京都観光、と言っても実は京都駅からそこそこ遠い天橋立。ここはドライブで行く人や宿泊で行く人が多いよう。しかし、大阪駅や京都駅など関西圏からは直通列車が運転されており、意外と車なしで日帰りできてしまったりするもの。今回はそんな天橋立を1日で観光します。
なお、車ありで観光するとさらに幅が広がります。天橋立周辺の京丹後・丹後半島の絶景ドライブコースについても別の記事でまとめました。
特急「こうのとり」と京都丹後鉄道を乗り継いで天橋立へ
京都丹後鉄道の始発駅は福知山。ここ、意外と京都からでも大阪からでも時間かかるんですよねえ。
特急こうのとりで福知山へ
まずは特急こうのとりで福知山へ向かいます。
意外と時間がかかるので、朝は早い。最近は僕も早起きを頑張っているので、なんとか起きて電車に乗ります。
特急列車であれば、大阪から特急「こうのとり」が1時間に1本出ています。特急を使わないルートなら、「丹波路快速」で2時間程度。京都丹後鉄道に乗りにいく際のアクセスは、詳しくは「丹後くろまつ号」の記事でまとめていますので、こちらもご覧ください。
福知山に到着、京都丹後鉄道に乗り換えて天橋立へ
ここから今回のメイン、京都丹後鉄道に乗り換えます。
福知山駅では、京都丹後鉄道との乗り換え駅でもクーポンで切符受け取りが可能です。予めネットで購入していた人はここでクーポン券類を受け取ります。ここで僕たちは「丹後くろまつ号」の切符と丹後くろまつ号限定の1日乗車券を購入します。
丹後くろまつ号に乗らない人は、当日その場で1日乗車券を買っている人も多いイメージです。僕たちの前にいた人たちはそこで現金決済で購入していました。
僕たちが行った日は残念ながら、快速あおまつ号は一般車両に変更。快速あおまつ号に乗りたかったのですが、残念。
僕たちが乗った日は意外と人は多く、5分前には窓際は満席でした。
福知山から宮津・天野橋立方面へ向かうとき、座るなら左をオススメします。進行方向左の方が景色が開けていてなかなかいい感じです。
途中で大江山国定公園に入ります。元国鉄の路線だったこともあり、電車はほぼ一直線にどんどん進んでいきますが、かなり深い山の中を進みます。いい感じの景色です。直線で進んで行くこともあって、トンネル多いです。トンネルがあるおかげで時速90キロ以上でかなりぶっ飛ばしてくれるから、いっかって思ったり。
途中、宮津で折り返したらあと5分ほどで終点・天橋立に到着します。
天橋立を観光し、西舞鶴へ
ここ、天橋立で3時間ほど時間があるのでのんびりと観光します。
知恩寺で扇子みくじ
まずは天橋立の知恩寺を観光。扇子の形をしたおみくじが有名です。僕たちもここでおみくじを引きました。おみくじは中身を確認したら松の木につけておきましょう。
船の時間まで少し時間があったので、知恩寺の前で食べ歩きをしたりしてのんびりします。
船で対岸へ
ここから対岸まで船に乗ります。船は片道12分ほど。30分に1便出ています。普段は船1隻でやりくりしているようで、(片道12分+停泊3分)×2で30分に1便の様子。3分で折り返すためなかなか時間がありません。
日本海側ということもって、海は綺麗です。天橋立を一望しながら船は進んでいきます。2階にデッキがあります。12分ですので、僕たちは1階の船室には入らず2階から景色を楽しんでいました。
船が対岸に着くと、そこから歩いて5分ほどのところにケーブルカー・リフト乗り場があります。ケーブルカー・リフトは基本的には往復セットの切符になっており、ケーブルカーとリフトのどちらを使ってもOK。僕たちは、上りはケーブルカーで下りはリフトで降りることにしました。
ケーブルカーで天橋立展望台へ
ケーブルカーは15分に1本あります。リフトは、常時発着しています。
ケーブルカーで上までいきます。僕たちが行ったのは春だったこともあり、ケーブルカーの線路脇には桜が咲いていてとても綺麗でした。
天橋立の展望台に到着です。またから天橋立を覗くのが定番。ここではそうして写真を撮っている人が多くいます。もちろん、僕たちも写真を撮りました。
レンタサイクルで天橋立駅方面へ戻る
天橋立展望台からの景色を楽しんだので、ここからはレンタサイクルで戻ります。天橋立は、車は通行禁止ですが自転車はOKです。
自転車でも走れるよう、整備されています。歩いている人と自転車に乗っている人が半々くらい。意外と歩いて渡ることもできます。松の木があり、春の時期だったためその間に少しの桜がある。なかなかいい感じの景色です。
