岐阜県の北部にある観光エリア・飛騨高山。外国人にも大人気の高山は、車がなくても行ける魅力あふれる観光地です。
この記事では、飛騨高山の魅力を徹底的に紹介。アクセス手段を含めて、高山の観光に必要な情報を総まとめします。
高山観光 飛騨高山の古い街並み
高山観光の見所はなんといっても古い街並みです。日本ならではの建造物が並ぶ飛騨高山の街並みが特に、外国人観光客からも人気です。
飛騨高山の古い街並みを歩こう
高山には「飛騨高山の古い街並み」と呼ばれる観光エリアがあります。名前の通り、古い街並みが今でも残るエリアで、外国人観光客にも人気です。
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金沢の東茶屋街と同様に、古い街並みの中に飲食店やお土産屋さんなどが並びます。食べ歩きもすることができます。
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雑貨屋さんなどもあり、カップルでのんびり歩くのもオススメ。興味を持ったお店にふらりと入ってみると良いでしょう。
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食べ歩きができることに加え、飲食店も充実しています。食べ歩きがしたい時は満腹まで食べ歩きするのもよし、ゆっくり食事をしたいときはお店に入ってゆっくり食事をするのもよし。
飛騨牛のすき焼きと綿あめを楽しむ-岩ト屋
数ある食べ歩きの中で、今回はインスタ映えスポットとしても有名な「岩ト屋」をピックアップ。高山にある岩ト屋では飛騨牛のすき焼きを楽しむことができます。
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昔ながらの街並みの中に、お店があります。高山の古い街並みにあるお店は、昔ながらの景観を維持するように作られていますね。
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店内は木目調で統一されています。しっかり「飛騨牛」の看板もあります。ビールなどもいただけるようですが、僕たちは今回は飛騨牛のすき焼き&わたあめに。
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こちらです。外観はまさに、わたあめそのものです。
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綿あめを食べても美味しいけれど違います。この綿あめを中に溶かすのです。中にはすき焼きが入っており、わたあめの砂糖と混ざり、ちょうど良い甘さになります。
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高山の古い街並みでの食べ歩き
これ以外にも高山の古い街並みには、食べ歩きがたくさんあります。
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人気なのは「飛騨牛のにぎり寿司」。今回、本当は食べたかったのですが、飛騨牛のすき焼きでお腹がいっぱいになってしまったのでパス。
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暑い日だったので、冷凍みかんをいただきました。
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「飛騨高山の古い街並み」というだけあって、イートインスペースひとつとっても飛騨の家具を使い、日本を感じさせるスタイルになっています。
宿泊するなら「飛騨高山 宮川朝市」もオススメ
高山には朝市もあります。「飛騨高山 宮川朝市」です。
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よくある海鮮市場の朝市とは異なり、高山は海には面していません。高山の宮川朝市では、農家さんの作った野菜や果物、漬け物など四季を感じる旬な食材が並びます。
ちょっと足を伸ばして白川郷へ
今回は高山の観光地をメインに紹介しています。この高山だけでなく、少し足を伸ばせば白川郷にも行くことができます。高山駅から白川郷へはバスで約50分です。
なお、白川郷については別に記事を作成しましたので、ご覧ください。
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白川郷は世界遺産にも登録された有名観光エリアで、日本の原風景を残すエリアです。
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日本の原風景とも言えるこの白川郷の合掌造りは必見です。高山駅からはバスの本数も多く、行きやすいのも特徴です。
お土産には「さるぼぼ」を
飛騨高山にやってきたらお土産は「さるぼぼ」を。飛騨地方の方言で「猿の赤ん坊」を意味します。
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高山をはじめとした飛騨地方では、昔から娘の縁結び・安産・夫婦円満、そして、その子ども達が健やかに育つことを願い、このさるぼぼを作り与えたと言われています。
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現在ではそのさるぼぼが、高山ではマスコットキャラクターのような存在になっています。さるぼぼがあらゆる場所に顔を出します。
飛騨高山は鉄道でアクセスが便利な観光地
高山の特徴は外国人観光客に人気の観光スポットであること。そのため、外国人観光客が車なしでもアクセスできるよう、アクセスの手段が整備されているのも大きな特徴です。
なお、飛行機を利用する場合、中部国際空港に到着後、名鉄電車で名古屋駅へ、名古屋駅から特急ひだ号に乗り換えるルートが一般的です。
特急「ひだ」号で名古屋から2時間半!
