特急くろしおの予約や普通車・グリーン車の座席を解説!チケットレスがオススメ

鉄道車内徹底紹介
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新大阪・天王寺から和歌山を経由して紀伊半島方面の白浜・新宮を結ぶ特急「くろしお」。本数も多く便利な特急くろしおの、座席設備やお得な予約方法をご紹介します。

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JR西日本のインターネット予約「e5489」を活用するのがオススメ!

JR西日本はインターネット予約サービス「e5489」を運営しています。e5489ではさまざまな特急列車の割引きっぷが発売されています。特急くろしおも例外ではなく、e5489を活用するのがオススメです。

特に、2022年3月のダイヤ改正により、特急くろしおは全席指定席となりました。e5489のチケットレスサービスなどを利用することで、今までの自由席とほぼ同額で予約することも可能なので、是非とも利用したいところです。このセクションでは、チケットレス特急券についてもまとめていきます。

「くろしお指定席きっぷ」がおトク!

くろしおに乗車するお客さんのために「くろしお指定席きっぷ」というものが発売されています。2名以上での利用となりますが、グループで利用する場合はかなりお得です。

くろしお指定席きっぷ〈2名様以上でご利用OK/前日までに購入〉
公式サイトより

JR西日本のネット予約サービス「e5489」限定での発売となります。具体的に主な区間の料金は、乗車券+指定席特急券がセットになった片道のお値段で

  • 新大阪(大阪市内)~白浜 4,480円
  • 天王寺(大阪市内)~白浜 4,180円
  • 新大阪(大阪市内)~和歌山 2,140円

です。これ以外にも多くの区間で設定があります。

鉄道のご案内|トクトクきっぷ:JRおでかけネット
トクトクきっぷとは、特別なご利用条件(区間、列車や利用期間など)を定めて発売する普通乗車券、回数乗車券、急行券、特別車両券、寝台券、コンパートメント券および座席指定券のことです。

予約はこちらのJR西日本公式サイトから。

最も手軽な予約方法はe5489のチケットレス

JR西日本はe5489を活用したチケットレスサービスを推進しています。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、現在では紙のきっぷであっても手元の端末で予約状況を確認し、指定席の予約済み座席については検札が完全に省略されています。

さらに、2022年3月のダイヤ改正で特急くろしおは全席指定席化されました。チケットレスサービスを活用すると今までの自由席と変わらない値段で、全席指定席となった特急くろしおを利用できます。

予約期限等お得度J-westカード会員限定等
J-westチケットレス特急券前日・当日のみ★★★★★カード会員なら変更が何度でも可能
(カード会員でない場合変更不可)
eチケットレス特急券1ヶ月前から可能★★★カード会員限定
チケットレス特急券1ヶ月前から可能
チケットレス特急券の違い早見表

特によく、JR西日本の特急列車を利用する人であればe5489のチケットレスサービスがオススメです。自由席とほぼ同額で普通車指定席を利用することができます。もちろん、複数人での利用もチケットレスが便利。

チケットレスサービスは格安で利用することができるのでぜひ利用してみてください。

白浜・三段壁へ
白浜駅にて

また、例えば家族が使う場合などは紙のきっぷが欲しい場合も。その場合は「eきっぷ」がオススメ。僕のブログでは、このeきっぷをオススメしまくっています。J-westカード会員限定ですが、かなり便利です。ちなみに、あっちの記事でもこっちの記事でもオススメしているのでそろそろ疑われないか心配になってきますが、僕はJ-Westカードのアフィリエイトなどは一切掲載していませんしいわゆる案件として契約したこともありません。素直にオススメできるカードなのであっちこっちで紹介しています。

このeきっぷは、J-westカード会員限定ではありますが自由席と同額で指定席に乗車することができます。さらに、一部区間の他社線との競合区間などでは自由席より安く普通車指定席を予約することができます。

紙のきっぷが必要なら「eきっぷ」が便利
白浜駅

2022年3月より全席指定席化 特急くろしおの混雑状況は?

