東海地区・名古屋周辺で逃せない観光列車を一挙ご紹介!ちょっと物足りない?

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中部鉄道

このブログでは観光特急もいろいろと扱ってきました。

で、ふと思ったんですが、「名古屋って、観光特急、なくね?」。実際調べてみると、驚くほどありません。名古屋で観光特急に乗ってみたいのにそれがない。どこを探せばいいか分からない。

ということで、今回は名古屋「エリア」の観光列車をまとめて紹介したいと思います!

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ちょっと物足りない?東海地区の観光列車

名古屋を中心とする東海エリア。名古屋駅を中心としさまざまな路線が走っています。

今までさまざまな観光列車に乗ってきましたが、地元・名古屋の観光列車は少ない…ということで、今回は名古屋地区で「観光列車」といえるふたつの列車をご紹介します!

観光列車は主に私鉄2社!

ということで、東海地区の観光特急は私鉄2社になります。

うち1社は観光特急には非常に積極的な「近鉄」。私鉄として最大の路線を誇る近鉄は、観光特急を多く走らせています。東海地区の定期的な観光特急として、伊勢志摩方面の「しまかぜ」と、一部ビジネス需要も拾いつつ主に観光客向けの特急として運転している「伊勢志摩ライナー」。

近鉄特急「しまかぜ」(2022年10月)

そして、「ビスタカー」も1種の観光特急と言えますし、新型名阪特急「ひのとり」も観光的な需要を含んでいます。

そしてもう1社。大手私鉄ではない会社、「長良川鉄道」です。元国鉄のローカル路線を運行している会社です。この「長良川鉄道」が観光特急「ながら」を運転しています。

観光列車は主に私鉄2社!
公式サイトから引用

ついでではなくて、電車に乗るためにわざわざ来る、をコンセプトにしているそう。かなり豪華な内装と豪華なお食事(ただ単に乗るだけのプランもあります)が楽しめます。

「観光列車」の類といえば類です

観光列車の類になるのか…という感じがしましたが、東海地区の大手私鉄・名鉄の「パノラマスーパー」なんかは、観光需要も一部ダーゲットにしています。

「観光列車」の類といえば類です
通勤の役割も果たしている名鉄特急

ただ、基本的には本線系統に走らせており、ビジネス・通勤通学需要の方が大きいのが事実。昼間はまだしも、朝夕は通勤・通学客で指定席も混雑します。

「観光列車」の類といえば類です
パノラマスーパーの展望席から

僕も実は何度か乗ったことがありますが、毎回「特別車は、展望席以外すべて満席だった」から。周りの乗客層を見ていてもそんな感じで乗っている人が多そうな感じです。ということで、今回の「観光特急」からは外したいと思います。

JR東海は観光列車に消極的???

名古屋を本社としているJR東海。しかし、僕の知る範囲ではですが、観光特急の類は走らせていません。JR東海は、東海道新幹線のおかげでそういうことをしなくても経営は安定するんだろうな、と思ってしまったり。

実際、JR四国の看板観光特急「四国まんなか千年物語」の切符を購入したとき、切符本体(切符自体は特急券&グリーン券)は購入できたものの「食事券」が購入できませんでした。せっかくの観光特急、食事券も購入したかったのに…

まだ、観光向けの需要も拾っている特急「ひだ」だが…

JR東海が2022年に新たに特急「ひだ」として導入したHC85系には、観光列車的な要素が少ないながらも含まれます。ただ、やはり座席などの面で見れば、観光客が多い高山方面ですらビジネス需要を拾う特急とほぼ同等の車両を使って走らせていると言えそうです。

ということで結局言いたかったことは、「JR東海は観光特急の類を走らせていない」ということです。一部、臨時列車として「飯田線秘境号」などを走らせているようですが、定期的には走らせていません。

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観光列車「ながら」

長良川鉄道は、元国鉄の越美南線を、第3セクター化して運営されている鉄道路線です。この「長良川鉄道」がローカル路線存続のため、生死を賭けて運行しているのが、今では「満席で予約を取るのが困難」とも言われている「ながら」です。

ながら
公式サイトから引用

「ながら」の運行区間と予約

清流・長良川に沿って走る、1路線のみの「長良川鉄道」。この長良川鉄道の始発から終着までを運転しています。始発はJR高山線の「美濃太田」で、そこから奥へ行くといった感じです。

