今回は鉄道の紹介というよりは日記という感じ。2021年末の12月27日、東海道新幹線に乗って名古屋から京都へと向かいました。
しかし、この日は中部圏に寒波が。名古屋にも久しぶりに雪が降ったどころか積もってしまい、辺りは一面真っ白に。この日から四国周遊旅行をすることは前々から決めていたので予定通り出発するわけですが、これがなかなかすごいことに。
今回の記事は、大雪の時期の東海道新幹線の様子を紹介するものになります。最新の東海道新幹線の運転状況については、JR東海の公式ページをご覧ください。
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なお、大雪で大幅な遅延が見込まれる場合は無手数料での払い戻し対象となることもあります。詳しくは上記のJR東海公式サイトをご確認ください。
今回は大遅延した東海道新幹線に乗って、動画も作りました。グリーン車を利用した機会ともあって、のんびりグリーン車で移動しました。
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名古屋は久々の寒波に襲われ、名古屋とは思えないような天気に。気が真っ白になっている光景、なかなか名古屋では見られない光景です。
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この日、東海道新幹線は豊橋から京都の間で減速運転となっていました。新型コロナウイルスがやや落ち着いたお正月、帰省ラッシュに大雪での遅延が重なってしまった格好です。
僕はこの日は朝はのんびりで、9:43に名古屋を出るこだま号を予約していました。フリーきっぷは2日目から使うつもりだったので急いで朝早くから出発する必要がなかったことに加え、この列車がN700Sで運転されることが決まっていたからです。
しかし、豊橋から京都の間、新幹線でいうと名古屋に着く20分前くらいの地点(のぞみ号基準)から減速運転をしていたこともあって、名古屋にも15分ほど遅れて到着です。この日は、N700Sのグリーン車についての記事を書きたくて「EXこだまグリーン早得」を使ってグリーン車を押さえていました。そのため、乗り遅れは完全に運賃を捨てることに等しいため、早めにホームへ上がって待ちます。
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早めにホームへ上がって新幹線を待っていると、反対側のホームに名古屋始発の「こだま」号が。このこだま号、名古屋の車両基地からやってきたばかりで、雪を被っています。白色の東海道新幹線に、白い雪。なかなか味のある絵ですね(JRからしたらそれどころではない)。
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乗車予定のこだま703号がやってきました。定刻では9:37に名古屋に到着、後続ののぞみ号に追い越されて9:43に名古屋を出発予定です。しかし名古屋にやってきたのは9:56。名古屋到着の時点で19分の遅れです。
もちろん、後続・名古屋で追い越される「のぞみ」号も遅れており、名古屋を出発したのは10:03。名古屋を20分遅れで出発です。
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N7000Sのグリーン車を狙っていたので、途中で運転打ち切りになって他の列車が来ることはできれば避けて欲しかった。この日は運がいいことに、豊橋からの減速運転だったため愛知県内までは定刻通り運転していた模様。そして豊橋から段々と遅れを拡大させていったよう。
僕は貧乏性なので、せっかく取ったグリーン車、このグリーン車に長い時間乗れるなんてなんとお得な!って思います。それも「EXこだまグリーン早得」っていう割引きっぷです。自由席と大差ない金額で、これだけ長い時間乗ることができる。
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N700Sでは最近、新型コロナウイルスの中での社会の変容に対応し「テレワーク車両」を設けました。7号車がインターネット予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」限定の「S-Works車両」となっています。ここには今までとは違う規格の、パスワード式のWi-Fiが設置されています。このWi-Fiは、Wi-Fi電波の飛距離の都合か8号車で使えます。これはたまたま使えるのではなく、8号車グリーン車にはしっかり案内があります。
もちろん、初めて使いましたが…これが快適!スピードが全然早いのと、フリーWi-FiではないのでiPadの画面をオフにしても切断されません。これ、全車両につけてほしい。
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名古屋を出てしばらくすると、木曽川を渡って岐阜県へ。仕事の関係で定期的に愛知県と岐阜県を行き来していますが、岐阜県は雪が降ることが多い。木曽川を渡る前から雪が積もっていることはなかなかない。
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岐阜羽島駅にはおおよそ30分遅れで到着です。こだま号はもちろん、ここ岐阜羽島でものぞみ号に追い越されます。後続ののぞみ号も遅れており、ここでも待ちます。ホームの反対側にもN700Sが止まっていました。これは大雪の遅延は関係なく止まっているのでしょうか?
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岐阜羽島を出るときには遅れは40分ほどに。天下分け目の関ヶ原を通過していきます。ここ関ヶ原周辺は雪が積もって東海道新幹線の遅延の原因になることで有名。JR東海としてはここを克服したいものの、コストと対価を考えたとき、東北・北海道新幹線のような耐雪使用の新幹線車両に置き換えることは困難なのでしょう。シェルターをつけるにも距離が長すぎて非現実的。リニア中央新幹線がダイヤクラッシャーの関ヶ原克服の唯一の切り札と考えている感じがしてなりません。
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この辺りは、本当に山越えのような区間も走っていきます。この区間は北海道のような景色(この1週間後、実際に真冬の北海道旅をしてきたので間違いありません笑)。
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ついに関ヶ原の山を越えて米原に到着。したものの、まだまだ雪は積もっています。米原に到着する際、車内のアナウンスで「在来線・東海道線 大垣方面、草津方面および北陸本線 長浜方面は運転を見合わせています」と。いや、今乗ってる新幹線以外全部やん、ってなります。
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大雪で北陸方面の特急も完全な麻痺状態。サンダーバード用の車両が、なぜかここ米原に止まっています。あえて米原まで持ってくる意味があるのか…?
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米原を過ぎてしばらくすると青空が広がってきます。今までの暗い、どよ〜んとした空が一気に青くなります。
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彦根あたりです。ここで鈴鹿山地は終わり。綺麗にここからは青空が広がります。ここから先は新幹線らしいスピードに戻って京都へと一直線。
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京都に到着です。定刻では10:34に京都に到着でしたが、実際に到着したのは11:56でした。あと30分遅れてくれれば、快適なグリーン車に乗っておきながら特急料金が払い戻されたのに…
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東海道新幹線のエクスプレス予約・スマートEXでは、3日前までの予約などに限定した「早割」が設定されています。
重要なお知らせ
東海道・山陽新幹線は、一部列車に遅れが発生しています。乗車前に運行状況をご確認ください。※現在時刻から1時間以内の出発時刻を指定して検索すると、遅れが見込まれる列車には予測発着時刻が表示されます。この場合、所定発車時刻を過ぎた列車も予測発車時刻のおよそ5分前まで予約することができます。
【大雪に伴い変更・払戻される場合のお取扱い】
JR東海 EX予約サイトより
このお知らせが表示されている間は、下記のお取扱いをいたします。
・乗車日が12月29日までの、東京〜博多の各駅間を含む予約は、お客様の払戻操作により手数料なしで払戻できます。
・所定発車時刻を過ぎた予約も当日中は変更・払戻操作ができます。
・予約一覧で「割引引継」と表示された予約は、早特商品のまま列車を変更できます。
(変更操作の「割引を引き継いで変更」で候補に表示された列車に限ります。)
詳細はリンク先をご確認ください。
しかし、新幹線が遅延した場合に限り、割引を引き継いだまま変更することができます。この場合、「割引引継」と表示されます。表示されていない場合は、通常と同等の扱いで変更となるので注意が必要です。
今回はやや遅れましたが、東海道新幹線が大雪で大遅延した、というお話でした。
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