特急くろしおには自由席が設定されています。→2022年3月のダイヤ改正で、全席指定席となりました。

特急くろしおは1時間あたり1本程度が運転されていますが、もちろんこれは需要があるから。自由席にもそれなりに需要がありました。全席指定席化後も、変わらず需要はあるでしょう。

自由席は混雑するが、扉がないところは狙い目!
自由席があった頃・乗車位置に列ができていてびっくり

特に和歌山から天王寺・新大阪までは混雑します。朝夕の時間帯を中心に、通勤特急として利用する人がいるからです。朝夕の時間帯、白浜方面からの始発の特急くろしおが到着していない時間帯には和歌山始発の特急くろしおが運転されているくらいです。

なお、JR西日本の在来線特急は、一部列車の全席指定席化に伴い、次の特例が導入されています。指定席を購入して乗り遅れたら、後続の普通車指定席の空席を利用できるという特例です。

JR西日本の在来線特急列車の指定席特急券については、指定された列車の乗車日と同じ日のうちなら後続の全車指定席(〔花嫁のれん〕、寝台特急列車、団体や貸切の専用特急列車を除きます)を立席でご利用になれます。

JRおでかけネットより引用

JR東日本の全席指定席の特急列車とは異なり、座席未指定券に相当するものは発売されていないようです。公式の情報がないため断言できませんが、普通車指定席が満席の場合に限り「立ち席特急券」(座席に着席できない特急券)が発売されるようです。

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特急くろしお(287系)の車内徹底紹介 コンセントなどの設備は?

特急くろしおには2種類の車両が充当されています。本数で圧倒的に多いのが「287系」です。特急「こうのとり」や「きのさき」に使用されている車両とほぼ同じです。外見はサンダーバードやしらさぎとも同じですね。

特急くろしお(287系)の車内徹底紹介 コンセントなどの設備は?
一部の列車は「パンダくろしお」となっている

まずはこの287系の車内をご紹介していきます。

グリーン車はJR西日本としてはスタンダートなグリーン車

まずは特急「くろしお」のグリーン車です。特急「くろしお」のグリーン車は、特急「きのさき」「こうのとり」と同様の座席です(この写真は特急「きのさき」で撮影したものです)。

グリーン車はJR西日本としてはスタンダートなグリーン車
特急くろしお287系のグリーン車

特急くろしお287系のグリーン車は2+1の座席配列です。

グリーン車はJR西日本としてはスタンダートなグリーン車
2人がけの座席

2人がけの座席です。中央の肘掛けは上に上げることはでません。特急くろしお号の走る区間の沿線には、白浜などの観光地もあります。観光利用でグリーン車を利用される方も多くいらっしゃいます。

グリーン車はJR西日本としてはスタンダートなグリーン車
1人がけ座席

1人がけの座席です。一人で利用する際はありがたいですね。

グリーン車はJR西日本としてはスタンダートなグリーン車
パソコン用コンセントも装備

肘掛けの部分にはパソコン用のコンセントも装備されています。

グリーン車はJR西日本としてはスタンダートなグリーン車
フットレスト

また、フットレストも装備されています。

2021年12月現在、コンセントは車両両端の座席のみ、Wi-Fiはなし

287系には、グリーン車の全席と普通車の一部座席にコンセントが装備されています。普通車においては車両の両端の部分にコンセントが装備されています。

普通車自由席だからコンセントが使えない、などといったことはなく、最後列の座席または最前列の座席を確保できればコンセントは利用できます。

2021年12月現在、コンセントは車両両端の座席のみ、Wi-Fiはなし
最前列用のテーブルにコンセントがある

最前列用のテーブルにコンセントが設置されています。僕は、テーブルもしっかり使いたいので最前列ではなく、最後列に座って、座席の後ろから電源を取っていました。

2021年12月現在、特急「くろしお」では車内のWi-Fi設備などはありません。JR西日本は、自らが運転する特急列車に車内Wi-Fiをつけたことはないはずです。最近、大阪環状線等の普通列車に車内Wi-Fiを装備する流れになっていますが、特急列車にもつけてほしいところです。

座席はJR西日本の特急列車としてはスタンダードな座席

座席は、JR西日本の特急列車としてはスタンダードな座席になっています。

座席はJR西日本の特急列車としてはスタンダードな座席
JR西日本の特急列車でよくあるタイプの座席

特急「こうのとり」や「きのさき」にも同様の座席が搭載されています。JR西日本は特急列車の座席の統一を図っているようです。

座席はJR西日本の特急列車としてはスタンダードな座席
テーブルも広々している

テーブルもひろびろとしたテーブルが備え付けられてます。普段から旅をしながらブログ記事を更新する僕にとって、大きいテーブルはありがたい限りです。

座席はJR西日本の特急列車としてはスタンダードな座席
インアーム式のテーブルもある

インアームしきのテーブルもあります。座席を回転させて利用する際に有効活用できるのがこのテーブルですが、現在は新型コロナウイルスの影響で、座席を回転させての利用は控えるように言われます。

