ANAが超大型機・A380を東京・成田〜ホノルル線に投入するのと同時に導入した「ANA Express Bus」。主にANA便でハワイ入りした人向けに、ワイキキエリア〜アラモアナセンター間で使うことができる便利なバスです。
この記事では、「ANA Express Bus」について、その使い方やサービスなどを徹底的に紹介していきます。
ANA Express Busは、ワイキキ・トロリーのピンクラインより速くて快適
ANAマイレージクラブ会員がホノルルで使うことのできるバス、ANA Express Bus。ワイキキビーチの目の前にあり、ワイキキトロリーのターミナルともなっている「Tギャラリア」と、ショッピングセンターとして有名な「アラモアナセンター」を直結するバスです。
ルート的にはワイキキトロリーの「ピンクライン」とほぼ同じだが…
ANA Express Busが走行するのはワイキキエリアにある「Tギャラリア」から、ショッピングセンターとして有名な「アラモアナセンター」の間です。最近では土曜日に限り、「カカオ・ファーマーズ・マーケット」までも結んでいます。
ワイキキエリアからアラモアナセンターまではワイキキトロリーの「ピンクライン」が結んでいます。ワイキキトロリーのピンクラインは、JCBのクレジットカードを提示すると無料で乗車できる路線で、日本人の利用が圧倒的に多いです。

このANA Express Busは、ワイキキ・トロリーのピンクラインに近い使い方ができますが、なんといっても速い。

新型コロナウイルスの影響で、運行をとり止めていた時期がありましたが、2022年7月1日より運行を再開しました。また、コロナ禍で乗客が減ったことへの対応か、ANA便以外でハワイへ行く際も有料で利用できるようになりました。
ANAの東京〜ホノルルのフラッグシップ機材であるエアバスの超大型機「A380 Flying Honu」。こちらも記事にしていますのでご覧ください。

ホノルルエリアは、リゾートホテルが立ち並びます。ワイキキビーチやロイヤル・ハワイアン・センターなどもあり、観光の拠点として機能する場所です。

アラモアナセンターからワイキキの間のバスからは、ハワイらしいヤシの木などが見えます。
利用条件は「ANAマイレージクラブ会員」で「ANAホノルル便を予約」
公式サイトによれば利用条件は次の通り。
- ANAマイレージクラブ会員であること
- 東京発・ホノルル行の往復航空券をANA便名で予約したこと
ちなみに、2.の条件ですが、もちろん国内線乗り継ぎは問題ありません。僕は名古屋-東京(成田)-ホノルルの経路でANAを利用しましたが使用できました。
実際に利用する際は、スマートフォンの画面でチケットを表示する必要があります。これは、公式サイトから表示することができます。

「こちらの画面のスクリーンショットをドライバーにお見せください」と明記されており、スクリーンショットの提示で問題ありません。
原則として、行きの便でANA便を利用しておれば問題なく、帰りの便が他社便であったとしても利用可能です。また、行きの便の便名しか書いてなく、帰りの便の日時はパスの有効期間として想定されていません。僕は1週間で帰国しましたが、パスの有効期限はご覧の通り1ヶ月間あります。

ANA便の利用なしでも別途有料で利用可能に!
コロナ禍以前は完全にANA便の利用者限定のバスでした。ANAマイレージクラブ会員であり、かつ、ANA便を利用してハワイに行っていないと利用できませんでした。
しかし、現在ではANA便以外の利用者でもバスを利用できるようになっています。
こちらのWEBサイトから予約することができます。ANAマイレージクラブ会員である必要がありますが、ANAマイレージクラブは無料で簡単に入会することができます。
ANA便以外でハワイ入りした場合、料金は1日乗り降り自由で761円、7日間乗り降り自由で1,521円です。現地では、ワイキキ・ショッピングプラザ2Fにある「マハロラウンジ」にて、ANAベルトラのバウチャー・ANAマイレージクラブ会員のカードやANAマイレージクラブ会員アプリを提示のうえ、ANAエクスプレスバスの乗車券と引き換える必要があります。

