、僕も渡航前は不安でした。しかしニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港はそこまで「汚い」という印象を持つような空港ではなく、日本人でも比較的安心して利用できるでしょう。

特に後述するようにインドの空港では、空港ターミナルに入る際にチケットを提示し、手荷物検査を受ける必要があります。ターミナル内は比較的安心して利用することができます。

空港内は汚くない 時間潰しするカフェも
インディラ・ガンディー国際空港の国内線チェックインカウンター付近の様子

空港に早めに到着した場合、時間潰しする場所も豊富にあります。全てのターミナル合計で70店舗近くの飲食店があります。

日本便が発着するターミナル3の国際線到着フロアには、バーやインド料理レストランなどのインドらしいお店から、ケンタッキーやドミノピザなど日本でも見慣れたチェーン店もあります。また、ターミナル3の国際線出発フロア(搭乗待合室)には、スターバックスやサブウェイ、マクドナルドといったカフェやファストフード店があります。もちろん、インド料理のレストランもあります。

早めに空港に到着した場合や、乗り継ぎ時間をしっかり確保してある場合でも、時間潰しに困ることはないでしょう。

ニューデリーの空港には、お土産も充実

ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港には、お土産なども充実しています。特に2010年に完成し、国際線も多く発着する第3ターミナルにはお土産や免税店などが多くあります

インドのお土産なら、KARACHI BAKERY(カラチ・ベーカリー)がおすすめです。クッキーやビスケットなどを販売しているお店です。インドのチョコレートは甘さが独特で、日本人の口には合わない場合も。なので、焼き菓子がおすすめです。

第3ターミナルの国際線エリアにあるお土産については、いまいずみさんのブログ「つれづれ天竺記」で写真付きで紹介されています。

もちろん、インドのお土産以外にもRALPH LAURENやMICHEL KORSといった世界的なブランド店、シンガポール発祥で日本人にも人気の高級紅茶のTWGのお店などがあります。第3ターミナルの店舗は40店舗近くになり、かなり充実しています。

ニューデリーの空港には、お土産も充実
ターミナル内にも免税店やお土産などが充実

乗り継ぎ利用なら入国の必要なし

ニューデリーは発展著しいインドの玄関口であり、世界各国のエアラインがフライトを飛ばしています。特にアフリカ方面や南ヨーロッパ方面などへの乗り継ぎの拠点としても利用可能です。

乗り継ぎ時間が長くない場合、乗り継ぎ専用カウンターにて搭乗手続きすることで入国する必要がありません。インドに入国する場合、アライバルビザまたはeビザの事前申請が必要で、これらには手数料がかかります。

そのため、インドで乗り継ぐのであれば、国際線エリアで乗り継ぐのがおすすめです。なお、国際線エリア内での乗り継ぎであればインドのカオス感と出会うこともないのでおすすめです。

インドで最大の財閥タタ・グループがエアインディアを買収、機材を大幅に増やし路線拡大をしていく方針を明確にしています。今後、デリーでの乗り継ぎ需要は、特に日本人にとってはラストフロンティア・アフリカ方面へ向けて増えることでしょう。

乗り継ぎ利用なら入国の必要なし
エアインディアが各方面へとフライトを飛ばすほか、世界各国のエアラインが就航

国内線への乗り継ぎの場合は、入国審査、手荷物引き取り、税関審査を通過する必要があります。国内線に搭乗前に入国審査が必要です。他の乗客と同様に到着ロビーまで出ます。ターミナル間移動が必要ないのであれば、客引きの多い外まで出ることなく国内線出発ロビーへ向かうことができます。

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ニューデリー空港からからニューデリー市内へのアクセス解説

続いて、ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港からニューデリーの市内へのアクセスについて解説します。デリーでは空港から出るとすぐに客引きがあるため(昔と比べてかなり改善されたようですが)、しっかり準備してから出る必要があります。

