日本一周4日目【今日で第1タームは終了】鹿児島中央から宮崎を経由して小倉へ、そして新大阪へ戻る!台風の影響はどうなる?!

ひとり旅
ひとり旅九州日本一周旅行日記
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昨日は長崎から熊本を経て鹿児島まで来ました。台風が直撃したこともあってこれ以上は動けず、鹿児島中央駅直結のJR九州ホテルに宿泊。そして今日は鹿児島中央駅からのスタートです。今回の旅行はいくつかのタームに分けて、各地方を回ります。第1タームは九州地方でしたが、今日を持って九州エリアはおしまいです。

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特急きりしまで宮崎へ

実は宮崎県は僕がまだ行ったことのない都道府県。宮崎って、新幹線が通っていないこともあり結構不便なんですよね。普通に考えれば、最もメジャーなアクセスの手段は飛行機。ですが、今回はJR九州のフリー切符を使っているのでJRで宮崎へ向かいます。

桜島を望みながら出発

桜島を望みながら少しづつ東へ向かいます。逆光であるのが逆にいい。綺麗な桜島を望みながら、朝ごはんを食べます。これが旅というものです。

海沿いを走っている間はそれなりに住宅があります。へえ、意外と住宅街を走るんだなあと思ったらやっぱり途中の区間はそうでもない。途中の国分から都城の間は山は山、トンネルに入っていなければネットも使えるものの、トンネルに入ってしまうと携帯のインターネットも当たり前につながりません。

都城あたりに来ると、やっと街になってきました。ネットカフェやファミレスもちゃんとあります。

ネットが繋がるうちに今日の旅行の予定を立てます。本当は今日は、特急「海幸山幸」に乗って日南方面へ向かい、宮崎周辺の定番観光地を回る予定でした。昨日の時点で日南線が台風の影響で始発から運休ということは把握していたのですが都城まで来てもまだ運転再開していない模様。1時間後に出発する予定の特急に乗るのに運転が再開していないということは、僕が乗る予定の特急海幸山幸も運休となる可能性が高いので、計画を練り直しです。計画を練り直した結果、バスで青島へ、青島を観光した後さらにバスで鵜戸神宮へ向かう経路と決めました。

宮崎に到着

宮崎駅に到着です。僕はこれだけ旅行をしているにも関わらず、実は宮崎へは初上陸です。これでまた、行ったことのない都道府県が1つ潰せました。ちなみに今回の旅では、40都道府県(陸上通過も含む)を目標としています。

宮崎に到着する直前に確認してもなお、特急「海幸山幸」の運休情報は出ていなかったので、もしかしてこれは?!と思ったらまさかの特急「海幸山幸」は運転するとのこと。

木をふんだんに使った外観
特急海幸山幸号は、外観にも木をふんだんに使っている

ただし、帰って来れなくなるとまずい。ちょっと確認してみると「特急海幸山幸を運転したのち、午後の列車は通常通り運転する予定」とのこと。それならば、と思い特急海幸山幸の特急券を受け取って乗車します。

特急「海幸山幸」で青島へ

海幸山幸1号は運転するとのことなのでこれに乗車します。

特急「海幸山幸」で青島へ
2両編成の列車

外観も木を基調としていてなかなかかっこいいデザインです。ちょっと見れば、元々は普通列車として走らせる、もしくは走っていた列車を改造しているのは分かるのですが。でもそれをなかなか感じさせない異彩を放っています。JR九州の列車は特急列車でも普通列車でも、特に特急列車はデザインが独特なものが多い。宮崎は新幹線が走っていないこともあり、鹿児島中央方面の特急や延岡方面の特急、そして宮崎空港方面にも特急が走っている特急街道とも言える場所。そんな駅の中でも異彩を放っている、さすが観光特急です。

特急海幸山幸 外観
宮崎駅にて
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観光列車も、海も 宮崎を観光

