トルコ航空(ターキッシュエアラインズ)A320 国内線でイスタンブールからカッパドキアへ

トルコ
トルコ飛行機

トルコの玄関口であり、最大の都市であり、そして観光資源も豊富なイスタンブール。世界遺産であり日本人にも人気のカッパドキア。

イスタンブールからカッパドキアまでは、ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)が1日4往復、直行便を飛ばしています。値段もそこまで高いわけではなく、便利な路線です。

この区間に実際に搭乗してきましたので、その様子を紹介。イスタンブールからカッパドキアを結ぶ便について詳しく解説するとともに、「トルコ航空の国内線」にも焦点を当てて解説します。

イスタンブール→カッパドキアのVlog

この区間は実際に利用した際の様子を動画として撮影し、Vlogとしてまとめました。こちらもあわせてご覧ください。

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トルコ航空(ターキッシュエアライン)の国内線

トルコはヨーロッパとアジアにまたがる国で、意外と広い。ターキッシュエアラインズもトルコ国内出は52都市に就航(2024年6月現在)しており、広いネットワークを持っています。

トルコ航空(ターキッシュエアラインズ)の国内線A321

まず初めに、トルコ航空(ターキッシュエアラインズ)の国内線機材の紹介です。イスタンブール〜ネヴシェヒル・カッパドキア路線ではA321がメインで使用されています。

トルコ航空(ターキッシュエアラインズ)の国内線A321
ターキッシュエアラインズのA321

ターキッシュエアラインズはこのA321-200を、国内線向けの機材として65機導入しています。ターキッシュエアラインズが保有する機材としては最多を誇ります。

トルコ航空(ターキッシュエアラインズ)の国内線A321
今回搭乗したのはA321-200

ここで紹介する機材はA321ですが、ターキッシュエアラインズの国内線では、デザインこそ異なるものの基本的に同じタイプの座席が採用されています。

ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)国内線の座席

ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)国内線の座席の様子です。革張りの座席になっており、座席は綺麗で快適です。座り心地も日本の航空会社と同じ感じ。

同じ本革を採用しているJALの国内線機材が近いというか、おそらくベースとなる座席は同じ型式で、各社が少しづつアレンジしているのだと考えられます。

ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)国内線の座席
トルコ航空国内線の座席

ナローボディー機(A321やB737などの通路が1本の機材)では、座席配列は3+3になっています。座席の幅もしっかり確保されています。

ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)国内線の座席
座席の様子

また、座席間隔もしっかり確保されています。トルコ航空はフルサービスキャリア(LCCではない)ので、座った際に膝に余裕がある程度の座席感覚は確保されています。

ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)国内線の座席
膝元の部分

また、各座席にはテーブルが完備されています。ターキッシュエアラインズの国内線向け機材では座席モニターが設置されていないので、折りたたみ式のテーブルではありません。

ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)国内線の座席
座席のテーブル

テーブルの形態を見る感じ、やっぱりJALの国内線むけB737などと同じような座席になっているようです。お腹の部分がやや凹んでいるため、テーブルの広さが案外広くないのがこのテーブルです。

トルコ航空の国内線では、Wi-Fiは有料

ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)では機内にWi-Fiが設置されています。ただし、機内でのWi-Fi利用は有料です。国内線だから無料とはなっていません。

https://www.turkishairlines.com/ja-int/flights/fly-different/inflight-connectivity

ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)におけるWi-Fiサービスについては、こちらのページにまとめられています。

パスの種類手数料
無制限のメッセージング150 トルコリラ
無制限のインターネット350 トルコリラ
インターネットの料金

インターネットは2種類あり、国内線では「メッセージング」プランと「インターネット」プランがあります。メッセージングは通信速度がかなり遅く、メッセージのやり取りやメールのやり取り程度に使うことができる通信速度です。

トルコ国内線であればそこまで長い区間になることはないため、Wi-Fiに課金しなくてもそこまで苦ではないでしょう。

トルコ航空(ターキッシュエアラインズ)A320 国内線でイスタンブールからカッパドキアへ
ターキッシュエアラインズのA321

現在、世界的に航空会社の「Wi-Fi無料化」の流れがきています。フルサービスキャリアでは無料、LCCは収益の1つとして有料、という流れです。今後無料化される可能性もあります。