市内へは鉄道が圧倒的におすすめ

ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港からニューデリーの市街地へは、地下鉄(メトロ)でのアクセスが圧倒的に便利です。日本からのフライトが到着する第3ターミナルの建物を出て、そのまま地下通路を進むと空港メトロの駅に到着します。

空港メトロは4:45~23:15の間で10~30分間隔で運行されています。ニューデリー駅までの所要時間は20分程度、料金は60INR(ルピー)と日本円でおおよそ120円ほど(2024年現在)です。

市内へは鉄道が圧倒的におすすめ
インドとは思えない治安の良さ

ニューデリーの地下鉄や空港鉄道(メトロ)は、インドとは思えないような治安の良さ。列車内はかなり綺麗で、列車内での勧誘などもほとんどなく、安心して利用することができます。

ニューデリーでの鉄道の利用については、こちらの記事で詳しく解説しました。ニューデリーでの地下鉄の乗り方などもかなり詳細にまとめてあるので、合わせてご覧ください。

場所によってはUberだが、見つけるのが大変

インドでは、ウーバー(Uber)やオラ(Ola)などの配車アプリが利用できます。できます、というよりは最近ではほとんどの人が配車アプリを利用しています。流しのタクシーでは料金の交渉が必要なため、IT化の流れで便利なUberを利用するのです。

Uberなどの配車アプリを利用すると、空港から市内までの料金は約700INR(日本円で1500円)前後です。配車アプリで空港を利用する場合、空港利用料が加算されますが自動で加算されるので便利です。

Uberなどのライドシェアは、国際線が到着する第3ターミナルを出てまっすぐ、その先、右斜め方向に進むことでアクセスできます。看板があるので迷わず、アクセスできます。

が、ピックアップポイントについてからが地獄あまりにも人が多すぎて、ドライバーを見つけることができません(ベンガルールの空港に導入されているUber Goを導入してほしい…)。ちょっと大変なので、覚悟して向かいましょう。ちなみに、マッチングしてからピックアップポイントに向かっても大丈夫です。

Uberなどの配車アプリのピックアップポイントは限定されています。詳細は空港の公式サイトに掲載されています。

https://www.newdelhiairport.in/to-and-from-airport-details?cabs

空港のターミナルビルから出るとすぐに、タクシーの勧誘を受けました。やんわり断ろうとするのではなく、「No」と明確に答えましょう。明確に断れば、そこまでしつこくはありません。

エアポートバス

ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港には、エアポートバスもあります。鉄道などとは異なり、24時間運行しているのが特徴です。概ね30分おきに運行されています。料金は75INR(日本円で約150円)で、鉄道より高いです。

日本からの国際線が到着するターミナル3の建物を出て、18番の柱付近から出発します。公共バスのDTC(Delhi Transport Corporation)が運行しています。

インディラ・ガンディー国際空港から中心部のコンノート・プレイスまで約50分、終点のISBTまでは約1時間30分。ただし、インドでは交通渋滞が激しく、時間通りに運転しないことも多々あるようなので、時間に余裕を持って利用しましょう。

また、バス内は混雑するので大きな荷物がある場合はちょっと不便です。

時間帯によっては空港泊も

到着する時間帯によっては空港泊するという選択肢もあります。Uberなどのライドシェアこそ、最近ではかなりセキュリティに力を入れていますが、それでも女性が夜間に1人で利用するのはやや危ない。それくらいなら、空港で一夜を明かした方が安全です。

「カオスな国・インドで空港泊なんて何事だ」と思いますよね。しかし、先ほども解説した通りインドの空港では当日の航空券がないと入場できません。また、空港内に立ち入るためには保安検査が必要です。空港のターミナルから1歩外へ出てしまうとカオスな空間が待っています。そのため、空港から出ないようにしつつ、空港内で宿泊するのがおすすめです。

ターミナル間の移動は無料シャトルバスが利用可能

ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港にはターミナルが4つあります。大きな荷物を持ってターミナル間を移動する場合、無料のシャトルバスが利用できます。無料のシャトルバスは約20分間隔で行き来しています。

