ANAプレミアムエコノミークラス 77W(The Room非搭載機材) B777-300ERでロンドン・ヒースロー→東京・羽田

イギリス・ロンドン
イギリス・ロンドン飛行機

東京の羽田空港・成田空港を中心に世界各地への国際線を運航するANA。このANAが、多くの機材で導入しているプレミアムエコノミークラスの座席を紹介します。

ANAの国際線では最近、新型の機材を導入したり機材の更新をしたりして新型のシートを導入しています。ただ、現在(2020年春)ではまだ、新型のシートを導入したのはA380とB787-10、そしてB777-300ERの一部のみです。

ANA国際線でB777-300ERが運航される路線
ロンドン・ヒースロー空港出発

新型のシートを導入しているのはA380とB787-10、そしてB777-300ERの一部のみ。他の機材は今回紹介するタイプのシートになるよ。

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ANAが運航するB777-300ERは2種類ある

ANAの運航する国際線用のB777-300ERには2種類あります。座席数はともに212席ですが「新212席」と「212席」と分けてANA公式サイトには掲載されています。

ANA国際線でB777-300ERが運航される路線

ANAがB777-300ERを定期便として運航している路線は以下の路線です。ただし今後、変更される可能性が高いので注意してください。

  • 羽田ーニューヨーク
  • 羽田ーワシントンD.C.→2024年現在、B787-9で運航中
  • 羽田・成田ーシカゴ
  • 羽田・成田ーサンフランシスコ
  • 羽田ーロンドン
  • 羽田ーフランクフルト(1日2便)→2024年現在、B787-9で運航中

これらの路線の一部と、B787で運航する路線(現在ではB787での運航路線は非常に多い)の場合、今回紹介する座席になります。

今回搭乗したのは、B777-300ERで、ANAの中では数少ないファーストクラスまで付いた4クラス制の機材です(現在、ANAで4クラスある機材はこのB777-300ERとホノルル行きA380のみです)。

ANA国際線でB777-300ERが運航される路線
今回搭乗した、B777-300ER(東京・成田空港にて撮影)

ANA国際線B777-300ERの見分け方

ANA国際線のB777-300ERの新仕様機材と旧仕様機材の見分け方は予約画面から可能です。

ANA国際線B777-300ERの見分け方
予約画面

予約画面の「シートマップ」をクリックします。例えば今回のスクリーンショットでは、東京・羽田〜シカゴ(アメリカ)で検索しています。

ANA国際線B777-300ERの見分け方
シートタイプに座席が表示される

シートタイプの欄を見ると、旧タイプの座席の写真が掲載されています。これで旧仕様の機材であることがわかります。

ANA国際線B777-300ERの見分け方
新仕様

別の日の別の路線、具体的には東京・羽田からロンドン・ヒースローまでの便を確認してみましょう。シートタイプのところには新仕様の座席の写真が掲載されています。

ANAは日本の航空会社であることもあって、この辺りは厳格に行われているので、ここで表示された座席が変更されることはあまり多くはないようです。しかし、突発的な機材繰りや新仕様機材導入の加速などで予告なく変更される可能性もありますので注意してください。

ANAの主力大型機B777-300ERで快適な旅を

ANAの大型機の領域においてB777-300ERは主力機です。東京・成田〜ホノルル路線で運航されるA380“Flying Honu”以外の高需要路線はB777-300ERの独壇場と言っても過言ではありません。

ANAの主力大型機B777-300ERで快適な旅を
ANAのB777-300ER ロンドン・ヒースロー空港にて撮影

今後はB777-9が導入予定ですが、現在も開発が遅れています。これらの機材で順次、置き換えられていくことになるでしょうが、しばらく主役であることに変わりはなさそうです。B777は大成功した大型双発機でもあり、今後も様々な場所で活躍してくれることだろうと思います。

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B777-300ER(旧)のプレミアムエコノミークラスのシート

ANAのB777-300ERのプレミアムエコノミークラスの座席の様子から紹介します。B777-300ERだけではなく、B787-8、B787-9などANAの国際線で主力となっている機材にも使用されている座席です。

ANA B777-300ERのプレミアムエコノミークラスの座席

こちらのプレミアムエコノミークラスの座席幅や座席間隔はANA公式サイトによると、シートピッチが約97センチ、座席幅が約50センチとなっています。

ちなみに新仕様のプレミアムエコノミークラス(A380・B787-10・B777-300ERの一部)の座席間隔も同じく38インチであり、新仕様の機材でも座席のスペースに変化はありません。

ANA B777-300ERのプレミアムエコノミークラスの座席
B777-300ERのプレミアムエコノミークラス

プレミアムエコノミークラスは元々座席数が少ないため、ちょっと狭いところに押し込まれた感があります。しかし、個人的には天井の高さがある程度あってちょっとした狭さ、エコノミークラスより雰囲気は好きです。

ANA B777-300ERのプレミアムエコノミークラスの座席
ANA公式サイトより引用
ANA B777-300ERのプレミアムエコノミークラスの座席
ANA公式サイトより引用

エコノミークラスと比較して広々としたテーブル

プレミアムエコノミークラスには、エコノミークラスと比べて大きなテーブルがあります。エコノミークラスと比べて座席感覚が広いため、前の座席の背面に設置されたテーブルではなく肘掛けから出すタイプのテーブルです。

