江戸時代に唯一日本と海外との交易を行なっていた街、長崎。長崎市内には、グラバー園や新中華街、大浦天主堂や出島などをはじめとしたさまざまな観光地があります。
そんな長崎市内の観光地を回るのに圧倒的に便利なのが長崎市電、路面電車です。長崎の路面電車は、グラバー園や出島、そしてちょっと歩くものの稲佐山へ行くのにも使えます。今回はそんな長崎市電のご紹介です。
長崎で観光するならモバイル1日券!スマホで購入、クレジットカードで支払いも完了
長崎を観光するなら是非ともオススメしたいのが長崎市電の1日乗車券。この一日乗車券は何といっても「スマホだけで購入が完結」そして「スマホ画面を見せるだけで乗ることができる」というのがポイント。
スマホアプリをダウンロードし購入!長崎駅に着く直前に購入しよう!
スマホアプリをインストールし、一日券を購入します。スマホアプリ自体は、「見せようとしたけどアプリが動かない」ということがないようにか、動作安定性が第一で作られています。正直見た目はシンプルですが、操作はしやすいです。
ちなみに、アプリをダウンロードしないと使用や購入ができません。あらかじめ通信環境の良いところでダウンロードしておくことをオススメします。
支払いはクレジットカードですることができます。あらかじめクレジットカードで支払いを済ませておけば、そのまま使用することができます。
僕は博多方面から特急で向かったので、特急列車の中で購入と支払いを済ませました。そして、ほぼ24時間後に長崎を出発して次の目的地、鹿児島へ向かう予定だったので、最大限利用しました。
長崎市電の1日フリーきっぷには「24時間券」と「1日券」の2種類がある
公式サイトを見ていただければわかるように、きっぷには2種類あります。1つ目が「24時間券」そしてもうひとつが「1日券」。
24時間券が大人600円、1日券は大人500円です。たったのプラス100円で24時間券が購入できるのはとてもありがたい。僕たちは長崎に昼の12時過ぎに到着し、宿泊して翌日12時前に長崎駅を出発する予定だったのちょうどありがたいきっぷでした。
また、1つのスマートフォンで複数名のきっぷを購入することができます。基本的には画面を運転手さんに見せるだけなので、その見せる画面「2人」と表示されます。そのため、もしお子さんなど、スマートフォンを持っていない人と一緒に使いたい場合でも安心です。これはICカードでは実現できない、とてもありがたいサービスですね。
長崎市電は路線網が充実!本数も充実!
長崎市電は非常に本数が多く、列車も充実しています。ただし、いくつか注意することがるのでそれを書いていきたいと思います。
長崎駅前方面から「大浦天主堂」方面へは必ず乗り換え
まず、観光で行く際に気を付けなくてはならないのが「大浦天主堂方面へは新中華街で乗り換えが必要」ということ。これはおそらく、線路の構造上、乗入れられないんだと思います。
観光地として有名な「グラバー園」や「大浦天主堂」へ行く場合、長崎駅からだと必ず乗り換えが必要なので注意してください。
それ以外にも市電同士の乗り換えが必要になる駅間があります。どの駅からどの駅へ行く場合であっても、「新中華街」または「市民会館」で乗り換えることができるようになっています。路線図を参考にして、どちらで乗り換えるか考えてください。
本数も多く、早いときは3分に1本、遅くとも10分に1本程度!
長崎市電は本数が多い。比較的大きな都市ながらも、1両編成の市電で運転しているからです。
特に昼の時間帯であれば、3分もすれば次の列車がやってきます。ただし、駅によっては複数の行先があるので注意しましょう。
長崎市電は行先によって乗り場が異なります。例えば、長崎駅は、進行方向前の方と後ろの方で行先が異なっています。各駅の案内を見て、自分が乗りたい列車の位置に並ぶようにいしましょう。
Suicaなどの交通系ICカードも利用可能
一日券をご紹介しましたが、そこまで乗るつもりではない!という方向けに。
長崎市電ではSuicaなどをはじめとした交通系ICカードが利用できます。もちろん、iPhoneやApple Watch、スマートフォンなどに入れたモバイルSuicaでもOK。
ちょっとだけ乗る!って方は交通系ICカードも利用してみてくださいね。
長崎市電で充実した長崎観光を!
最後に、主な観光地の最寄り駅のご紹介です。
観光地 | 最寄り電停 |
---|---|
長崎駅 | 長崎駅前(青・赤) |
グラバー園 | 大浦天主堂(黄緑) |
大浦天主堂 | 大浦天主堂(黄緑) |
長崎新中華街 | 新中華街(黄緑・青) |
出島 | 出島(青)、新中華街(黄緑・青) |
稲佐山 | 宝町(青・赤) |
長崎平和公園 | 平和公園(青・赤) |
長崎市電は、行先によって乗り場が異なります。同じホームの「前方」か「後方」かが異なるんです。なので、自分の行き先に合わせて、間違えないように並んでくださいね。
市電を使えば効率よく観光できる街、長崎。今回は長崎市電のご紹介でした。
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