名古屋・豊橋間はJR?名鉄?特割・往復切符が充実!名鉄を最もオススメする4つの理由

新幹線
新幹線鉄道

豊橋に住んでいると所用で名古屋へ行くことは多いと思います。名古屋と豊橋を移動する手段は主に3つ、

  1. 新幹線
  2. JR在来線
  3. 名鉄

があります。豊橋〜名古屋〜岐阜間はJRと名鉄が競合しています。そのため、互いに様々な選択肢を出して拮抗しています。

それぞれに格安の切符があり、実際の運賃より4割も安くなります。が、ズバリこの中で僕がオススメするのは、名鉄です。新幹線やJRという選択とともに紹介していきます。

移動手段所要時間通常片道価格往復料金(平日)往復料金(土休日)メリット
新幹線約20分2,330円2,940円2,360円速い
JR在来線約50分1,140円1,900円1,560円新幹線に変更できる
名鉄約50分1,340円1,780円1,560円有効期間が長い
単純比較表

豊橋ー名古屋間の移動は名鉄とJRが拮抗している。からこそどちらも選択肢としてありだから、それを順に紹介していくよ!

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豊橋-名古屋を往復しまくって、最もオススメできるのは名鉄

僕は名古屋と豊橋を往復する場合、名鉄をオススメしています。まず初めに、名鉄をオススメする理由を開設します。

名古屋と豊橋の往復で名鉄がオススメな理由

名鉄の利用がオススメな理由は次のとおりです。

  • 「名古屋特割」が発売日翌月1日まで使用可能
  • 「名古屋特割」が大人二人分の片道切符として使える
  • 別途「ミューチケット」(360円 )を購入すれば、座席の指定ができる
  • 日中はパターンダイヤで1時間に4本あって、全て一部が指定席である(追加料金不要の一般車もある)。

JRの「名古屋往復きっぷ」とは違い、有効期限が「発売月の翌月1日まで有効(※ただし、翌月1日が平日運行日の場合は利用不可)」です。特に1人で1泊以上する場合は、名鉄の一択となります。土休日版は1,560円と、なんとほぼ片道金額で往復できてしまう。企業間競争の消費者側への絶大なメリットです。

名古屋と豊橋の往復で名鉄がオススメな理由
名鉄の「なごや特割2」は、片道きっぷ2枚(1往復でも利用可能)

ただし名鉄の最大のデメリットは「きっぷの購入にクレジットカードが利用できない」こと。いまどき現金をほぼ持ち歩かない僕にとってこのデメリットはあまりに大きく、これが理由で最近はJRしか使わなくなってしまいました。

名鉄では「ミューチケット」をこ運輸することで指定席「特別車」が利用できる

名鉄で豊橋と名古屋を往復する場合は、片道あたり450円を別途支払うことで購入できる「ミューチケット」が便利です。「ミューチケット」は、要は座席指定券です。JRににおける在来線特急と同様、車内改札のシステムで、新幹線のように改札に通すきっぷではありません。

なお、インターネット予約サービスを利用した場合、土日の終日と平日の昼間時間帯において「閑散時間帯割引」が適用され300円となります。

「ミューチケット」という、一部座席指定の車両についてはこちらの記事がご好評をいただいています。なお、この記事で触れている「全車特別車ミュースカイ」は中部国際空港方面のみであり、豊橋方面へは一切乗り入れていません。そのため、「特急料金を払わないと乗ることができない」特急列車は、名古屋=豊橋間においては2021年現在、1本たりともありません

名鉄特急
名鉄の特急

また、名鉄では現在順次、車内のWi-Fiを整備しています。指定席を利用した場合、車内でWi-Fiサービスが利用できます。JR在来線には2024年現在、Wi-Fi設備は設置されていません。

名古屋鉄道

名鉄の往復切符については、詳細はこちらの公式サイトをご覧ください。

名鉄は、JR在来線と新幹線のちょうど間くらいを取ったような感じで一番使い勝手がいい!

