東南アジアの中心地、そして世界の物流の中心地であるシンガポール。シンガポールに、年末年始を使って2泊3日という強行スケジュールで行ってきました。
僕はシンガポールでのカウントダウンを目的に渡航しましたが、それ以外でも使えるモデルコースが今回の旅程。「2泊3日でも十分満喫できる!」をテーマに、シンガポール観光の魅力を徹底的に解説します。
1日目 朝、日本を出発 夕方に現地着後早速観光!
1日目は朝、日本を出発します。徹夜が得意だ、徹夜した翌日も朝から動ける、という人は前日の深夜便で出るのもオススメ。
東京から出発する場合、所要時間が7時間30分程度であるため、離着陸時など寝るのに適さない時間を除くとやや睡眠時間は短いです。
行きは昼行便で 日本からシンガポールはLCCも
まずは1日目。朝、日本を出発します。今回のモデルコースでは、往復シンガポール航空グループのLCC・スクートを利用しました。スクートのシンガポール直行便は、朝9時に成田空港を出発する便が設定されています。
また、日本からシンガポールへは2024年現在、ANA・JAL・シンガポール航空・ZipAir・エアジャパン・スクートの6社が就航しています。時間帯もさまざまな設定があり、タイ・バンコクやフィリピン・マニラ乗り継ぎなど乗り継ぎ便も充実しています。
飛行機は南シナ海上空を飛行し、南下して行きます。日本とシンガポールの間の時差は1時間で、シンガポールの方が1時間遅れています。時差が少ないため、到着当日から思いっきり遊ぶことができるのも大きな魅力です。
チャンギ国際空港に到着!ジュエルの滝は見逃せない!
日本から飛行機で7時間半、シンガポールのチャンギ国際空港に到着です。
チャンギ国際空港は、ビジネスの一大拠点であるシンガポールはもちろんのこと、各地への乗り継ぎ需要としても賑わう空港です。
このチャンギ国際空港には、巨大なショッピングモール「ジュエル」があり、ジュエルの中心にある滝は見ものです。
このジュエルには、スターバックスやアップルストアなど、有名店舗が多数入っています。もちろん、シンガポールならではのお土産を購入することもできます。たくさんのお土産は帰国時に買うとして、とりあえず回ってみるだけでも面白いです。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイでライトアップのショーを楽しもう
シンガポールに到着したら早速、地下鉄に乗って市街地へと向かいます。途中でホテルに荷物を預けて向かった先は、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。名前の通り、海沿いに建設されたガーデンです。
このガーデン・バイ・ザ・ベイでは、「スーパーツリー・グローブ」が人気。木をモチーフに建設された高い建物で、登ることもできます。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイでは夜にはイルミネーションが点灯します。イルミネーションを用いたショーが幻想的でとてもオススメです。
マリーナベイサンズの夜を楽しもう
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイから歩いて5分ほどの場所に、シンガポールのシンボル的存在である「マリーナベイサンズ」があります。
その下には「The Shoppes at Marina Bay Sands」があり、巨大なショッピングモールとなっています。マリーナベイサンズ一帯がライトアップされ、いい感じ。
僕たちがシンガポールに着いたのは2023年12月31日。カウントダウンのためにシンガポールにやってきたのです。マリーナベイサンズで花火が上がる様子を見ましたが、カウントダウンにこだわる必要は全くない、というのが正直なところです。
シンガポールのカウントダウンについては、こちらの記事で詳しく解説しています。こちらの記事も併せてご覧ください。
2日目 ユニバーサル・スタジオ・シンガポールへ!ナイトサファリも楽しもう!
