四国周遊旅行もこれで3日目、最終日です。今日は朝から徳島へ向かいます。徳島を簡単に観光し、ここから特急うずしおと新幹線を乗り継いで大阪へ、大阪からは近鉄特急で名古屋へと帰る予定です。
特急しおかぜ・いしづち・うずしおと、朝から3本の特急乗り継ぎ
朝から徳島へ向かいます。昨日、ホテルが安いという理由でここ新居浜までやってきたので、まずは戻る必要があるのです。
多客期には乗り換えとなる特急いしづち
特急いしづちは普段、高松と松山を結んでいる特急列車です。途中の宇多津で、岡山から松山を結び特急しおかぜと連結をして走っています。
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しかし、この特急しおかぜ・いしづちの中で圧倒的に需要が大きいのが特急しおかぜ、松山〜岡山間です。そのため普段から「しおかぜ」の方が長いのですが、多客期には特急「しおかぜ」を増結するために、高松方面のお客さんは乗り換えとなります。
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宇多津で特急いしづちに乗り換え、高松へ。
四国旅の拠点・高松からは徳島方面へ
高松に到着です。四国旅をするとき、鉄道で旅するなら拠点となる駅です。
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高松からは特急うずしおに乗り換えます。特急うずしおは全て、コンセント付きの車両に統一されていると思っていたんですが、まだこんな古い列車も走っているようです。徳島線の特急剣山くらいでしか使われていないと思っていました。
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普通、特急うずしおは2号車の一部のみが指定席です。ので、2号車の後方の入り口で待っていました。が、ここの部分には「ゆうゆうアンパンマンカー」が連結されているらしい。一部時間帯で、3両に増結し、その増結された車両が「ゆうゆうアンパンマンカー」となります。
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特急うずしおで、池谷にやってきました。
鳴門線の普通列車で鳴門へ
続いて向かう先は鳴門です。
池谷は鳴門線の起点駅であり、高徳線の特急列車も停車する駅なのに意外と何もない。ここで15分ほど待ちます。
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やってきた、鳴門行きの普通列車です。この列車で終点の鳴門を目指します。
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鳴門駅に到着です。
鳴門を観光
鳴門に来たのは、渦潮を見るためというよりは鳴門海峡を観光するため。もちろん、渦潮が見ることができればそれに越したことはないのですが、今は12月、時期からして渦潮が厳しいことは理解しています。そのため、満潮・干潮時間もあまり調べずにやってきました。
鳴門海峡大橋
バスで鳴門海峡大橋にやってきました。大塚国際美術館を経由するバスのため、本数はめちゃくちゃ多くはないとはいえ1時間2本程度が確保されています。休日の昼間の時間帯には最大5本程度。
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そして、鳴門駅から鳴門公園へは片道320円。かなりお安いです。
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鳴門海峡大橋です。綺麗、の前に写真じゃわかんないですが風がめちゃくちゃ強い。スマホが飛ばされそうになってました。潮風が気持ちいとかではなく、風が強すぎで冷たい。
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展望台へと上がってきました。
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かなり綺麗。相変わらず風は強いですが、来てよかった。ここはまた記事を作ります。
渦の道
続いては「渦の道」です。この「渦の道」は本来、四国新幹線のために用意されていたスペースを活用して作られたものです。
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個人的な意見ではありますが、四国を旅していて「四国新幹線はないだろうな」と思ってしまいます。少なくとも今世紀中には。地域活性化としての意見は色々あるでしょうが、少なくとも四国新幹線が開業したら、四国島内の在来線のほとんどが犠牲になるでしょう。四国の鉄道は今でも赤字運営ですが、客単価が高く長距離使ってもらえる特急利用客がなければ存続する意味はなくなります。
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渦の道を観光します。
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渦潮は見えませんが、これは仕方ない。また渦潮の時期になったら、時間をあわせてくるのもいいかもな。
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徳島駅へ
鳴門の観光を終えたので徳島駅へ向かいます。バスはやっぱり本数があるので便利ですが、それに接続するJRの本数が極めて少ない。1時間半間隔とかなので、意外と不便です。
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鳴門線の普通列車で徳島へ向かいます。時刻は14時過ぎ、まだお昼ご飯を食べていないので徳島でラーメンでも食べようかなあ。
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吉野川を渡って、いよいよ徳島市内へと近づいてきます。吉野川はここまでくるとほぼ「海」ですね。以前にご紹介した、「藍よしのがわトロッコ」で見た吉野川とは全然違います。
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ブログ記事の執筆を進めていたら結構すぐに着いてしまいました。
徳島市内を観光 ちょっと不思議な経路で帰路へ
徳島駅は、前回の四国DC旅行Part.1でも訪れています。しかし、前回の旅では徳島ラーメンだけ食べてそのまま高松へ移動。今回は2時間ほど時間があるので少し観光していきます。
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卵のトッピングを忘れた!徳島ラーメン
まずは徳島で徳島ラーメンを食べます。前回の四国周遊旅行の先も利用した徳島駅前の「麺王」。
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既に2時半を回っているにもかかわらず、お店の前には数人待っている客が。少し迷いましたが、ラーメン店なので回転も早いだろう、との予想から待つことにしました。
予想通り、3分もしたらお店に入れました。
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550円の徳島ラーメン。意外とお手頃な価格ですよね。
で、食べ始めて、そして隣のお客さんの様子を見ていて思い出したのですが…あ、、、生卵のトッピングつけるの忘れた!
