3日目の今日は、午前に秋田を観光し、午後はひたすら移動となる予定です。
カーシェアで男鹿半島の観光
秋田を観光します。日本一周旅行では、秋田駅から徒歩圏内しか行かなかったため、今回は車を借りて回ることにしました。
車で入道崎へ
車を借りて向かう先は入道崎です。男鹿半島の先端部分にある岬です。
実は今回が、カーシェアを使ったのは初めてです。今まで契約はしていたんだけれども使ったことはありませんでした。列車が遅れてバスに乗り継げそうにない、みたいに使いそうになったことは何度かありましたが、なんだなんだで耐えてきました。
入道崎は断崖絶壁という感じ。結構怖い。僕はひとり旅なので、下手したら自殺を図っていると思われかねない。
遊覧船もあります。看板の案内によると、水中も見られるんだとか。冬の時期は船自体も陸に揚げられており、運休中です。
売店が多くありました。駐車場を使わせてもらったので何か買っていくのが筋なのですが、残念ながら売店は全て閉まっています。夏になったらオープンするのかな?その辺りは不明です。
男鹿半島を「おが潮道街道」でぐるりと一周
このまま戻るのでは楽しくないので、男鹿半島をぐるりと一周します。
日本海の冬の荒波が岩場に打ち付ける。冬の日本海らしい景色です。途中でちょっと車を停めては景色を眺めて、またちょっと運転しては停めて、の繰り返し。
秋田県といえばなまはげですね。あとは大曲の花火大会もいつか見に来たい。
日本海の景色を堪能します。
ゴジラ岩も行けたら行きたいな、と思っていました。で、見るには見れたんですが、目の前の駐車スペースは工事中。向かいは民家であり、民家の前に停めるのもさすがにマナー的に良くないので、かなり離れたところから撮影。離れたところからの撮影なのでゴジラに見えませんが、そこは許してください。
鵜ノ崎海岸。男鹿半島をぐるりと一周する、「おが潮道街道」はいいところでした。また来たい。
カーシェアを返却
男鹿半島から戻ってきました。日本一周旅行の際には、レンタカーを使っていたのですが最後遅くなり、焦った覚えがあります。
今回はこの後、遅れた場合のバックアップも予め考えていたので焦らずにすみました。結局、ちょうど良い、完璧な時間でしたね。
カーシェアを返却して新幹線に乗り込みます。駅弁を買ってホームへ行くと、ちょうど新幹線の車両がドアも開けて待機中。こんな完璧なことがあるか。
午後からは世紀の大移動開始
午後からは世紀の大移動です。ここから2日間で驚くほどの距離を移動します。
秋田新幹線に乗車 昼食は駅弁
秋田新幹線に乗車します。昼食をまだ食べていないので、駅弁を食べます。
秋田新幹線や東北新幹線の、なが〜い花はかっこいいですよねえ。
駅弁は、秋田駅で購入した「秋田 比内地鶏のいいとこどり弁当」です。照り焼きなども入った比内地鶏のお弁当が食べたかったのですが、残念ながら売り切れていました。
秋田新幹線の絶景
お弁当を食べながらも列車は進んで行きます。
秋田新幹線は、秋田から盛岡まではかなり山奥を走って行きます。
「新仙岩トンネル」という計画が進行しているらしい。要約すると、「制限速度が厳しくてネックになっているこの辺りを、トンネルでぶち抜いて速度落とさなくていいように、ついでに最高速度も160km/hくらいまで上げちゃおう」っていう計画です。実現するとこの景色も見られなくなる可能性があります。
山間の区間を超えて太平洋側へ。天気が一気に変わりました。
盛岡を出発して新幹線区間へ。今までの素晴らしく景色の良い区間から、320km/hの景色にいきなり変化します。320km/hはやっぱり速い。
あっという間に仙台に到着です。前に繋がっていたのは北海道新幹線のH5系でした。新函館北斗から来た列車ですね。
H5系(JR北海道所有の車両)にはまだ乗ったことがありません。新幹線が札幌まで延伸したら乗る機会も増えるのか。
発車するギリギリのタイミングで先頭部分まで来ました。
