【アメリカ周遊2023】5日目 アムトラック「カルフォルニア・ゼファー」号に乗車 大陸横断鉄道の旅スタート

アメリカ
アメリカ日記
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アメリカ旅行は5日目。今回は国内の旅と違って「早い」という感じがあまりしない。軽度のホームシックを患っており、この先の行程に対して「楽しみ」の感情もあるものの、「日本に帰りたい」の気持ちがとても強いのです。

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朝5時半起きでサンフランシスコのベイエリアへ

今日から2泊3日は、アムトラックで最も景色が美しいとされている路線「California Zephyr」に乗ります。普通の海外旅行ではなかなか経験できない、絶景を楽しむ旅です。

早起きしてサンフランシスコのベイエリアへ

アムトラックの出発時刻は9:10です。しかし、アムトラックはサンフランシスコ市内やベイエリアに直接乗り入れていません。オークランドに渡った先の、エメリービルという場所までバスで行く必要があります。

朝からバスへ。サンフランシスコの地下鉄「BART」は、ロサンゼルスの地下鉄とは異なり治安がいい。そのため、早朝の暗い時間でも電車やバスを使うことができます。

サンフランシスコからエメリービル駅へ

サンフランシスコからエメリービル駅へバスで向かいます。

バス停へはBARTのMontgomery駅から歩きました。僕らがバス停に到着したのはおおよそ30分前。中国人観光客と思われる方が1組だけ、いました。

その後、20分前〜15分前くらいにやってきたお客さんが多数。Uberなどのライドシェアサービスを利用しているお客さんが7割くらいだったイメージです。

バスの発車時刻は8:00。バスがやって来たのは7:50ごろとおおよそ10分前。意外とギリギリです。

アムトラックのバスの運転手さんは礼儀正しい。やはり、アメリカは「お金を払えばそれに見合っただけのリターンが得られる国」だと痛感しました。

橋を渡り、オークランドへ。オークランドはいかんせん治安がよくないので、今回の旅ではいまだに足を踏み入れていません。

バスはエメリービル駅に到着です。駅の周りは比較的、治安がいいように感じました。

エメリービル駅で待機

バスに乗ってエメリービル駅にやってきました。長距離夜行列車でもあるため、既に列車が来ているかもしれないと考えていたのですがまだいない。結構ギリギリに入線するようです。

エメリービル駅の構内。とても綺麗です。

西海岸をつなぐ列車です。こちらは基本的に座席車両のみです。

そんなこんなで、発車の約5分前。カルフォルニア・ゼファー号の乗客に対する案内の放送が入り、いよいよプラットホームへ向かいます。

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Amtrak California Zephyr号の旅

今回乗車するAmtrak California Zephyr号が入ってきました。2階建の列車、そして、この巨大な客車を引っ張ってカルフォルニアとネバダの間の山脈を越えるために4つも機関車がついています。

アムトラックに乗車

アムトラックに乗車します。

チケットはiPhoneに保存してありましたが、実際にはほとんど意味はない。名前を言うと名簿と照らし合わせてチェックしてくださいます。

今回は一緒に来ている知人と、それぞれ1室づつ個室を取りました。実際に車内の様子を見ていると、夫婦などで同じ個室を利用している人が圧倒的に多かったように思います。

発車前にスタッフさんから挨拶、発車

乗車すると発車前にスタッフの方から挨拶がありました。個室の場合、各個室を回って挨拶してくださいます。

最初、英語で喋っていただいたのですが、途中の食事に関する部分はなかなか聞き取れず。聞き返したところ、乗務員さんのiPhoneの翻訳を使って案内してくださいました。とても優しい。

発車

いよいよ、2泊3日の列車旅が始まります。

エメリービル駅を出発して列車は少しづつ進んでいきます。

だんだんと郊外へ。この辺りは、まだベッドタウン的な印象が強いエリアです。

少しづつ街を離れて、大草原の景色に変わっていきます。

都会が近づいてきました。こんな都会がちょこちょこあるのかなぁ、と思ったら、実はこの日はここで都会が最後でした。

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アムトラックはどんどん山奥へ ランチもいただく

アムトラックはだんだんと山奥へ。カルフォルニア州とネバダ州の境界を超えていきます。

アムトラックはだんだん山奥へ

アムトラックはどんどん進み、だんだんと山奥へと入ってきました。

この段階では、思っていたほど素晴らしい景色を楽しむことができたわけではありません。

そんなことを思いながら、お昼の時間帯になったのでランチを食べに食堂車へと向かいます。

ランチ

アムトラックで個室を利用する場合、原則として3食全てがついています。ダイニングでいただくことになります。

ランチはハンバーガーをいただきました。

ここまで、夜の治安が不安という背景があり出歩きにくかった。そのため、ずっとコンビニなどのサンドイッチで食事を済ませていました。ここまでの食事に比べて圧倒的に美味しかった。