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トルコ航空の国内線におけるサービス 機内食も提供

トルコ航空(ターキッシュエアラインズ)では、日本の国内線とは異なりエコノミークラスでも機内食が提供されます。このようにサービス面でも異なる点があるので、搭乗前に知っておきたいターキッシュエアラインズのサービスを解説します。

トルコ航空では国内線でも機内食の提供あり

トルコ航空(ターキッシュエアラインズ)では、国内線でも機内食の提供があります。日本のANAやJAL国内線においては、機内食が提供されるのはプレミアムクラス・ファーストクラスなどの上級クラスのみです。しかしトルコ航空(ターキッシュエアラインズ)ではエコノミークラスでも機内食が提供されます。

トルコ航空では国内線でも機内食の提供あり
オレンジジュース

次の節でも解説しますが、トルコの国内線では持ち込み制限がとても厳しくなっています。水などの持ち込みもできませんが、ドリンクはしっかり提供されます。水やお茶、コーヒーなどトルコ航空のドリンクはかなり豊富です。

トルコ航空では国内線でも機内食の提供あり
機内食

トルコ航空(ターキッシュエアラインズ)の国内線エコノミークラスでは、時間の制限もあってサンドイッチが提供されます。「ペスト・ギリットエズメ(クレタ風ディップ)・チキンカツレツ・フェタチーズなどの具材を使用した食べ応えのあるバター風味のホットサンド」(ターキッシュエアラインズ公式サイトより)が提供されます。

トルコ航空では国内線でも機内食の提供あり
意外と美味しい

1時間程度の国内線フライトでの機内食であること、ラウンジも利用していたのでラウンジで十分と考え全然期待していなかったのですが、これが意外と美味しかった。

トルコ航空の国内線は荷物持ち込み制限が厳しいので注意

トルコ航空(ターキッシュエアラインズ)の国内線は、機内持ち込み手荷物がかなり厳しいです。手荷物は最大8kgまでとされており、国内線持ち込みが可能なスーツケースでもゲート前で預けるよう言われます。

Economy Classのお客様は、1名につき機内持ち込み手荷物1個(最大寸法:23×40×55cm、重量:8kg以内)と身の回り品1個(最大寸法:40×30×15cm)を機内に持ち込むことができます。身の回り品は4 kgを超えることはできません。

Turkish Airlines公式サイトより(2024/06/07閲覧・引用)

僕はトランジットがないこともあって、国内線機内持ち込み可能なスーツケースも預けていました。周りではスーツケースを持ち込もうとしていた人もたくさんいましたが、出発時にゲートでスタッフの方が全て回収、貨物室に積み込んでいました。

トルコ航空の国内線は荷物持ち込み制限が厳しいので注意
ターキッシュエアラインズのA321

ルフトハンザドイツ航空なんかはホームページに書いてあるのは形だけ、実際には持ち込もうとしても全然OK、なんて感じですが、ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)はしっかり回収し貨物室に積み込まれます。

イスタンブール空港では、Priority Passでのラウンジ利用も可

ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)が拠点としているのが、イスタンブール空港です。イスタンブール空港では国内線についても、Priority Passでラウンジが利用できます。国際線・国内線ともに「IGAラウンジ」が保安検査通過後にあります。

イスタンブール空港では、Priority Passでのラウンジ利用も可
国内線はかなり開放的なラウンジ

国内線向けのiGAラウンジはかなり開放的な作りになっています。保安検査通過後すぐから、看板にしっかり案内があるため、迷うことはまずないでしょう。

イスタンブール空港では、Priority Passでのラウンジ利用も可
Priority Passラウンジなのにアルコールも

Priority Passラウンジであるにも関わらず、アルコール類が置かれています。ペットボトルのミネラルウォーターも大量に。トルコの国内線では液体持ち込みが完全に不可(水の持ち込みもできない)なので、これはとても助かる。

イスタンブール空港では、Priority Passでのラウンジ利用も可
食べ物も

そしてなんと、食べ物もしっかりある。国際線のプライオリティパスラウンジならまだしも、国内線でこれはかなり充実。ちなみに国際線のiGAラウンジはもっと充実しています。

イスタンブール空港では、Priority Passでのラウンジ利用も可
ラウンジは空いている

トルコ・イスタンブール空港のPriority PassラウンジであるiGAラウンジは、国際線エリアではかなり混雑します。が、国内線エリアはかなり空いているので、快適に使うことができるでしょう。

