東京-名古屋を飛行機で ANAの超短距離国内線 羽田-中部NH86便

ロンドン
ロンドン飛行機
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名古屋と東京は東海道新幹線で1時間半ちょっとで行ける距離。この距離は空港から都心部への移動や保安検査を考えると飛行機より鉄道の方が圧倒的に速い。

それでも名古屋・中部〜東京・羽田の路線はANA・JALともに毎日運航しています。名古屋・中部国際空港(セントレア)から東京国際空港・羽田へのNH86便、また東京国際空港・羽田から名古屋・中部への便NH85便に搭乗してきましたので、その様子を紹介します。

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国際線への乗り継ぎを考慮した東京〜名古屋の路線

東京と名古屋の間の路線は、飛行機に乗るより新幹線に乗った方が早く目的地に着くことができます。

国際線乗り継ぎの需要がメイン

東京・羽田と名古屋・中部の間に便が開設されている理由は、国際線への乗り継ぎ需要を拾うため。ANAは東京における国際線の拠点空港を明確に、成田から羽田へと移しています。羽田の方が日本国内からの乗り継ぎアクセスがよく、日本全国の顧客をターゲットにできるためです。

国際線乗り継ぎの需要がメイン
再国際化により、世界各地への直行便が設定されるようになった羽田

名古屋の中部国際空港・セントレアは、ANAの国際線の運航がありません。コロナ禍直前には上海・香港の2路線のみがありましたが、現在では上海・香港の路線も運休中。名古屋発着の海外需要は羽田と成田での乗り継ぎか、スターアライアンスパートナーなどとのコードシェアに頼っている状態です。

全米各地へと乗り継ぎができ、かつビジネス需要も見込める名古屋・中部〜デトロイト路線をデルタ航空が開設していました。デルタ航空は日本国内にパートナーを持たないため日本国内線航空券を発券できず、名古屋にネットワークを持つための苦肉の策だったと考えられますが、こちらも採算が合わず撤退。名古屋は東京と大阪に挟まれた場所にあり、微妙な立ち位置になっているのですね。

名古屋から東京へ日帰り旅行では意外と使える

コロナ禍以前からANAは、名古屋・中部を朝出発、そして東京・羽田を夕方出発する便をそれぞれ1便ずつ運航しています。

便名出発到着
NH85東京・羽田18:05名古屋・中部19:05
NH86名古屋・中部 7:20東京・羽田 8:25
2023年7月現在のダイヤ

そのため、名古屋を早朝に出発し、名古屋に夕方に帰着する日帰り旅行にも使えます。飛行機は新幹線と比べて、早割などが充実しているのも魅力です。ただし、新幹線と比べて本数が少ないことには注意が必要です。

そのため、名古屋から東京に日帰りで利用することも可能です。朝夕それぞれの時間帯にJALは反対方向の便を含む1日2便を設定しているため、その点ではJALが有利かも。

名古屋から東京へ日帰り旅行では意外と使える
名古屋から東京への日帰り旅行にも使えるダイヤ

本来、この時間に設定されているのは午前の早い時間帯に羽田空港に到着すれば、欧米各地への乗り継ぎに対応できるため。また、夕方には欧米各地からの到着便が連続するため、夕方に羽田から名古屋に飛ばせば欧米各地からの乗り継ぎに対応できるためです。実際、ロンドン路線との乗り継ぎはとても良い。

東京・成田国際空港から名古屋・中部国際空港へも

今回は東京・羽田空港から名古屋・中部国際空港への便を紹介していますが、東京の主要国際空港である成田国際空港からも名古屋・中部国際空港には便が設定されています。

東京・成田国際空港から名古屋・中部国際空港へも
成田国際空港からハワイ・ホノルルを結ぶA380

こちらの成田国際空港も世界各地への乗り継ぎが可能です。ANAとしては、海外から海外への乗り継ぎ、いわゆる3国間乗り継ぎに力を入れているのが成田です。

かつては間合運用でB787などの大型機が運航され、ビジネスクラスの座席が普通席として開放されていました。現在はB737などに置き換えられているようですが、成田発着の国内線にはそんな魅力もあります。

2023年7月現在のダイヤはこのようになっています。

便名出発到着
NH493東京・成田 16:45名古屋・中部 17:55
NH494 名古屋・中部 14:15東京・成田 15:35
東京・成田〜名古屋・中部路線のダイヤ

