ANAの国内線向けB787-10 運航路線や機内・座席の様子を詳しく紹介

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※自分で撮影したB787-10・外観の画像がほとんどありません。そのためアイキャッチなど一部B787-9の画像を使用しています。ご容赦ください。

ANAが次世代フラッグシップ機として導入している国内線向けのB787-10(429席)。従来の機材より燃費が大幅に向上。また、座席設備も一新され、快適な機内空間が整備されています。

ANAの国内線向けB787-10 運航路線や機内・座席の様子を詳しく紹介
ANA公式サイトへのリンク[Copyright © ANA HOLDINGS INC. All rights reserved.]

この記事では、ANAの次期フラッグシップである国内線向け・B787-10について詳しく解説。機内の様子なども紹介します。

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ANAのB787-10は「78K」として国内の幹線で運航

ANAはB777の後継機種としてB787-10を導入します。B777-200の一部は、2020年ごろからリニューアルが行われたため当面、運用されると考えられます。ただし、B777は既に寿命が近づいていることは確かです。

ANAのB787-10[78K]の投入路線

B787-10はANAにおける次期主力機材として幹線に投入されています。2024年現在、B777-300などが投入されていた路線の置き換えとして、ANAのB787-10は次の路線を中心に投入されています。

  • 東京・羽田〜沖縄・那覇、新千歳、福岡、大阪・伊丹
  • 大阪・伊丹〜沖縄・那覇

東京・羽田発着路線および大阪伊丹〜沖縄那覇という幹線に投入されています。これらの路線はB787-10投入以前にはB777などが投入されていた路線です。

また、2024年9月の初めには、名古屋・中部〜札幌・千歳路線にB787-10が投入されています。これに伴い、送り込みとして前日に東京・羽田〜名古屋・中部路線にB787-10が投入されています。修学旅行などの団体利用がある際、B787-10が使用されることがあります。

ANAのB787-10[78K]の投入路線
ANA公式サイトより引用[Copyright © ANA HOLDINGS INC. All rights reserved.]

ANAはB787-10を、国内線のフラッグシップとしてB777を置き換える目的で投入していることから、今後もこれらの路線を中心に運用されることになると考えられます。

過去にB777が投入されたことのある路線として考えれば、繁忙期の石垣路線などに投入される可能性が考えられます。

ANAの予約Webサイトから機種を確認できる

B787-10が運用される路線は、ANAのWEBサイトから確認することができます。ANAの公式サイトから空席照会をした際、「78K」と表示されるのが、B787-10が運用される機材です。

ボーイング787-10(78K) | 空港・機内で [国内線] | ANA
【ANA公式サイト】ボーイング787-10(78K)。国内線の空港・機内でのサービスに関する情報はこちらから。国内旅行のお役に立つ情報が満載。旅の計画・準備はANAのホームページで。

ANAが国内線で運用する国内線用B787-10の座席表については、ANAの公式サイトにも掲載されれています。

ANAの予約Webサイトから機種を確認できる
ANAが運航するB787-10

悪天候の際など、稀に国際線向けのB787-10が投入されることもあります。その場合は「781」と表示されることになります。国際線向けのB787-10はビジネスクラスが多く、総座席数も294席と少ないため、国内線向けB787-10の代替というよりはもう少し小さい機材の代替として使われることがあります。

今後機材数は11機まで増備予定 国内線向けB777を置き換えへ

ANAは今後、B787-10を11機まで増備する予定としています。現在、国内線に残っているB777をお置き換えていくことになります。

B777-200などの一部には、既にリニューアル工事が行われて快適な機内になっていますが、一部古い機材も残っています。今後、B787-10に置き換えられることで、サービスアップが行われます。

今後機材数は11機まで増備予定 国内線向けB777を置き換えへ
東京国際空港・羽田空港にて撮影

ANAはB777の次世代機「B777X」シリーズの大型機材B777-9を18機導入予定です。しかしこのB777-9は現行のB777-300ERまたはそれ以上に相当するサイズで、国際線に投入されます。

