米国渡航のためのビザ免除申請 代行にお願いする必要はない!ESTAを自分で申請する方法を丁寧に解説

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アメリカハワイ

アメリカに旅行等で行く場合、ビザを取得する代わりにESTAで申請をする必要があります(※ビジネス渡航や留学などは異なるので注意)。

米国への渡航の予定ができ、再度ESATの申請をしました。

一部でデザインの変更などもありました。できるだけホットな情報をお届けするために、準備が出来次第、記事を更新します。

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アメリカ旅行で必要なESTA(エスタ)の申請

まずはアメリカ旅行で必要となるESTAとは何か、解説します。

ESTAとは?

ESTAとは、ビザ免除プログラムのことです。正確には異なりますが、観光目的での利用にあたっては入国ビザの代わりのような感覚です。

ESTAは、ビザ免除プログラム(VWP) を利用して渡米する旅行者の適格性を判断する電子システムです。ESTAは米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日から義務化されました。ビザ免除プログラムを利用して、90日以下の短期商用・観光の目的で渡米しようとするビザ免除プログラム参加国の国籍の方は、米国行きの航空機や船に搭乗する前に、電子渡航認証を受けなければなりません。

在日米国大使館公式サイトより引用

アメリカに入国する前には必ず申請が必要です。パスポートを持っているから無条件にアメリカに入国できるわけではありません。最近ではカナダも同様に、渡航前に認証するシステムを導入しています。また、EU諸国(シェンゲン協定加盟国)も2023年に同様のシステムを導入するとしています。

この記事では、アメリカに渡航する際にビザの代わりに必要なESTA(エスタ)の申請を写真付きで丁寧に解説します。僕もアメリカへ渡航するために実際に申請してみましたが、代行業者に依頼する必要などまったくなく、自分でできます。自分でやれば$14(1,500円程度)で終わりますが、代行業者に依頼すると5,000円程度かかる場合が多いようです。出張などであれば会社がまとめて申請してくれることも多いようですが、個人旅行の場合は自分でやることをおすすめします。

ESTA申請の期間は?早くやっても問題ない?

結論としては、早く申請しても問題ないです。ESTAの有効期間は2年間です。ただし、ESTAは2年間有効であるため、2年以内に再度、アメリカへ渡航する予定がある場合はその日程までカバーできるようにしておくと便利です。

申請期限は、出発72時間前(3日前)までに申請するようにしましょう。僕は以前にやったことがないのでよくわからないのですが、昔はコンピュータによる自動認識でブラックリストのようなものと照合して承認していたため、すぐに承認されることが多かったようです。しかし、今では係員の手によって承認が行われているようなので時間がかかります。以前に申請をしたことがある人は、以前と同程度の時間で認証が降りるとは思わないほうがいいでしょう。多くの場合、日本出国直前に申請しても飛行機でアメリカに到着する頃には申請が認証されるようです→現在はESTAの認証がないと搭乗券を発券してもらえないようです(航空券は予約段階、搭乗券は空港で発券してもらう、実際に乗り込む際に必要なQRコードなどが付いたもの)。僕は夜遅くに申請して次の日起きたら認証されていました(時間にして5時間以下)が、このスピードは絶対ではありません。アメリカ側は72時間以内には申請結果を出すとしているようなので、72時間前(3日前)までに申請するのが安心です。

申請を始めるにあたって 申請のための準備

以下の写真では、必須入力項目は赤で塗りつぶして示しています。

まず、ESTAの申請にあたっては情報をすべてを英語で書く必要があります。ただし、誤って日本語で入力してもエラーが出て進めないので、申請で弾かれるようなことにはならないから安心です。基本的には普段、日本語で書いているものをローマ字で書けばいいのですが、住所等は各順番が違ってきます。申請ページには日本人でも分かるように書いてあるので心配する必要はありませんが、一応知っておいてください。

中断される事があるので注意

申請に時間がかかっている場合、このようなメッセージが出てきます。放置したままにしておくとサイトからはじき出されてしまうということです。OKをクリックすれば申請ページにとどまっている事ができるので、焦って申請を入力する必要はありませんが、よそ事をやりながら申請するのはやめましょう。基本的なことですが、スマホ等を使って申請する人にはよそ事をやりながら申請してしまう人もいるかもしれないので先に忠告しておきます。

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ESTAの申請方法を徹底解説

ここからはスクリーンショットを用いて、ESTAの申請方法を解説していきます。

ESTAのページにアクセス

まず、ESTAのサイトにアクセスしましょう。

Official ESTA Application Website, U.S. Customs and Border Protection

ネット上にはESTAを悪用した、悪質な代行申請サイトがあります。ESTA申請サイトに見せかけて実際には代行サイトであり、申請をすると高額を請求されるサイトがいくつかあります。