ただしこちらは、東京・羽田空港のように完全無料シャトルバスではありません。各ターミナルの乗り継ぎカウンターへ行き、スタッフに搭乗券とパスポートを見せてクーポンをもらう必要があります。このクーポンなしで乗ろうとするとお金がかかるので、注意してください。

ターミナル間の移動は無料シャトルバスが利用可能
ニューデリー インディラ・ガンディー国際空港にて

特に第1ターミナルについてはかなり離れています。ターミナル間の連絡バスであっても間違えるとかなり大変なことになります。また、乗り継ぎ時間も最低でも5時間程度は取っておいたほうが良いでしょう。

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ニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港のラウンジ事情

最初の章でも紹介した通り、ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港はかなり混雑するため、早めに空港へ向かいたいところです。早く空港についても安心、ラウンジがかなり充実しています。

巨大な空港には多数のラウンジが

ニューデリーの唯一の空の玄関口となっているインディラ・ガンディー国際空港には、ラウンジが多数あります。2024年現在の主要なラウンジをまとめると、

  • Encalm Lounge(エンカーム・ラウンジ):プライオリティパスで利用可能
  • Encalm Prive Lounge(エンカーム・プリヴェ・ラウンジ):JAL利用者が利用可能
  • Plaza Premium Lounge(プラザ・プレミアム・ラウンジ)
  • Air India Lounge(エア・インディア ラウンジ):ANA、エアインディア利用者が利用可能
  • American Express Lounge(アメリカン・エクスプレス・ラウンジ)
  • Emirates Lounge(エミレーツ・ラウンジ)

となっています。プライオリティ・パスで利用できるラウンジがあるほか、エアラインのラウンジもあります。ビジネスクラス利用者はラウンジのチケットが必要なので、チェックインカウンターで必ず受け取るようにしましょう。

巨大な空港には多数のラウンジが
保安検査通過後のエリアで待機したいところ

エアインディアのラウンジが完備

ニューデリーはインドを拠点とするエアインディアの最大のハブ空港です。エアインディアのラウンジが完備されています。エアインディアのビジネスクラスを利用する場合、エアインディアのラウンジが利用できます。また、ANAは同じスターアライアンスに加盟しているためANAのビジネスクラス利用でもエアインディアランジが利用可能です。

なお、JALのビジネスクラス利用の場合は、ENCALM Prive Loungeが利用可能です。ワンワールド加盟航空会社のラウンジは、2024年現在ありません。

今回、国内線の出発エリア(保安検査通過後)のエアインディアのラウンジを利用してきましたので、ラウンジ内の様子をご紹介します。なお、国際線のラウンジはもう少し広いようです。

エアインディアのラウンジが完備
エアインディアのラウンジ

エアインディアのラウンジです。入り口に大きく、エアインディアのロゴがあるので迷うことはないでしょう。ANAのプラチナ会員以上など、スターアライアンスのゴールド会員でも利用できます。

エアインディアのラウンジが完備
食事も充実

国内線のラウンジであるにも関わらず、ラウンジ内には食事も充実しています。カレーはもちろんのこと、日本人や欧米のお客さんも意識しているようなパンもあります。

なお、ラウンジ内でWi-Fiを利用する場合、入り口のカウンターにパスポートを提示してWi-Fiのパスワードを受け取る必要があります。

Priority Pass対応のラウンジも

ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港には、プライオリティ・パスに対応したラウンジもあります。2024年現在、すべてのターミナルの保安検査エリアにプライオリティ・パス対応のラウンジがあります。

  • Encalm Lounge:ターミナル1Dの国内線保安エリア
  • Encalm Lounge:ターミナル2の国内線保安エリア
  • Encalm Lounge:ターミナル3の国際線保安エリア、国内線保安エリア、フードコートエリア
  • Domestic Lounge:ターミナル3の国内線保安エリア

日本路線のANA、JAL、エアインディアは、赤太字で書いたターミナル3から出発します。ターミナル3の保安検査エリアでは、Encalm Loungeが利用できます。

