特急「ひだ」の自由席の混雑・普通車の解説 新型のHC85系投入で車内のコンセントやWi-Fiも

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JR東海が新たに導入したHC85系。ハイブリット式の車両で、電化されていない区間でも電化された区間と同様の性能を発揮することができます。

HC85系グリーン車乗車記を公開中

今回はこのHC85系に実際に乗ってきたので、その様子を徹底的に紹介します。

グリーン車の様子は別の記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。

特急ひだ号の自由席の混雑 自由席でも座れるか?を徹底解説

まず初めに特急ひだ号の混雑状況を徹底的に解説します。

特急「ひだ」混雑状況普通車指定席普通車自由席
平日
(全区間)
やや空いている
直前でも窓側座席で取れる
土休日
(全区間)
やや混雑
早めに予約した方が安心
特急ひだの混雑状況

観光需要が大きい列車 土休日は注意

特急ひだは、観光需要の大きい下呂・高山方面へと向かう列車です。下呂温泉や高山の観光へ行くお客さんが使うため、土日は混雑します。

土日は指定席も比較的埋まります。2022年現在はコロナ禍で外国人観光客が激減しているため直前でも指定席を確保できる可能性があります。それでも、つまり日本人のお客さんだけでも、朝夕の観光に便利な時間帯は座席がやや埋まります。

土日に利用する場合は特に注意が必要です。また、お盆やゴールデンウィークなどはかなり増結されることで有名な特急「ひだ」ですが、増結されてもなお、座席が埋まることがあるので注意が必要です。

特急「ひだ」の自由席の混雑など解説 新型のHC85系投入で車内のコンセントやWi-Fiも
HC85系(美濃太田駅にて)

今後、インバウンドが回復してきた際はさらに注意

今後、インバウンドが回復してきた際は特に注意が必要です。

外国からの観光客が多かった時は外国人観光客でかなり座席が埋まっていました。外国人観光客のみが使用できる「JAPAN RAIL PASS」は、特急や新幹線の指定席を無制限に予約できたため(現在は制限がついています)、この特急「ひだ」の指定席は半数以上が外国人のお客さん、なんて状態もよくありました。

外国人観光客がほぼいなくなった2022年現在でも比較的混雑する。ということは、今後は入国制限の緩和に伴ってもっと混雑することが想定されるので注意が必要です。

今後、インバウンドが回復してきた際はさらに注意
増結されることも多々ある(この日はHC85系6両編成)

平日は自由席でも問題なく座ることができる

多少の通勤・通学需要がある美濃太田や鵜沼へのアクセスは名鉄が直線的に繋いでおり、岐阜駅を通って大回りするJRは圧倒的に不利。

そのような背景があり、特急「ひだ」の通勤・通学利用は圧倒的に少ないのが現状です。平日は自由席でも十分に座ることができます。

特急ひだ号の自由席の混雑 自由席でも座れるか?を徹底解説
長年、特急ひだ号として走ってきたキハ85系

普通車の車内・座席設備はN700Sとほぼ同じ

車内の座席設備などはN700Sとほぼ同等のものになっています。N700Sの、洗練された座席と同じ快適性です。

なお、グリーン車の様子は別の記事で紹介しています。

N700Sと同等の座席で快適

普通車の座席はN700Sとほぼ同じ。かなり快適な座席です。

N700Sと同等の座席で快適
全体的に明るい印象を受ける

車内に入るととても明るい印象を受けます。「座席の色彩は、沿線の紅葉や祭り、花火のイメージをグラデーションで表現。また内壁は、明るい茶色の木目調としました。」と公式サイトに掲載されている通り、オレンジを基調とした座席になっています。

N700Sと同等の座席で快適
座席

座席自体は実際に座ってみると、N700S新幹線とほぼ同じ座席だったと思います。肘掛けなどがほぼ、N700Sと同じです。N700Sは、JR東海が開発した新幹線の完成形ともいっていいほど洗練されている。そのN700Sの座席が、この特急ひだ号にも導入されました。

N700Sと同等の座席で快適
座席の様子

座席間隔も十分にあります。東海道新幹線とほぼ同じ座り心地・快適性と言って差し支えないでしょう。

N700Sと同等の座席で快適
花火をイメージしたモケット

花火をイメージしたモケットがとても印象的です。HC85系はまだ新車であることもあり、かなり清潔感があります。

グリーン車の座席

グリーン車の座席はさらに豪華です。グリーン車は普通車より落ち着いた雰囲気で、やはり乗り心地も全然違います。

全席にコンセントを装備

HC85系では、全席にコンセントが設置されました。コンセントが肘掛けに設置されているところも、N700Sと同じですね。

全席にコンセントを装備
肘掛けのコンセントが設置されている

肘掛けにコンセントが設置されていることで、スマートフォンなどを充電しながら使う、なんてことがとてもしやすい。前の座席の部分に設置されている、などよりは圧倒的に利便性が高いのです。