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カッパドキアの最寄空港・ネヴシェヒル カッパドキア空港

世界遺産として日本人にも人気の観光地・カッパドキアの最寄空港は、ネヴシェヒル・カッパドキア空港です。イスタンブールからは1時間15分ほどの短いフライトですが、飛行機が最も合理的な手段とだけあってかなりのお客さんが利用します。

なお、イスタンブールからカッパドキアへ移動する場合、バスも利用できますしカイセリ国際空港を利用することもできます。「イスタンブールからカッパドキアへの行き方」については別の記事にまとめてありますので、こちらをご覧ください。

ボーディングブリッジのないネヴシェヒル・カッパドキア空港

ネヴシェヒル・カッパドキア空港は1日5往復程度(※便数などは季節により変動)のフライトがイスタンブールからあるだけです。そこまで大きな空港ではなく、空港の設備も意外とコンパクト。

ボーディングブリッジのないネヴシェヒル・カッパドキア空港
エプロンを歩いて搭乗する

ネヴシェヒル・カッパドキア空港にはボーディングブリッジがありません。飛行機に乗る際はエプロンを歩いて、タラップを通って乗ることになります。

ボーディングブリッジのないネヴシェヒル・カッパドキア空港
空港のターミナルは平屋

空港ターミナル自体が1階建で、ボーディングブリッジを設置できるような構造をしていません。現在は徒歩での搭乗で間に合っていますが、今後観光客が増えた際は、ターミナルの増強の話が出てくるかもしれません。

空港に入るには手荷物検査が必要

トルコの空港では、空港に入る際に手荷物検査が必要です。テロ対策等のためで、これはネヴシェヒル・カッパドキア空港に限らず、トルコの多くの空港で必要です。

そのため、便の出発時間帯になると空港に入る段階で並びます。この段階では液体の持ち込みなどは問題なく、銃器類のチェックを行っているだけだと考えられます。

空港に入るには手荷物検査が必要
ネヴシェヒル・カッパドキア空港のエントランス

待合室に店舗などはほとんどないので注意

ネヴシェヒル・カッパドキア空港は世界遺産の玄関口となっている空港ですが、設備はかなり貧弱です。空港内にはコンビニのような、最低限の飲み物&お菓子を買うことができる売店がある程度。売店でわずかにお土産も売っているようでしたが、ギョレメ(カッパドキアの中心地)の方が圧倒的に、お土産が充実しています。

待合室に店舗などはほとんどないので注意
チェックインカウンター前の待合室

チェックインカウンターの前にはベンチが設置されていますが、ベンチがある程度です。カフェくらいあったら作業して待機できるのに…

待合室に店舗などはほとんどないので注意
搭乗待合室

さらに搭乗待合室(保安検査通過後)はもっと貧弱です。ターキッシュエアラインズなどが運航するA321が満席近い場合、全員が座ることができるベンチすらありません。ここはなんとかして欲しいところです。

空港からギョレメ地区へはシャトルバスの予約がオススメ

ネヴシェヒル・カッパドキア空港から、カッパドキアの中心地・ギョレメへはシャトルバスの利用が便利です。距離は35km以上あり歩ける距離ではありませんが、人口が多いエリアではないため、公共交通機関はありません。

空港からギョレメ地区へはシャトルバスの予約がオススメ
カッパドキア観光の中心地となるのがギョレメ地区

ネヴシェヒル・カッパドキア空港に到着すると、空港シャトル(ホテルまでの送迎)の人たちが列をなして待機しています。そしてその周辺に、予約していない人向けに「タクシー!タクシー!」と勧誘。あらかじめ予約した上での空港送迎は、タクシーの半分以下の値段で利用可能です。また、タクシーでは事前に(トルコ語または英語で)料金の交渉をしておかないと、後々トラブルになる可能性もあります。あらかじめ空港からホテルへの送迎は予約しておくことを強く、オススメします。

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イスタンブール〜カッパドキアのトルコ航空(ターキッシュエアラインズ)搭乗記

最後に、イスタンブールからカッパドキアの区間を実際に利用したので、その際の様子を詳しく解説します。世界遺産・カッパドキアへと向かう航路からはトルコの大地を感じることができる、なかなか最高な路線です。

イスタンブールからカッパドキアへ【行き】

まず初めに、イスタンブールからカッパドキアへと向かう便です。僕は昼ごろに出発する便でカッパドキアへと向かいました。ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)の国内線はチェックイン締切が1時間前であること、イスタンブールの中心地からイスタンブール空港までは片道1時間半〜2時間程度かかることを考えると、早朝・深夜便はやや不便です。

