スクートで成田からシンガポールへ 評判は?機内食は?機内の座席や機内設備、コンセントやWi-Fiも解説

シンガポール
シンガポール飛行機

シンガポールを拠点として、日本からシンガポール路線、また日本から台湾・台北路線を運航するスクート。本記事ではシンガポール拠点のLCC・スクートを利用する際に気になる、

  • スクートの評判は?日本路線はどこに就航している?
  • スクートのB787の機内設備が知りたい!
  • スクートでは機内Wi-Fiは利用できる?コンセントは利用できる?
  • スクートの機内食のサービスは?

などといった疑問にお答えします。シンガポール航空グループのLCCとして、安価に利用できることも魅力です。

スクートのVlog

スクートについては行きの昼便・東京/成田国際空港→シンガポール/チャンギ国際空港の便でVlogを撮影しました。景色などについてはこちらの動画をご覧ください。

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スクートはシンガポール航空グループのLCC その特徴や評判などを解説!

スクートはシンガポールを拠点とし世界的にも有名な航空会社・シンガポール航空グループのLCCです。日本へも多数、就航しています。

2024年現在、日本には東京・成田、大阪・関西、札幌・新千歳に就航しています。一部の便が台北・桃園経由で運航されています。

スクートの評判は?その実際のところを解説
スクートの飛行機-東京・成田空港にて

スクートで安価にシンガポールへ

スクートはシンガポールを拠点にしています。日本路線は、シンガポールから東京成田・大阪関西への直行便に加え、台北経由の成田・新千歳路線を運航しており、日本路線にも力を入れています。

スクートで安価にシンガポールへ
日本とシンガポールを、一部の便は台湾経由で結ぶ

シンガポール航空グループであるため、安全面では安心して利用できる航空会社でありながらも、「格安航空」という括りになるためかなり安価な料金で利用することができます。

また、シンガポールが目的地ではないのにスクートを利用する(シンガポールで乗り継いで東南アジア各国へ向かう)メリットとして「世界で最も快適な空港で乗り継ぐことができる」ということも。チャンギ国際空港についてはこちらの記事で解説しました。

スクートの評判は?その実際のところを解説

スクートの評判は概ね、悪くはありません。もちろん、格安航空会社であるためフルサービスの航空会社(ANAやJAL、シンガポール航空など)とはサービス内容が違います。

格安航空会社(LCC)には機内食などはなく、飲み物なども有料になります。これらのLCCの特性を理解した上で利用すれば、とても良い快適な航空会社です。

スクートで成田からシンガポールへ 評判は?機内食は?
スクートの飛行機-成田国際空港にて撮影

悪い評判の中で目立つのが「飲み物を確保できなかった」ということ。スクートではシンガポール発の便で、飲み物を持ち込むことができません

シンガポール・チャンギ国際空港には、出国審査前に手荷物検査がなく、搭乗直前に手荷物検査があります。ここで飲み物等は没収されるため、みなさんペットボトルを空にして持ち込み、この手荷物検査後にあるウォーターサーバーで水をくんでいました。なお、このチャンギ国際空港における手荷物検査後には自動販売機等の設置もありません。

また、成田空港や関西国際空港を出発する際は、出国審査前に手荷物検査を行うため、手荷物検査後のエリアでペットボトルを購入すれば問題ありません。

日本には成田国際空港・関西国際空港〜シンガポール路線に就航

スクートは日本路線も就航させています。スクートは2024年現在、以下の路線に就航しています。

路線経由
シンガポール〜東京・成田台北・桃園経由(直行便あり)
シンガポール〜大阪・関西直行便
シンガポール〜札幌・新千歳台北・桃園経由
スクートの日本路線

日本路線では成田・関西・新千歳の3空港に就航しています。特に成田の一部便と新千歳便は台湾の台北・桃園を経由することが特徴です。日本〜台湾の観光需要にも対応した路線となっています。

