肥薩線の絶景区間を走る特急「いさぶろう・しんぺい」。2021年12月現在、肥薩線が不通となっている影響で鹿児島本線の門司港〜博多間を走行しています。この、門司港から博多まで走る特急「いさぶろう・しんぺい」に乗車してきましたので特急「いさぶろう・しんぺい」の車内の様子をレポートしていきます!
現在は鹿児島本線を運転 予約方法や時刻表は?自由席はないので注意!
「特急いさぶろう・しんぺい」は通常、肥薩線・熊本駅から人吉駅の間を運転しています。しかし、令和2年の豪雨の影響で、現在は肥薩線が不通となっており、代わりに鹿児島本線・博多から門司港の間を運転しています。
また、同様にして不通となった肥薩線を運転し、通常通りの運転ができていない「特急かわせみ・やませみ」も併結して同様のダイヤで運転を行なっています。
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特急「いさぶろう・しんぺい91号」「やませみ かわせみ91号」の時刻表
現在、運転されている「特急いさぶろう・しんぺい」は、午前中に博多を出発し、門司港行きの「かわせみ やませみ92号」および「しんぺい92号」として運行し、午後に門司港を出発し博多行きの「かわせみ やませみ91号」および「いさぶろう91号」として折り返し博多に戻るダイヤとなっています。
駅名 | 時刻 | のりば |
---|---|---|
博多 | 10:39発 | 2 |
香椎 | 10:48着 10:50発 | |
折尾 | 11:38着 11:39発 | 5 |
黒崎 | 11:44着 11:45発 | |
小倉 | 11:59着 12:01発 | 8 |
門司 | 12:07着 12:09発 | |
門司港 | 12:16着 |
途中、博多か香椎から乗車することを想定してダイヤが組まれています。香椎の次の停車駅は折尾で、50分ほど無停車となっていますが、途中で特急ソニックに追い越されたりと、運転停車はあります。
駅名 | 時刻 | のりば |
---|---|---|
門司港 | 15:19発 | |
門司 | 15:25着 15:27発 | |
小倉 | 15:33着 15:34発 | 5 |
黒崎 | 15:46着 15:46発 | |
折尾 | 15:52着 15:52発 | 3 |
香椎 | 16:47着 16:48発 | |
博多 | 17:00着 | 5 |
上り列車の博多行き「いさぶろう・しんぺい91号」および「かわせみ やませみ91号」の時刻表です。門司港から乗車している人がほとんどでしたが、小倉などからでも乗車できます。
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予約はネットが便利
予約はインターネットで確保するのがオススメ。
JR九州ネット予約では、検索の際に「検索する」の下にある「詳細検索はこちらから」をクリックすると列車名が指定できます。JR西日本のネット予約「e5489」では、列車名の指定ができないので「乗り継ぎなし」「新幹線を利用しない」などの条件を設定して予約するしかありません。
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もちろん、当日その場で窓口での予約も可能です。しかし、3日前でももう窓側座席は空いていないくらい人気の列車なので当日指定席を確保できる可能性は極めて低いです。
特急「かわせみ やませみ」も楽しもう
2021年12月現在運転されている特急「やませみ かわせみ」「いさぶろう・しんぺい」は、時刻表上・予約上では別列車となっています。しかし、内部で通り抜けて反対の列車を見ることもできます。
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もともとは同じ形式の列車を改造して使っているため、併結運転が可能です。車内での通り抜けもできるため、ここを通り抜けて両方の様子を楽しんでいるお客さんが多くいらっしゃいました。
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アテンダントさんが回ってきて、乗車記念証を配布してくれます。僕は「かわせみ やませみ」のシートに座っていましたが両方ともくれました。
車内の様子を徹底紹介
続いては車内の様子を紹介します。「いさぶろう・しんぺい」の車内は、昔ながらの「汽車」を連想させるような内装。もちろん、クッションなどは現代の技術でより快適になっていますが、雰囲気は古き良き列車の車内という感じ。
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車内は昔の汽車をイメージした内装になっています。座席には木目調の素材が使われτれおり、座面のモックアップも緑を基調とした座席になっています。
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なんといっても、落ち着いた雰囲気がする車内。JR九州は、木を基調とした落ち着いた車内か、ソニックのようなちょっと派手な車内が多い印象。
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座席にはテーブルもあり、観光列車らしくテーブルで食事などを楽しむこともできるようになっています。観光列車には車内販売等もあるので、それも活用したいところですね。