座席はJR西日本の特急列車としてはスタンダードな座席
窓枠に飲み物くらいは置くことができる

インアーム式の小さなテーブルも活用できますが、窓枠の部分にも飲み物くらいならば置けるスペースがあります。コーヒーを購入してここに置いていました。

車内設備も綺麗で便利

この287系は、北陸新幹線開業以前に特急サンダーバードとして走っていた車両をリニューアルして使用しているものです。

車内設備も綺麗で便利
洗面台はリニューアルされている模様

洗面台は最新のものにリニューアルされている模様。自動で水が出るタイプです。

車内設備も綺麗で便利
お手洗いも新しい

お手洗い自体も新しいものですが、残念ながらウォシュレットはないようです。これはちょっと残念、僕の感覚では、ウォシュレットがあるか否かは結構でかい。

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特急くろしお「オーシャンアロー」の車内徹底紹介

特急くろしおには「オーシャンアロー」で運転される列車があります。

2021年12月現在。白浜・新宮方面のくろしお3,13,17,33号、天王寺・新大阪方面のくろしお6,16,20,32号がオーシャンアロー車両での運転となっています。

くろしお:JRおでかけネット
JR西日本エリアの運行区間や新幹線、特急、急行・快速、寝台列車や観光列車などの編成・設備などについてご案内します。

最新の情報はこちらのサイトをご覧ください。

特急くろしお「オーシャンアロー」の車内徹底紹介
近鉄特急伊勢志摩ライナーのような顔をしたオーシャンアロー

オーシャンアローにはコンセントはない Wi-Fiもない

オーシャンアローは287系より先にデビューした車両です。そのため、コンセントの設備では少し劣ります。

オーシャンアローにはコンセントはない Wi-Fiもない
オーシャンアローの貫通車両

オーシャンアローにも車内のWi-Fi設備などはありません。そして、オーシャンアローにはコンセント付きの座席がありません。実際に車内に入って確認したわけではありませんが、グリーン車についてもコンセントはないようです。

オーシャンアローは観光客向けの座席

特急「くろしお」が元々は、特急「サンダーバード」としてビジネス需要を考慮して製造された一方、オーシャンアローは元から観光需要を焦点に開発されたため座席も観光仕様です。

オーシャンアローは観光客向けの座席
座席の様子

座席はこんな感じ。他のJR西日本の特急列車とは少し違います。

オーシャンアローは観光客向けの座席
座席背面にはペットボトルホルダーがあるくらい

座席背面のテーブルはありません。ペットボトルホルダーがあるくらいです。

オーシャンアローは観光客向けの座席
代わりにインアームしきのテーブルが大きい

代わりに大きなテーブルは肘掛けから出すタイプです。グループでの利用でも使えるようにとの配慮でしょう。パソコンくらいなら広げられますが、大きいとは言い難い。ちなみにお弁当を食べるくらいならこれくらいの大きさで余裕です。

車内にはラウンジも

オーシャンアローの編成の特徴として「ラウンジ」があることが挙げられます。3号車にラウンジがあり、ここでくつろぐことができます。

車内にはラウンジも
座席は海を向くように配置されている

特急くろしおが走行する紀勢本線は海沿いを走る区間で特に景色が綺麗。ということがあり、海を向くように座席が配置されています。僕はオーシャンアローに、完全に日が沈んでから乗ったのでここでのんびり、などはしていません。

車内にはラウンジも
海側とは反対側の座席

海側とは反対側の座席はソファータイプになっています。海側、つまり座席自体は通路側を向いて配置されています。

車内にはラウンジも
お手洗いは287系より少し古い

お手洗いの設備です。お手洗いはちょっと古い感じがします。ウォシュレットなどはなく、洗面台も蛇口で水を流すタイプです。

車内にはラウンジも
おむつ交換台もある

家族での利用も考慮して、おむつの交換台が設置されているのも印象底です。あくまで、観光客を意識して製造された車両です。


これ以外にもJR西日本の運転する特急列車を数多くご紹介していますのでご覧ください。

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