東海道・山陽新幹線で主力列車として走るN700系新幹線。東海道新幹線N700系新幹線(16両編成)のグリーン車に乗車してきたのでレビューします。
なお、この後、最新のN700Sのグリーン車にも乗車してきました。こちらも併せてご覧ください。
東海道新幹線はすべて16両編成で、どの列車であっても8号車〜10号車がグリーン車となっています。

GREEN CARのマーク、新幹線で見ると格別ですね。

グリーン車に入ります。グリーン車は原則、車両そのものが「グリーン車」となっており、普通車のお客さんはやむを得ない場合を除き通り抜けもできないこととなっています。新幹線通勤をしているお客さんが多くなる朝の時間帯などでは、階段が近いグリーン車から降りようとするお客さんが一部いるため注意の放送がされていたこともありました。

グリーン車は、普通車と比べて圧倒的に落ち着きがあります。東海道新幹線の普通車は青を基調としたシートになっていますが、グリーン車は茶色を基調としたシートになっています。それ以外にも、グリーン車は普通車と違ってカーペット敷きになっています。

座席間隔も広くなっていますが、正直あまり分かりません。グリーン車は、普通車と比べて快適性を重視していることもあって、座席そのものが大きくなっています。座席本体が大きく、背もたれも分厚くなっているため、座席間隔は分かりにくいのが正直なところです。

グリーン車には読書灯が付いています。本を読む人がグリーン車に乗る、というよりは、グリーン車は落ち着いた雰囲気になるように全体的に暗くなっているため、手元で何かする人のためにはあったほうがいいだろうという配慮だと思われます。

グリーン車のテーブルは座席間隔が広いだけあって、奥行きがあるように思います。少なくとも、普通車のテーブルよりは結構広い。

座席背面のテーブルは手前にスライドすることができます。座席間隔が広いグリーン車ならではの措置です。

背面テーブルに加えて肘掛けから出てくるタイプのテーブルもあります。

もちろん、グリーン車ですからフットレストもあります。右側のペダルを踏むことで高さを調整することができます。床のカーペットと同じ模様の面は、靴を履いたまま利用してもOKということらしい。

広げるとこんな感じになります。座面と同じ模様の面となります。この面は、靴を脱いで利用しましょう。

グリーン車には全席にコンセントがあります。肘掛けにあります。最新のN700Sでは、普通車でも全席にコンセントが装備されたので、コンセントのためにグリーン車という需要は確実に減っていくことでしょう。新幹線は全国的に、全席にコンセントを装備する方向に向かっています。

読書灯とヒーターのスイッチは肘掛けにあります。

グリーン車の魅力はなんといっても落ち着きのある空間。座席ももちろん豪華ですが、新幹線で片道2時間半とか座っている程度では大差は感じません。

喫煙ルームもグリーン車専用の喫煙ルームがあります。

グリーン車の座席はこんな感じ。雰囲気が一番大きいと言いましたが、こうやてみるとやっぱり、座席も普通車と比べて豪華ですね。

また、のぞみ号とひかり号ではグリーン車にはおしぼりのサービスがあります。また、のぞみ号にはグリーン車のアテンダントさんが乗務されており、ゴミの回収などの業務も行ってくれます。
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