宮崎初訪問ということで、宮崎観光を楽しみます。

30分間の特急「海幸山幸」の旅

特急海幸山幸に乗って最初に向かうのは、青島。青島は宮崎駅から程近く、片道30分程度で行くことができる有名な観光地です。

2号車 海幸の車内
2号車は「海幸」編成

九州を走る観光特急ではよくある、記念撮影ももちろん行ってくれます。また、車内販売があり地元の特産品を使った品々を購入して車内でいただくこともできます。僕は今回、たった30分の乗車だったこともあって車内販売では何も購入しませんでした。

車内の飾り
JR九州の特急ならではのおしゃれな飾りも

車内の様子などは、また別の記事でも紹介しようと思っています。

青島をぐるっと、宮崎の海を堪能

青島駅に到着です。宮崎は南国っていうイメージがありますが、実際に南国。青島の駅前にはヤシの木などがあります。これはあえて南国感を出すために植えているのでしょうか。

青島駅から青島までは徒歩15分です。が、青島には渡る前の部分に参道があります。参道の入り口までは青島駅から徒歩で5分といったところ。参道にはさまざまなお店が並んでいて、夏ということもありかき氷が人気のようです。また、宮崎牛を使ったカレーなどもいただくことができ、ここでお昼ご飯は済ませそう。なんだけれども、僕はお昼ご飯はできれば海の幸を楽しみたいということでここは我慢します。朝がそんなに早くもなかったし、軽くもなかったように思うのですが何故かかなりお腹が空いています。

橋を渡って青島へ。青島は、中央に青島神宮があります。青島神宮と並んで有名なのが、青島のまわりの岩。「鬼の洗濯板」と呼ばれています。

青島をとりまく波状岩は、「鬼の洗濯板」と呼ばれています。
中新世後期(約700万年前位)に海中で出来た水成岩(固い砂岩と軟らかい泥岩が繰り返し積み重なった地層)が隆起し、長い間に波に洗われ、固い砂岩層だけが板のように積み重なって見えるようになりました。
青島から南の巾着島までの約8kmの海岸線に見られます。潮が引くと、磯遊びが楽しめます。
宮崎市観光サイトより引用)

長い年月をかけて水によって削られてできた岩は景勝地となることが多いですよね。パッと思いつくところだと、四国・高知県の大歩危とか。ここは海の水ではなくて川の流れによって削られてできた景勝地でした。

僕が行った際はおそらく、干潮の時間帯だったこともあり靴のままかなり先まで進むことができました。

ほぼ先端まで行った様子です。先端まで行くと、今回のメインの「鬼の洗濯板」ももちろん素晴らしいですが、それ以上に宮崎の海を感じることができます。台風が過ぎ去った直後ということもあり、波がかなり高いので注意が必要です(特に台風直後など、波が荒れがちの時に行く場合は自己責任でいきましょう)。

ということでまた島の本体の方に戻ります。島の本体を通ってぐるっと一周します。

宮崎は天候的にかなり亜熱帯に近く、また雨も多いということで、こういった木が発達しやすいそう。南国リゾート感を感じながら少しづつ歩いて元の橋の方へと戻ります。

お昼ご飯は、「魚益」で海の幸

ということでさすがにお腹が空いてきたのでお昼ご飯を食べます。海の幸が食べたいんだけれど、ないかなあと思ってうろうろします。とそこに、あるではないか、青島ホステスの1階に海鮮店があります。これは入るしかない、ということで入ろうとするのですがまだ開店前。時計をみると、開店時間まであと3分ほどなので待つことに。

時間になったので入ります。お店自体はかなり新しいようで、店内は綺麗です。

海鮮丼を注文しました。名前が違って3種類あったのですが、一番多い海鮮丼か2番目かで迷った結果、2番目のものを注文しました。が、これが失敗だった。2番目に多い海鮮丼でもかなり分量は多く、お腹が弾けそうになりながら完食しました。今後来る人いいですか、そんなにケチってるお店ではないですから一番安いやつで分量は十分ですよ。

