九州の福岡や北九州空港を拠点に飛行機を飛ばしている「スターフライヤー」という会社。この航空会社って格安航空なのでしょうか?
先に結論を言ってしまうと、全然違います。むしろ通常の航空会社よりラグジュアリーな航空会社であることをウリにしている航空会社です。
今回はそんなスターフライヤーを実際に使ってみました!今回搭乗したのは、名古屋・中部国際空港-福岡空港の路線です。今回の記事では、このスターフライヤーという航空会社を紹介していきたいと思います!

ANAのサイトから予約をするのにANA便じゃない・・・なんか格安航空な気がするし・・・って思った方!そんなことないです!実際のサービスを今回はレポートしていきます!
【今回の便】
航空会社:スターフライヤー
便名:SFJ59 コードシェアANA3859便
名古屋・中部(NGO)→福岡(FUK)
搭乗日:1月17日
ANAとのコードシェア便、スターフライヤー
ANAの国内線を使っていると、予約時に大きく分けて2つの会社のコードシェア便が出てくると思います。
ひとつがAir Do、もうひとつがスターフライヤー。Air Doは北海道を拠点としているため、主に新千歳や函館等発着の路線に就航している一方、スターフライヤーは主に北九州と福岡を拠点としているため、主に福岡発着の路線に就航しています。
今回はANAのサイトから予約してスターフライヤーを利用しました。スターフライヤーは格安航空というイメージもあるようですが、むしろ逆。ANAと同程度のサービス、あるいはそれ以上のサービスが提供されます。
スターフライヤーはANAとのコードシェアを行っています。具体的には、ANAの予約サイトからスターフライヤーを、ANA便として予約することが可能。もちろん、ANA便として予約すればANAマイルやプレミアムポイントも貯まります。
ただし、スターアライアンスの加盟航空会社とは違って、スターフライヤー便として搭乗するとマイルはもらえません(スターアライアンス便のような事後登録等が不可)。スターフライヤーのサイトから予約する場合や旅行会社に手配してもらう場合などは注意。普段ANAを使っている方は、ANAのサイトにスターフライヤーの便が出てきたから、それを予約するという感じだと思うので大丈夫だとは思いますが。
そしてスターフライヤーですが、先程も書いたように格安航空ではありません。
ANAのライバル会社のJALは、格安航空として有名なジェットスターとコードシェアしていて、コードシェア便でジェットスター便を選ぶと、JAL便なのに格安航空になります。
後ほど紹介しますが、スターフライヤーはむしろ座席間隔がANAより広く、シートモニターもついています。ANAですら、国内線でシートモニターをつけたのは最近の一部機材と、2019年秋から更新中の機材です。ANAより良いとも言える航空会社です。

スターフライヤー、簡単に言ってしまえば、ANA系列で高級感をウリにしている航空会社!
広々したシートやシートモニター、電源
先程も少し紹介したようにシート間隔はANAやJALより広く設定されています。
写真のように、かなり余裕があります。新幹線ほどではありませんが、国際線の機材程度はあります。

僕は足が長い方なのですが、この僕ですら膝の前にこぶし3つ〜5つ分くらいの余裕はありました。ANA国内線ではこぶし1つか2つ程度です。格安航空では膝が前の座席に当たることもあります。
この座席ピッチからも、格安航空ではないということが分かるかと思います。ちなみに参考までに、国内線主要航空会社のシートピッチです。
- スターフライヤー 91cm
- ANA(全日空) 79cm
- JAL(日本航空) 79cm
- ソラシドエア 81cm
- ジェットスター 71cm
- Peach 71cm
シートとシートの間隔が大手航空会社と10cm以上違う!この違いは乗ってみると明確です。格安航空と比べると20cmも違います!

そしてこちら、シートモニターです。
ANAやJALの国際線では、一昔前からシートモニターがありました。しかし、ANAやJALが国内線にシートモニターを導入し始めたのは最近です。
最近、ANAは新シートの導入を始め、国内線にもシートモニターが装備されている機材が登場しました。
しかしこのスターフライヤー、もっと前からシートモニターを装備しています。写真のようにUSB電源もあります。機材によってはコンセントも装備されています。
このように、サービスにかなり力を入れているのがこのスターフライヤーという会社です。後から紹介しますが、機内のドリンクサービスでもチョコレートが配られたりと、他の会社よりほんの少しだけ充実していると思います。

シート間隔やシートモニターなど、座席のサービスは日本一!
電源があってスマホを充電できたのもとてもありがたかった!
機内サービス
僕が搭乗した日、お客さんの中に誕生日の方がおられたようで、機長からのアナウンスでお祝いの言葉がありました。こういう配慮はいいですね。自分が誕生日だったら思い出になります。
また機長からのアナウンスで、2020年が始まって半月ごろ経ったときに搭乗したので「今年も皆さんにとって良い1年でありますように」とのコメントもありました。
機長からこういった言葉があるだけで僕の中では好印象です。福岡路線ということで、どうしても観光よりビジネス需要が大きい路線でしょう。それだけあって、このスターフライヤーの機内だけででものんびりしてもらいたい、という配慮が見受けられます。
それから、機内サービスでは大手航空会社と同様、ドリンクサービスがあります。僕はANAのコンソメスープが好きなのですが、残念ながらコンソメスープはありません。でも、コーヒーがあっただけでありがたかったです。コーヒーはタリーズコーヒーと共同開発したものらしく、非常に美味しかったです。ANAの機内でいただけるコーヒーも美味しいですがこれも満足。

それから写真のようにチョコレートが配布されます。チョコレートって大手航空会社では配布してくれないですよね。ほんの少しの、気持ち程度って感じですが、いいサービスだと思います。
機体と同様、写真のように黒が基調となっています。この紙コップの高級そうな雰囲気もいいですね〜。
それから写真では撮っていませんが、ブランケットのサービスもあります。客室乗務員さんに言えばもらえると思いますし、上の荷物棚にもおいてありました。荷物棚になかったら客室乗務員さんにお願いすればいいでしょう。

僕が搭乗した便があたりだったってのもあるかもしれないけれど、機長のアナウンスはとても高評価!
ドリンクサービスのコーヒーもおいしい!
今回は福岡を中心に飛行機を飛ばしている「スターフライヤー」についてご紹介しました。
今回の旅行では、名古屋から福岡までスターフライヤーで移動した後、福岡を観光してANAで羽田空港へ向かいました。こちらはANA国内線の新シート機材です。これらの飛行機についても記事を公開していますので是非ともご覧ください。
コメント