ESTAはアメリカ政府のサイトです。URLの部分、サイトアドレスのhttps://の後の部分の最後が.govになっていることを確認しましょう。

上記サイトにアクセスしたら、「ESTA申請公式サイト」へいきましょう。ここから申請を行います。

ESTAの申請サイト

つづいて一人分だけを申請するか、数名分をまとめて申請するかで「個人による申請」または「グループによる申請」を選択します。家族の分などを申請する場合は「グループによる申請」です。また、友人の分などを申請することも可能です。申請する人は特に指定がありませんが、パスポート情報などの個人情報が必要ですから、友人のものもまとめて申請する場合は個人情報を慎重にやり取りするようにしましょう。

ESTAの申請サイト

ESTAの申請サイトです。2023年に再度申請した際は、少しデザインが変わっていましたがほぼ同じです。

個人による申請をクリック

「個人による申請」または「グループによる申請」を選択すると、「セキュリティに関する通告」「免責事項」「The travel promotion act of 2019」が出てきます。しっかり読んで「確認して続行」を選択しましょう。

セキュリティに関する通告

続いて免責事項。こちらも確認した上で続行します。

免責事項の確認

さらに、申請手数料支払いについての確認です。

申請手数料支払いに関する確認

確認できたら次へ進みます。

グループによる申請の場合 代表者の登録

グループによる申請の場合についてです。個人申請の場合は飛ばしてください。

代表者を登録します。グループ名は登録しなくても問題ありません。家族などの分をまとめて申請する場合もグループによる申請となりますから、グループ名は入力できない場合が多いでしょう。

確認画面が出ますので、入力した情報を確認しましょう。

各個人のデータの入力 パスポート情報

さて、ここから本格的な申請です。

パスポートの写真をアップロードする必要があるかなと思っていましたが、結論を言えばパスポートの写真をアップロードは必要ありません。パスポート写真をアップロードどうのこうのという話がありますが、これはパスポート写真をアップロードするとMRZの情報を読み取って自動で入力してくれるだけの話です。自動で入力しても結局チェックする必要がありますが、入力の手間は省けます。パスポート写真をアップロードして入力を省く場合は以下の事に注意しましょう。

申請サイトに掲載のパスポート自動入力の注意

パスポートの自動入力を行った場合、以下の一部が自動で入力されます。自動で入力された部分についても入力に誤りがないか確認しましょう。以下では自動入力をしなかったものとして説明をしていきます。自動入力をした場合は入力されたところ以外を入力すれば良いです。

まずパスポート情報。パスポート記載内容をそのまま入力しましょう。パスポートには英語表記があるはずですから、英語表記のものをそのまま入力してください。日本語で入力するとエラーが出ます(エラーが出て進めないので、誤って日本語で申請して申請に落ちるということはありませんから、そこは安心ですね)。

続いて別の市民権・国籍ですが、多くの方はいいえになるでしょう。はいを入力する方は自分でわかっておられると思いますから、自分の情報を正しく入力すれば問題ありません。当然のことを言うようですが、面倒だからいいえを選択するというのは逆に面倒な事態になるのでやめましょう。

つづいて連絡先情報の入力です。例を出したほうがわかりやすいので次の例を見てください。日本は大きい方から小さい方へ住所を読んでいきますが、アメリカでは反対であることに注意しましょう。

例【A県B市C区〇〇1丁目2-3 Xアパート101号室の場合

ホームアドレスライン1:1-2-3

アパートメントの部屋番号:101

市町村区:B市C区

州/都道府県/地方:A県

つづいて電話です。電話のタイプは選択肢から選びましょう。携帯電話でも問題ありません。そして番号は、国番号(日本という選択肢がもちろんあります)を選択した上で、電話番号の最初の0を除いて入力してください。国際電話の基本です。これをしないとエラーが出ます。

最後にメールアドレスを入力しましょう。フリーアドレス等でも問題ありませんが、申請完了後にメルマガのようにいろいろ来るわけではないので、確実に受信できるアドレスであることを優先して入力しましょう。

ソーシャルメディアは基本的に入力する必要はありません。

勤務先情報です。こちらは勤務先を正直に入力しましょう。おそらく勤務先に連絡が入ることなどはありません。あくまでテロ組織等とのつながりが無いことを確認するためのものです。参考までに、住所人力の例を再掲しておきます。