でも、美味しいことは間違いない。また、醤油も地元でとれたものを使っています。

ネタはこの通り。どんぶりから溢れ出る量のネタがあります。どれも美味しい。

海鮮丼をたらふく食べて満足したのでまた、宮崎観光を続けます。

脅威的暑さの中、鵜戸神宮を観光

お昼ご飯を食べたので続いては鵜戸神宮の観光へ。鵜戸神宮は海に面したところにある神宮で、国指定の名称にもなっています。

太平洋に突き出した鵜戸崎岬の突端にある洞窟の中に、朱塗りの色鮮やかな御本殿がご鎮座する珍しいものです。
岬のまわりには奇岩、怪礁が連なり太平洋の荒波が打ち寄せて、美しい景勝地となっています。
また、男性は左手、女性は右手で願いを込めながら運玉を投げ、亀石と呼ばれる岩の枡形に入れれば願いが叶うといわれています。
ぜひ一度、運を占ってください。
日南市公式ページ「観光日南市」より引用

宮崎市街地方面からは、バスでのアクセスが便利です。というか、鉄道でのアクセスは途中までしか行けません。宮崎交通のバスに乗って行くのですが、この宮崎交通のバスがびっくり、ICカードが使えてさらには車内ではWi-Fiまで使えるではないですか。鹿児島市電よりかなり優秀です。

「鵜戸神宮」バス停で下車します。名前の通り、鵜戸神宮への最寄り駅です。ここで降りる人が多くいます。

ここから鵜戸神宮までは歩いて約15分です。15分なんですが、階段が続くためもう汗が噴き出してくるわ吹き出してくるわ。簡単な峠越えみたいな感じです。途中でトンネルがあり、そこが唯一のちょっと一息つける場所。僕がいった日は風が吹いていたので、トンネル内は扇風機ガンガンみたいな感じでした。が、これが、風がなかったらどれだけ地獄か…と考えるだけで恐ろしいくらい殺人的な暑さです。

殺人的な暑さの中を歩いて、なんとか鵜戸神宮まで到達しました。

洞窟というほどではないですが、少し窪んだところに神宮の本殿があります。特に拝観料などは必要ありません。亀石と呼ばれる岩に運玉を投げたい場合は、1セット500円です。

観光も済んだところで、また峠越えをしてバス停の方へ戻ります。やっぱり感じることは同じで「殺人的暑さだな」。

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日豊本線特急と新幹線を乗り継いで大阪へ

まじで暑かったけど、でも暑い中来てよかった。宮崎にはかなりの絶景が広がっています。海が近いってこんなに素晴らしいことなんだ。今回の旅の一番のテーマは「大自然を楽しむこと」です(新型コロナウイルスの影響もありますのでね)。大自然といったら海と山、もはや海は楽しみ尽くしたような感じもするけれど、まだこれでも全行程の5分の1も過ぎていません。

バスで宮崎空港へ、ひと休み

バスに乗って帰ります。このバス、バスから見える景色も素晴らしい。途中、青島より手前までは海沿いを走っていきます。宮崎ってこんなに素晴らしい場所だったのか、地元・名古屋から直行便があるのになんで今まで来たことがなかったんだろう…

が、途中の青島からは特に、かなり混雑…え〜こんなに混雑するんだったらもう少しバスの便数増やしてくれよ、って。

宮崎行きのバスですが、帰りは宮崎空港で降ります。宮崎まで行ってもいいのですが、せっかくJRのフリー切符を持っているので少しでもバス運賃を安くしたいのと、帰りは宮崎空港発の特急にちりんシーガイアで帰ると決めていたからです。

バスが多客のためやや遅れ気味で到着。本当は宮崎空港で1時間ほど待ち時間があるはずだったのですが、バスの遅れでやや短くなりました。汗をめちゃくちゃかいたので、トイレに入ってウエットティッシュで全身を拭きます。そんなことをしていたら、特急の発車時刻まであと15分くらい。おっと、結構時間ねえやということで急いでコンビニに。コンビニで飲み物とちょっとした軽食を確保しておかないと、ここから21時過ぎまで特急でひたすら北上するのですから。