最初の章でも解説した通り、ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港の保安検査場はかなり混雑します。早めに保安検査を通過し、ラウンジで時間調整をするのがおすすめです。

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ニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港周辺のおすすめホテル

最後に、ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港周辺でおすすめのホテルを紹介します。空港周辺には安心して利用できるホテルも多くあり、乗り継ぎだけではなく長期滞在にもおすすめです。

なお、インドに限りませんが、海外でホテルに宿泊するためにはフロントでパスポートの提示が必要です。コピー等取られますので、事前に準備しておきましょう。

空港周辺のホテル3エリア

ニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港周辺で宿泊する場合、宿泊エリアの選択肢は次の3つになるでしょう。

  1. ニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港隣接のホテル
  2. メトロを使って行くエアロシティのホテル
  3. タクシーや配車アプリで行く市内のホテル

結論から言うと、この中で圧倒的におすすめは2.の「エアロシティのホテル」です。空港から地下鉄で簡単に行くことができ(夜でも安心)、日本食のお店も目の前にあるので安心して利用できます。

まず初めに、主要エリアの特徴を、最初に一覧としてまとめます。

ホテル空港アクセス料金快適性安全性
❶空港内⚪︎⚪︎
❷エアロシティ⚪︎
❸デリー市内
ニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港周辺のホテルエリア

お金は気にせず、利便性を重視したい場合、空港内のホテルがおすすめです。Booking.comなどで検索すると、ホテルが多く出てきます。安いホテルもありますが、快適性では微妙なところもあります。

なんといっても空港へのアクセス抜群で、安心です。料金が高めですが、夜に到着するフライトのお客さんを中心に利用者が多いです。また、深夜のフライトでの到着やフライトの遅延なども想定しているため、チェックインやチェックアウトの時間をあまり気にせず利用できるのもメリットの1つです。

お金より利便性を重視する、深夜のフライトで到着する、という方は空港直結のホテルがおすすめ。ただ料金が割高になる場合があるのと、外資系ホテルは意外と少ない。

最もおすすめし、僕自身も利用したのがエアロシティのホテルです。外資系(マリオットホテルなど)のホテルも多く進出しています。ニューデリーとは思えないほど安定した治安であり、地下鉄の駅まで余裕で歩くことができます。

ただ、空港から近いため、Uberが捕まりにくい(Uberドライバーからするとニューデリーの市街地へ戻りたいため、マッチングしないドライバーが多い)ことが難点です。

ニューデリーの空港周辺で宿泊するには圧倒的におすすめできるエリアなので、次の章で詳しく解説します。

空港から近く、デリーとは思えないような治安の良さ。外資系の綺麗なホテルも充実しており、圧倒的におすすめ。

最後に紹介するのはニューデリー市内のホテルなどです。バックパッカーの方で、安宿を探している方にはおすすめです。

特に安い宿が並んでいるのが、バサント・クンジ・ロード(Vasant Kunji Rd)という道沿いです。ただし、外国人を泊めるために必要なForm Cに対応していない宿もあります。

メトロ(地下鉄)で20分で行くことができるニューデリー駅周辺は「バックパッカーの聖地」とも言われており、安宿が多くあります。ただ、ニューデリー駅の周辺は声掛けも多いので、夜の移動はおすすめできません。

安宿が多くあるのがニューデリーの市内。ただ、インドに慣れていないと移動などがちょっと大変。

インドは水などが綺麗でないホテルもあります。特にインドが初めての方は、外資系のホテル(マリオットホテルやハイアットホテル、IHGホテルなど)が安心です。

空港周辺のホテル3エリア
僕が宿泊したホテル

デリーの空港周辺ホテルはエアロシティがおすすめ

ニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港周辺で宿泊するなら圧倒的におすすめなのが、エアロシティのホテルです。

