熊本県の一大観光地であり、空港の名前にもなっている阿蘇山。阿蘇山の代名詞とも言える観光地が「草千里ヶ浜」です。このブログでは新型コロナウイルスの影響で海外旅行が困難になり、密な観光地を避けることが理想的になってから今まで、日本各地の絶景をご紹介してきました。今回は草千里ヶ浜(阿蘇)をご紹介します。
この記事では初めに草千里へのアクセスについて、そして草千里のカフェを紹介したのちに、草千里の絶景を大量の写真を交えてご紹介していきます。
草千里へのアクセス 駐車場も完備!特急&バスで行くのが便利!
「草千里ヶ浜」は、草千里と書かれることもあります。ここでは「草千里」と書きます。草千里は小学校の国語の教科書にも出てくるようなところ、馬や牛などがいます。
駐車場はある 手前の駐車場は無料なのでオススメだが台数は限られる
草千里への特急列車・バスでのアクセスは後ほどご紹介します。草千里へは車でアクセスする人も多いイメージ。
阿蘇の市街地から車でおおよそ20分、意外と近いです。草千里へはなだらかな道が続いているので運転もしやすいでしょう。
火山博物館前にも駐車場がありますが、こちらの駐車場は有料です。火山博物館の駐車場は台数が多いので、混雑時には火山博物館の駐車場を利用すればOKです。
火山博物館前の駐車場は有料ですが、二輪車は100円、乗用車が410円とお手ごろな値段です。
バスでのアクセス ICカードも利用できて便利!
僕がオススメするのは鉄道とバスでのアクセス。熊本駅から列車、またはバスで阿蘇駅へ、そこからバスで草千里へと行く方法です。
https://www.kyusanko.co.jp/sankobus/aso_sen/table/all_tt.pdf
こちらに時刻表のPDFファイルがあります。
特急列車は特急「あそ」「九州横断特急」が熊本から阿蘇までを結んでいます。また、特急列車で1時間程度の距離であり、普通列車を乗り継いでも途中の肥後大津駅で1回の乗り換え、1時間半ほどで行くことができるので普通列車でも意外と行けてしまいます。
熊本県のバス会社「産交バス」が運行するバスが、阿蘇駅前から草千里まで運転されています。産交バスはこの路線だけではなく、熊本市街から阿蘇方面のバスをはじめとして長距離バスを多数運行しています。
全国相互利用のICカードが使えるのがかなりありがたい。北海道のバスはPayPayでの支払いが可能な会社が多いですが、九州のバスはICカードでの支払いが可能な会社が多いイメージです。ICカードの方が素早く支払いができるのでありがたいです。
熊本のバス会社であるため、くまモンをかなり前面に押し出しています。くまモンのデザインをしたバスの座席が印象的でした。
阿蘇駅前から8番系統の「阿蘇火口線」に乗車します。
バスの時刻表はこちらから検索できますが、先ほどもリンクを掲載したこちらのPDFファイルがわかりやすいのでオススメです。
https://www.kyusanko.co.jp/sankobus/aso_sen/table/all_tt.pdf
山頂の「阿蘇山ロープウェイ」は実質廃業に
バス自体は草千里から阿蘇山頂ターミナルへと向かいます。しかし、2021年12月現在、阿蘇山頂ターミナルから出ている阿蘇火口付近周遊バスは、噴火活動の影響で運休しています。なお、以前運行していた阿蘇山ロープウェイも火山活動の影響で実質的な廃業に追い込まれています。
気候だけでなく、阿蘇山の火山活動の状況によっても山頂まで行って何かすることがあるか、何もすることがないかが変わってきます。
こちらの詳細については次の火山規制情報のページをご覧ください。
この山頂バスにもいつかは乗ってみたいと思っています。また、乗ることができたらレビューしますのでお楽しみに。
阿蘇山・草千里にあるカフェは?名物ランチ・赤牛丼も!
阿蘇山の草千里には、カフェなどもあります。名物は赤牛丼(あかうしどん)です。僕も赤牛丼は食べて帰ろうかと思っていたのですが、残念ながら食べることができませんでした。
草千里のコーヒー「草千里珈琲焙煎所」は有名
草千里には最近、新しいカフェがオープンしました。それが「草千里珈琲焙煎所」です。
草千里珈琲焙煎所 | 観光地 | 【公式】熊本県観光サイト もっと、もーっと!くまもっと。
熊本県の公式観光サイトでもご紹介されています。僕が行った日も混雑していました。混雑はしていますが、どこを取ってもいい絵になるカフェですので、是非とも立ち寄ってみてください。
阿蘇山・草千里にきたら赤牛丼も楽しもう
阿蘇の名物の1つ、赤牛丼は草千里珈琲焙煎所の上、2回にある「ニュー草千里」というレストランでいただくことができます。
ただし、営業時間は15:00までで、観光地という特性上ディナータイムは営業がありません。僕は15時過ぎてちょっとしたくらいに行ったら営業終了となっていて赤牛丼が食べられませんでした。
さらに、火山博物館の1階にもカフェ「GRASS LAND」があります。店内ではコンセントも利用できて快適でした。ただし、席数はあまり多くはないので注意が必要です。
阿蘇火山センターの1階にもカフェがある
ここは先ほどの「草千里珈琲焙煎所」とは違っておしゃれな感じではありませんが、ちょっと休憩するのには最適です。
こちらの店舗は、ホットドッグなども販売していますがメインは飲み物です。バス停の目の前でもありますので、バスの時間までの時間調整にはとても便利です。
阿蘇山・草千里の壮大な景色を満喫しよう!