全席にコンセントを装備
座席背面のテーブル

背面テーブルもしっかり設置されています。こちらのテーブルもN700Sとほぼ同じ規格のような感じです。

全席にコンセントを装備
座席のテーブル

以前の特急「ひだ」はテーブルが小さかったのですが、今回は新幹線と同様の大きなテーブルが用意されました。パソコン作業をしたり、あるいは食事をしたりということがよりしやすくなりました。

全席にコンセントを装備
背面テーブルも設置

車内にはWi-Fiも完備

以前の特急ひだ号でもWi-Fiが完備されていましたが、もちろん、HC85系にも完備されています。車内Wi-Fi設置の流れは、特に有料列車では急務ですね。

車内にはWi-Fiも完備
Wi-Fiが設置

僕が乗車した日は比較的お客さんが少なかったこともあり、速度は早かったように思います。列車の中のWi-Fiとしてはかなり優秀でした。

車内にはWi-Fiも完備
速度測定の結果

実際に計測したところ、アップロード・ダウンロード共に7.0Mbpsの速度が出ていました。ただし、特急ひだ号は途中、山間の区間を走行するためネットワークの速度は大きく変化します。また、接続している人数によっても変化するので注意が必要です。

最新の列車ならではの設備 ほぼ「電車」

車内の設備も最新です。

お手洗いはウォシュレットも完備

お手洗い・洗面台なども最新の設備です。

お手洗いはウォシュレットも完備
洗面台

洗面台は明るく、広々しています。かなり使いやすい。

お手洗いはウォシュレットも完備
お手洗い

お手洗いの様子です。車椅子利用なども考えて広々としています。

お手洗いはウォシュレットも完備

また、着替えなどで利用できる台も用意。これはかなりありがたい。

お手洗いはウォシュレットも完備
ウォシュレットも完備

また、ウォシュレットも完備されています。僕の中での基準として、車内のお手洗いでウォシュレットが使える列車はかなりいい、と判断しています。

手荷物置き場や車内の電光掲示板なども設置

観光客の利用に最大限配慮し、手荷物置き場や電光掲示板などもしっかり設置されています。

手荷物置き場や車内の電光掲示板なども設置
荷物置き場

大きな荷物を置くための場所が、車端部に用意されています。新幹線と同様に、大きな荷物を頭上の棚に上げることもできますが、重たい場合などはここを使用できます。

手荷物置き場や車内の電光掲示板なども設置
車内のディスプレイ

車内には大きなフルカラーのディスプレイも装備。

手荷物置き場や車内の電光掲示板なども設置
急停車

僕が乗った列車では、前方の踏切で非常停止ボタンが扱われたため、急停車が起きました。急停車の表示はなかなかレアなのでは。

手荷物置き場や車内の電光掲示板なども設置
車内の展示

JR東海の列車としては珍しく、車内には沿線の工芸品などの展示があります。

外観も完全に電車の構造

外観の設備なども電車と同じような感じ。

外観も完全に電車の構造
行き先表示もフルカラー

行き先表示もフルカラーで美しい。

外観も完全に電車の構造
列車番号は電車らしい

ハイブリット車両であり、動き方は気動車ではなく電車。ということで、車両番号も電車の番号です。

新型のハイブリッド車両で環境に優しい

今回導入された、この特急「ひだ」の特徴は「ハイブリッド式」であるということです。

HC85系は最新鋭のハイブリッド車両

HC85系は、エンジンで発電した電気を使って動く車両。非電化区間である高山線でも、電車と全く同じ性能を発揮することができます。

HC85系は最新鋭のハイブリッド車両
ハイブリッドを前面に押し出す

広告や車両のデザインでもハイブリッドを前面的に押し出しています。

車内環境はほぼ電車

特急ひだ号に導入されたHC85系は、エンジンを使って発電し、その電気で車両が動いています。そのため、電車の仕組みだけではなく車内環境なども電車そのもの。

車内環境はほぼ電車
車内ディスプレイにはハイブリットを強調する面も

車内のディスプレイには、ハイブリットを強調する表示もあります。

車内環境はほぼ電車
車内は明るい

車内も電気で動いていることをフル活用した明るい車内です。

音も静かで環境にも優しい車両

実際に乗車してみて分かったことが、とても静か。エンジンで車体を動かすわけではなく、エンジンで発電した電気で車体を動かすので、ディーゼルカーが動く時の独特の騒音がありません。

音も静かで環境にも優しい車両
HC85系

また、環境性能も25%ほど向上しており、燃費向上に加えて環境への負荷軽減にも一役買っています。

グリーン車の様子については別の記事や動画でも紹介しているのでご覧ください。

HC85系グリーン車乗車記を公開中

新しい特急ひだ号HC85系の導入でさらに快適になった高山・下呂への旅。新しい特急ひだで足を運んでみてはいかがでしょう。

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