エコノミークラスと比較して広々としたテーブル
テーブル

テーブルを出すとこんな感じです。テーブルは折りたたみ式のテーブルになっています。

エコノミークラスと比較して広々としたテーブル
奥(前方)がプレミアムエコノミークラス、手前(広報)がエコノミークラス

座席はエコノミークラスの座席とほぼ同じ材質でありながらも、横幅と座席間隔を広げたような感じでした。

座席幅は、僕は体系が細い方なので寝返りも打てる程度。エコノミークラスのシートではそうはいきませんから、これはでかいです。そして、フルフラットにこそならないものの足を伸ばすことができます。足を伸ばすと前の座席に当たるかな?というくらいなので、寝ようと思ったらちょうどいいです。

エコノミークラスと比較して広々としたテーブル
シートモニター

各座席にはシートモニターが設置されています。新仕様の機材と比べてやや小さいイメージでした。座席のディスプレイについては後ほど詳しく解説しようと思います。

エコノミークラスと比較して広々としたテーブル
夕食前のおつまみのサービス

ということで僕は帰りの便は、機内食でワインを飲んでしばらく寝ていました。おかげでロンドンと日本の字は9時間の時差ボケは全くなく終わりました。

シートピッチ(座席間隔)は長さを言われてもピンとこないかもしれないけど、普通の大人なら足を伸ばせるくらい。フルフラットにこそならないものの正直、十分な座席間隔がある。

エコノミークラスの座席

エコノミークラスの座席です。詳しくはまた、別の紹介記事を作成したいと考えています。B767-300ERとB777-300ERで共通の座席で、B767-300ERで利用してきました。

エコノミークラスの座席の様子

エコノミークラスの座席の特徴は、シートを倒さずリクライニングできるFixed Back Shellスタイルを採用していること。リクライニングする際、座面が前に出てくる形でリクライニングするため、後ろの座席の人を気にせず、リクライニングを自由に使うことができます。ただ、座面が前の方にスライドしてくるため、リクライニングすると足もとが狭くなるという欠点があります。

ドリンクホルダーなど

ただ、座席にはドリンクホルダーなどの欲しい機能が充実。JALが2024年デビューのA350-1000で初めて、テーブルを閉じたまま飲み物をおくことができるドリンクホルダーを装備しアピールポイントとしていたのに対しANAでは数十年前から装備しています。

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座席の設備-新機材と比べて…

ANAでは一部のB777-300ERの座席を更新し、新しいシートに入れ替えています。

シートモニターは気になるが…

実際に使っていて正直一番気になったのがシートモニター。旧機材では、シートモニターの大きさ・性能は正直あまりよくなかったです。というのも、これより前に僕が乗ったANAって、国際線ではA380とB777-300ERの新仕様、国内線でシートモニターが付いている機種といえばB777-200ERの新仕様機材でした。今回の機材は10.6インチのシートモニター。

シートモニターは気になるが…
旧仕様機材のシートモニター

一方、A380のエコノミークラスでは13.3インチのシートモニターがついています。B777-300ERの新仕様機材のプレミアムエコノミークラスでは15.6インチのシートモニターがついていました。1.5倍の大きさのシートモニターです。

シートモニターは気になるが…
新仕様機材のシートモニター

そして何より、色合いや中身の機能が全然違うんです。写真では分かりにくいかもしれませんが、新仕様機材のほうがかなり色合いがいいです。操作の感覚もタブレットに近い感じ。かなりスムーズに動きます。一方、今回の機材(旧B777-300ER)は、タブレットというより一昔前のタッチパネル式コンピューターという感じ。よく、博物館のアニメーション展示や図書館の検索機などにあるような感じです。

ソフトウエアの面でもかなり変わっていると思います。具体例としてフライトマップを見てみましょう。

シートモニターは気になるが…
旧仕様機材のシートモニター

これが今回の旧機材のシートモニターで見たフライトマップ。世界地図の上に飛行機がちょこんと乗ってる感じ。

シートモニターは気になるが…
新仕様機材のフライトマップ

完全な3Dアニメーションですね。自動で動くのも見ていて楽しいです。B777-300ERについては、新旧ともに全面カメラがありますが、やっぱり新機材のほうが画質がいいです。おそらく、カメラの性能ではなくてモニターの性能だと思われます。

正直、シートモニターは新仕様の機材のほうがかなり良かった

プレミアムエコノミークラスは+αのサービスで長距離でも快適

機内サービスについては特に変わりはありません。機内サービスについては別の記事で紹介していますのでそちらもご覧ください。

機内の電源やUSBポートなども新機材と同様に装備されています。でもやっぱり、綺麗さなどが新機材のほうが好きですね、僕は。

プレミアムエコノミークラスは+αのサービスで長距離でも快適
プレミアムエコノミークラスのテーブル

旧仕様の機材でも、結局はワインを飲んでしばらく寝ていました。寝心地自体はよかったので、シートモニターなど少しくらい違ってもあまり関係ないですよね。

東向きの飛行だったのもあってずっと寝てた。寝心地は文句なし!

B787にも搭載されるプレミアムエコノミークラス

最初にも少し触れましたが、今回紹介したプレミアムエコノミークラスの座席はB787などの機材にも多数、搭載されています。

東京・羽田からロサンゼルスへと向かった際もこの座席でした。このように、B777やB787を中心に、多数搭載されている座席です。

B787にも搭載されるプレミアムエコノミークラス
ANAのB777-300ER(写真は羽田空港にて)

B787はANA国際線では最も機材の数が多く、世界各地への便で使用されています。今回紹介したプレミアムエコノミークラスの座席に出会うことも多いでしょう。

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コメント

  1. […] ANA 旧仕様B777のプレミアムエコノミークラス ~B787はじめ多くの機材のシート~ANAの国際線では最近、新型の機材を導入したり機材の更新をしたりして新型のシートを導入しています。 […]