ドイツ国内ではベルリンに次いで2番目の都市であるハンブルク。ルフトハンザドイツ航空の本拠地でありヨーロッパ有数の規模を誇る空港であるフランクフルト空港。この区間には1日14往復の便が設定されており、便数も多く便利です。
実際にハンブルク〜フランクフルト路線を実際に利用しました。ルフトハンザドイツ航空の「A320」「国内線」に焦点を当てて、その様子を紹介します。
「飛行機」カテゴリーというより「絶景」カテゴリになるため今回の記事では詳しく紹介していませんが、今回のフライトはとても景色が良かった。Vlogも公開しましたので、あわせてご覧ください。
ドイツで第2の街であるハンブルクからフランクフルトは1日14往復
ハンブルクはドイツで第2の街の空港としてはやや手狭感があります。ドイツで最大の空港であり、ドイツの実質的な玄関口となっているフランクフルトへは1日14便が運航されており、乗り継ぎでの利用が前提となっています。
フランクフルト〜ハンブルクはルフトハンザがA320シリーズで運航 座席も紹介
ハンブルク〜フランクフルトの区間では、ルフトハンザドイツ航空が1日14往復を運航しています。ミュンヘンに次ぐ便数です。
この区間には主に、エアバスA320系列が投入されています。ごく稀にボンバルディアCRJ-900が投入されることがありますが、整備などの運用の問題がない限り、A320系列となります。
ハンブルク〜フランクフルト路線に投入されるA320系列(A321,A320,A319)の座席の様子です。日本の国内線でも見るような、一般的な座席です。フルサービスキャリアなので狭すぎず、快適に移動できます。
ハンブルク空港にはエミレーツなど長距離路線も一部就航
ハンブルク空港には一部、長距離路線も就航しています。シェンゲン圏外での主要な就航地として、ドバイ(エミレーツ航空)やロンドン・ヒースロー(ブリティッシュエアウェイズ)、イスタンブールやアンタルヤ(ターキッシュエアラインズ)などがあります。
僕自身は今回、イスタンブールからフランクフルトへ向かう途中でした。スターアライアンス特典航空券を購入したのですが、直行便に空席がなかったためハンブルク経由としました。
短距離路線ではフランクフルトに加えミュンヘン、シェンゲン圏内国際線としてパリ シャルル・ド・ゴール空港やチューリッヒ、ウィーンなどへの便が就航しています。
ハンブルク〜フランクフルト間にはLCCはない
今回紹介するハンブルク〜フランクフルトの間にはLCCがありません。ドイツ国内のLCCとしてユーロウィングスなどがありますが、ルフトハンザの子会社であるため、収益性の高い路線には意図的に就航させていないものと考えられます。
ハンブルク〜フランクフルトの区間では列車も設定されています。早めに予約すれば片道2万円程度、最速5時間程度で移動できます。特にフランクフルト空港には、長距離列車が直接乗り入れているため、乗換の手間などを考えると長距離列車を使うという手段のほうが便利かもしれません。
ハンブルク国際空港の設備を紹介!
続いてはハンブルク空港の空港設備を簡単に紹介します。2024年5月に利用した際の情報ですが、変更になることもあります。最新の情報を確認の上、ご利用ください。
ハンブルク空港のラウンジ プライオリティパスで使えるラウンジも
ハンブルク空港にはラウンジがあります。ルフトハンザドイツ航空のビジネスクラスを利用する場合や、スターアライアンスのゴールド会員(ANAのプラチナ・SFCなど)の場合は「ルフトハンザ セネターラウンジ」が利用できます。
また、プライオリティパスが利用できるラウンジも完備されています。プライオリティパスで利用できるラウンジは保安検査前にあるため、注意が必要です。
僕は早朝便の利用だったため、今回はラウンジを利用していません。ドイツの空港においては、保安検査や出国審査後には利用できるプライオリティパスのラウンジが少ないのがちょっと残念です。
ハンブルク空港の周辺にはホテルも 早めの予約がオススメ
ハンブルク空港の周辺にはホテルもあります。僕は今回、マリオット系列のホテルである「コートヤード・バイ・マリオット」に宿泊しました。
空港内には「ラディソン ブルー ホテル ハンブルク エアポート」があります。こちらのホテルはややお高めですが、早朝便を利用する場合には便利でしょう。
ハンブルグ空港へは鉄道の利用が便利
ハンブルクの市街地からハンブルク空港へは鉄道の利用が便利です。片道30分ほどで市街地からハンブルクへと到着します。10分間隔で列車が発着しているため、利便性はかなり高いです。