コロナ禍以前は1日3往復もが運航されていたものの、羽田路線とは異なりコロナ禍の期間、2年ほどにわたって完全に運休。現在も2便が運休扱いとなっているようです。最新情報はANAの公式サイトもご確認ください。

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名古屋・中部→東京・羽田ANA86便搭乗記

2020年3月、ロンドンへと向かう際に往復、名古屋・中部から東京・羽田の便を利用しました。その様子を写真を用いて紹介します。

名古屋→羽田便は早朝の出発

国際線乗り継ぎカウンターでチェックイン

国際線乗り継ぎの場合、中部国際空港でのチェックインは国際線乗り継ぎの専用のチェックインカウンターで行います。ここで荷物を預ければ最終目的地まで運んでくれます。

このチェックインカウンターで、羽田空港での乗り継ぎ用のバスチケットをもらえます→2023年現在、コロナ禍による第2ターミナル〜第3ターミナル連絡バスが運休しています。このチケットは実際使わない(国際線乗り継ぎの看板にそっていけば、国内線に乗っていない乗客とは動線が分けられているためチケットは不要)ですが、もらっておきましょう。

国際線乗り継ぎカウンターでチェックイン
受託手荷物は最終目的地まで運んでくれる-写真はロンドン・ヒースロー空港にて

なお、ANAなどの大手航空会社では、国際線と同時に発券(購入)した国内線においては、受託手荷物の制限は国際線に合わせられます。ANA国内線ではkgで荷物の制限が設けられている一方、国際線ではポンドで荷物の制限が設定されています。そのため、受託手荷物の条件が少し異なりますが、国際線乗り継ぎの場合の国内線の手荷物の制限は国際線の制限に合わせられるというルールになっています。

なお、国際線でもオンラインチェックインが使用できますが、その場合でもパスポートなどのチェックがあるので基本的には紙の搭乗券が発券されることがほとんどです。この場合、国内線区間についても同時に発券されます。

保安検査場へ 各地への国内線が集中する時間帯に羽田便も設定

チェックインを終えたら保安検査場を通り、出発待合室へ。名古屋・中部〜東京・羽田の便は国内線なので、出国審査は必要ありません(ただし、国際線の航空券も名古屋・セントレアで発行するため、チェックイン時にパスポートが必要です)。

羽田行きANA86便のゲートで待機

国際線でビジネスクラスもしくはファーストクラスに搭乗する場合、中部国際空港の国内線エアラインエアラインラウンジが使えます。プレミアムエコノミークラスは国際線出発空港のみですのでこちらでは使えません。

中部国際空港はラウンジがなくても待合スペースが充実

中部国際空港は、世界の空港の中でもトップレベルに設備が充実しています。

空港ラウンジを使わずとも、出発までの時間を快適に過ごすことができます。中部国際空港の待合室の様子は、こちらの記事で紹介しています。

また、一部のクレジットカード(主にゴールドカード以上)保有で利用できる空港ラウンジも完備されています。中部国際空港のカードラウンジではビールやレモンサワーなどが飲み放題なので、対象のカードをお持ちの方はぜひ、利用してみてください。

ただし、東京・羽田便は中部国際空港を早朝に出発するため、ラウンジなどをゆっくり使う時間はあまりないでしょう。

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飛行機に搭乗 機材は主にANAのB737

搭乗の時間になったら搭乗します。通常の国内線の出発のパターンです。

機材は主にB737

ANAの東京・羽田〜名古屋・中部便は主に、B737が使用されています。

ANA国内線の機材としては標準的で、中部国際空港のANA便ではこのB737とA320くらいしか見なくなりました。

コロナ禍前だったので沖縄・那覇路線がB767で運行されていた

なお、JALでは名古屋・中部〜東京・羽田路線ではB777やB787も運用されています。国際線の間合い運用で使用しやすためですが、ANAは羽田発着国内線の機材を国際線に回しているようです。

コロナ禍ではめちゃくちゃな機材運用になっていましたが、現在は毎日、B737-800での運航で安定しています。

搭乗 ほとんどのお客さんが国際線への乗り継ぎだったが国内線利用もいた

名古屋・中部→東京・羽田線に乗ってみるとほとんどが国際線乗り継ぎのお客さんでした。羽田空港到着後の動きを見ていれば分かります。この中部→東京(羽田・成田)路線は元々国際線乗り継ぎのために運航されている路線ですからね。