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ドア付近の座席は2人掛けの座席となっています。ここの部分は一部が予備席となっていて、発売されていない可能性があります。
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車両の端にはソファ席があり、ここでちょっとくつろぐことができます。ソファ席は誰でも利用できるようになっています。
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乗車記念証はアテンダントさんが持ってきてくれます。スタンプ台が車両の中央にあります。ここでスタンプを押すことができます。
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インクが結構出て、僕は強く押しすぎたためになかなか乾きませんでした。
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アテンダントさんによる手作りのマップがあります。このマップはなかなかいい。僕が乗ったのは鹿児島本線 門司港〜博多間を運転していたとき。普段この列車が運転されている肥薩線と比べて、言い方は失礼ですが魅力は少ない路線です。この路線をこうやって手作りマップで案内してくれています。
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ライトもまた、ロウソクのようなランプのような、そんな雰囲気となっており背景とマッチしていていい感じです。
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車端部には絵画が飾られています。僕は絵とかよくわからないですが、JR九州の水戸岡さんデザインの車両には、こういった絵画が飾られていますよね。
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肥薩線沿線出身の偉人紹介など、地域をアピールする姿勢が見て取れます。
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九州新幹線んお800系新幹線もそうですが、カゴがゴミ箱となっています。周りの雰囲気と合っていてこれもまた、なかなかいい感じ。
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この「いさぶろう・しんぺい」の車両は普通列車として運転されることがあるのでしょうか…?(よく知らなくてすみません)運転台の後ろには運賃箱があり、普通列車として運転できる設備も整っているようです。
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続いてお手洗いの様子です。お手洗いは、昔ながらの列車のお手洗いではなく、ここは特急らしいお手洗いとなっています。ウォシュレットなどはありませんでした。
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お手洗いの便器は更新されていましたが、蛇口は昔のままのようです。しかし、洗面台の「台」の部分は木目調で更新されていて綺麗です。
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実際に門司港から博多まで乗ってみました
2021年12月の九州周遊旅行の中で、門司港から博多まで実際に乗車することができました。最後にその様子をご紹介します。
車内の様子は一通りご紹介したので、簡単にご紹介していきます。
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出発は、駅舎がレトロで雰囲気のある門司港駅です。門司港駅に特急「いさぶろう・しんぺい」は雰囲気に合っていてなかなかいい感じ。
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門司港駅は、JR九州が自らレトロな雰囲気を維持しています。ここ門司港は、戦時中に関門トンネルが開通するまでは九州の鉄道の拠点でした。船で関門海峡を渡って、この門司港駅で船から鉄道に乗り換え、そして九州の鉄道の旅が始まる昔からの拠点。
現在では、住宅も多少はありますが「門司港レトロ」という名で観光地となりつつあります。
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門司港駅に溶け込んだ雰囲気の特急「いさぶろう・しんぺい」です。門司港駅自体が、茶色を基調とした昔ながらの色合いの駅舎となっています。この特急「いさぶろう・しんぺい」も茶色っぽい赤を基調としており、落ち着いた雰囲気です。
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2021年12月現在は、肥薩線が不通となっている影響で特急「かわせみ やませみ」と連結されて運転されています。そのため、特急「かわせみ やませみ」の売店を利用することができます。
これ以外にも九州の観光列車の記事を多数公開しています。こちらも併せてご覧くださいね。
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