さて、天橋立駅方面まで戻ってきました。ここでお昼ご飯を食べます。この後、スイーツが待っているので、お昼ご飯は軽く済ませます。
ちょうど調べていて行きたかった「千歳」というお店があります。ここでちょっとしたお昼ご飯。
西舞鶴駅へ
さて、時間になったので西舞鶴へ向かいます。またまた普通列車で西舞鶴へ向かいます。
こう見てるとバスみたいですね。でも、バスではあり得ないほどスピードを出して飛ばして行きます。天橋立から西舞鶴まで、かなり景色のいい区間です。ので、景色を楽しみました。と言いたいところですが、観光で疲れていて爆睡していました。
西舞鶴に到着です。ここ、西舞鶴駅は舞鶴の中心ではないようで、意外と何もありません。東舞鶴の方へ行くと少しは観光スポットもある模様。
丹後くろまつ号は車内でスイーツや食事を楽しむことができる
ここからが今回の旅行の一番のヤマ場、丹後くろまつ号です。
丹後くろまつ号については別の記事で詳しく紹介していますが…
丹後くろまつ号以外にも、京都丹後鉄道には「丹後あかまつ号」や「丹後あおまつ号」といった観光列車も走っています。丹後あかまつ号は、食事などはなし(車内販売はあり)で追加料金500円程度で乗ることができます。
今回はもともと、「丹後くろまつ号に乗りたい」という話でここ、天橋立まで来ました。車内でスイーツをいただくことができる「絶品スイーツコース」に乗車しました。ディナーなどもいいですが、お高いんですよね。
だんだん暗くなる天橋立をダラダラ
さて、丹後くろまつ号に乗って天橋立に戻ってきました。先程も観光をしましたが、またまたのんびりします。
天橋立周辺の店舗は夕方やや早い時間に閉まることもあり、人が多い昼間に比べかなり人気は少ないです。でも、だからこそ景色を楽しみながらダラダラするのには向いています。天橋立は砂浜の方にも行くことができるのでそっちをのんびり散策してもいいでしょう。
先程も来た知恩寺ですが、夕方になるとこんな景色。いい感じですねえ。先程も来たのでおみくじを引いたりお参りしたりするのではなく、のんびりダラダラします。
暗くなるまで砂浜でのんびりします。のどかな時間が過ぎていきます。
天橋立駅から宮津駅へ
天橋立駅に戻ってきたころには真っ暗に。で、何も時間を考えずに駅に来たので30分以上待つことになりました。まあ、時間はあるからいっか。
天橋立駅は、今では普通列車が1両で来るけど、少し長い特急列車が来る。そして、過去の栄光を示すかのように長いプラットホームがある。北海道と景色は似ています。でも、普通列車はじめそこそこの乗客が乗っています。経営努力が実を結んでいるのでしょう。
夕食は「富田屋」で
京都丹後鉄道でたった一駅、宮津に到着です。
この辺では有名らしい居酒屋「富田屋」です。僕たちが行った時も3組ほど並んでいました。電車の時間的に2時間くらいここで時間があったので、逆に良かったくらいですが、電車の時間がギリギリの場合は気をつけなくてはなりませんね。
日本海に面する丹後ならではの美味しいお魚がいただけるのでオススメ。それ以外にも揚げ物や焼き物も多くあります。
注文の仕方がやや難しい。お店の中央に黒板があります。その日ごとの新鮮な魚が入荷されているので、その日ごとにメニューが代わり、また当日の分しか入荷しないため売り切れることがあります。そのため、中央にある黒板に書いてあるものが注文でき、そこに書いていないものは注文できないという仕組みになっています。飲み物や一部の焼き物などは紙のメニューもありますが、せっかく来たならぜひ、ここでしか食べられない新鮮な魚を食べたいですよね。
帰りは丹波路快速で大阪へ
さて、夕食も楽しんだので大阪へ戻ります。特急で帰ることも考えていたのですが、僕たちがダラダラしすぎて最終の特急も間に合わず。ということで、福知山からは丹波路快速で大阪まで戻ります。片道2時間、特急と大差はないので、リクライニングしない座席を気にしないなら全然平気だと思います。
ということで、ダラダラ2時間、のんびりしていたら大阪につきました。大阪駅では最終列車に近く、電光掲示板もほぼ表示されていません笑
ということで、この日は大阪泊です。
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