先日、名古屋から弾丸日帰りで黒部アルペンルート通り抜けの旅をしてきました。
名古屋から日帰りで黒部アルペンルートの通り抜けをした細かなタイムスケジュール等については、こちらの記事をご覧ください。モデルコースといえるかは微妙ですが、時刻表等を細かく公開しています。この記事では、
- 黒部アルペンルート通り抜けのために必要な時間・運賃等がわかる!
- どんなことに注意して行けばいいかわかる!
- どんな乗り物があるかわかる!
ようになっていますので、これから行かれる方は参考にしてくださいね!
かなりの軽装備であっても日本らしい山の景色を楽しめる「黒部アルペンルート」。今回はその黒部アルペンルートを詳しく紹介するよ!
黒部アルペンルートの概要
とてつもなく景色の良い「黒部アルペンルート」。まず、黒部アルペンルートって何?というところから始めたいと思います。
黒部アルペンルートとは???
黒部アルペンルートとは、ケーブルカーやロープウェイを使って黒部を通り抜けるルートです。富山県・富山駅から長野県・信濃大町駅または長野駅まで通り抜けることができます。
黒部といわれて何を思い浮かべるでしょう?僕は黒部ダムです。黒部ダムがあるのがいわゆる「立山連峰」と呼ばれる、山が連なった山岳地帯です。立山って言われれば何となく聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。この立山連峰をケーブルカーやロープウェイなどを乗り継いで通り抜けるのが「黒部アルペンルート」なんです。
かなり厳しい山岳地帯ですが、山ならではの様々な交通機関が整備されており、そういった乗り物を乗り継ぎながら手軽に絶景を楽しむことができます。山脈を超えていくのに荷物は何もいりません。実際、僕も飲み物とケータイと財布(僕はブログ執筆をしているのであとはパソコンも持っていきました笑)だけを持って超えてきました。
ほんとに手軽に絶景を楽しみながら山を越えられるルート!公共交通機関として整備されている!
ちなみに僕は1日で行ってきましたが、山頂付近にはホテルなどもいくつかあり、宿泊しながら通り抜けたり、あるいは途中で引き返したりっていうことをする人も多いです。参考資料として、黒部アルペンルートの公式サイト(https://www.alpen-route.com/about/)からルートを引用しておきます。
ルートを見てもらって分かるように、様々な乗り物を乗り継いで通り抜けることができるよ!
黒部アルペンルートへ行く場合は天気をチェック!上に羽織るものも必要
実際に行ってみて思った注意事項をいくつか書いておきます。公式サイトや現地での案内も確認しましょう。
なんといっても天気が重要、天気予報を見ていけると良いです。特に宿泊するってなるとそうはいかない場合もあるかもしれません。僕みたいに弾丸で行くなら天気を見てから決めましょう。例えば見どころの1つ、途中にある日本1の落差の「称名滝」、これは天候が悪いと見えないそうです。
霧で称名滝が見えないどころか、行手すらまともに見えないこともあるらしい…
僕が行った日は天気が良かったのでとてもいい景色が楽しめました。
寒がりの人は特に、羽織るものを持っていきましょう。山頂付近は永久凍土があるくらいに寒いです。僕は7月にいきましたが、暑がりなので半そでだけで行けました。7月でも温度は20度以下。時期によらずそこそこ寒いです。宿泊する人も、長そでを持って行きましょう。宿泊施設はエアコンが効いていますが、夕方や朝に外に出るときはさすがに上着が欲しくなるでしょう。
景色を楽しむためには天気も重要!山だからちょっと寒いので上着も忘れずに!
黒部アルペンルートへのアクセスと料金
というわけで、本題となる黒部アルペンルート通り抜けのための運賃や所要時間について。僕は名古屋に住んでいますが、名古屋からだとギリ日帰りで行けます。大阪・東京からでも日帰りで行けなくはないですが、結構厳しい。
黒部アルペンルートの運賃
黒部アルペンルートは様々な乗り物を乗り継いでいきます。特殊な乗り物が多いことがあり、正直運賃はお高めです。僕はJR東海のおとくなきっぷで、乗り放題のチケットを使いました。
ちょっと分かりにくいので主要駅間のお得な切符の値段だけ挙げておきます。
- 長野⇄富山 12,460
- 信濃大町⇄富山 11,050
- 扇沢⇄立山 8,430
ただし、名古屋や静岡、大阪からならお得なきっぷも発売されています。JR東日本は発売していないので、首都圏からはなかなかお得なきっぷが使えないのが難点ですが…
公式サイトにおとくなきっぷへのリンクがあります。たぶん、僕がひとつひとつ書くより正確なので公式サイトから引用しておきますね。
こういった切符を使うのもありだと思います。関西圏・中部圏からはお得な切符が発売されているのでこの切符をフル活用したいところ。経路もこの切符の通りの経路で行けばいいと思います。
首都圏から黒部アルペンルートへ行かれる方は、一番効率的なルートが
首都圏→(北陸新幹線)→富山→(黒部アルペンルート)→信濃大町→(普通列車)→松本→(特急あずさ)→首都圏
のルートが最適だと思います。
運賃は正直けっこう高め…けど特殊な乗り物だから仕方ない!お得なきっぷもうまく使おう!
