東京の中心を流れ、江戸時代など古くから物流の中心的役割を担ってきた隅田川。その隅田川は現在、水上バスが多数行き来する観光の川となっています。
隅田川をゆく水上バスに乗船。この記事では、水上バスの乗り方や乗り場、そして予約方法などを詳しく紹介します。
東京を水上から楽しむことができる水上バス
水上バスは、隅田川の上から東京を楽しむことができる船。都心部から発着し、観光地にもダイレクトにアクセスできる便利な船です。
水上バスは浅草駅のすぐ横の乗り場から発着
水上バスは浅草駅のすぐ横の乗り場から出発します。浅草寺やスカイツリーなど、東京都内でも人気な観光エリアから出発します。
浅草の水上バス乗り場は、浅草寺から徒歩10分ほど、浅草駅から徒歩3分の場所にあります。水上バスは移動手段ではあるものの観光アトラクション的な要素が大きいため、これだけアクセスの良い場所から出発できるのは大きな魅力です。
水上バスで直接、浜離宮へ!
浅草からお台場方面を結ぶ水上バスの一部は浜離宮庭園にもとまります。「浜離宮恩賜庭園」は江戸時代に作られた庭園で、都会の中に今でも佇む落ち着いた空間です。
海水を使った日本式の庭園の1つで、東京の観光地の1つとして観光客からの人気も高いです。水上バスはこの浜離宮恩賜庭園に直接乗り入れます。
なお、浜離宮恩賜庭園で下船する場合、「浜離宮恩賜庭園」の内部に発着することになるため浜離宮恩賜庭園の入園券が必要です。浜離宮恩賜庭園に入らないのに浜離宮恩賜庭園で下船する、ということはできません。
隅田川の景色を水上から眺めることができる水上バス
水上バスは、隅田川からの景色を水上から眺めることができるアトラクションです。ロンドンのテムズ川クルーズが移動手段として機能しているのとは少し異なり、完全にアトラクションとして乗船する人がほとんどです。
東京を観光するとき、多くの場合は地下鉄またはJR線・私鉄線などを利用して移動することになるでしょう。隅田川の上から眺める東京の景色はまた新鮮です。
水上バスの船内の様子を写真で解説!
続いては水上バスの船内の様子を写真で紹介します。
「水上バス」の8種類の船が往来
現在、隅田川の水上バスでは8種類の船が運航されています。インターネットから予約する際、どの船に乗ることになるのかを確認することができます。ただし、整備などの都合によって変更されることもあるので注意が必要です。
まるで宇宙船のような船もあります。この水上バスに乗りたい!という希望がある場合、水上バスの公式ページにアクセスして予約画面から各便の船の種類を確認しましょう。
ジュビリーに乗船!その船内の様子を紹介
今回、実際に乗船してきたのは「ジュビリー」です。比較的古い船ではありますが、他の船でも同様のサービスがあります。
水上バスは屋根までガラス張りになっています。隅田川にかかる数々の橋やスカイツリーなどを眺めることができるようになっています。
船内の様子です。船内には多数のシートがあります。窓側の座席は前を向いて配置されており、多くの人が乗ることができるようになっています。最大6人掛けになるようです。
中央部分にはロングシート(ベンチ状の座席)があります。少し上がった位置に配置されており、外の景色を眺めやすいように配慮されています。
1階はグループ向けの座席になっています。1階のグループ向け座席は別途料金が必要になります。2階と比べて乗り心地の良いソファになっていること、テーブルが設置されていることが特徴です。個室ではないのが少し残念。
ただ僕は、風を感じたかったため後方のデッキにいることが多かったです。みんなでランチを食べる、みたいな事情がない限り、グループ向け座席に課金するまでもないと思います。
デッキで外の風を感じることができる!
後方にはデッキがあります。デッキでは風を感じながら隅田川からの東京の風景を眺めることができます。
僕が乗船した「ジュビリー」では、後方にデッキがあります。乗船口と同じ高さ、1階席と2階席の階段の間の階層の部分になります。特別料金などが必要なわけではありません。常時、5人〜10人くらいのお客さんがいて、写真撮影などもできます。
後方のデッキはこんな感じ。開放感があって良い感じ。また、ベンチなどもあるため、外の空気を浴びながら移動することもできるのがとても良い。
水上バスで浅草から浜離宮・お台場へ
実際に水上バスを利用し、浅草から日の出桟橋まで移動してきました。その時の様子を写真を用いて紹介します。
なお、この水上バスに乗船した際の様子についてはYouTubeにてVlogを作成・公開しています。こちらもあわせてご覧ください。
浅草桟橋を出発 スカイツリーを見ながら隅田川をくだる
今回僕は、東北方面から新幹線で上野駅へ。上野駅から地下鉄浅草線に乗り換えて浅草へとやってきました。浅草桟橋から水上バスに乗船します。
浅草桟橋を出発して最初の見どころといえばやっぱり、東京スカイツリー。隅田川から眺める東京スカイツリーの景色は格別です。
両国国技館などを見ながらさらに下流へ
水上バスはさらに隅田川をくだります。JR総武線の線路の下をくぐると、すぐ横には両国国技館が見えてきます。相撲をはじめとして、昔から国の儀式の場として重要な場所になっています。
僕が水上バスに乗船した時には、ちょうどのタイミングで総武線の電車が鉄橋を渡っていました。気になる方はVlogをご覧ください。
浜離宮を通りお台場へ
水上バスは便によっては、浜離宮を通ります。直接、浜離宮にアクセスできます。海に面した観光地として人気な浜離宮は、海水を引き込んで作られた庭園。狭い水門を通り、浜離宮のすぐ横まで向かいます。
僕が今回、記事を書くにあたって乗船したのは浅草桟橋→浜離宮→日の出桟橋の便。この便では半数程度の方が、浜離宮で下船されました。
浜離宮を出て10分ほど、終点の日の出桟橋に到着です。今回はその先の予定の都合上、お台場までの便に乗船することができませんでした。いつかはお台場までの便に乗船したいと考えています。
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