京阪の、大阪と京都を結ぶ特急・快速特急と一部の快速急行には「プレミアムカー」が連結されています。6号車がプレミアムカーとなっています。
京阪のプレミアムカーは混雑するので注意!おすすめの座席も紹介
プレミアムカーは混雑するので注意が必要です。ただし、よっぽど売り切れることはなく、最悪1本後の列車を予約すれば窓側を予約できるでしょう。
平日の通勤時間帯を中心に混雑する
京阪のプレミアムカーは、平日の通勤時間帯、特に朝夕は混雑するので注意が必要です。1時間前であれば十分、座席を確保することができます。が、これが10分前となってくると事情は違います。直前の1時間で一気に座席が埋まります。
平日夕方の混雑状況です。通勤時間帯には特に、通勤での着席サービスとして利用するお客さんが多いため1人席から順に埋まっていく傾向にあります。僕は実際に、平日の夕方に乗車しましたが、ほとんどの座席が埋まっていました。
ある程度乗る列車が決まっているならば予約をしておくのがいいでしょう。発車時刻までは変更が可能です。
途中駅で乗車する場合、直前の予約には注意!
特急列車は比較的多くの駅に停車します。実際に利用していると、途中駅からの通勤需要も多いようです。
先ほどの空席状況の写真は、出町柳を出発する直前の予約状況です。したがって、途中駅から乗車する場合はこれほどに空席がないことが十分考えられます。
途中駅から乗車する場合は空席がなくなっていることも考えられるので注意しましょう。ネット予約サービスを利用してあらかじめ座席を押さえておく、そして必要に応じて変更するのがいいでしょう。
京阪プレミアムカーは6号車 オススメの座席は?
京阪のプレミアムカーは何号車にある?という疑問。南海特急や名鉄特急などのように、編成の端に指定席があるわけではなく、中央部分の6号車に指定席「プレミアムカー」が設定されています。
座席表は京阪公式ページで公開されています。プレミアムカーには8000系と3000系の2種類があります。最近デビューしたのが3000系で、こちらは完全に新造でプレミアムカーが連結されました。
8000系プレミアムカーは、元々は通常の車両だったものを改造して作ったものです。そのため、一部で窓割りが合っていません。
また、8000系プレミアムカーの1列目と2列目は、ドアが空いた時少し寒くなるようです。これを踏まえて3000系ではシートヒーターが備えられています。3000系プレミアムカーを利用する場合は注意が必要です。
最近デビューしたのが3000系プレミアムカーです。3000系プレミアムカーは、完全に新造で作られたので窓割りがあっていないところはありません。
実際に乗ってみた!京阪プレミアムカーの車内・座席の徹底紹介
今回、京阪のプレミアムカーに乗る機会があったので実際に乗車してきました。
特急・快速急行の停車駅では「プレミアムカー乗車口」の案内が階段にもあります。この案内に従ってホームへ行けばOKです。
アテンダントさんの対応も素晴らしい
実際に乗車して感じたことは、「ソフト」「ハード」の両面で素晴らしい、ということ。
座席の設備は後ほどご紹介します。それ以上に、アテンダントさんの対応が素晴らしい。プレミアムカーの座席指定券を購入せずに乗車してきたお客さんに対し、「窓側の座席は埋まっていますが、よろしいでしょうか?」と確認の上で発券。
そして、手元の端末でお客さんの下車駅を把握しており、居眠りをしていたお客さんに声をかけていたり。
さらに、大きな荷物を持って乗ってきて、隣の席に荷物を置いていたお客さんがいました。お客さんがそこまで多くない時間帯ならばそれでいいんですが、僕が乗った平日夕方の時間帯はそこそこ混雑していた。そこで「お荷物、デッキに荷物置き場がありますが、お持ちしてよろしいでしょうか?」と、なんとアテンダントさんが運んでくれるのです。
プレミアムカーの座席・車内の様子を徹底的に紹介します
ここからは、実際に大量に撮影してきた写真を元に車内の様子を紹介していきます。
プレミアムカーは入り口の周りも金色っぽくなっており、プレミアム感が出ています。始発駅ではアテンダントさんが準備を行なっていることもありますが、始発駅以外ではアテンダントさんが出迎えてくれます。
方向幕には特急列車の列車番号や、始発時刻も表記されています。かなり優秀な方向幕で見やすいです。
プレミアムカーの車内の様子です。出町柳ではまだ他にお客さんがいなかったため撮影が出来ました。2+1列の配列になっており、座席幅はかなり余裕があります。新幹線のグリーン車などとは違い、床がカーペット敷きにはなっていません。
進行方向後ろから見た様子です。先ほどの前から見た様子とは全然違い、白を基調としたデザインになっているのがわかります。
座席はかなり快適 耳元の部分がプライベート感をより大きくしている!
