和歌山の一大観光地・白浜。白浜といえば「白良浜」がイメージとして浮かぶかもしれません。しかし、実は意外と綺麗なところはそれ以外にもある。
今回は白良浜からバスで10分ほどの場所にある「三段壁」へ行ってきました。その様子をご紹介します。
三段壁は源平合戦で活躍した村上水軍の基地だった!
三段壁は源平合戦で活躍した村上水軍の基地でした。岸壁の下には海につながる洞窟があるため、水軍の舟隠しとして使われたそうです。
現在では観光地として開発されており、実際に入ることができます。
三段壁へはここから入ることができます。エレベーターで簡単に地下の洞窟へと降りていくことができます。
三段壁を上から見るとこんな感じですが…
エレベーターで降りて下までくるとこんな感じです。景色が全然違いますよね。
秘密基地らしさが満載でいいですよね。村上水軍はこの辺りに船を停めて、そしてこの洞窟に基地を構えていたそうです。
太平洋がこれだけ近いと、すぐに太平洋へと出ていくことができました。地理的に、瀬戸内海へも出て行きやすく、太平洋へも出やすい、絶好の拠点だったことでしょう。
こちらは「牟婁大辯才天」(むろざいべんざいでん)と呼ばれる「水の神様」です。ここ三段壁にある牟婁大辯才天は日本で最大のものだそう。
村上水軍の本拠地だったこともあり、村上水軍の甲冑なども置かれています。
村上水軍はこの辺りに船を入れて基地としていたようです。これぞ洞窟という感じ。ちょうどこの旅で、秋芳洞へも行きましたが山の洞窟と違って海の洞窟、なかなか新鮮です。
奥へいくにつれて洞窟は狭まって行きます。そのため、波が速くなります。一番奥の部分では、かなり大きな水飛沫ができます。
太平洋に沈む夕日はまさに絶景
ここ三段壁から見た夕日はまさに絶景です。三段壁は西側に向いているので、夕陽が沈んでいく様子が綺麗に見えます。
写真を見てもらってわかるように、視界を遮るものが一切ない。地平線の彼方に夕日が沈んでいく様子は本当に見ものです。
順光で三段壁の岩石が照らされています。三段壁はこの岩石の特徴からかなり断崖絶壁。それもあって、自殺の名所となってしまっていることも残念ながら事実としてあるそう。
だんだんと日が傾いて行きます。僕はこの後、特急と新幹線を乗り継いでその日のうちに博多まで行く必要があったので、夕日が沈む時間まではいられませんでした。白浜に宿泊していくなら是非とも、夕日が沈む様子まで見届けたいところ。
バスでのアクセスが便利 観光地・白浜は公共交通が充実!
白浜は一大観光地であり、さまざまな名所がありながらもややコンパクトに観光地がまとまっています。バス路線が充実しており、レンタカーなどがなくても観光がしやすいのが大きな特徴です。
白浜駅へは、新大阪・天王寺駅から特急「くろしお」が毎時1本程度走っています。この区間はそれなりに需要があり、本数も両数も多いのが特徴。
自由席でも座れました。が、先日JR西日本により、2022年3月からは特急「くろしお」を全車指定席化する旨発表されました。くろしおの自由席に乗れるのもこれで終わりですね。
白浜駅からはバスで「三段壁」バス停まで行けばOK。バスは1時間あたり4本〜5本程度は確保されているため、かなり使い勝手が良いのが特徴です。
https://meikobus.jp/common/pdf/scheduled/shirahama/timetable16.pdfこちらの公式サイトから、バスの時刻表をチェックすることができます。さらに、Yahoo路線では「白浜駅」で検索すればバス時刻表を確認できます。
白浜駅から三段壁へといく途中には、白浜で最も有名な観光地である白良浜があります。ここもまた、おすすめの観光地です。
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