食べ始めてしまい、ここから付けるのもなんだったので今回は諦めます。次に来た時にはちゃんと、生卵を注文します。
眉山公園へ
徳島ラーメンを食べてお腹が一杯になったところで、次に向かう先は眉山公園です。
眉山公園(「びざんこうえん」と読む)は徳島駅から徒歩でおおよそ15分のところにある「阿波おどり会館」からロープウェイで簡単に上がることができます。
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眉山公園のロープウェイはキャッシュレスで支払いができないのが残念。徳島って、キャッシュレスがあまり浸透していないところありますよね。さっきのバスも現金だけでしたし。
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珍しい2連接のロープウェイ。といいながらも、特別何かでつながっているわけではなく、普通に近くにロープウェイ2台が固定されているだけです。
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山頂へきましたが、寒い。でも景色はものすごく綺麗です。
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眉山公園を満喫したので、徳島駅に戻ります。徳島駅からは、岡山まで直通する特急「うずしお」に乗車すると時間的にちょうど良いので、今回はこのルートをチョイス。
高松・岡山・大阪を経由して帰路へ
ここから名古屋へと帰ります。まず乗車するのは特急「うずしお」。ちょうどいい時間の特急「うずしお」が、岡山まで直通する列車でした。1日2往復限定の特急うずしおです。
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意外とお客さんは多く、自由席も窓側は全て埋まっています。年末の帰省シーズンということもあるのでしょう。
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途中の高松で1回目の方向転換をします。
ここで半数弱のお客さんが降りました。僕の予想では、7割くらいのお客さんが高松で降りるのではないかと予想していただけに、意外と岡山まで乗り通すお客さんが多いことに驚きました。
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多度津で2回目の方向転換をし、進行方向後側に特急「南風」をつなぎます。
ここからは特急南風と共に、岡山を目指します。徳島から岡山までずっと、近くに家族がいました。1歳くらいと3歳くらいのお子さんがいたのですが、ずっとうるさい。子供がうるさいのは仕方ないのですが、親も親で何も注意しない、それどころか携帯電話をマナーモードにしていなくて3回くらい鳴る、しまいには客室内で電話に出る。繰り返しになりますが、子供が静かにできないのは仕方ない。だからそこは目を瞑るにしても、親がこれでは子供も…って感じがしてしまうのは僕だけでしょうか?
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岡山では乗り換え時間が10分。途中で特急列車が遅延してどうなることやらとは思ったんですが、意外にも児島から岡山までは余裕があるようで間に合いました。
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岡山から新大阪は、快適なみずほ号でのんびりと移動します。相変わらず、新幹線は速い。300キロ近い速さで飛ばし続けます。
途中で車掌さんが空席状況をチェック、通路の向こう側に座っていたお客さんが座席を間違えていました。それも、グリーン車で予約しているのに普通車に乗っている。新幹線のグリーン車に乗れるなんて羨ましい限りだ(3日前に新幹線グリーン車に乗ったばっかり)。
大阪からは久々の近鉄特急
新大阪からはJR京都線・大阪環状線と乗り継いで鶴橋へと向かいます。帰りは、近鉄特急が安く確保できたので、近鉄特急で帰宅します。12月期限の切符を1,000円と破格で手に入れることができ、貯まっていたポイントで特急料金はタダ。実質1,000円でかなり快適な空間を手に入れることができたのです。
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行きはグリーン車を使ったので、帰りも奮発してデラックスカーでも使おうかなとも考えたのですが、どうせデラックスカーを使ってもコンセント使わない。そして、どうせブログ記事の執筆を2時間やるだけだから、広いスペースも必要ない。
さらに決め手となったのは、既にアーバンライナーのデラックスシートについては記事を作成しており、かなりの好評をいただいていること。新型の名阪特急「ひのとり」がある程度増えた段階でアーバンライナーにもリニューアルの手が伸びると考えています。近鉄特急の中でも数少ないコンセントが付いていない車両が、近鉄の顔ともなる名阪特急なんてのはやっぱりみっともないですからね。
ということで、レギュラーシートに座ります。レギュラーシートでのんびりのんびり記事の更新作業を行います。
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4日間、記事を書いてはあったんですが画像の処理などを放置していました。そのため、その作業や、他の特急列車紹介記事などの整理をしていたらあっという間に名古屋に到着です。ブログ執筆に本腰を入れ始めたことで、10時間近くにわたる移動時間も苦ではなくなりました。
4日間、なんだかんだでものすごく充実していました。冬期講習が終わり、かなり気持ち的に自由な旅でした。
近いうちに次の旅も企画しています。ぜひ、そちらもご覧ください。
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