車内の雰囲気をご紹介したところで、座席周りのご紹介です。
続いて座席の様子です。座面は黒が基調となっています。リクライニングシートであり、かなり快適です。
1人がけの座席もしっかりあります。京都・出町柳→大阪・淀屋橋では進行方向左側に、大阪・淀屋橋→京都・出町柳では進行方向右側が1人がけの座席となります。
座席の枕カバーの裏に「PREMIUM CAR」と書かれており、改めて自分がプレミアムカーに乗っていることがわかります。
各座席にコンセントが設置されています。最近ではコンセントを設置する特急列車や特別車両はかなり増えてきました。このコンセントの位置では、スマホの充電がとてもしやすいので結構ありがたいです。
座席には耳の部分がかなり張り出してきています。そのため、隣に知らない人が来てもプライベート感が維持できます。実際、僕の場合は途中駅から知らないお客さんが隣に座ってきましたがプライベート感がかなり維持できていました。
前の座席の背面に大きなテーブルがあります。特急列車にはよくあるパターン、このテーブルの裏面に車内の案内があります。
そして、各座席にはドリンクホルダーがあります。このドリンクホルダーも、特急列車を中心に設置する列車が多くなってきました。毎朝コーヒーを飲む僕からすると、このドリンクホルダーはかなりありがたい。
テーブルを広げた様子です。パソコン作業等をするにはもってこいのテーブルです。まあ、ただアテンダントさんが巡回していたり、そして周りの雰囲気もありなかなかパソコン作業をガッツリ、はきついところがあるでしょう。
プレミアムカーの予約方法と時刻表
最後に京阪のプレミアムカーに乗車するための予約方法や時刻表についてご紹介します。
予約はネット予約が便利
予約はネット予約が便利でオススメです。
こちらから購入ができます。会員登録が必要ですが、年会費・入会費等は一切かかりません。また、すべての列車で購入額の1%がポイントとして還元される上、平日の昼間帯に限り10%がポイントとして還元されます。
プレミアムカークラブの「購入」から購入をします。
乗車駅と降車駅を入力します。さらに、支払い方法を選択。クレジットでの支払いが基本と思っていいでしょう。
購入が完了したら、マイページから予約状況を確認することができます。
また、予約列車の乗車予約駅発車時刻1分前まで手数料なく変更ができます。事前に登録しているクレジットカードなどでキャッシュレスで支払いができ、そしてチケットレスで乗車できるので非常に便利です。
もちろん駅でも購入可能
もちろん、駅での購入も可能です。特急停車駅には「キャッシュレス券売機」が設置されています。
名前の通り、キャッシュレス専用の券売機であり、現金での購入ができないので注意が必要です。予約可能なのは「ご乗車直近の最大5列車」であり、前売りの機能はありません。設置されている駅は、特急停車駅である
淀屋橋・北浜・天満橋・京橋・枚方市・樟葉・中書島・丹波橋・七条・祇園四条・三条・出町柳
となります。支払いに利用できる支払い方法は
- PiTaPa(※PiTaPaはポストペイ(後払い)でのご利用となります。チャージ残額での購入はできません。)
- 交通系ICカード(ICOCA、Kitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、はやかけん、nimoca、SUGOCA)
- クレジットカード(Visa、Mastercard、JCB、AMEX、Diners Club)
- 電子マネー(WAON、nanaco、楽天Edy)
- QRコード(PayPay、LINE Pay、d払い、Alipay、WeChat Pay)
が利用できます。
駅のホームで、プレミアムカーの乗り場近くに設置されているため、乗る直前に購入することもできます。
さらに、乗車後、アテンダントさんにお願いすれば座席指定もできるようです。「空席利用」ではなく、空席があればしっかり座席を発売してくれるのはかなりありがたいシステムです。
ほぼすべての特急・快速特急・ライナーと一部の快速急行に連結
京阪のプレミアムカーはすべての列車に連結されているわけではありません。
- 快速特急・ライナーについてはすべての列車に
- 特急列車については朝夕を除く多くの列車に
- 快速急行については一部時間帯の列車に
連結されています。特急列車についてはほぼ連結されているイメージを持つ人が多いですが、朝夕の時間帯では「プレミアムカー」の連結されていない特急もあるので注意が必要です。
公式サイトで、プレミアムカーが連結された列車の時刻表を確認することができます。さらに、Yahoo乗り換え案内には、プレミアムカーが連結されている列車に注意書きがされています。
こういった路線案内も参考になるでしょう。
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