関空特急はるか グリーン車・普通車に乗ってきた 京阪間の移動にも、特に朝は自由席も混雑するので注意!

西日本
西日本鉄道車内徹底紹介
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関西各地と関西空港を結ぶ「関空特急はるか」。正式名称は特急「はるか」ですが、関空へのアクセスにわかりやすいようにと「関空特急はるか」の名前で案内されます。

特急はるか(京都駅にて)

この関空特急はるかに乗車してきました。自由席の混雑状況や車内の設備などについてご紹介します。

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自由席は混雑するので注意!

関空特急はるかは、特に平日朝の時間帯などは通勤特急としての役割を果たしています。新型コロナウイルスの影響で、海外からの観光客がいなくなった今、空港まで関空特急に乗る人は少ないようです。

自由席は通勤客で混雑!

関西空港方面へのお客さんが少なくても、特急「はるか」の自由席は通勤客で混雑しています。

自由席は混雑するので注意!
関空特急はるか

京都や山科などの琵琶湖線・湖西線から天王寺などに通勤するビジネスマンにとってはかなり便利な特急。京都方面から直接、環状線の天王寺方面へ行く列車はありません。しかし、この特急はるかは、新大阪から貨物線を通り大阪(梅田)をスキップして直接天王寺方面へと抜けます。

自由席は混雑するので注意!
自由席には京都駅で行列ができる

僕は今回、自由席に乗車しました。新型コロナウイルスが拡大し始めたちょうどそのタイミングの2020年3月のダイヤ改正で、不運にも増結用の車両(271系)がデビューしました。新型コロナウイルスの影響でしばらく使われない状態が続いたものの、今では増結に使われています。

以前からある車両はやや古い座席

以前からある車両はやや古い座席です。そのうち更新をするのでしょう。

2023年春には「うめきた新駅」が開業!

特急はるかは関西各都市と関西空港を結ぶ特急です。関西空港開港時にデビューしました。関西各都市から関空を結ぶのですが、大阪(梅田)駅は通りません。ただし、2023年春には大阪駅の通称「うめきた新駅」が開業し、大阪駅にも停車することになります。新大阪から貨物線を通って大阪環状線へと直行し、そして天王寺へと向かいます。大阪都心の各駅からは天王寺で乗り換えることが原則となります。

しかし現在、大阪駅の北側を通る貨物線に新駅を建設中です。通称「うめきた新駅」と呼ばれるこの駅は、大阪駅と改札内で直結する予定です。現在、新大阪駅から天王寺駅までノンストップで運転されている特急「はるか」や特急「くろしお」は、このうめきた新駅に停車します。これによって、大阪駅から関西空港へのアクセスが劇的に改善します。

2023年春には「うめきた新駅」が開業!
工事中のうめきたエリア
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座席設備はあまりビジネスは意識していない模様

続いては特急「はるか」の車内の様子の紹介です。

特急はるかのグリーン車

特急はるか号のグリーン車の様子です。特急はるか号のグリーン車は、在来線特急としてはスタンダートな2+1の座席配列になっています。

特急はるかのグリーン車
特急はるかのグリーン車の車内

グリーン車の座席もやや古さを感じさせる座席になっています。

特急はるかのグリーン車
1人がけの座席

1人がけの座席は完全に独立しています。ビジネス利用などを想定していると思われますが、グリーン車についてもコンセントの設置はありません

特急はるかのグリーン車
2人がけの座席

2人がけの座席です。中央の肘掛けはあげることはできません。

特急はるかのグリーン車
座席のテーブル

座席のテーブルです。かなり小さいものになっています。座席背面のテーブルなども設置されていません。

特急はるかのグリーン車
フットレスト

フットレスト。布地面がないため、新幹線などと比べるとやや劣った感じがしてしまいます。

特急はるかの普通車

続いては特急はるか号の普通車です。

特急はるかの普通車の車内の様子

特急はるかには、やや古い車両が使われています。今後、北陸新幹線延伸の際、特急サンダーバード号・しらさぎ号の車両が余剰となることで、それらをリニューアルした上で導入すると予想しています。

