人気観光地である石垣島。沖縄離島の中でもリゾート感があり、隣の宮古島と並んで人気のある観光地です。
そんな石垣島の玄関口である石垣空港。沖縄離島の空港であるため、石垣島の玄関口として整備されています。この記事では、そんな石垣空港の様子を紹介します。
石垣空港の空港内の設備 ラウンジはないが待合スペースはたくさん
石垣空港の空港内の設備の紹介です。
石垣空港のラウンジはない
石垣空港を今まで何度か利用していて感じる不便、それは「ラウンジがないこと」です。2023年現在、石垣空港には航空会社ラウンジ(ANAラウンジ・JALサクララウンジ)、クレジットカード会社ラウンジを含めてラウンジの設置はありません。
東京・羽田や成田、大阪・関西や名古屋・中部への便も1日数便づつあるものの、最も多いのは県内路線である那覇路線。那覇路線を一度、使ったことがありますが、ほとんどの乗客が直前に空港で手続きを済ませていました。県内路線は便数が1時間1本程度用意されていることもあって、直前に空港にやってくる人が多いようです。
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そのような背景があり、各社ともラウンジは不要と考えているのでしょう。特に東京や大阪、名古屋から観光でやってくる人はそれなりのカードを持っている人も多いと考えられるので、カードラウンジは設置して欲しいところです。
保安検査通過後のエリアはお店が少ないので注意
石垣空港では、保安検査通過ごのエリアにはお店が少ないです。ラウンジもないため、飲食店類はほぼないに等しい。ANA FESTA(ANA系列のお土産)とCoralwayというお土産屋さんがあり、そこでちょっとした軽食が販売されている程度です。
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ただ、保安検査通過後のエリアには異様にベンチが並んでいます。夏季などの繁忙期には、ANAやJALがB777などのワイドボディ機を飛ばすこともあるからかもしれません。
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待合室で座る場所に困ることはないでしょう。
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また、コンセントコーナーがあります。スマートフォンなどを充電するために使うことができます。
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ただし、各座席にコンセントがあるわけではないので、ちょっと目を離すのは怖い。各座席にコンセントを設置してくれるともう少し、自由が効くのですがね。
保安検査通過前には石垣名物も
「保安検査通過後のエリアには、飲食店がほぼない」と解説しました。逆に、保安検査通過前のエリアには多少、飲食店があります。ただし、店舗型の飲食店はなく、フードコート状態で、その座席は誰でも利用できる場所になります。
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保安検査通過前のエリア(1階)には、テーブルがあります。こちらも、保安検査通過後のエリアと同様、フリーコンセントコーナーがあります。コンセントコーナーはカウンター式のテーブルになっています。
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スターバックスがありますが、こちらも店内座席はありません。保安検査通過前の待合室でいただくことになります。
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飲食店は主に3店舗。1つ目が、石垣牛を楽しむことができる「いしなぎ屋」。石垣名産の1つである、石垣牛を楽しむことができます。
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2022年春の旅において、ここ「いしなぎ屋」で石垣牛のローストビーフ丼をいただきました。これはとてもおいしかった。
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続いて「やいま村」。こちらは八重山そばのお店です。沖縄そばの石垣バージョンという感じか。
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ここのお店も何度かお世話になっています。ザンギもなかなかおいしかった。沖縄そばより出汁が美味しいのが八重山そばな気がします。
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最後に、海鮮・島料理を楽しむことができる「源」です。ここはまだ利用したことがないので、次に石垣に行く際は利用します。
石垣空港へのアクセス 何で移動するか
続いては石垣空港へのアクセスです。石垣島は離島であり、沖縄県では沖縄本島以外に鉄道がありません。石垣島島内での移動手段も重要です。
石垣空港の周辺にはレンタカーが充実
石垣空港の周辺にはレンタカーが充実しています。石垣空港内に店舗があるレンタカーもあれば、そうでない場合、ほとんどの場合でレンタカーの店舗まで無料送迎が行われています。
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石垣空港周辺にあるレンタカーは、
- 日産レンタカー
- 美ら海レンタカー
- バジェットレンタカー
- スカイレンタカー
- タイムズカー
- GRANレンタカー
- UPレンタカー
などがあります。
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石垣島はバスも運転されているものの本数が少ない。そのため、石垣島を観光したいなら、特に時間が限られている場合はレンタカーやカーシェアを使うのがオススメです。
僕は旅行へ行くことが多いため、タイムズのカーシェアを使っています。
石垣の市街地へはバスが運行
石垣市内へはバスが運行されています。公共交通機関で市内へ行く場合、空港連絡バスを利用することになります。
石垣の市街地と空港を結ぶバスは、東バスが運転しています。主に「系統④ 平得・⼤浜・⽩保経由空港線」を利用することになります(1日数本、インターコンチネンタル経由もあり)。