イスタンブールからカッパドキアへ【行き】
イスタンブール空港にて待機中の、A321

イスタンブール空港から、ターキッシュエアラインズのA321で出発。この路線は基本的に、A321またはB737が使用されます。おそらくネヴシェヒル・カッパドキア空港の滑走路設備の問題だと考えられ、繁忙期は増便で対応されています。

イスタンブールからカッパドキアへ【行き】
ボスポラス海峡を見ながら南へ

離陸時の風向き・使用滑走路にもよりますが、離陸後一旦、黒海方面へと出ます。黒海で大きく右側に旋回し、ボスポラス海峡の上空を通過します。

イスタンブールからカッパドキアへ【行き】
イスタンブールを離れ、マルマラ海上空へ

飛行機はボスポラス海峡上空を通過し、マルマラ海上空(イスタンブールの南側にある海域)へと出ます。

イスタンブールからカッパドキアへ【行き】
ネヴシェヒル・カッパドキア空港に到着

一気に時間は飛んで、ネヴシェヒル・カッパドキア空港へ到着。あまりに美しいトルコの大地に、ずっと動画を撮っていたらあっという間に着陸態勢に入っていました。

美しいトルコの大地の様子は、Vlogとしてまとめアップロードする予定です。公開までしばらくお待ちください。

世界遺産・カッパドキア滞在

今回の行き先はカッパドキア。カッパドキアはその昔は湖の底にあったエリアで、その特徴的な地形が世界遺産に登録されています。

世界遺産・カッパドキア滞在
カッパドキアの地形

カッパドキアの見どころといえばなんといっても、熱気球。日の出前後の時間帯に出発して、カッパドキアの絶景を眺めながら気球での1時間ほどのフライトは最高のひとことです。

世界遺産・カッパドキア滞在
カッパドキアの景色

熱気球が炎で照らされながら離陸していく様子は絶景。気球が1つだけではなく、たくさん飛んでいる景色は人工的ではありますがとてつもなく絶景。

世界遺産・カッパドキア滞在
気球が飛んでいく景色は圧巻

熱気球はカッパドキアでの定番アクティビティとなっており、会社も多数あります。予約方法や料金などについては、また別の記事にまとめる予定です。

世界遺産・カッパドキア滞在
カッパドキアの中心地・ギョレメ地区を一望する

カッパドキアはその独特の景色が観光客に人気です。カッパドキアにおいては高い円筒状の岩が多くあり、洞窟ホテルが人気です

カッパドキアの市街地、観光スポットについては現在、記事を作成中です。公開までしばらくお待ちください。

帰り【カッパドキア→イスタンブール】

帰りの様子です。帰りのカッパドキア→イスタンブール便についても現在、Vlogを作成中です。Vlog公開までしばらくお待ちください。

帰り【カッパドキア→イスタンブール】
ネヴシェヒル・カッパドキア空港から搭乗

ネヴシェヒル・カッパドキア空港には、既に解説した通りボーディングブリッジがありません。後ろ半分の座席に搭乗する場合、機体後方に取り付けられたタラップから搭乗することになります。

帰り【カッパドキア→イスタンブール】
イスタンブール国際空港

イスタンブール国際空港は、トルコ航空(ターキッシュエアラインズ)が拠点としている空港です。国内線ターミナルは特に、ターキッシュエアラインズの機体が並んでいます。

帰り【カッパドキア→イスタンブール】
今回搭乗してきた、A321の機体

今回ネヴシェヒル・カッパドキア空港からイスタンブールまで乗ってきたA321の機体です。A321は小型機の部類ですが、胴体がやや長いのが特徴です。

帰り【カッパドキア→イスタンブール】
バスで街中へ

イスタンブール空港から街中へは、バスを利用するのが便利です。イスタンブールには2024年度内にANAが、東京・羽田から就航することが決まっています。それに先立ち、イスタンブール空港についての解説記事を作成したいと考えています。しばらくお待ちください。

今回のヨーロッパ渡航の日記はこちらにまとめてあります。トルコを中心に、さまざまな場所を回りました。

2024年ヨーロッパ周遊旅行の日記記事へのリンク

こちらの記事では時系列の日記として整理した上で、詳細な記事へのリンクを掲載。臨場感あふれる情報と役立つ情報の双方をまとめてありますので、ご覧ください。

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