エアロシティは空港に程近いエリアで、商業施設と宿泊施設を中心に開発が行われています。ニューデリーのエアロシティは最近、開発が進んでおり、かなり綺麗。ニューデリーとは思えないような綺麗な空港です。

日本からのフライトを含むすべての国際線が到着する第3ターミナルは、ターミナルを出るとすぐにメトロの乗り場があります。ニューデリーの空港から1駅の、Delhi Aero City駅で降りると、エアロシティに行くことができます。

エアロシティは、夜でも安心して歩くことができるほど綺麗なエリアです。僕は夜遅く到着し、不安だったため行きはUberを利用しましたが、帰り(ホテル→空港)は歩いてメトロの駅へ行き、空港へと向かいました。

デリーの空港周辺ホテルはエアロシティがおすすめ
KUURAKU RAMEN

エアロシティの大きな特徴は、安心して利用できる綺麗な商業施設があること。商業施設エリアにはフードコートやカフェ、コンビニのような手軽なお店からブランド物のお店まで幅広くあります。商業施設エリアに入るには手荷物検査が必要で、鬱陶しい客引きもありません。

フードコートには日本のラーメン「KUURAKU RAMEN」があります。フードコートでこのラーメンを食べている日本人も結構います。

エアロシティには数え切れないくらい多くのホテルがあります。その中でインド初心者でも利用しやすい、おすすめのホテルをいくつかピックアップしておきます。

  • JW マリオット ホテル ニューデリー エアロシティ (JW Marriott Hotel New Delhi Aerocity)
  • アルフォート ニューデリー エアロシティ (Aloft New Delhi Aerocity)
  • ホリデイ イン ニューデリー インターナショナル エアポート (Holiday Inn New Delhi International Airport)
  • アンダーズ デリー – ア コンセプト バイ ハイアット (Andaz Delhi – A Concept By Hyatt)
  • ハイアット レジデンス(Hyatt Delhi Residences)
  • ローズエイト ハウス ニューデリー (Roseate House New Delhi)
  • イビス ニューデリー エアロシティ アン アコーホテルズ ブランド (ibis New Delhi Aerocity – An AccorHotels Brand)
  • プルマン ニューデリー エアロシティ (Pullman New Delhi Aerocity)
  • レモン ツリー プレミア デリー エアポート ホテル (Lemon Tree Premier Delhi Airport Hotel)
  • ノボテル ニューデリー インターナショナル エアポート – アコーホテルズ ブランド (Novotel New Delhi International Airport – An Accor Hotels Brand)

JWマリオットやアロフト、ホリデイ・インなどの外資系のホテルも多くあるので、インド初心者でも安心して利用できます。

デリーの空港周辺ホテルはエアロシティがおすすめ
デリーとは思えないような綺麗さがあるエアロシティ

空港内のホテルはチケットを持っている人のみなので注意

インドではニューデリーに限らず、出発4時間以内のチケットを持っている人しか空港に入ることができません。また出発するターミナル(T3ならT3出発のチケットを持っている人のみ)にしか入ることができません。

そのため、空港ホテルを予約する場合は注意が必要です。空港内に入る必要があるか、空港内に入る必要がある場合ホテルが対応してくれるかなどを確認する必要があります。

空港内のホテルはチケットを持っている人のみなので注意
出発ターミナルなどを確認して予約する必要がある

空港内のホテルは、長期滞在者向けではなく乗り継ぎで利用するお客さん向けのものです。入国審査前のエリアにホテルがある場合もあるので、しっかり確認してから予約しましょう。


今回はニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港について、私自身が利用した経験からかなり詳しく解説しました。想定していたよりかなり長い記事となりましたが、少しでも参考になることがあれば幸いです。

デリーでの観光の経験から、治安やそのカオスさについて詳しくまとめました。こちらの記事も併せてご覧ください。

ニューデリー/インディラ・ガンディー国際空港について、もし今回の記事を読んでもわからないこと等あれば、コメント欄から遠慮なく質問してください。わかる範囲ではありますが、お答えします。

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コメント

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