ここ、阿蘇まできて草千里を見るのはやはり、景色を楽しむことが一番の目的。景色を思う存分に楽しみましょう。
壮大な景色を楽しもう
阿蘇山・草千里は壮大な景色が見られます。阿蘇山の展望台から見た外輪山内部の街の様子はこんな感じ。
この写真は、バスで草千里へと向かう道の途中で見えたものです。草千里には牛や馬がいます。これは昔から、夏になると避暑地としてここ草千里に馬たちを連れてきて放牧したのが始まりだそう。高原地帯であるため夏でも涼しく、飼い主たちの休暇としてもちょうどよかったんだとか。
阿蘇の街が見えます。手前にちょっと林があり、そのちょっと奥、写真で言うとそのすぐ上に見える部分が阿蘇駅周辺です。
こちらは「米塚」。Wikipediaによれば、「伝説では健磐龍命が収穫した米を積み上げて作ったとされ、貧しい人達に米を分け与えたことで頂上にくぼみができたとされている。」だそう。お茶碗を逆さにしたようなきれいな形になっているのが特徴です。
一番高く、火山の湯気の奥にそびえているのが「高岳」です。標高は1,592mと「肥後国(ひごのくに)」で覚えられる便利な山です。火山としては珍しく、火山活動が穏やかな時期を狙えば火口内部を覗き込むことができます。火口内部はエメラルドグリーンの湯だまりになることもあり神秘的な光景が見られます。
こちらが「杵島岳」です。草千里から近く、かなり高くそびえて見えます。阿蘇の山の中ではやや若い方の山で、山頂付近まで登山道が整備されているためトレッキングコースとして登りやすいです。
今回は、九州周遊旅行の中で訪れたので登りませんでした。次の夏にでもここにきて、是非ともトレッキングコースを上まで登ってみたいものです。
こちらが烏帽子岳。烏帽子岳は草千里の草原の向こう側に見える山です。他の山と違い、ゴツゴツしています。手前のところは少し登ることができます。この烏帽子岳の手前までが、馬が放牧されている「草千里」というエリアになります。
草千里を散策しよう
草千里では馬が放牧されています。馬が放牧されており、常に監視されているわけではないので柵が張られています。
この日は馬は、烏帽子岳に近いところまで行ってしまっていました。が、馬が普段いるであろうところにはたぬきと思われる動物が。何か穴を掘っていました。
草千里の特徴として、「草原である」ことが挙げられます。ただ単に広い場所だけではなく、水が溜まっている箇所もあります。「池」と言う感じで端っこが明確なわけではなく、だんだんと地面が濡れていくので、靴には注意が必要です。
いい景色ですよね。これこそ、僕が見たかった絶景。牛馬が放牧されていないエリアには、木が茂っているところもあります。
最後に馬。僕が草千里に行った日には、馬はちょっと奥の、烏帽子岳の麓あたりにいました。馬は草食動物なので、ずっと草を食べています。
結構近づいても大丈夫。近づき過ぎないように、との注意の看板はあったので僕は触れていません。近くにいた別の観光客は馬に触っていました。馬は凶暴な生き物ではないので、突撃されることなどは滅多にありません。しかし、馬の目の前でカメラを向けたりと、馬が草を食べることを邪魔すると鼻息で避けられ、結構これがびっくりするので注意が必要です。
12月の初めということもあり、すでに氷が張っていました。日の当たらないところには、氷の結晶ができています。
時間があれば「阿蘇火山博物館」も見てみよう
草千里には「阿蘇火山博物館」があり、ここも見学できます。僕は時間が微妙だったので入っていません。時間があれば入ってみるのもいいでしょう。
「阿蘇山頂ビジターセンター」という名称で、1階部分は無料で入ることができます。2階以上のフロアは有料となります。
詳細については、こちらのページに説明があります。一般の入館料については770円と結構お高め。僕はバスの時間までに30分もなかったので、その時間で770円の施設は…と思い躊躇してしまいました。
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