例【A県B市C区〇〇1丁目2-3 Xアパート101号室の場合

ホームアドレスライン1:1-2-3

アパートメントの部屋番号:101

市町村区:B市C区

州/都道府県/地方:A県

電話も先程と同様です。国番号(日本という選択肢がもちろんあります)を選択した上で、電話番号の最初の0を除いて入力してください。これをしないとエラーが出ます。

ここまでで個人情報の確認は終わりです。正確に入力した上で、続いては渡航目的や滞在先などの入力へと進みます。

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渡航目的や滞在先などの入力

続いては渡航目的や滞在先などの入力です。これらの情報をもとに、ESTAによる申請の可否が判断されます。

渡航目的と連絡先情報の入力

続いて渡航目的の入力です。乗り継ぎか、そうでないかを選択します。乗り継ぎが目的の場合、次の項目「米国内の連絡先」は入力する必要がありません。米国外の連絡先を入力することになります。

米国内の連絡先です。最初に氏名と書かれた欄がありますが、ホテル名で全く問題はありません。ホテルの公式サイトや信頼できるホテル予約サイトに掲載されている情報を入力すればOKです。

また、米国滞在中の住所は基本的に入力する必要はありません

最後に米国内および米国外の緊急連絡先を入力します。基本的には日本国内の親戚や友人で問題ありません

適正についての質問

つづいて適正についての質問です。要はテロなどを起こさないかなどをチェックされるのです。多くの方はすべて「いいえ」となると思いますが、正直に答えましょう。

参考までに、答えるべき質問一覧を掲載しておきます。

申請内容の確認

ここまで申請が終わったら入力事項は終わりです。内容の確認に移ります。まず、以下の文章が出てきますから、これを読みチェックボックスにチェックを入れましょう。「第三者による代理申請の場合に限定」の欄は、別の人のぶんを申請している場合のみチェックしましょう。

最後にひとつづつチェックすることを要求されます。ひとつづつチェックしましょう。間違っているともう一度入力し直し申請料金ももう一度支払うはめになるのでしっかりチェックしましょう。

最後にパスポート情報などを再入力します。

ここまで終わったら完了です。あとは支払いだけです。

悪質代行申請サイトでないか確認するために、必ず$14となっていることを確認することをおすすめします。悪質代行申請サイトでは$50を要求されたりすることもあるそうです。

グループによる申請で、他の人の分を追加する場合は「新規の申請者を追加」で追加します。先ほどと同じように入力していけばよいです。

※複数人の申請を行うのであれば、支払いの前の段階で他の人のデータを追加しておきましょう。

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申請料金の支払いをし、手続き完了

ここまでで手続きは終了です。最後に申請料金の支払いを行います。

申請料金の支払い

さて、やっとここまで来ました。最後に支払いです。クレジットカードやデビットカードが使えます。「今すぐ支払う」をクリックしたら、カードの情報入力画面になりますので入力していきましょう。

国や住所は先程までと同様に入力すれば問題ありません。英語で入力しましょう。

続行をクリックすると支払いが行われます。

申請完了

お疲れ様でした!以下のような画面が出れば完了です。念の為スクリーンショット等で保存することをおすすめします。

お疲れ様でした!72時間以内に審査結果が届くはずですので、待ちましょう。昔は機械で自動でやっていたようなのですが、今は人力でチェックしているようです。なので時間がかかりますから、落ちたのかななどと心配しないようにしてくださいね

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コメント

  1. […] 米国渡航のためのビザ免除申請 代行にお願いする必要はない!ESTAを自分で申請する方法を丁寧に解説アメリカに旅行等で行く場合、ビザを取得する代わりにESTAで申請をする必要があ […]

  2. 竹本 より:

    分かり易い解説どうも有難うございます。可能であれば以下お教え下さい。
    日本からで無く第三国から米国に入ろうとしている為、現在米国入国時のフライトチケットしか持っていません。その場合でもESTAで入国許可はおりますでしょうか?(帰路分は米国入国後、購入予定)
    VWPでの要件であるもののESTAの質問項目には帰路フライトの予約有無を答える事が求められて無い様なので、ESTAのシステム側で自動的に確認できる様になっているかどうかと言う事になりますが、

    ご回答よろしくお願いします。

    • Dolphin Dolphin より:

      コメントありがとうございます。以下、僕が調べた限りでの答えになりますので、ご自身でも再度確認いただくようお願いいたします。
      ご質問の内容で、特に問題なく入国できると考えられます。第三国を経由しても問題はありません。例えば、日本から韓国を経由して米国へ、あるいは中国を経由して米国への便はよくあります。この場合にESTAではなくビザを申請する必要があるという話は聞きません(あくまでも、聞きませんという話です)。
      また、帰国便に関しても問題はないでしょう。ただし、入国時に審査官に質問される可能性があるので、旅程については答えられるようにしておいた方が良いでしょう。
      繰り返しになりますが、僕が調べた限りでの回答なのでご自身でも再度確認いただいたうえで渡航いただくよう、よろしくお願いします。