トルコの定番観光地ともいえる世界遺産・カッパドキア。カッパドキアで最も人気なアクティビティが熱気球。
2024年5月、カッパドキアを訪問した際にカッパドキアの気球に乗ってきました。あらゆる情報を収集のうえ、カッパドキアの気球を利用しました。この経験をもとに、カッパドキアの気球の予約方法や値段など、利用のうえで気になる情報を解説します。
カッパドキアの熱気球については、Vlogも作成しました。絶景を動画としてまとめてありますので、こちらもあわせてご覧ください。
カッパドキアでの気球の料金は?ツアーの予約方法は?
カッパドキアの気球の料金やツアーの予約方法など、これからカッパドキアに向かう方が気になる情報を詳しく、解説します。可能な限り詳しく解説しますが、もしこの記事を読んでもわからないことがあれば、遠慮なくコメント欄からご質問ください。記事に加筆させていただきます。
【2024最新】カッパドキアの気球の値段 相場はどの程度?
まず初めに、カッパドキアの気球の値段です。気球でのフライトはやっぱり、それなりの値段がかかります。カッパドキアの気球の値段の目安として、
- ベストシーズン:4月〜10月→200〜300ユーロ(約32,000円〜48,000円程度)
- オフシーズン:11月〜3月→100〜150ユーロ(約16,000円〜24,000円程度)
となります。それぞれ料金の幅があるのは、予約時の混雑状況によって価格が変動するためです。特に前日までのフライトがキャンセルされていると、かなり値上がりします。
次の節では、ネットでの予約orホテルでの予約について解説しますが、あらかじめ出発前に、ネットやホテルで予約しておくと料金が確定します(「前日まで飛ばなかったから、やっぱり値上げするね」は流石にありません)。あらかじめ予約しておけば、前日までのフライトが連続でキャンセルされていても値上がりしないので事前予約を強くオススメします。
僕の実体験に基づいていうと、2週間ほど前の事前予約によって240ユーロ(クレジットカード経由の請求で40,710円)でした。僕がフライトする前は10日連続で天候によってキャンセルされていたそうで、現地で予約していたらかなり値上がりしていました。たまたま現地で出会った日本人の人が、到着後に気球の予約をしようとしていて「複数のバルーン会社を回ったけど、高すぎてまだ予約していない」と言っていました。
なおバルーンの会社によっては、現金で支払いをすると安くなる場合があります(トルコでは現金での割引が、一般的に行われています)。
ネットでの事前予約が安心
カッパドキアで気球に乗るなら、インターネットを使った事前予約が圧倒的にオススメです。理由は前節でも書いた通り、現地予約の場合は値上がりするリスクが大きいからです。ネットで予約することで費用を抑えることができます。
楽天トラベル観光体験では、事前にインターネットで予約することができます。楽天ポイントも貯まるので、オススメです。
またこちらの「ベルトラ」は世界中のオプショナルツアーを提供している旅行サイトです。カッパドキアの気球も予約が可能です。
「楽天トラベル観光体験」や「ベルトラ」は、僕自身も世界中を旅しながら利用しているサイトであり、安心して利用することができます。
フライトの情報はホテル経由で ホテルを通しての予約も可能
カッパドキアの気球はホテルまでの往復送迎付きです。離陸場所は当日の天候等によって、着陸場所は飛行ルートや時間によって変わるため、送迎なしで気球に乗ることはまず、不可能です。
早朝、日の出前にホテルに迎えがきます。僕が気球に乗った5月は、早朝4時に迎えがきました。ピックアップ時間は前日の夜に確定し、ホテルに連絡がいきます。天候が悪く前日までに欠航が決まった場合もホテルを通して連絡を受けます。
今回の記事ではインターネットでの予約をオススメしていますが、ホテルを通して予約することもできます。宿泊先が決まり予約した後、あるいは予約する際に「気球の予約をしたい」とお願いすれば手配してくれます。決済はホテルまたは現地気球会社で行うことになります。
カッパドキアの気球のシーズンや天候 飛ばない日も多いので注意
気球でのツアーは天候に左右されます。雨であればまずフライトはできませんし、風が強い場合は欠航になります。
カッパドキアの気球は飛ばないこともあるので日程には余裕を!