ただ、まわりを見ていると少しは国内線のみのお客さんもいるようでした。取り方や到着後の行き先によっては新幹線より安くなりますからね。

搭乗 ほとんどのお客さんが国際線への乗り継ぎだったが国内線利用もいた
東京・羽田空港は国際線も充実

富士山を見ながらやがて東京・羽田空港へ

中部国際空港を離陸し、飛行機は羽田空港へと向かいます。短距離路線ともあって低空飛行をします。帰国した際は天気が悪かったため、雲の中を飛行していました。

ANA名古屋・中部-東京・羽田路線 富士山
左手に富士山が

中部→羽田・成田間では晴れていればきれいに富士山が見えます。富士山を見たい場合は、名古屋→東京の場合は左側の座席を選びましょう。東京→名古屋の場合は逆、右側の座席を選びましょう。

機内サービスについても基本的に通常の国内線です。プレミアムクラスでのお食事の提供もあります。また、機内Wi-Fiサービスも利用できます。

ただし、通常の国内線と同様、一部利用できない機材もあります→2023年現在、ボンバルディアDHC-Q-400以外の機材には全てWi-Fiの設置が完了しました。ロンドンの帰りの羽田から名古屋の路線は利用できませんでした。

サービスは通常の国内線サービスが行われると思えばOK!

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羽田空港での乗り継ぎ

ANAは羽田を国内線と国際線の乗り継ぎ空港(内際ハブ)、成田を国際線と国際線の乗り継ぎ空港(際際ハブ)として位置づけようとしています。今後羽田空港で国際線と国内線とを乗り継ぐ機会は増えていくと考えられます。

ANAの羽田空港発着国際線は2ターミナル併用へ

羽田空港は国内線と国際線でターミナルが分かれています。ただし、今後羽田国際線大増便に伴い、ANA国際線は第2ターミナルも利用しますので、必ずターミナルを確認しましょう

コロナ禍で第2ターミナルの国際線発着便が全面停止されていましたが、2023年7月から再開しました。第2ターミナルはANA系列の航空会社の国内線が発着するターミナルで、第2ターミナルに国際線が乗り入れることにより、名古屋・中部も含めた国内各路線からの乗り継ぎが便利になります。

ANAは第2ターミナルと第3ターミナルの間でシャトルバスを運転しています→2023年現在、コロナ禍での運休が現在も続いています。

ANA名古屋・中部-東京・羽田路線
羽田空港第2ターミナル

ANAの第2ターミナル・第3ターミナル連絡バスは運休中

ANAの専用バスもあります→2023年現在、このシャトルバスは運休中です。この場合、国際線乗り継ぎの看板に沿って行きます。専用バス乗り場へ行くことができます。

第2ターミナル⇔第3ターミナル連絡バス

第3ターミナル(旧「国際線ターミナル」、今後もしばらくは国際線専用ターミナルと思われる)へはバスで移動します。通常のターミナル間移動バスも使えます。その場合、通常の到着客と同様のルートを通って到着ロビーに出ます。そしてターミナル間バスに乗ります。

ANAの第2ターミナル・第3ターミナル連絡バスは運休中
連絡バスは制限エリア内を通るので間近で飛行機が見られる

第3ターミナルに到着後、制限エリア外に出ることになります。ANA国際線乗り継ぎバスを利用する場合、国内線ターミナルの制限エリア外へは出ないので注意が必要です。

羽田空港第3ターミナルは「日本の玄関口」として機能

羽田空港の第3ターミナルは、羽田空港の再国際化に伴い共用が開始されたターミナルです。「日本の玄関口」として、各国の飛行機が行き来します。

羽田空港第3ターミナルは「日本の玄関口」として機能
第3ターミナルから

第3ターミナルにも数多くの飲食店が入店しています。特に、国際線のターミナルであるため日本食が充実しているイメージ。展望デッキからはスカイツリーを望むことができます。

羽田空港第3ターミナルは「日本の玄関口」として機能
国際線出発

ここ羽田空港から世界へ、直行便が設定されています。今回はANA便を利用したので、ANAラウンジを利用しました。

第3ターミナルのANAラウンジについてはこちらの記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。

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ドルフィン日記

コメント

  1. […] ANA超短距離路線 名古屋(中部)-東京(羽田)線ANAにも、JALにも中部から羽田という便があります。大阪から羽田はまだしも、名古屋から東京なら普通は新幹線を使う人が多いと思います。 […]

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