九州・宮崎の山奥にある高千穂。高千穂峡をはじめとしたこのエリアは、宮崎だけではなく九州の玄関口・博多からも手軽にアクセスできるため、観光エリアとして栄えています。
実際に高千穂エリアを観光してきました。今回は高千穂へのアクセスなど、観光に必要な情報を解説。そして高千穂エリアの観光地を日通り紹介した上で、最後に高千穂観光の中心ともなる高千穂峡について詳細に解説します。
宮崎の観光スポットについてはこちらの記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
宮崎県の定番観光地・高千穂
高千穂は宮崎県で屈指の観光地。であるだけでなく、地理的に九州の中心にあるため、九州観光では定番の観光エリアとなっています。
九州屈指の絶景スポット 高千穂峡のある高千穂へ行こう
高千穂の魅力はやはり、その美しい景色です。高千穂峡をはじめとした観光資源に恵まれており、観光エリアとしてホテルなども充実しています。
高千穂峡のような魅力的な観光スポットがあるだけでなく、その周辺の飲食店やお土産店などの施設も充実しています。
観光をするならこちらの「一般社団法人 高千穂観光協会」さんが公開されている「高千穂観光イラストマップ」がオススメです。これがとても見やすくてわかりやすかったです。
高千穂へのアクセス 博多や宮崎からバスがオススメ
高千穂へのアクセスについて解説します。
高千穂は宮崎県にありますが、宮崎県の中でもかなり北部です。宮崎県の県庁所在地である宮崎市と福岡県博多市のちょうど真ん中辺りだと思えばわかりやすいでしょう。高千穂=宮崎県という事実から宮崎市に近いというイメージを持ちがちですが、全然そんなことはありません。
高千穂へは、宮崎・熊本・博多などから高速バスが運転されています。ただし、2023年8月より宮崎〜高千穂線が運休となっています。おそらく、バスドライバー不足による運休と思われ、今後の運行については協議中とのみ書かれています。
宮崎・博多の両方から、アクセスは自家用車またはバスとなっています。かつて高千穂鉄道があった時代は鉄路も繋がっていましたが、現在は高千穂鉄道が廃止され、バスのみとなっています。現実問題、便利なのは自家用車です。
高千穂エリアには高速道路がないため、博多方面からは熊本まで高速道路、その先は一般道を通ることになります。なお、博多から高千穂へ向かう際、僕たちは鍋ヶ滝を観光してから高千穂に向かいました。
高千穂にはホテルも充実!
高千穂エリアには宿泊施設も充実しています。
高級志向のホテルから、比較的安価なホテルまでさまざまです。せっかく高千穂に宿泊するのであれば、宮崎牛などの美味しい料理もいただきたいところです。
高千穂峡の景色は、夕方も美しいし朝の景色も美しい(らしい)。せっかくなら、朝からちょっと高千穂峡を眺めに行くことができる場所に宿泊したいですね。
高千穂エリアのホテルの検索や予約はこちら(楽天トラベル)からご覧ください。
高千穂の観光スポットを紹介!