特急にちりんシーガイアで小倉へ、山陽新幹線みずほ号で新大阪へ

特急にちりんシーガイア号に乗ります。今回の日本一周における第1ターム・九州周遊の旅の最終ランナーです。この特急「にちりんシーガイア」は日本最長の特急列車としても知られています。ここ、宮崎空港から博多まで直結します。宮崎空港から福岡空港までの飛行機は1日何本も飛んでいるのですが、その距離を在来線特急で走破するのです(これは、例えば札幌=函館間や札幌=釧路間などの北海道各地でも見られることなので、大して凄いことではないですが)。

本当はもう少し宮崎を満喫したかった。でも明日はもう行き先が決まっているし、きっぷも今日で有効期限。

そんな思いをしつつ、海が綺麗な宮崎を後にします。

途中でリニア実験線と並行します。政治的問題で色々ゴダゴダしていますが、営業運転を開始してから無事、名古屋まで来るのでしょうか。

途中の延岡を過ぎると本当に峠越えという感じの景色が続きます。終電が朝の6時台だとか7時台だとか、納得できてしまうような。もはや都市間輸送として、特急を走らせる役割しか持っていません。

その後も特急らしい走りを続けるのに、それでも次の駅まで結構時間がかかります。宗谷本線みたいに、遅くて時間がかかるのではなく、距離が長いから時間がかかります。

大分市街が見えてきました。久々の大きな町です。大分・別府は以前にきたことがあります。特急にちりんはここまで、ここから先の博多までは、主に特急ソニックが主導権を握る区間です。大分駅で交代した車掌さんも「博多行き特急ソニッ…失礼いたしました、特急にちりんシーガイアです」という始末です。1日1本だけですからね、仕方ない。

というわけでやっとのことで小倉に到着です。正直、長かった。遠かった。この列車はなのに、まだ先の博多まで行くのか…凄いなあ、よくそんな元気あるなあって感じです。

以前、門司港を観光してそこから新幹線で大阪方面へ戻った際、駅弁がことごとく売り切れていました。今回はどうか?!と思って駅弁のお店を覗いてみると…

この有様。まさかのもう閉店。まあ、時間が時間だから仕方ないか。

新大阪行きの最終みずほ号に乗って新大阪へ向かいます。今回の旅では、東から最終の新大阪行き新幹線(米原の最終、ですが…)にも乗ったし、西から最終の新大阪行き新幹線にも乗ったし。

第1ターム -九州編- が終了

今日でもって、第1タームとなる九州の旅が終了です。明日からはちょっと移動が少なくなる数日間です。おそらく、今回の日本一周旅行で唯一、県境を跨がず、また乗り物にも乗らない1日があるのではと思います。

九州1周の旅が終わりました。まだ前半というか、始まったばかりで全行程の7分の1程度です。なのに、かなり充実した3日間でした。

旅をしていて一番幸せと思える瞬間は、「また来たい」と思った瞬間です。有名な旅行系YouTuberのスーツさんの言葉を借りれば、「欲しいものがなんでも手に入るほど素晴らしいことはない、また次に来た時に楽しもうと思えること、それが1番の幸せなのではないか」。本当にその通りです。今回の九州旅行では、また軍艦島に上陸できるときに長崎に来たい、天気が良いときにまた大村湾を眺めながら鉄道で旅をしたい、宮崎の景色をもっと楽しみたい、高千穂へ行きたい、九州を横断して阿蘇山へも行きたい、とまだまだお残しがある旅でした。

九州の旅もまた、to be continue…ということで。明日からは第2タームへ突入、温泉街でゆっくり(?)と仕事をする日が数日間続きます。明日以降は今日までのように、5千字オーバーの記事は出せないと思いますがご了承ください。移動はなく、温泉に留まるので感情を書くタイプの日記になると思われます)。

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