仙台へ、仙台で牛タン
仙台へ到着しました。仙台からは常磐線の特急に乗り継ぎます。乗り継ぎ時間が40分ほどと微妙なんですが、ここ仙台を越えるとかなり移動が続くので、何か美味しいものを食べておきたい。
仙台といえば牛タン。新幹線の中で、「牛タン通り」なるものが、新幹線ホームのすぐ近くにあることは確認していたのですがなかなか見つからない。10分くらい放浪した結果、なんとか発見。40分のうち10分は痛い。
まあ、最悪、新幹線に乗って行けば予定通り東京に着くことができる。ここまで来たらな牛タンを食べない意味もない、ということで牛タンを食べます。
新幹線の駅などで売っている「牛タン弁当」とは違い、焼きたての肉の厚みがなんとも美味しい。これはたまらない。歯ごたえがある、けれど、中は柔らかくて溶ける感じ。そしてご飯と合う絶妙な辛さ。唯一残念だったのが、スタッフの方の対応。冷たくはなかったんだけれど、外国人のスタッフだったのか何も言わない。挨拶くらいは丸暗記のカタコト日本語でいいから言ってくれるとよかったな、とか思ったりして。
特急「ひたち」からサンライズ瀬戸号へ!
今日はここからさらに移動します。旅行オタクとしてどうしても乗りたかったのが寝台列車。本当はもう少し東北でのんびりして行きたかったのですが、翌日(金曜日夜)のサンライズ号はすでに満席で取れなかったのです。そのため、秋田からひたすら移動して、翌朝には高松という恐ろしい日程になってしまいました。
特急ひたち号で東京へ
仙台から東京へ向かうわけですが、ここの区間の新幹線は何度も乗ったことがあります。新幹線で東京へ行くのは面白味に欠ける。時間もある。
ということで、ここは特急料金節約も兼ねて特急ひたちで仙台から東京へと移動します。昨年の地震で東北新幹線が不通となった際、常磐線の仙台直通特急が増発されて代替手段となったそう。が、そういった特殊な場合を除いて、常磐線を仙台〜東京間の移動に使う人は滅多にいません。
今回あえて常磐線を使ったのにはもう一つ大きな理由がありました。それは、東日本大震災から10年、その爪痕をからです。
写真ではなかなか伝わらないのですが、津波から復旧しつつある様子が伺えます。不思議なくらいに古い建物がないんですよね。
勿来を過ぎてからのタイミングでやっと、車内改札が来ました。僕はチケットレスで予約していましたし、特急ひたちには、空席状況を示すランプもあるのできっぷは確認されません。
双葉くらいまでくると雰囲気はガラリと変わります。この辺りはいわゆる「帰還困難区域」なのです。車窓から見える家々がとても痛ましい。どう見ても10年以上前から住まわれていない家、そして廃墟となって窓ガラスが割れてしまっている施設など。
ここから先は暗くなってしまい、思うように景色は見られませんでした。
サンライズ瀬戸に乗車!
今日、ここまでハードスケジュールで東京までやってきたのはそう、「サンライズ瀬戸号」に乗るためです。旅行好きとして、一度は乗ってみたかった夜行列車に、念願かなってついに乗ることができます。
高松などで実物は何度が見たことがありました。が、実際に乗るのは今回が初めてです。
今回はe5489でサンライズの指定券を取ったので座席位置の指定はできませんでした。が、運よく2階席が取れました。
この秘密基地感がたまらない。
23:00前、小田原通過前に車掌から案内がありました。「お休みの妨げとなるので、深夜帯の放送は控えさせていただきます。」と。次の放送は岡山到着時からだそうです。
そして、途中で何度か目は覚めたもののなんだかんだで爆睡して、気づいたら翌朝、岡山でした。
サンライズ号の乗車記はまた、別途記事にまとめたいと思います。明日以降もまた、移動は移動だけれども、単なる移動ではない移動を続けようと思っています。
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