ドイツの鉄道で治安の不安を感じたことは今までにありません。安心して利用することができるため、鉄道でのアクセスが最もリーズナブルでオススメです。
僕は今回、ハンブルクでは乗り継ぎ利用だったため市街地へと出ていません。市街地へのアクセスについてはこちらのブログで紹介されているので、ご覧ください。
ちょっと小言
あまりアクセス数が多くない記事になると思いますので、ちょっとした小言です。
僕は本来、前日の便に乗る予定でしたが、航空会社側に起因する理由で乗ることができませんでした。そしてホテルと翌日の航空券を自己負担で取って搭乗するという、まずあり得ない事態に直面しました。
ちなみに元々の航空券はANAで予約しており、この対応については現在、ANAと交渉中ですので詳細は控えます。こちらの交渉については話がまとまったら、その内容を詳細に記事としてまとめようと考えています。
この際、ルフトハンザのサービスカウンターの女性にお世話になりました。この女性がとてもいい人だった。最初は「何を言っているのか」的な感じの反応だったのですが、しっかり英語で主張すれば僕の話を聞いてくれた。そして「君のいうとおりだ、どうしてもう一度君が航空券を負担しなくてはならないのか」と言って、マネージャーと交渉してくださいました。
この、ハンブルク空港の男性マネージャーの印象が良くない。40代くらいの男性マネージャーだったのですが、若い日本人である僕を見るや否やバカにしたような表情で、考えることもなく「もう一回お金を払って乗りなさい」と。
ハンブルク空港のルフトハンザ・サービスカウンターの女性はいい人が多かったですが、マネージャーが最悪の対応だったので、印象は最悪です。ルフトハンザを積極的に使おうと考えなくなってしまいました。
ハンブルクからフランクフルトへ ルフトハンザLH7搭乗記
今回、実際にルフトハンザドイツ航空のLH7便を利用し、ハンブルクからフランクフルトへと向かいました。最後のその様子を紹介します。
なお、今回のフライトは雲海が見られてとても景色の良いフライトでした。Vlogの方にはその様子もまとめますので、ご覧ください。
機内はかなり空いている パイロットが多い印象
ルフトハンザドイツ航空運航の国内線では、出発の概ね25分前に搭乗が開始されます。この区間の便は便数が多いこともあってか、そこまでお客さんは多くありませんでした。
お客さんが多くない割には優先搭乗を利用する人が多い。優先搭乗を利用することで頭上の棚などをうまく活用することができますが、これだけお客さんが少ないなら取り合いになることもまず、ありません。
国内線の機内に持ち込むことができるサイズのスーツケースであれば持ち込むことができます。航空券購入時のルールとして、持ち込みの手荷物が10kgまでと書いてありましたが、確認されることもなかった。フランクフルト空港で、手荷物の受け取りまでかなりの時間待つ必要があったため、持ち込めばよかったと後悔しています。
座席につきました。今回は比較的後方の座席を予約していました。飛行機の翼がよく見える位置ですね。
サクッと離陸
飛行機は時間通りスポットを出発。ハンブルク空港はそこまで大きな空港ではないため、すぐに滑走路へと到着し離陸します。
滑走路に完全に入る前からエンジンの出力が上がり、そのまま離陸。この辺りはVlogでも紹介しますが、なかなか雑な操縦でした笑
ルフトハンザの国内線では、機内食の提供はありません。ただしドリンクのサービスはあります。ハンブルク〜フランクフルトという短距離路線では、水のペットボトルとチョコレートの提供がありました。
あっという間にフランクフルトに到着
飛行機はあっという間にフランクフルト空港に到着です。フランクフルト空港はヨーロッパでも有数のハブ空港で、日本からの便も1日5便以上(2024年5月現在)飛んできています。
フランクフルト空港は、国内線(厳密には、シェンゲン圏路線)と国際線でターミナルが分かれているわけでもなく、乗り継ぎもかなり便利です。
ただし、パスポート・コントロール(シェンゲン圏への入国審査および出国審査)への動線がやや長く、時間もかかるのでかなり時間には余裕を見ておいたほうが良いでしょう。
この後、僕はANAの深夜便に搭乗、東京・羽田空港へと帰国しました。ANAのフランクフルト〜東京・羽田路線については別に記事を作成、公開していますのでご覧ください。
また現在、フランクフルトの乗り継ぎ時間を活用してサクッと観光することができる観光スポットを紹介する記事を作成しました。ルフトハンザを使ってヨーロッパへ行くなら、ついでにフランクフルトも観光してみてはいかがでしょうか。
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