日本には成田国際空港・関西国際空港〜シンガポール路線に就航
東京・成田〜シンガポール・チャンギ国際空港路線

かつては大阪・関西国際空港からハワイ・ホノルル路線も運航していましたが、搭乗率が高くないためコロナ禍で運休となり、無期限運休となっています。

日本には成田国際空港・関西国際空港〜シンガポール路線に就航
成田空港から搭乗

なお、東京・成田〜シンガポールの路線では、経由便と直行便が入り混じることになります。経由便でないかは確認してから予約するのが良いでしょう。直行便を利用する場合、東京〜シンガポールは概ね7時間30分程度です。

スクートを利用して実際に行ってきたシンガポール2泊3日のモデルコースも記事にしました。こちらの記事もあわせてご覧ください。

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スクートのB787ドリームライナーの座席を写真で紹介!

続いて、スクートの座席の様子を、大量の写真を用いて紹介していきます。スクートの座席は、LCCらしくやや狭いものの、シンガポール航空の機材のお下がりを中心に使用しているだけあって快適です。

前方にはビジネスクラス「スクートPlus」も完備

スクートの機材のうち、B787ドリームライナーで運航される路線には、ビジネスクラス「スクートPlus」の設定があります。座席はフルサービスキャリア(ANAやJAL、シンガポール航空など)のプレミアムエコノミークラス程度だと考えるとわかりやすいでしょう。

前方にはビジネスクラス「スクートPlus」も完備
スクートPlus

次節で紹介するエコノミークラスの座席が3+3+3列の横9列の配置であるのに対して、ビジネスクラス「スクートPlus」は2+3+2の横7列の配列になっています。横幅は広く、前後幅(シートピッチ)も広々としています。また、搭乗の際には水が配布されるなど、フルサービスキャリアのプレミアムエコノミークラスに近いサービスが提供されます。また、機内食が無料となり優先搭乗を受けられ、機内持ち込み・預入手荷物が優遇され、Wi-Fiが30MBまで無料で利用できます。

Pardon Our Interruption

最新の情報はスクートの公式サイトもご確認ください。

前方にはビジネスクラス「スクートPlus」も完備
スクートのビジネスクラス(スクートPlus)

座席は、シート幅56cm(22インチ)・シートピッチ96cm(38インチ)となっており、次に紹介するエコノミークラスと比べても広々としています。

ただ、写真でもお分かりいただける通り、肘掛け部分などにやや古さを感じさせるのもまた、事実です。

エコノミークラスは狭いが快適

続いてスクートを利用するのであればメインとなるエコノミークラスです。エコノミークラスの座席は、シート幅45.72cm(18インチ)・シートピッチ78.74cm(31インチ)となっています。LCCではあるものの国際線の中長距離路線にも投入される機材とあって比較的シート周りは広々と取られています。

エコノミークラスは狭いが快適
スクートの座席の様子

スクートの座席の様子です。一般的なフルサービスキャリア(ANAやJALなど)の国内線と同じような座席設備です。なお、座席にシートモニターなどはありません。

エコノミークラスは狭いが快適
機内の様子

また、座席には枕などもありません。フルサービスキャリアの長距離国際線では、エコノミークラスでも枕などがありますがスクートにはありません。この点では、フルサービスキャリアと差別化が行われています。

エコノミークラスは狭いが快適
スクートの機内の様子

B787はいわゆる「ワイドボディ機」であり、通路が2本あります。天井もかなり高いため、圧迫感がなくかなり快適です。

テーブルは全席に完備 読書灯も完備

エコノミークラスでも全ての座席にテーブルが設置されています。この点は、飛行機であればスタンダードな設備といえます。

テーブルは全席に完備 読書灯も完備
座席のテーブル

座席の背後に設置されたタイプのテーブルです。座席幅いっぱいに取られたテーブルになっています。

テーブルは全席に完備 読書灯も完備
テーブルを広げた様子

テーブルを広げた様子です。広々としたテーブルになっているため、パソコン作業なども難なくできます。僕は行きの便(昼の便)ではWi-Fiに課金して、ブログ執筆作業などをしていました。

テーブルは全席に完備 読書灯も完備
肘掛けのボタン

肘掛けには3つボタンがあります。読書灯のスイッチ、CAさんを呼ぶスイッチ、CAさんコールをオフにするスイッチの3つです。

テーブルは全席に完備 読書灯も完備
電気式のシェード

B787では電気式のシェードが採用されています。スクートでもB787では採用。ボタンの部分を見ていただければわかるように、やや古さを感じさせる設備です。

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スクートの日本路線・B787の機内設備を解説!