カッパドキアの気球は天候によっては、飛ばないこともあります。フライトができるか否かは、当日の天候によって決まるため、当日朝までわかりません。
カッパドキアの気球は5月〜11月ごろがベストシーズンであり、この時期はフライトできる可能性が上がります(ただ、値段も上がります笑)。一方で冬のシーズンはキャンセルになる可能性が高くなります。通年を通しての催行率は50%程度で、特に冬の時期は30%程度になります。
カッパドキアの熱気球に絶対に乗りたいぞ!という場合、2泊〜3泊程度の滞在をオススメします。悪天候が続けば3泊しても乗れない可能性はありますが、それでも連泊することでフライトできる可能性は大幅に上がります。
僕は事前に調べていて「5月〜11月ごろはフライトできる可能性が高い」と聞いていましたが、それでも僕が訪問した5月初め、僕がフライトする前日まで10日間連続でフライトできていなかったようです。
ホテルへの送迎時刻はシーズンによって変わる 所要時間は3時間程度
カッパドキアの気球に乗る場合、ホテルからの送迎が付いています。気球は寒い朝がよく飛ぶこと、そして日の出を見るツアーが定番であることから、朝はかなり早いです。
僕がカッパドキアに訪問した5月の場合、送迎は早朝の4時にホテルにきました。送迎の時刻は前日の夜に決まるため直前までわかりませんが、かなり朝早いことは確かです。
日本からの訪問の場合、ヨーロッパ方面は日本より遅い時間になっています。つまり、日本と合わせると異常に早寝早起きの生活になってしまいます。そのため、日本からトルコに到着後最初にカッパドキアへ行けば、カッパドキアの気球に合わせて早起きするのもそこまで大変ではないでしょう。
また、カッパドキアの熱気球ツアーの所要時間は概ね3時間程度です(送迎からホテルに戻ってくるまでの時間)。早朝4時ごろに迎えがきて、7時〜8時ごろにホテルに戻ることになります。そのうち、フライト時間は60分〜90分です。
朝、熱気球に乗ったのちに、現地発着の1日ツアーである「グリーンツアー」や「レッドツアー」の送迎には間に合います。また、カッパドキアからイスタンブールに戻る場合、11:00以前のフライトを予約してしまうと空港送迎に間に合わないので注意してください。
カッパドキアの気球を楽しもう!!
カッパドキアの気球は、かなりの値段がします。また、朝も早いです。しかし、一生で一度は必ず見たい景色、感動すること間違いなしです。
カッパドキアの気球を確実に楽しむためにも、事前に予約しておくのがオススメです。インターネットを通しての予約であれば、現地で英語で予約をする必要もありません。また、前日等にフライトがキャンセルになり値上がりするといったことも避けられます。
実際にカッパドキアの気球に乗ってきた経験から、「楽天トラベル観光体験」と「ベルトラ」は、現地で予約する値段と比べても適切だといえます。また、運営元も信頼できるので、安心して利用できます。
事前にインターネットで予約をしておくことで、カッパドキアの気球ツアーを精一杯、楽しんできてくださいね。
なお、本記事の締めとして次の章では、僕が実際にカッパドキアの熱気球を楽しんできた様子を「熱気球搭乗記録」としてまとめます。カッパドキアの熱気球は、運航会社が複数あり、上記のインターネット予約でも前日に運航会社が決定します。ただ、どの会社でも似たサービスが受けられますので、参考にしてくださいね。
カッパドキアの気球ツアーで絶景を楽しんできた 熱気球搭乗記
この章では、実際にカッパドキアの気球に乗ってきた際の様子を、多数の写真を交えてまとめます。カッパドキアの熱気球の雰囲気が伝わるように、書いていきます。
基本的にはホテルに送迎 朝はかなり早い