僕自身は、大阪万博前に新機材を投入、大阪万博後に古い機材を退役、となるのではないかと予想しています。

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国内線に投入されたANA B787-10の機内を詳しく解説

ここからはANAの国内線に投入されたB787-10の機内の様子を詳しく紹介します。プレミアムクラスが28席、普通席が401席の合計429席あり、B777に代わるANAの次世代フラッグシップです。

国内線に投入されたANA B787-10の機内を詳しく解説
国内線の幹線で使われるB787-910東京・羽田空港にて撮影

ここからはANAが導入しているB787-10の機内の様子を詳しく紹介します。なお、写真は同一のシートが導入されているB787-9(78G)B777-200(772)に搭乗した際の写真を含みます。

ANA B787-10 座席の様子(普通席)を詳しく紹介!

続いては、ANAが運航するB787-10の機内(座席)の様子を詳しく紹介します。普通席の座席は、トヨタ紡織株式会社とANAが共同で開発。メーカーが設計したものをカスタマイズして導入する形式ではなく、開発・設計段階から関わるという、かなりの力の入れようです。

ANA B787-10 座席の様子(普通席)を詳しく紹介!
機内の様子

座席は古い機材(B777など)と比べて、かなり薄型になっています。逆にいうと、お客さんが実際に使うスペースはかなり広く取ることができます。

ANA B787-10 座席の様子(普通席)を詳しく紹介!
座席の様子

座席の様子です。座席は1つ1つデザインが異なるのが特徴です。座席自体は紺色に近いカラーリングで揃えられており、落ち着きがあります。

ANA B787-10 座席の様子(普通席)を詳しく紹介!
薄型のシートを採用

国内線の座席なので、座席間隔はお世辞にも広いとは言い難い。LCCほど狭くはありませんが、国際線ほどの広さはありません。

ANA B787-10 座席の様子(普通席)を詳しく紹介!
シートモニター

そして最大の特徴が、全席に大きなシートモニターを完備していること。13.3インチのタッチパネル式パーソナルモニターを備えています。座席の幅いっぱいにモニターがあり、このモニターがかなり快適に操作できます。国内線にはもったないくらいの設備です。

ANA B787-10 座席の様子(普通席)を詳しく紹介!
普通席のテーブル

各座席にはテーブルが備え付けられています。国内線では座席の間隔が狭いため、手前の部分に切り込みが入れられています。パソコンなどを置こうとすると、場合によってはこの切り込みが…となることも。

ANAのB787-10 プレミアムクラスの様子

プレミアムクラスにおいては、Safran Seats US社製のシートが採用されています。普通席とは異なりグレーに統一された機内空間で、かなり落ち着きがあります。

ANAのB787-10 プレミアムクラスの様子
プレミアムクラスの座席の様子

プレミアムクラスは2+2+2の横6列の配列になっており、かなり広々としています。2人がけの座席の間にはパーテーションが設置されており、知らない人が隣にいる場合でもプライバシーが保たれます。

ANAのB787-10 プレミアムクラスの様子
黒をベースとした落ち着いた座席

リクライニングにも電動リクライニングが採用されるなど、かなり豪華な座席になっています。ただ、国内線向け機材とあってフルフラットにはならないなど、国際線ビジネスクラスとは異なる部分もあります。

ANAのB787-10 プレミアムクラスの様子
プレミアムクラスの様子

また、各座席には大型のシートモニターも完備されています。15.6インチのタッチパネル式パーソナルモニターと、普通席よりさらに大型のモニターが完備されています。

普通席でも全席にUSB電源&コンセントを完備

今回紹介しているB787-10では、全席にコンセントとUSB電源が完備されています。100Vのユニバーサルタイプ(海外のコンセントプラグにも対応したコンセント)が設置されており、スマートフォン・パソコン等を充電できます。

