アメリカ周遊の旅もこれで3日目です。ついに、アメリカに渡ってきてから3日間が終了しました。16日間の滞在であるため、もう明日で折り返しの日です。
朝から車窓には絶景が
朝です。4時半ごろ目が覚め、携帯電話を確認。いろいろとあって、頭を抱えていました。
しかし、携帯電話の電波が入っていない。まあ、とりあえずどうしようもできないので、今は寝ることにしました。
朝6時前に起床
その後、こんな早起きしてもどうしようもないと思い、もう一度寝ることに。ちょっと悩み事もあり、寝たような寝てないような感じで1時間半。
ただ、1時間半経ったような感じもしなかったので、おそらく寝ただろう。というわけで、起きることに。
窓の外には絶景が広がっています。
すごい。日本ではこんな風景、滅多に見られない。
昨日の夜もそうでしたが、秋田新幹線の秋田〜盛岡間の区間を思い出します。それの上位互換的な。
寝台車の場合、コーヒーも無料で飲み放題なので、朝からコーヒーをいただきます。
朝食へ
今日は一緒に来ている友達もかなり早起き。そして僕も電波が繋がらず、どうしようもないということで、早いですが6時半ごろに朝食へ。
朝食はオムレツをいただくことにしました。これで朝食のメニューはほぼコンプリートです。
相席は、1日目の夕食で相席した若い夫婦でした。現時点で列車は、17時間ほど遅延しており、その話をしたり。日本では数分の遅れでも車掌さんが謝るんですよ、なんて言ったら「すごいね、ほぼ時間通りに走るんだね」と言っていました。日本の鉄道が特に時間通り走ることは知っていましたが、こういうところでさらに実感します。
朝食は美味しかった。しかしいかんせんやっぱり、量が多い。まあ、とりあえずちゃんと美味しい朝食を食べて、部屋に戻ります。
Fraser-Winter Park駅着 長大トンネル「Moffat Tunnel」を抜ける
列車はFraser-Winter Park駅に到着です。5分ほど停車するため、降りても良いとのことでした。
かなり寒い。本当に冬の景色のところまでやってきました。
この駅を過ぎるとまもなく、「Moffat Tunnel」を抜けるそう。全米で第3位の長さを誇るトンネルらしく、トンネル通過中は売店でクレジットカードが使えなくなるから注意してね、という放送がありました。
トンネル通過自体は寝てしまったため、どれくらい長いのか体感できませんでした。
景色を楽しむ 列車はデンバーへ
さらに列車は、山間の区間を進んでいきます。
絶景、絶景、そして絶景
ここから先も列車は、まさに「絶景」という景色を見ながら進みます。
山間の区間を抜けていきます。
だんだんと平な区間になり、列車はデンバーの市街地へと近づいていきます。
デンバー駅に到着
だんだんとデンバーの市街地が見えてきました。
デンバーに到着です。この時点で遅れはおおよそ17時間。仮にこの先、定刻通り列車が走ったとして、到着は明日の朝8時。あと2時間か3時間くらい遅れてくれると、ホテルに宿泊せずにシカゴで1日過ごすことができ、ちょうど良くなります。ただ、ここまでの遅れが出ていて、この後、全くもって遅れが増大しないとは限りません。これがさらに4時間や5時間遅れるとシカゴ観光ができなくなります。
デンバーに到着しました。デンバーはそれなりに大きな街。アメリカ中央部の街という位置付けです。
デンバー駅でしばらく停車
この駅でも少し時間があるので、外に出ます。
駅舎から街を見ます。アメリカらしい街並みです。ちなみに車窓から見ていたのでわかるのですが、少し離れると廃れたイメージを持たざるを得ません。
駅ではアムトラックのスタッフさんが窓の掃除をしてくれます。アメリカの長距離列車ならではですね。
12:10ごろ、列車は17時間ちょうど程度遅れて、デンバー駅を発車します。
デンバーを離れて列車は進む
列車はデンバーを離れていきます。今朝、朝食で相席した若い女性が「デンバーから先は平坦、だからスピードも出せる」と言っていました。とはいうものの、貨物列車との行き違いなどでさらに遅れることでしょう。なんとか、遅れは24時間以内に収めてほしい。でないと、シカゴで完全に乗り継ぎだけになってしまう。
ランチへ
ランチの時間になったので、ランチを食べにいきます。
列車はデンバーを出発し、平野をどんどん進んでいきます。先程までと比べて、一気にスピードが出るようになりました。
ランチへとやってきました。今日のランチは、アメリカ人の一人旅をしている40歳くらいの男性と相席でした。
この男性とも話が弾みます。すごい遅れてるね、と言っていたので「こんなに遅れるとはびっくりだ、日本ではあり得ないよ」と。そしたら「アムトラックは2時間〜3時間の遅延はよくある話だが、ここまで、16時間も遅れるのは僕の経験でも初めてだ」と教えてくださいました。やっぱり、ここまでの遅延は珍しいようです。
部屋でのんびり
ランチも終わったので、部屋でのんびり過ごします。
ここまで、全然かけていたなかった日記を書きます。
窓の外に見える景色は絶景ではあるものの、グレートプレーンズ平野に入ったため、変わり映えのしない景色になったのも確かです。
そこで、景色を眺めながら日記の執筆を進めます。
この時間でだいぶ書き上げることができました。今回乗車しているカルフォルニア・ゼファー号にはWi-Fiが整備されていません。ので、メモアプリ「UpNote」を利用して日記を書き進めます。
途中で放送が。本当は今ごろ、シカゴに到着している時間なので今日は昼食で終わりのはずですが、16時間もの遅延でここまでやってきているので夕食が出るそうです。これはとてもありがたい。
この辺りでネブラスカ州に入り、時間がアメリカ中央時間(シカゴと同じ時間)に変わります。
サクッとシャワーを浴びて、18:30から食事の時間なので、さっぱりして待機します。
夕食へ
本来、すでにシカゴについている頃です。しかし僕たちが乗った列車は大幅に遅れており、シカゴまでまだまだかかりそうです。
夕食はステーキをいただきます。初日の夕食でいただいたものと同じです。
デザートはチーズケーキのみだと言われました。チーズケーキをいただきます。
今日は男性2人のグループと相席でした。最後に冷たい紅茶をいただきます。
夕食を終え、部屋に戻ってきました。今日の日記を書き上げます。
窓に映る自分の顔がとても疲れている。素晴らしい旅ではあるが、いろいろと疲れた。ホームシックが完全に解消されたわけではありませんが、それでもかなり緩和されました。涙を流すことがあるにはあるものの、初日や2日目ほど大粒の涙を流すことは無くなりました。おそらく、ホームシックを無くそうという考え方をやめたからだと思います。
今日は疲れました。明日は朝、何時にシカゴに到着するか不明です。とりあえず今日のところは9時には布団に入り、就寝したいと思います。
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