国内のテーマパークとして最大の人気を誇る東京ディズニーリゾート。日本全国から多くのゲストが集まる「ディズニーランド」「ディズニーシー」は夢の時間を体験することができます。
そんなディズニーに「安く行きたい」と考えてこの記事に辿り着いた方が多いでしょう。この記事では、入園料がやや高いディズニーに、少しでも安く行く方法を解説します。お得なチケットをフル活用してディズニーを精一杯満喫しませんか?
ディズニーに安くいく方法は主に3つ!
ディズニーに安く行く方法は主に次の4つの方法があります。
- 交通や宿泊とのパッケージで予約する
- 時間制限タイプの入園券(入園時間指定券)を利用する
- ディズニーのホテルに宿泊し、ホテルでチケットを購入する
- 東京ディズニーリゾートを運営する「オリエンタルランド」(4661)の株主優待を利用する
1つづつ解説していきます。
交通と宿泊、オプションとしてディズニーのチケットを含めることで格安旅行
ディズニーは日本各地からお客さんが集まってくるテーマパークです。地方から泊まりでディズニーへ行こうと考えている方も多いことでしょう。
その場合、最もオススメできる方法が「交通・宿泊・ディズニーのチケット」のセットで購入するパターンです。新幹線などの交通とホテル、チケットをセットにして好きにアレンジるすことができる「パッケージツアー」を利用するとお得です。添乗員無しのダイナミックパッケージでは多くの場合、1名から利用可能です。もちろん、複数人で予約することも可能です。
新幹線などは一部、利用便に制限がありながらもほぼ自由に旅程を組むことができます。よくイメージするような「ツアー」ではなく個人旅行の扱いのため、お得に利用できながらも自由な旅程が組めることが魅力です。
宿泊が不要の場合、入園時間指定券が最もおトク
東京など首都圏にお住まいの方は、日帰りでディズニーへ行くことを考えいている方も多くいるでしょう。その場合は、時間指定の入園券がもっともお得です。
ディズニーでは、夕方などの時間指定で格安の入園パスポートを販売しています。ディズニーでは価格変動制のパークチケットを導入しているため時期により異なりますが、10時30分〜入園可能となる時間指定のチケットでは1,000円程度、価格にして1.5割程度の割引となります。
東京ディズニーリゾートの公式サイトに価格が掲載されています。夜だけの時間帯に指定すると、かなり安くなるのでこれも活用したいところです。
大阪・名古屋・仙台など、新幹線・高速バスで行ける範囲で徹底比較!
遠方からディズニーへ行く場合、交通機関と宿泊、そしてディズニーのチケットをセットで購入するのが最もお得です。
大阪や名古屋、仙台から東京へ移動するために最も安い手段は高速バスです。高速バスとパークチケットを別々で取った方が安くなるほど安いバスもあります。
大阪・名古屋・仙台からディズニーへ行く際、安くなる方法を比較しましょう。基本的に通常運賃や学割・新幹線の割引チケット「ぷらっとこだま」を使うより、パッケージツアーを使う方が安くなります。個人旅行でのパッケージツアーは、団体向けの格安の新幹線チケットやバスのチケット、航空券を利用しているため、安くなるのです。
以下、別途自分でパークチケットを購入する必要がある場合もありますが、価格はパークチケットの最低料金7,900円を含んだ額で書きます(つまり、パークチケットを別途用意する必要がある場合、パークチケット代金を僕が足しています)。パークチケットを別途手配する必要があるか否かを必ずご確認ください。また、2022年2月現在でのパッケージ価格を調べていますが、パッケージツアー(特に飛行機・高速バス)は料金が常に変動します。以下の表はあくまで参考値としてご覧ください。
発着地 | バス会社パッケージ バス+宿泊+パークチケット | 新幹線パッケージ 新幹線+宿泊+パークチケット | 飛行機パッケージ 飛行機+宿泊+パークチケット |
---|---|---|---|
大阪発 | ¥21,500~(2名1室) ※パークチケットはホテルで購入 パークチケット代込みの価格 WILLER公式サイト価格 | ¥39,000〜(2名1室) ※パークチケットは別途購入 パークチケット代込みの価格 楽天トラベル(日本旅行経由)の価格 | ¥32,300〜(2名1室) ※パークチケットは別途購入 パークチケット代込みの価格 ANA公式(航空券+宿泊)の価格 |
名古屋発 | ¥19,500~(2名1室) ※パークチケットはホテルで購入 パークチケット代込みの価格 WILLER公式サイト価格 | ¥36,700〜(2名1室) ※パークチケットは別途購入 パークチケット代込みの価格 楽天トラベル(日本旅行経由)の価格 | ¥29,300〜(2名1室) ※パークチケットは別途購入 パークチケット代込みの価格 ANA公式(航空券+宿泊)の価格 |
仙台発 | ¥18,900~(2名1室) ※パークチケットはホテルで購入 パークチケット代込みの価格 WILLER公式サイト価格 | ¥35,600〜(2名1室) ※パークチケットは別途購入 パークチケット代込みの価格 楽天トラベル(日本旅行経由)の価格 | – (直行便がない) |
札幌・広島・福岡など、飛行機でディズニーに行くエリアで徹底比較!