2日目です。この日はユニバーサル・スタジオ・シンガポールへ。テーマパークをめいっぱい楽しむ1日です。
ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)はリゾートアイランドであるセントーサ島にあるテーマパークで、USS以外にも見どころがあります。
朝からセントーサ島へ
まずは朝からセントーサ島へ。セントーサ島はシンガポールの市街地からも近く、マリーナベイサンズなどの都心部にホテルを取れば、片道30分程度で行くことができます。
地下鉄のHarbourFront駅からモノレール「セントーサ・エクスプレス」が出ているので、これに乗車します。ハーバー・フロント駅の直上にあるショッピングモール「VIVOシティ」の4階からモノレールに乗車することができます。
ユニバーサル・スタジオ・シンガポールを1日楽しもう!
モノレールで1駅、Resorts World(リゾート・ワールド)駅で下車すればすぐにユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)があります。
日本の大阪にある「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)と比べると敷地面積も狭く、やや物足りなさも感じるUSS。しかし日本にはないアトラクションがあり、シンガポールでUSSに入る価値は十分あり。逆に日本と違い、1日あれば十分、遊ぶことができます。
Universal Expressという、並ぶ時間が少なくなるパスも用意されていますが、そこまでお金を払うほどではなさそう。僕たちは1月1日に普通のパスで入場しましたが、待ち時間でどうしようもなくなることはありませんでした。
ジェットコースターなどもあります。ジェットコースターはスマートフォンなどを含む手荷物を一切持ち込むことができないので、ジェットコースターの入り口すぐ横にあるロッカーにあづけることになります。
お土産ショップももちろん、あります。ミニオンのエリアが現在建設中、2024年にオープン予定です。USS内部にもミニオンの可愛いグッズがたくさんあるので、ミニオンのグッズをお土産に購入するのがオススメです。
USSを満喫したら、続いてはナイトサファリへと向かいます。一旦、ホテルにお土産を置いてきてもいいでしょうし、直接ナイトサファリへ向かっても良いでしょう。
夜はナイトサファリへ
ナイトサファリは夜行性の動物たちがアクティブに動き回る様子を楽しむことができる動物園。夜にのみ開園する動物園という、異質な場所です。
シンガポールの特徴は夜でも安心して観光できること。海外であるため注意は必要であるものの、夜でも思い切って観光できるのがシンガポールです。
ナイトサファリの入園料金には、トラムの乗車料金も含まれています。見学ルートをトラムで回ることができるため、疲れることなく安心して回ることができます。
ナイトサファリはトラムで動きながら、暗い場所を見るためなかなか写真が撮れない。途中でトラムを止めてくれたりするものの、動物の方が動くのでなかなか写真が撮りにくい。
アジアライオン。もちろん、檻の手前には堀があるのでこちら側にはきません。写真をうまく撮影できていませんが、世界にわずか300頭しかいないという、ホワイトライオンなども飼育されています。
なお、ナイトサファリではフラッシュ撮影は厳禁です。スマートフォンなどのフラッシュは必ず、オフにして撮影しましょう。
3日目 オーチャード通りを観光してマーライオンへ!チャンギも楽しもう!