http://www.azumabus.co.jp/mwbhpwp/wp-content/uploads/a6e39dabece47b62a5de6b298080108b.pdf
時刻表はこちらの公式サイトのものをご覧ください。
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実際に乗車すると、石垣島へやってきた観光客より石垣島の住民が多いイメージ。あまり大きな荷物を持った乗客はみませんでした。ちょっと那覇へ日帰りで、っていう感じの人が使うのでしょう。
離島ターミナルへもバスで行くことが可能
石垣島は離島への拠点ともなっています。石垣周辺エリアでは、石垣空港と宮古空港の2ヶ所にジェット機が定期便として就航。特に石垣空港は、与那国島への便も出ており、沖縄の西南地域では拠点となっている空港です。
そのような背景から、石垣島周辺の離島へは石垣港から船便が出ています。石垣島周辺の竹富島などへ行く場合、石垣のフェリーターミナルからフェリーに乗ることになります。
上記の空港連絡バスが、石垣島の離島ターミナルも経由するルートで走っています。空港連絡バスを利用することになります。
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こちらの時刻表を見ていただければお分かりいただけるとおり、空港からフェリーターミナルまではバスで30分以上かかります。比較的時間がかかりますので、飛行機から船へと乗り継ぐ場合は最低でも1時間、できれば1時間半程度は見ておきたいところです。
石垣空港の周辺は何もない ホテルは石垣市街地へ
石垣空港の周辺は正直、何もありません。僕もこのエリアでの宿泊を考えましたが、ホテルもなく、諦めました。
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石垣のホテルは市街地方面へ
石垣のホテルは市街地方面へ離れた場所にあります。
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特に、石垣空港にやや近いホテルはリゾートホテルが多い。基本的には石垣の市街地へ行って宿泊することになります。
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2022年4月に石垣島を訪れた際は、石垣市街地にある東横インに宿泊しました。
なお、石垣空港は乗り継ぎ拠点となっているものの、東京・大阪へは遅い時間帯にも便が設定されています。宿泊の必要性がないといえばそれまでです。
石垣空港でお土産を確保しよう!
石垣空港にはラウンジなどがないにも関わらず、お土産は非常に充実しています。
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石垣島のお土産として有名な「ロイズ石垣」。北海道を拠点にチョコレートを生産する「ロイズ」が、石垣の名産として石垣の砂糖などを使ってチョコレートを作っています。
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お土産にはお菓子からドレッシング、八重山そばなど多岐にわたります。
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また、箱のお菓子も充実。ばらまき用のお土産もたくさんあるので、最後の空港まで荷物を増やす必要がなく、ありがたい。
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さらに、Tシャツなどの雑貨もお土産として購入できます。ここ石垣空港でお土産を買うのが最も便利です。
石垣空港では数時間の暇つぶしなら出発ロビーで
石垣空港はここまで紹介したように、ラウンジなどがありません。また、飲食店も基本的には保安検査前のエリアにあります。
30分程度ならまだしも、石垣空港で1時間以上の乗り継ぎ時間がある場合は一旦、出発ロビーまで出るのがオススメです。
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乗り継ぎであっても到着口から出て、再度、保安検査を受けることによって次の便に搭乗することができます。与那国島から那覇など、乗り継ぎ客が多い路線ではそのまま乗り継ぎに並ぶ人が多くなりますが、時間があるならば一旦出るのがオススメです。
石垣空港から旅をしよう
ここまで、石垣空港の空港内の様子などを紹介してきました。
東京・名古屋・大阪への直行便が運航
石垣空港からは東京・名古屋・大阪など各地への直行便が飛んでいます。また、東京(成田)や大阪(関西)へは、PeachなどのLCCも就航しています。
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沖縄の中でも特に、沖縄を感じることができるリゾート・石垣島。東京・大阪・名古屋・福岡、そして県内路線として那覇・宮古・与那国などからの直行便が設定されています。非常に利便性の高い空港です。
日本最西端・与那国島への乗り継ぎ拠点
日本最西端の島・与那国島は、石垣空港からさらにおおよそ130km。観光地としても人気な日本最西端の地・与那国島への乗り継ぎ拠点として、石垣空港は機能しています。
与那国島への行き方などについては、別の記事でまとめました。こちらの記事もご好評いただいているので、こちらもご覧ください。
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石垣から与那国へは短距離ですが、本数も多く便利。
与那国〜石垣路線についても記事および動画を作成していますので、ご覧ください。
那覇や宮古などの県内路線も
さらに石垣空港からは、那覇空港や宮古空港への便も就航しています。
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沖縄離島の主たる移動手段は飛行機。特に、八重山列島は直線状に島々が並んでいます。そんな沖縄離島の移動はやはり、飛行機が便利。
県内路線も多く就航する石垣空港は、ごくごく日常の移動手段として飛行機を利用する地元の方もいます。
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