ただし、一部ランチプランなど、途中の駅までで乗車駅・降車駅が指定される場合がありますので注意してください。

「ながら」の運行区間と予約
公式サイトから引用

車内で食事を楽しめるようになっています。食事つきプランでも、食事なしプランでも予約が必要です。公式サイトから予約することができます。

観光列車「ながら」の料金

観光列車「ながら」は特別料金が必要です。

「ビュープラン」と呼ばれる食事等なしのプランの場合、運賃に加えて乗車整理券510円が必要です。510円でこのクオリティの列車に乗れるって、オトクすぎますよね。

食事つきプランの場合はまた違って、基本的には

乗車券+(乗車整理券≒特急券・グリーン券)+食事代

全てがセットになったものしか発売されていません。全て含めて、5,800円〜です。プランによって、乗車駅が郡上八幡だったり関だったりと決まっていることにも注意しましょう。

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観光特急「しまかぜ」

最後に特急「しまかぜ」。この特急「しまかぜ」については以前にも記事を作成しました。

車内は、豪華そのものです。特にプレミアムシートは座席が何というか、もう表現できません。ただ、観光列車「ながら」のような落ち着きのある空間の方が好きだな〜って思ったりして。車内の様子は、上の記事で大量の写真を使って詳細に解説しています。

「しまかぜ」の運行区間と予約方法

運行区間は、次の3区間です。

  • 名古屋〜賢島
  • 大阪難波〜賢島
  • 京都〜賢島

今回は「名古屋の観光列車」ということで、名古屋=賢島について詳しく書いていきます。

停車駅については、次に「時刻表」を載せるのでそちらを見てください。近鉄名古屋と近鉄四日市から、伊勢志摩方面への観光需要を主にターゲットとした観光特急です。

予約は近鉄の主要駅窓口や自動券売機に加え、近鉄ネット予約サービス、一部の旅行代理店も利用することができます。近鉄ネット予約サービスは、チケット受け取り不要で特急に乗ることができ、さらにポイントも貯まるのでオススメです。

賢島駅に停車する「しまかぜ」「伊勢志摩ライナー」

「しまかぜ」の時刻表と運賃

運賃は次の通りです。

「しまかぜ」の運賃
※上段( )内はおとなの普通運賃、中段は特急料金、下段はしまかぜ特別車両料金(公式サイトから引用)

しまかぜに乗るためには、

運賃+特急料金+しまかぜ特別車両料金(≒グリーン料金)

が必要です。先程の「ながら」と違って、食事が付いたプランなどはありません。食堂車があるので、そこで随時注文したり、車内販売で購入したりすることになります。

プレミアムシートは「豪華」そのもの

近鉄名古屋 → 賢島の時刻表

特急「しまかぜ」は、10時半前に名古屋駅を出発するダイヤになっています。朝8時ごろ、東京駅を出る新幹線に乗れば間に合うダイヤ設定になっています。こうすることで、名古屋だけではなく東京のお客さんをも取り込もうとしているのです(同様の施作は、京都発着の列車でもみられます)。

停車駅平日土休日
近鉄名古屋発10:2510:25
近鉄四日市発10:5310:54
伊勢市着11:4011:40
宇治山田着11:4211:42
鳥羽着11:5511:54
鵜方着12:2112:21
賢島着12:2712:27

賢島 → 近鉄名古屋の時刻表

名古屋着の列車は夕方の6時前に名古屋駅に到着します。こちらも、新幹線で東京へ戻ってもあまり遅い時間にならないように配慮されています。

停車駅平日土休日
賢島発15:4015:40
鵜方発15:4515:45
鳥羽発16:1016:11
宇治山田発16:2216:23
伊勢市発16:2416:25
近鉄四日市着17:1217:14
近鉄名古屋着17:4417:44

「しまかぜ」を使って伊勢志摩方面へ観光。こちらもオススメです。

特急「しまかぜ」の和風個室

特急「しまかぜ」には、和風個室・洋風個室・サロン席などの、グループ席などもあります。是非とも乗ってみてはいかがでしょうか?

詳しくはこちらの記事もご覧くださいね。

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