黒部アルペンルートの時刻表
バスやロープウェイ、ケーブルカーを乗り継いで行くということで時刻表があります。
こちらに時刻表があるんですが、各駅の時刻表を見ても正直よくわかりません(笑)各駅の時刻表ではなく、こちらのPDFファイルを見るのがいいかと。
https://www.alpen-route.com/_wp/wp-content/uploads/2020/08/5c46ada4ebfb1713b74f25ea2550c776-2.pdf
横一列に並んでる時刻表は、うまく乗り継ぎができる便になっています。途中よりたい、ゆっくりしたいというところがあれば、そこから次の列にある便に乗ればいんです。
乗継便が一覧になっている時刻表を見るのが便利だからオススメ!
黒部アルペンルートの所要時間
まずは所要時間です。ここははっきり言いますが、あまり意味ないと思ってください。
僕の場合、13時30分ごろ富山駅を出発し、18時30分ごろに信濃大町駅に、そして20時ごろ松本駅に到着しました。富山駅で、富山地方鉄道への乗り換えが難しくてしばらく待たされたのでした。一応、最速で行こうとお思えば富山駅から信濃大町駅まで5時間ほどで行けます。
ただ、途中で宿泊したり、あるいは黒部ダムでゆっくりしたりするともっと時間はかかります。通り抜けで大体1日〜数日程度だと思えばいいでしょう。実際、JR東海から発売されている名古屋からの切符は有効期間が7日間となっています。
黒部アルペンルート 富山から松本まで通り抜け!
ここから先は実際に黒部アルペンルートを通り抜けしたときの記録です。詳しくは別に記事にしています。
ここでは↑の記事ほど細かくは触れません。
富山地方鉄道
さて、ここから1時間も普通列車に乗ります。が、この普通列車がすごい。写真を見てください。普通列車という概念が覆されます。
最初は「富山地方鉄道」と言う名の通り、田園風景の中を走っていました。が、途中からだんだん山の中に入ってきて、ものすごい景色になってきます。
黒部アルペンルートに来たぞ!って言う感じがだんだんしてきます。
立山駅に到着したら、そこからケーブルカーや電気バスなど、普段はあまり乗らない乗り物を乗り継いで行きます。まずはケーブルカーに乗ります。
立山ケーブルカー
さて、ここから「アルペンルート」らしい乗り物が続きます。まずはケーブルカーから。
前(上側)が人が乗るところになっています。もともと、黒部アルペンルートはダム建設のために整備されたルートだということもあって、資材搬入用のトロッコがついています。ケーブルカーに乗って10分ほどで「美女平」駅に到着です。
ここから黒部ダムへ向かいます。個人的には、この黒部ダムより富山側がとても景色が綺麗だったのでクライマックスかなとも思いました。
立山高原バス
美女平からは立山高原バスに乗り換えます。このバスで約50分ほど行きます。
途中で「称名滝」という、日本で最も大きな落差を誇る滝を見ることができます。ただし、この滝、遠くからしか見れないので天気次第では見られないようです。
途中に「称名滝」がある。これが見やすいのは、富山方面から長野方面に抜ける場合は進行方向左側、逆の場合は右側。ぜひその席を取ろう!
弥陀ヶ原で展望台に出ることをオススメします。「中部山岳国立公園 立山」という石碑があります。
立山トンネルトロリーバス
さて、続いては立山トンネルのトロリーバスに乗ります。このバスは立山を貫くトンネルを行くバスです。ここで半分、あとは下っていくことになります。途中で、立山の山頂の下部を通ります。
トロリーバスという物自体、日本全国でここだけなんですよね。とりわけ、もともと同じ黒部アルペンルート内にあった扇沢側のトロリーバスが廃止されて充電式のバスになったため、ここでしか乗れません。貴重な機会です。
立山ロープウェイ
さて、続いては立山ロープウェイに乗り換えます。このロープウエイ、珍しく全く支柱がないんですよね。黒部ダム周辺の土地を一望することができます。
空中散歩のような感じ。黒部湖が見えてきます。そして「黒部平」駅に到着です。
黒部ケーブルカー
黒部平に到着しても、まだ黒部ダムには到着しません。先ほどの立山ロープウェイから黒部ダムのダム湖が見えていたのに、です。2度目のケーブルカー。
次のケーブルカーは、立山ケーブルカーとは違ってずーっとトンネルの中です。普通にケーブルカーに乗っているだけです。
黒部ダムを満喫
さて、一応見る人個人によってはここがクライマックス。
黒部ダムです。
展望台もあります。時間さえあればここでのんびりしたいところです。僕は時間がありませんでした汗
関電トンネル電気バス
さて、黒部アルペンルート独特の乗り物もこれで最後です。最後は関電トンネル電気バスに乗ります。
この電気バス、もともとはトロリーバスだったようなのですが、今では電気バスとして、充電式のバスが走っています。
さて、正確には終わりではないんですが、実質的に最後の駅「扇沢」に到着です。僕はここでお土産を購入しました。
路線バス
最後は路線バスに乗って信濃大町駅へ向かいます。
さて黒部アルペンルートもこれで完全におしまいです。ここからはJR在来線を乗り継いで名古屋へ向かいます。
ここで紹介したのは黒部アルペンルートの概要だよ。実際に行ってみて黒部アルペンルートのすばらしさを体感してほしい!
さて、今回は長々と黒部アルペンルートのご紹介を書いてきましたがいかがだっだでしょう。
途中であまり強調していませんでしたが、天気さえよければかなりの絶景を楽しめます。是非とも行ってみてはどうでしょう。
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