続いて、高千穂エリアの観光スポットを紹介します。高千穂には高千穂峡がある。でもそれ以外には何もないと思われがち。今回は日帰りで手っ取り早く高千穂観光ができる主要スポットを中心に解説します。
高千穂観光の中心・高千穂峡
高千穂観光の最大の観光スポットがここ高千穂峡。高千穂を観光するなら絶対に外せない観光スポットです。
高千穂峡は、昭和9年に五箇瀬川峡谷として国の名勝天然記念物に指定された、日本を代表する景勝地の一つです。高千穂のシンボル・真名井の滝をはじめ、柱状節理が形作る独特の渓谷美で知られています。神話ゆかりのスポットや戦国時代のエピソードも残り、見上げれば歴代の橋が先人たちの労を偲ばせます。新緑、夏のライトアップ、紅葉と1年を通して季節の移り変わりを感じることができるところです。 (高千穂町ホームページより引用)
この高千穂町のホームページにも掲載されている通り、九州を、そして日本を代表する景勝地となっています。
高千穂の新定番観光スポット あまてらす高千穂鉄道
高千穂には高千穂峡以外にも観光スポットがあります。「高千穂あまてらす鉄道」は、高千穂鉄道の廃線跡を活用して、グランドスーパーカートを運転しています。
高千穂鉄道が運営されていた当時は日本国内の鉄道のための鉄橋として最も高かった「高千穂鉄橋」を楽しむことができます。高千穂鉄橋の上では一時停止してくれ、その景色を楽しむことができます。
高千穂鉄橋では、乗務員さんがシャボン玉を飛ばしてくれるという演出も。このシャボン玉がなかなかいい感じです。
高千穂線は元々、国鉄の駅でした。国鉄分割民営化によってJR九州に継承されたものの赤字が続き第3セクターに転換、その後の台風の被害によって復旧を諦めた経緯があります。それでもなお、このように観光鉄道として機能しているのは流石ですね。
高千穂神社でお参りしよう
高千穂峡へ行ったら、高千穂峡から少しいったところにある高千穂神社でお参りをしましょう。縁結び・夫婦円満のご利益がある神社です。
神社の建物は約1900年前の垂仁天皇時代に創建されたものであり、国の重要文化財にも指定される歴史のある建物です。
厳かな雰囲気でいい感じ。御朱印などもあるので、ご朱印帳を持っている人は忘れずに持っていきましょう。
こうやってみると、大きな神社の雰囲気がありますよね。少しづつ歩いて、奥へと入っていく感じがさすがです。
高千穂の定番観光スポット・高千穂峡について詳しく解説!
ここまで、高千穂の観光スポットをいくつか紹介してきました。やっぱり高千穂の定番観光スポットといえば高千穂峡です。最後に、高千穂峡について詳しく解説します。
高千穂峡は高千穂市街地からやや遠い バス路線もあり、駐車場もある
高千穂峡は、高千穂の市街地からはやや離れています。高速バスなどで高千穂峡へ行く際は、高千穂バスセンターに到着することになるため、そこから路線バスを利用することになります。
通常の路線バスもあるほか、高千穂エリアを観光するのであれば宮崎交通の「高千穂回遊バス」などが走っているので、バスでアクセスすることになります。
自家用車で行く場合、駐車場もしっかり整備されています。ただし周辺には有料駐車場しかありません。1回あたり500円ほどの駐車料金がかかることになります。
高千穂峡の貸ボート
高千穂峡を利用する場合、高千穂峡の貸ボートで高千穂を巡ることができます。高千穂峡の貸ボートは、
- 土休日など 5,100円/隻
- 平日 4,100円/隻
となっています。う〜ん、ちょっと高いんじゃないかとも思ったり。
貸しボートの乗船は、
- インターネット予約(※電話予約はなし)
- 当日受付
の2通りがあります。乗船日の1週間前から2日前までにインターネット予約サイトで乗船予約が可能です。ただし、時間が確定させられるため、ちょっと不便な感じがする。
一方、予約なしでも利用することができます。事前予約でまだ空きがある場合は当日券が販売されるため、実際に高千穂峡の貸ボート受付へいき、借りることができます。空きがない、ということは滅多にないようですが、混雑時間帯(昼間の時間帯など)は注意が必要です。
高千穂の貸ボートの予約は、こちらのページから可能です。
手で漕ぐタイプのボートなので、まあまあ体力が必要です。5,000円かかるなら、手で漕ぐタイプではない、電動ボートなどを導入してほしいと思ったり。
高千穂峡は遊歩道も 現在一部区間が整備中
高千穂峡には遊歩道が整備されています。2023年現在、一部の区間が整備中で通ることができない場所もあります。
が、高千穂峡の最も見どころの場所はしっかりみることができます。ちなみに高千穂峡を上から見るならば、朝または夕方のボートがいない時間帯がオススメです。冬になるとボート営業が終わる頃には日が暮れ始めたりしているので、朝がいいかも。
コメント