車内の様子・サービスは最低限だが困ることもない
続いては、ANA Express Busの車内の様子やサービスについて解説していきます。
現地スタッフだが困ることはない
車内はワイキキ・トロリーなどとは異なり、日本の路線バスに近いです。ただし、窓がないため椅子は布になっていません。
ANAのバスだから運転手さんも日本人なのかな?と思いましたが、違います。現地の運転手さんが運転を担当しています。英語を話すスタッフです。ただ、基本的にはスマートフォンの画面を見せれば乗せてくれるので、英語でやり取りする必要はありません。

車内にはWi-Fiも完備!
僕が見た限り、ANAのサイト等では書かれていませんでしたが、車内では無料Wi-Fiサービスが利用できます。海外では普段日本で使っている場合以上にネットの容量制限がある場合が多いため、非常にありがたいサービスです。パスワードが前の座席に書かれていますので、それを入力すれば接続できます。

満員になったりするものなの?
僕が乗ったときは全然お客さんがいませんでした。何度か利用しましたが、一人だけだった便が一回だけありました。つり革がついていますが、ほとんど座れるので安心してください。
停車するのは、アラモアナ・センターとTギャラリアの2箇所、土曜日だけ「カカアコ・ファーマーズ・マーケット」だけです、途中にバス停がないので、途中から人が乗ってくるということもありません。また、基本的にはバス停到着前から人が乗っているということもありません。

ANA Express Busの乗り場と時刻表
最後に、ANA Express Busの乗り場と時刻表について解説します。
ANA Express Busの乗り場は「ワイキキトロリーの乗り場と同じ」
乗り場は、最初は少し戸惑うかもしれません。公式サイトに丁寧に解説がされています。

基本的には「ワイキキ・トロリーと一緒」です。ワイキキトロリーと同じ乗り場、とおぼえておいてください。アラモアナ・センターでもTギャラリアでも、ワイキキ・トロリーの乗り場に行けば「ANA Express Bus」との標示がありますので、必ずといっていいほど分かります。現地で迷った場合、ANA Express Busと地元の人に聞いてもわからないと思いますので、ワイキキ・トロリーの乗り場と聞いてください。
ANA Express Busは30分間隔で運転
ANA Express Busは30分間隔で運転されています。
- 運行間隔 約30分
- 所要時間 片道約12分
- 始発 11:00(金曜日は10:00、土曜日は7:45)
- 終発 19:45
となっています。詳しい時刻表はANA公式サイトに掲載されています。原則、ワイキキ・Tギャラリアの出発が毎時00分と30分、アラモアナセンターの出発が、毎時15分と45分です。始発/終発の時刻は、アラモアナセンターの営業時間に合わせられているため、アラモアナセンターにショッピングに行くのに便利なバスです。
https://www.ana.co.jp/amc/promo/hawaii_for_amc/pdf/express_bas_220801.pdf
ワイキキトロリーのピンクライン(運行間隔:約20分 所要時間:一周約56分 / 始発:10:00 終発:20:20)と比べても遜色ない利便性です。

勝手なこと言わせてもらえば、A390の2号機の塗装でワイキキ・トロリーのブルーラインのような観光路線を走らせてもらえるともっと利用する価値が高くなる。
あと1台用意して、パール・ハーバー、ダイヤモンドヘッド、それからワイキキ・トロリーのブルーラインコースに近いルート、という3つのルートを一日一回づつくらい走らせるだけでかなりありがたみが増すと思います。その点でまだ、JALパックより劣っているように感じてしまうんですね。もしANAの担当者さんがアンテナを張っていてこの記事をご覧になっていたなら是非とも検討してください。それが実現したら僕も必ずもう一度ホノルルへ行きます。

というわけで、これからホノルル旅行を計画されている方、楽しんでいってきてくださいね。ほかにもハワイ旅行の記事を公開していますので是非とも参考にしてください。
コメント
[…] ANAマイレージクラブ会員限定 ハワイ・ホノルルのバス ANA Express Busこんにちは。前回までに続いて今回もハワイ旅行関連の記事。意外にもアクセスがあるようで本当にありがたいです […]
[…] ANAマイレージクラブ会員限定 ハワイ・ホノルルのバス ANA Express Busこんにちは。前回までに続いて今回もハワイ旅行関連の記事。意外にもアクセスがあるようで本当にありがたいです […]