普通席でも全席にUSB電源&コンセントを完備
モニター下にあるUSB電源

各座席のシート下部にはUSB電源が完備されています。USBの電源ケーブルから直接、スマートフォンを充電することができます。

普通席でも全席にUSB電源&コンセントを完備
PC電源

また、PCにも対応した100Vの電源が付いています。国内線という短距離路線だからこそ、急速充電対応100VのACアダプターを使用することでスマートフォンを急速充電できるのは、個人的にはかなりありがたい。

ANA国内線の機内ではWi-Fiも利用可能

ANAの国内線では、プロペラ機を除いてWi-Fiに接続することができます。ANA国内線ではWi-Fiサービスは無料で提供されています。

ANAのWi-Fiサービスについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。国内線では無料で、Wi-Fiを利用できます。

ANA国内線の機内ではWi-Fiも利用可能
Wi-Fiへの接続画面

B777などの比較的古い機材では、Wi-Fi機器を後付けで増設しました。また、サービス開始当初は国内線でも有料であったため、ほぼ全員が接続できるような帯域はありませんでした。

ANAが最近導入している機材ではもともと無料での利用を想定しているため、帯域も広げられているように感じます。衛星を介しての通信のため速度は期待できませんが、かなり接続は良くなっているように感じます。

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最新鋭の機材で機内設備も充実

B787はボーイングが現在、製造している最新の機材です。ANAがローンチカスタマー(最初の導入会社)となったほか、JALも開発段階から関わるなど、最新鋭でかつ日本人にも使いやすい機材になっています。

機内の静粛性も向上したB787が次期フラッグシップへ

B787の大きな特徴は、「燃費の向上」「機内空間の快適性向上」です。座席のシート設備だけではなく、騒音・機内の気圧・機内の湿度などあらゆる面で快適性が向上しています。

機内の静粛性も向上したB787が次期フラッグシップへ
ANA公式サイトより引用[Copyright © ANA HOLDINGS INC. All rights reserved.]

他の機材(特に古い機材)と比べると機内はかなり静か。国際線長距離路線に搭乗するとより感じるのですが、湿度が高く保たれているため喉や肌への負担が低い。

このように、見えないところでも大幅に改善しているのが、このB787という機材です。

トイレにはウォシュレット(温水洗浄便座)を採用

B787では飛行機のトイレとしては初めて、ウォシュレットが採用されました。ウォシュレットの完備を提案したのは、開発段階から関わっていたJAL(日本航空)とのことですが、このウォシュレットはANAのB787でも完備されています。

トイレにはウォシュレット(温水洗浄便座)を採用
ANAのB787のお手洗い

機内のお手洗いは清潔。ちょっと不思議な形をした便座が印象的ですが、最近のボーイングの機材はどの機材に乗ってもこの形です。

トイレにはウォシュレット(温水洗浄便座)を採用
ウォシュレットも完備

ウォシュレットが完備されているのは、日本人としてはとてもありがたい。地上のお手洗いほど機能はありませんが、ウォシュレットがあるだけでかなり快適です。

B787-10の窓のシェードは電気シェード

B787の大きな特徴として、電気式のシェードが採用されていることが挙げられます。ボタンで操作するシェードです。

B787-10の窓のシェードは電気シェード
ボタンで操作する

ボタンの上半分、白色の部分を押すと窓が透明に、下半分、灰色の部分を押すと窓が暗くなります。いくつか段階があり、眩しさによって調整可能です。

B787-10の窓のシェードは電気シェード
少し暗くなった様子

この電気式シェードのありがたみを最も感じるのは国際線。国際線では睡眠をとる時間帯に、客室乗務員の方が一括で暗くしてくれます。わざわざ「シェードを閉めてください」といって起こされないのがありがたい。

逆に国内線では電気式シェードは、眩しさを調整できることくらいしかメリットがありません。電気式シェード採用によって機体が軽くなり、燃費が向上しているというメリットが最大のメリットだと思われます。

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