スクートは日本路線において、B787「ドリームライナー」を運航しています。B787はLCC向けの機材でも機内の設備が充実し、快適な機内環境が提供されます。

ここでは、スクートの機内設備などについて解説します。

スクートの日本路線・B787の機内設備を解説!
スクートのB787-9(シンガポール・チャンギ国際空港にて撮影)

コンセントは有料で利用可能

スクートのB787には全席にコンセントが設置されていますが、コンセントの利用は有料です。1フライト5S$となっており、日本円で500円以上します。

コンセントは有料で利用可能
各座席の下にコンセントを設置

同じB787を運航し、JAL系の中長距離LCC「ZipAir」でも、オーストラリアを拠点とし日本にも就航しているLCC「ジェットスター」でも無料でコンセントが使用できます。コンセントくらいは無料で使えるようにしてほしいものです。

コンセントは有料で利用可能
コンセントやWi-Fi、アップグレードの料金表

機内では有料でWi-Fiも利用可能

さらに機内Wi-Fiも整備されていますが、こちらも有料です。僕は、行きの昼行便では課金して使用しました。

機内では有料でWi-Fiも利用可能
Wi-Fi接続画面

Wi-Fiの接続画面です。スクートのイメージカラーである黄色が前面に押し出されたデザインになっています。

機内では有料でWi-Fiも利用可能
インターネットの速度テスト

実際にインターネットの速度テストをしてみました。飛行機ですので、飛行している位置によってスピードは多少、前後することになります。参考値としてみてください。飛行機の中のWi-Fiとしては、天候により不安定な時もあったけれども比較的安定していました。

機内では有料でWi-Fiも利用可能
無料で利用できるサービスも

また、フライトマップや映像など、Wi-Fiに接続(インターネットには接続しない)して無料で使用できるサービスもあります。僕みたいにインターネットを使った仕事をしているのでなければ、このようなサービスで十分、時間を潰せそうです。

お手洗いはB787の清潔で使いやすいお手洗い

続いてお手洗いの様子です。お手洗いはB787としてはスタンダードなお手洗いで、とても使いやすい。快適なお手洗いになっています。

お手洗いはB787の清潔で使いやすいお手洗い
お手洗い

他社のB787でも、同じタイプのお手洗いが設置されています。B787としてはスタンダードなお手洗いで、とても使いやすい。ちなみにJAL機などに設置されているウォシュレットなどは装備されていません。

お手洗いはB787の清潔で使いやすいお手洗い
おむつ台

また、やや小さいですがおむつ交換台なども設置されています。小さなお子様がいても、安心して利用できます。

お手洗いはB787の清潔で使いやすいお手洗い
洗面台

洗面台の様子です。洗面台は石のようなデザインの洗面台になっています。また、温度調整が可能な自動センサー式の蛇口になっている点も、ANAやJALなど他社のB787と同じです。

スクートでは機内食が有料!持ち込みの飲食物も基本的には禁止

スクートは格安航空会社です。そのため、機内食は別途料金が必要になります。また先ほども書いた通り、機内に持ち込みした飲食物の飲食は禁止となっています。お弁当などを機内に持ち込んだ場合、飲食することはできません。

スクートでは機内食が有料!持ち込みの飲食物も基本的には禁止
機内食のメニュー

最新のメニューについては以下の公式サイトに掲載されています。やっぱ理、シンガポール航空などのフルサービスキャリアと比べると有料な割にそこまでいいものではない。

Pardon Our Interruption

出発までに食べれるだけたべておいて、機内ではできれば我慢orカップ麺程度、到着後に美味しいものを食べるのがオススメです。

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