そんなことを考えながら食事をしているうちに、列車はどんどん進んでいきます。

カルフォルニア州からネバダ州へ

カルフォルニア州からネバダ州へと向かっています。

カルフォルニアとネバダの間の山脈。とてつもなく険しい。出発して早々にこんな素晴らしい景色が見られるとは思わなかった。

ちなみにこの間、一緒に来ている知人はずっと寝ていました。時差ボケで寝られず、1日2時間睡眠が数日続いていたのもあり、起こさずに寝かせておいてあげることに。個室をそれぞれ別々で取って正解だった。

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ネバダ州・リノに停車 

アムトラックはネバダ州・リノに停車です。ここに到着する時点で、遅れは2時間程度。定刻では15:56着の予定が、17:53に到着。ここリノ駅は、1日1便のカルフォルニア・ゼファー号が停車するだけの駅なので、お客さんが列車に乗り込み次第、ホームのシャッターが閉められます。

リノ駅でさに遅れ

ここでは外に降りてストレッチをしたり、タバコを吸ったりしていいよ、との放送がありました。

いつ発車するかがよくわからず、怖かったのですぐに部屋に戻る。しかし、接続列車の遅れの影響で、あと30分〜40分ほど遅れるとのこと。めちゃ遅れるじゃん。

アムトラックは遅延が当たり前

とまあ、文句みたいなことを並べたわけですが、実際にはこれは想定内。出発前から、アムトラックの遅延がすごいことは把握していました。

というわけで、2泊3日の旅程では数時間の遅れは見ていたものの、1日目にしてここまでの遅れになるとは思いませんでした。

まあ、海外旅行にはトラブルはつきものということで、ここではこの遅れも楽しみましょう。

さらに30分〜40分ほど遅れるとのことだったので、とりあえずストレッチをしに外へ出ます。明らかにまだこの先まで乗るお客さんも外にいたので、ジロジロと様子を伺いながらストレッチ。

駅に停車中に、ディナーの予約が最も早かったお客さんが呼ばれました。僕らは18:45の予約だったので、まだまだ。とりあえずいいタイミングなので、部屋に戻ります。

激しいホームシックに悩まされる

部屋へ戻ったはいいものの、とてつもないホームシックに悩まされます。

日本の、あの安全な空間が恋しい。日本の美味しいご飯を食べたい。そう、思うのです。

さらに、彼女の写真を見て、出発前の彼女の写真を見て大号泣。やばいやばい、今までの海外旅行でもここまでのホームシックに悩まされたことはありません。

到着してから2日間がとても深刻なホームシックで、その後、昨日は少し落ち着いていました。今日は少しいろいろと考える時間があったのか、また深刻に。

ここは我慢せずに、ボロボロ涙を流しました。この先まだ、楽しみな予定がたくさんある、なのに日本に帰りたい。

ディナーへ

そんなことを考えていたらディナーの時間になったので、ディナーに行きます。

アムトラックの食事は、相席になる可能性がとても高い。今回は、20代後半と思われる夫婦との相席でした。

男性はイギリス出身のエンジニアで、とてもシャイな人らしい(と、奥さんが言っておられました)。一方の女性はアメリカ出身とのこと。違う国出身でも、言葉が通じるっていいなぁ。

いっしょに来ていた友達がお腹を崩し、途中で2回ほどトイレに。1時間ほどのディナーの時間だったのですが、そもそも友達ではなく僕がメインで喋っていたし、僕1人で相席したお二方と喋った時間が30分ほど。お二人も日本に行きたいと思っているらしく、日本のことを聞かれました。僕は北海道をオススメしておきました。でも北海道のことは知らなかったようで、お二人もGoogleで検索していたし、僕も写真を見せました。

日本語が通じないものの、日本人より社交性があり、とても楽しい時間を過ごしました。

部屋へ戻る 部屋をベッドモードへ

ディナーを1時間半ほどで終え、部屋へ戻ります。

部屋へ戻った時にアテンダントさんが来てくださり、ベットモードに変更していただきました。

アメリカ人の体格に合わせて作ってあるので、これがなかなか大きくて広い。日本人にとっては圧倒的に快適です。

ホームシックに悩まされていたこともあり、彼女としばらくLINE電話で通話。インターネットを通して、地球の裏側にいる人とも会話できる現代は、とてつもなく幸せな時代です。

今日は朝早かったので早めに就寝することに。10時半ごろには就寝しました。

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