続いては、飛行機で行くことになる札幌や広島、福岡などで比較してみましょう。ANAのダイナミックパッケージ(往復航空券+宿泊)でも、JALパック(往復航空券+宿泊)でも大きく値段が変わることはありません。以下、同一の日程で比較しましたが日程によってはANAの方が安くなることもあります。自分が利用する日程に合わせて選ぶのが良いでしょう。
発着地 | ANA | JAL |
---|---|---|
札幌発 | ¥29,700〜(2名1室) ※パークチケットは別途購入 パークチケット代込みの価格 ANA公式(航空券+宿泊)の価格 | ¥27,000〜(2名1室) ※パークチケット代込みの価格 ANA公式(航空券+宿泊)の価格 |
広島発 | ¥31,000〜(2名1室) ※パークチケットは別途購入 パークチケット代込みの価格 ANA公式(航空券+宿泊)の価格 | ¥29,100〜(2名1室) ※パークチケット代込みの価格 ANA公式(航空券+宿泊)の価格 |
福岡発 | ¥37,600〜(2名1室) ※パークチケットは別途購入 パークチケット代込みの価格 ANA公式(航空券+宿泊)の価格 | ¥35,000〜(2名1室) ※パークチケット代込みの価格 ANA公式(航空券+宿泊)の価格 |
また、羽田空港から東京ディズニーリゾートへは、「JALハピネスライナー」が運転されています。JALパックを利用した場合に使うことができるダイレクトアクセスのバスです。
交通や宿泊とのパッケージで予約する
ここまで長々と比較してきましたが、僕がオススメするのは「交通+宿泊(+パークチケット)」のパッケージツアーです。
最安値は「バス+宿泊+入園券」のパッケージツアー
最安値はバス+宿泊+パークチケットのセットです。2023年1月現在、Willerが「バス+宿泊+入園券」のパッケージを販売しています。
このパッケージを使えば、遠方からでもおトクにディズニーに行くことができます。
お得に快適に行くなら新幹線の旅行パッケージも活用しよう
往復高速バスは、特に遠方からの場合はきついです。おトクに快適にいきたいなら新幹線のパッケージを使いたいところです。
新幹線+宿泊+パークチケットのパッケージは少ないです。そこで現実的な方法として、新幹線+宿泊のパッケージを予約し、別途自分でパークチケットを取るのがオススメです。旅行会社によってはパークチケットの手配をしてくれる場合もありますが、パークチケットは別途自分で予約した方が自由度が上がります。
東海道・山陽新幹線沿線からであればJR東海ツアーズが、東北・上越・北陸新幹線および秋田・山形新幹線沿線からであればびゅうトラベルがJR直営のグループ会社なので安心です。これ以外にも信頼できる大手の旅行会社として近畿日本ツーリストや日本旅行があります。
往復新幹線+宿泊のパッケージでは新幹線の変更ができない、乗り遅れ時はきっぷが無効になるなど制限がある場合もあるので注意が必要です(制限があるがゆえに割安に旅行できます)。
遠方からは羽田まで飛行機が便利 航空各社がパッケージを販売!