高山へのアクセス手段として最もメジャーなのが特急「ひだ」号です。特急ひだ号は1日10往復近くが名古屋〜高山〜富山間で運転されています。また、1日1往復の大阪発着の特急ひだ号の運転も継続されています。
2022年には新型のハイブリット特急車両HC85系がデビューし、さらに快適に便利に高山へ行くことができるようになりました。
グリーン車は2+2の配列の座席でありながらも快適です。座席の明るさがとても良い。
普通車指定席は東海道新幹線のN700Sとほぼ同一の座席を採用。全席にコンセントを配置し、車内にはWi-Fiも完備しています。
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高山への新しい足となった特急ひだ号で快適な旅を楽しむことができます。
首都圏やその他の地域からは新幹線&特急乗り継ぎが便利
首都圏などその他の地域からは新幹線と特急の乗り継ぎが便利です。
最もメジャーで本数が多いのが、東海道新幹線から特急ひだ号に乗り継ぐパターンです。東京から名古屋まで約1時間30分、名古屋から高山までが2時間30分の合計4時間ちょっとで東京から高山に行くことができます。
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それ以外にも方法があります。特急ひだ号は1日4往復が富山まで直通しています。富山では北陸新幹線に乗り継ぐことができます。東京ならまだしも、大宮や高崎など、関東北部であればこちらのルートが便利です。
ただし、特急ひだ号の富山〜高山間は、金沢〜高山という外国人観光客黄金ルートを形成している上、本数が少なく編成も短くなるため、かなり混雑します。また、外国人観光客が使用することの多いJRの乗り放題パスJAPAN RAIL PASSは新幹線のぞみ号に乗車できないにもかかわらず北陸新幹線かがやき号には乗車できます。それもあり、富山経由のコースは外国人には人気のようです。
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高速バスを利用する
高山には綺麗な高速バスターミナルが整備されています。この高速バスターミナルからは、高山近郊にある有名観光地・白川郷をはじめ、各地にバスが運転されています。
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2023年現在、この高山濃飛バスセンターからは、
- 下呂・秋神・久々野・さるぼぼバス(飛騨の里)・のらマイカー
- 神岡・古川・見座・清見・荘川・まちなみバス・匠バス東西線
- 新宿・京都・大阪・岐阜
- 白川郷・金沢・富山・高岡
- 平湯・新穂高(奥飛騨温泉郷方面)
- 名古屋・松本・妻籠・馬籠
という、さまざまなバスが発着しています。赤の太字にした行き先が、長距離バスの行き先です。東京や大阪、京都、名古屋に加えて北陸都市へのバスが充実しています。
高山のバスターミナルでは、これらをシームレスに乗り継ぐことができます。鉄道に加えてバスも便利なのが、外国人観光客に人気な高山の特徴です。
高山に少しでも安く行くならJR東海ツアーズのパッケージツアーがオススメ
高山に少しでも安くいきたいなら、JR東海ツアーズが発売するパッケージツアーがオススメです。JR東海ツアーズが発売するパッケージツアーは、新幹線とホテルがセットになって割引されるもの。JR東海の沿線としてはかなり大きな観光地・高山ともあり、高山を目的地とするパッケージツアーは充実しています。
こちらの記事は主に東海道新幹線の割引手段として書いたものですが、特急ひだ号を含む、飛騨地方への旅行でも同様に予約することができます。JR東海では2023年夏にパッケージツアーの大幅リニューアルを予定しているので、その後改めて、記事を作成しようと考えています。
高山駅は新しくて綺麗 観光エリアから徒歩圏内であることも大きな魅力
高山へのアクセス手段として、特急列車と高速バスなどを紹介してきました。高山は外国人観光客に人気なこともあって、公共交通機関が発達しています。
高山で最大の観光スポットである「飛騨高山古い街並み」エリアへは高山駅から徒歩10分ほどで行くことが可能です。道もそんなに複雑ではなく、気軽に歩くことができます。
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また、体力に自信がない場合は市内の周遊バスも利用できます。周遊バスを利用することで、高山駅から古い街並みエリアまでダイレクトにアクセスすることも可能です。
高山でオススメのホテル3選!
最後に、飛騨高山エリアでの宿泊にオススメのホテルをご紹介します。高山は人気の観光エリアであるものの、外国人観光客が多いため早くにホテルが埋まる傾向にあります。宿泊を考えている方は、早めの予約がオススメです。
東急ステイ飛騨高山 結の湯(むすびのゆ)
まず初めに紹介するのが、JR高山駅から徒歩ですぐの場所にある「東急ステイ飛騨高山 結の湯」です。
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高山駅の目の前にある東急系列のホテルです。高山駅は高速バスや特急列車が発着する飛騨地方観光の拠点であり、白川郷や飛騨古川地方など、別のエリアに足を運ぶ際にも拠点とできる場所です。
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温泉を備えておきながら室内はちょっと高級なビジネスホテルになっています。
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アクセス抜群なホテルに宿泊し、飛騨地方の観光を朝から晩まで楽しむことができます。
飛騨高山 本陣平野屋 花兆庵
続いて紹介する「飛騨高山 本陣平野屋 花兆庵」は、高山の街並みを見渡すことができる高級ホテルです。
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飛騨高山ならではの和室の部屋などもあり、古き日本を感じながら飛騨高山らしい滞在を楽しむことができます。
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また、部屋によっては高山の古い街並みを見渡すことができる展望露天風呂を備え付けています。
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飛騨高山の街中にあって、のんびりとした時間を過ごすことができるホテルです。
飛騨高山温泉 高山グリーンホテル
最後に紹介するのが飛騨高山温泉 高山グリーンホテルです。
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こちらも高山駅から徒歩圏内にあり、コスパに優れたホテルです。
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和室の部屋も完備しています。また、夕食や朝食をつけることで地元の名産を味わうこともできます。
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コスパ重視の部屋から、ちょっと大切な日に過ごしたいような高級志向の部屋までさまざま。部屋の種類も充実しており、飛騨高山に宿泊するにはちょうど良いホテルです。
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