記事の中でも触れたように、ホテルまで送迎があります。朝はかなり早く、僕の場合は4:00にホテル前に迎えがきました。
まず初めに、バルーン会社のオフィスへと向かいます。ここでツアー代金の支払いを行います。また、バスの人数を調整した上で、最初の送迎バスとは異なるグループでバスに乗車します。
早朝3時半ごろに起床して3時間ほどのツアー、お腹が空くので朝食が提供されます。ブラウニーと梨、そして野菜ジュースなどが提供されました。フライト後にホテルに戻り朝食を食べることを想定した、軽い朝食です。
ここでの滞在時間は15分〜30分ほど。安全ビデオなんかがあると思いきやそれもなく、朝食を食べている間に事務的な手続き(天候の最終確認やツアー代金支払いなど)が終わったらすぐ、離陸地点へと向けて出発します。
僕が参加したツアー会社の場合、着陸地点からそのままホテルへと送ってくれるため、ここではホテルごとの呼ばれました。
離陸地点にやってきました。離陸地点では既に、気球の離陸準備が始まっています。気球に空気が入れられていて、気球が上に上がる瞬間を見ることができます。
離陸 炎で光る気球を眺めて
気球の準備ができたら(気球のバルーンが上に上がったら)すぐに離陸です。カゴには4人スペースが4つ、合計16人とパイロット2人が乗ることができます。僕は1人で乗ったため、カナダ人女性3人のグループと一緒に乗ることになりました。
日の出前の時間は、ガスバーナーの炎に照らされた気球の姿がとても美しい。まるで提灯のような、光る気球を見ながらどんどん高度を上げていきます。
カッパドキアの街を見ながら、気球はどんどん高度を上げていきます。かなりの高度まで上がるので、高所恐怖症の人は注意。
気球が上がった先では、あたり一面に広がる絶景が。開放的な景色は、まさに「絶景」そのもの。この絶景を堪能してください。
気球から眺める日の出は最高
離陸してしばらくすると、日の出を迎えることになります。僕が参加したツアーの場合、離陸後30分ほどで日の出を迎えることになりました。
丸い太陽が、地平線の向こう側から登ってくる景色は最高。こんなにも丸くて綺麗な「日の出」を撮影できたのは初めてです。
かなりの高度まで行くこともあれば、かなり低い高度に行くことも。着地はしていませんが、地面スレスレを通ることも。
「カッパドキアの気球」で絵になりそうな景色です。エルジェス山の噴火活動によって形成された、カッパドキア独特の地形をたっぷり堪能できます。
1時間ほどの飛行で着陸へ
1時間ほどのフライトを終えたのち、着陸です。カッパドキアの気球は最低でも60分ほどのフライト、最長90分ほどのフライトになります。
着陸する頃になるとすでに辺りはかなり明るくなっています。この日は雲ひとつないとてもいい景色で、美しい青空が眺められました。
離陸地点とは異なる場所に着陸します。当日の天候や場所などを確認して、地上のスタッフさんとパイロットの方がトランシーバーで連絡を取り合いながら降下。
着陸しました。気球のバルーンがある程度しぼむまでは降りられないので、しばらくはカゴの中で待機です。
着陸後はシャンパンパーティーも
着陸後はその場で、シャンパンパーティーが行われます。シャンパンパーティーといってもおそらくノンアルコールであり、酔っ払いませんが。
グラスに1人1杯づつ、もらいます。また、チップボックスが用意されています。僕は200トルコリラを入れておきました。
シャンパンの先に見えている朝陽。いい感じにインスタ映えする景色ですね。ここで10分ほどワイワイ。
最後に搭乗証明書がもらえます。この搭乗証明書をもらったら、今日のフライトは終わりです。ここからホテルまで、直接戻ることになります。
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