関空特急はるかの座席

関西空港は元々、国際線を伊丹空港から移すことを目的に建設されました。国内線であればビジネス客も多くいますが、国際線はビジネス客より観光客の需要が大きいということを見越してか観光客向けの座席です。

座席設備はあまりビジネスは意識していない模様
座席背面にはテーブルがない

僕が最もびっくりしたのが、座席背面にはテーブルがないこと。増結用の車両(271系)にはしっかり、背面テーブルがついています。パソコン作業などをしたい僕にとってはこれは正直致命的です。

座席設備はあまりビジネスは意識していない模様
たったこれだけの飲み物の机

テーブルは、肘掛けから出すタイプのテーブルしかありません。JR西日本の特急列車って大体そうなんですが、肘掛けから出るタイプのテーブルはかなり小さいです。この関空特急もそうで、肘掛けから出るタイプのテーブルはこの大きさ。パソコン作業などはなかなかしんどいです。

座席設備はあまりビジネスは意識していない模様
「自由席」の表示なども古さが感じられる

平日朝であれあれば通勤客もいます。通勤客の中には、パソコンを膝の上で広げているお客さんもいました。増備用の車両を導入したタイミングですから、海外からの観光客が増える前の今のタイミングで、リニューアルをしてほしいところではありますよね。

新型の271系はコロナ禍からの回復で少しずつ動き始めた!

特急「はるか」では、増結用の車両として271系を2020年3月から投入しています。2020年といえばそう、新型コロナウイルスが一気に拡大し、社会機能が停止し始めた頃です。

インバウンド客の増加で盛況だった特急「はるか」の増結用として投入された271系は、全席にコンセントを備えており車内にはWi-Fi環境も整備、大きなテーブルも備えられています。ただ、デビューから2週間で運用から撤退、その後、新車であるにも関わらず2年近くにわたって使われない日々が続いていました。

2022年現在、コロナ禍からの回復傾向に伴って少しづつ、運用が再開されています。僕もまだ、この271系については乗ったことがないので、乗る機会があればまたレビューします。

新型の271系はコロナ禍からの回復で少しずつ動き始めた!
271系-SEASONposter – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=88236162による
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大きな荷物を持った客のために広々としたデッキがある!手荷物置き場も!

特急はるか号は空港アクセス特急であるため、デッキのスペースはやや広く作られています。

手荷物置き場なども充実

関西空港へのアクセス特急として、大きな荷物を持った客さんを想定し、デッキなどはかなり広々ととられているイメージです。

大きな荷物を持った客のために広々としたデッキがある!手荷物置き場も!
元々は喫煙ルームなどがあったのか?

元々は喫煙ルームなどがあったのか、デッキにちょっとした休憩スペースがあります。携帯電話での通話などに利用できます。日本人が主な乗客になった今だからこそ「携帯電話通話スペース」が機能しますね(外国の方は普通に座席で通話しますから…)。

手荷物置き場なども充実
荷物置き場

もちろん、荷物置き場もしっかりあります。大きな荷物を持っていればここにおけばOKです。朝の時間帯は通勤で利用している方も多く、ここに荷物を置いておられる方はいませんでした。

お手洗いも完備しているがやはり古さを感じさせる

特急列車のため、お手洗いも車内に完備されています。ただ、車両自体が古いこともあってやや古さを感じます。

大きな荷物を持った客のために広々としたデッキがある!手荷物置き場も!
お手洗いは洋式

こちらも洋式便所ではあるもののそこまで新しくはありません。空港アクセス特急だったら、ウォシュレットくらいは装備してほしいというのが本音です。

大きな荷物を持った客のために広々としたデッキがある!手荷物置き場も!
洗面台もしっかりあります。

お手洗いの個室内に洗面台もしっかりあります。今どきの、自動で水が流れるセンサータイプの蛇口ではありませんが。

大きな荷物を持った客のために広々としたデッキがある!手荷物置き場も!
洗面台

洗面台はこちら。洗面台の下の方にもキティちゃんがいます。洗面台が少し低くて使いにくいかな、という感じが少ししました。

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