遠方からは飛行機を利用することになります。こちらも往復飛行機+宿泊のパッケージを利用するのがオススメです。
より高い自由度で、でも安くいきたい場合は格安航空とホテルを別途自分で手配する方法もあります。ただし格安航空は、支払い手数料等が別途必要であること、手荷物の制限が厳しいこと(預け入れ荷物は有料、持ち込み荷物についても空港で重量チェックがある場合がある)などがあるので注意が必要です。
入園時間指定券(時間制限のあるチケット)や株主優待を利用する
ここまでは主に交通+宿泊(+パークチケット)のパッケージを予約することで、そもそもの東京旅行を格安に抑えることをメインに解説してきました。ここからはディズニーのチケットを格安で予約する方法を解説します。
【期間限定】ディズニーの“学割”「キャンパスデーパスポート」
2023年1月4日(水)~3月17日(金)の期間限定で、学生限定の1dayパスポート、いわば“学割版”1Dayパスポートが発売されます。
【対象】 大学生・大学院生・短大生・専門学校生・高校生・中学生
- 大学生・大学院生・短大生・専門学校生 (18才以上)¥7,400 – ¥8,900
- 高校生・中学生(12才~17才) ¥6,200 – ¥7,400
また、2023年1月4日(水)~1月31日(火)の期間限定で、新型コロナウイルスの対策として、ワクチン接種記録(3回以上)などの証明書を所持している場合(詳しくは下記)、さらに割引される「【イベントワクワク割対象】キャンパスデーパスポート」が発売されます。
- 大学生・大学院生・短大生・専門学校生 (18才以上)¥5,920 – ¥7,120
- 高校生・中学生(12才~17才)¥4,960 – ¥5,920
今回、新型コロナウイルスの対策として認められる証明書は以下のとおりです。
- ワクチン接種記録(3回目接種済であること)
- PCR検査陰性証明書(入園3日前以内に採取された検体を用いたもの)
- 抗原定量検査陰性証明書(入園3日前以内に採取された検体を用いたもの)
- 抗原定性検査陰性証明書(入園1日前以内に採取された検体を用いたもの)
なお、証明書はコピーまたは写真・スマートフォン画面でも問題ありません。詳しくは東京ディズニーリゾート公式サイト 【イベントワクワク割対象】キャンパスデーパスポートの販売についてもご覧ください。
時間制限のチケットは安くなるがコスパは良くない
ディズニーには需要に合わせ、さまざまなタイプの時間制限制のチケットが用意されています。ただし、時間が制限されているのに対してコスパはあまり良くないと思います。
パークチケットの種類 | 値段(大人) | 利用可能時間 |
---|---|---|
1デーパスポート | ¥7,900 – ¥9,400 | 終日利用可能 |
入園時間指定パスポート(午前10時30分~) | ¥7,400 – ¥8,900 | 午前10時30分~ |
アーリーイブニングパスポート | ¥6,500 – ¥7,400 | 休日の15時〜 |
ウィークナイトパスポート | ¥4,500 – ¥5,400 | 平日(祝日を除く)の17時〜 |
1デーパスポートが7,900円〜なのに対し、夕方からの時間指定でも6,500円〜と1,400円〜程度しか割引がされません。これくらいなら朝から使うことができる1DAYパスポートでめいっぱい楽しむのがオススメです。
ディズニーの運営会社「オリエンタルランド」の株主優待を利用する
東京ディズニーリゾートを運営しているのはオリエンタルランドという会社です。オリエンタルランドは株主優待として、ディズニーのパスポートを株主に提供しています。
株式などの投資が重要だと言われる昨今、株式投資は価値のあることだと思います。株式投資についてはこちらの記事で解説しています。
株式投資をしないにせよ、金券ショップなどで株主優待が販売されていることがあります。特に株主優待は期限間近になると値下げされる傾向にあります。また、東京からやや離れた場所の方が使いにくいため、金券ショップでの販売価格もやや下がる傾向にあるようです。場合によっては株主優待を活用することで、比較的安く手に入る場合もあります。
ネットで購入できるヤフオクのサイトをみてみると、株主優待は7000円〜が相場のようです。1デーパスに相当するものですから、少しだけですが安くなります。
ディズニーのホテルに宿泊する
最後に解説するのがディズニーのホテルに宿泊する方法です。この方法はあまり節約にはなりません。ディズニーのホテルに宿泊するより、京葉線で少し行った千葉市内などにホテルを取るのが安いからです。
「ハッピーエントリー」というプランが用意されています。これにより、一般のゲストより15分前に、専用ゲートから入園することができます。ファストパスなどを購入しなくても、乗りたいアトラクションにほとんど並ばずに乗ることができます。
宿泊ホテルによって以下の通り、対象となるパークが決まっています。
ご宿泊ホテル | 対象パーク |
---|---|
ディズニーアンバサダーホテル 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ | 東京ディズニーランド または 東京ディズニーシー |
東京ディズニーランドホテル 東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル 東京ディズニーセレブレーションホテル | 東京ディズニーランド |
チェックイン日を除く滞在日、チェックアウト日に利用できます。チェックイン日は早く行っても利用できないことに注意してください。
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