シンガポールの2泊3日弾丸旅行も、もうあと1日。最終日の夜にはシンガポールを出発し、日本へと帰国するスケジュールです。
ホテルをチェックアウトしてオーチャード通りへ
最終日の3日目は、朝から荷物をまとめてホテルをチェックアウト。ホテルに荷物を預け、身軽で最後のシンガポール観光へと出かけましょう。
地下鉄線をオーチャード駅で下車すると「アイオン・オーチャード」に直結しています。アイオン・オーチャードにはルイビトンなどの一流ブランドはもちろんのこと、人気のコスメなどがありその店舗数は400店舗以上。
オススメは1階にある「BACHA Coffee」。アラビカ種100%にこだわる、モロッコ発祥のコーヒー店で、お土産として持ち帰ることはもちろん、店内でいただくこともできます。
後ほど紹介するように、チャンギ国際空港の出国後エリアなどにも店舗を展開しています。
セレブ御用達のショッピング街・オーチャード通り。でも、庶民向けのお店があるほか、買い物目的でなく歩いているだけでも楽しむことができるのがこのオーチャード通り。
日本の企業である高島屋や伊勢丹などもデパートを持っており、国際色豊かなエリアになっています。
次は昼のマリーナベイサンズへ!マーライオンで記念撮影
オーチャード通りでご飯を食べたら、続いては昼のマリーナベイサンズへ。1日目に夜のマリーナベイサンズを見にきていますが、最終日は昼のマリーナベイサンズ、そしてマーライオンへ。
マーライオンと、バックにマリーナベイサンズを入れて撮影するのがいい感じ。マーライオンはよく「がっかり」と言われる通り、そこまで大きくはない。でも、マリーナベイサンズの迫力があるため、マーライオンと一緒に写真に収めたりと、意外と見どころはある。
また、ここマーライオンではココナッツジュースを飲むのがオススメ。杏仁豆腐のような味がするジュースで、マレー半島らしい(?)味を楽しむことができます。
ちょっと歩いて、マリーナベイサンズのショッピング街へ。マリーナベイサンズの前に浮かぶように設置されているApple Storeが印象的です。iPhoneなどを買うわけでもないけれど、とりあえず入ってみました。
ちなみにこの後、マリーナベイサンズの展望台へと上がることを考えていましたが営業時間の都合で上がれなかった。マリーナベイサンズの展望台へと上がるのならば、昼頃に行くのがオススメです(昼と夜の間で、一時的に入れない時間帯があります)。
最後はチャンギ国際空港も楽しもう
シンガポールを満喫したので、地下鉄に乗ってチャンギ国際空港へ。帰国します。
が、このチャンギ国際空港、1日目のところでも触れたように魅力あふれる空港です。チャンギ国際空港ほど、ギリギリではなく時間に余裕を持って行き、空港の中を回って観光する「観光スポット」になります。
空港内にルイビトンなどもあり、見どころがたくさんあります。ちなみに、ジュエルの1階にある「アリー・チェックイン」カウンターでは、自動チェックイン機を用いてカウンターのオープン時間前に荷物を預けたり、チェックインすることができます。早めに荷物を預けて身軽に空港内を回ることができる配慮も最高です。
オーチャードで入ったバチャコーヒー。チャンギ国際空港には、第1ターミナル・出国後のエリアに大きな店舗があります。
また、プライオリティ・パスで入ることができるラウンジにも食事が充実しているなど、「たかが空港、されど空港」という巨大な空港。世界空港ランキングで不動のトップを確立する空港だけあります。シンガポール・チャンギ国際空港も是非とも楽しんで欲しいところです。
深夜便で日本へ帰国
夜の夜までシンガポールを楽しみ尽くしたら、あとは帰国するだけ。シンガポールでの楽しい思い出を胸に、帰国します。
帰りは深夜便を利用します。朝出発の便もありますが、早朝だったりするので空港泊が必要だったり。それくらいなら、諦めて深夜便ですぐに寝てしまうのがいいでしょう。
僕は今回、往復ともにシンガポール航空系列のLCC・スクートを利用しました。スクートでは機内販売以外の食べ物を機内で食べることを原則禁止しているため、昼便は微妙だった。
でも、深夜便では機内食がないため、離陸後すぐに就寝できる。帰りの深夜便はフルサービスキャリアよりむしろLCCの方が睡眠時間も確保できるし快適なのでは?と思ったりしました。
早朝、成田空港に帰国しました。スクートの便は定刻では6時15分に成田空港に到着。成田空港周辺ならそのまま出勤、ちょっと遠ければ半日休暇をとって午後から出勤も可能。
以上、弾丸週末シンガポール旅行が可能な、シンガポール2泊3日大満喫プランの解説でした。僕たちが実際に辿ったコースですが、シンガポールをこれだけ短い期間で存分に楽しむことができたと思っています。日本と同程度に治安が良く、安心して楽しむことができる海外・シンガポール。ちょっと時間ができた週末なんかに、ちょっと足を運んでみてはいかがでしょうか。
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