名鉄を使わずJRを使う理由

オススメは名鉄ですが、もちろんJRにもメリットがあります。僕がJRを使う時「名鉄ではなくJRを使う」理由があってJRを選択します。JRを使う際、JRを選ぶ理由は主に2つです。

  1. 急いで移動したいので、新幹線を使いたい
  2. クレジットカードが使える

1つ目の新幹線については、後ほど解説します。JRの往復きっぷは、「新幹線変更券」を購入することで新幹線に変更できます。

2つ目の理由が大きい。JRの名古屋往復きっぷは、窓口での購入や指定席券売機での購入でクレジットカードが利用できます(JRの指定席券売機は基本的に、クレジットカードが利用可能)。一方、名鉄はクレジットカードによる購入に対応していません。名鉄の「ミューズカード」で定期券のみ購入できるという、クレジットカード決済のインフラは整っているのに使わない謎仕様です。

この「クレジットカードが使えない」という事実から、僕は最近ではJRしか使わなくなってしまいました。いまどき1000円を超えるような公共交通機関でクレジットカードが使えない場面は少なく、現金は1万円札1枚だけみたいな状態。中部国際空港に乗り入れ外国人利用客も多い名鉄、なんとか券売機もクレジットカード対応して欲しいところ。

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早く移動できて快適 しかし本数の少ない新幹線

続いて新幹線。当然、最も速く移動できる手段です。スピードの面では圧倒するものの、そこにはデメリットもあります。

新幹線のデメリットは「本数が少ない」こと

しかし、なんせ本数が少ない。昼間は1時間2本のこだま号に加え、2時間に1本のひかり号。それも、1時間に2本のこだま号は、ちょうど30分おきに来るわけではないので、最悪30分以上待たされることも。30分待って、20分かけて(こだま号だと三河安城に停車するのでさらに時間がかかります)名古屋まで行くと合計50分。在来線で名古屋まで着いちゃいますよね。

新幹線のデメリットは「本数が少ない」こと
東海道新幹線(名古屋駅にて)

そのため、JRのきっぷで往復する場合、基本的には在来線用のきっぷを購入しています。在来線用の「豊橋往復きっぷ」や「名古屋往復きっぷ」を購入すると、新幹線に乗りたい場合は「新幹線変更券」を購入することで新幹線が利用できます。新幹線がタイミングよくきたら新幹線を利用、タイミングが悪ければ在来線を利用、という形で利用しています。

新幹線は圧倒的に快適な座席 自由席で座れないことはない!

とはいえ、新幹線は特急という扱いです。座席は快適だし、16両もあるので座れる可能性が高いです(名鉄やJR在来線の速達タイプは、ラッシュ時8両、昼間は6両です)。ひかり号に乗ればちょうどいい時間に名古屋に着ける、などといった場合は大いに追加料金を払う価値はあるといえます。つまり、新幹線という選択はケースバイケースということですね。

N700S車内
最近登場した「N700S」もこだま号としての運用に就いている

往復の場合は、「新幹線名古屋往復きっぷ」(https://railway.jr-central.co.jp/tickets/shin-nagoya-round/index.html)、片道の場合は、在来線用の往復きっぷで「新幹線変更券」を使うと良いでしょう。在来線の往復きっぷから新幹線への変更は、通常の自由席特急券より大幅に安くなるので自動券売機・窓口で専用の変更券を購入しましょう。

新幹線は速い。けど、2時間に1本のひかりに間に合う時じゃなかったらビミョー。

「新幹線名古屋往復きっぷ」と「名古屋往復きっぷ新幹線変更券」の差

新幹線はJRでは特急扱いです。乗車券+特急券で新幹線に乗ることができます。僕は普段、あらかじめ「豊橋往復きっぷ」を購入し、新幹線を利用する場合は直前に「新幹線変更券」を購入するようにしています。次の表をご覧ください。

平日往復料金
新幹線往復きっぷ
平日往復料金
往復きっぷ+変更券
土休日往復料金
新幹線往復きっぷ
土休日往復料金
往復きっぷ+変更券
2,940円1,900円+520円×2
2,940円
2,360円1,560円+400円×2
=2,360円
新幹線乗車の場合の比較

この表からお分かりいただけるように、あらかじめ往復とも新幹線の料金がセットになった「新幹線豊橋往復きっぷ」「新幹線名古屋往復きっぷ」を購入する場合と、往復とも変更券を追加で購入する場合で、支払いをする総額は変わりません。そのため、場合によってはJR在来線で移動することもできるよう、新幹線を含まないきっぷをあらかじめ購入することにしています。

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安くて安心、新幹線にも変更可能なJR在来線

最後に、JR在来線。値段は、休日は名鉄と同額で平日は名鉄より高いです。ただし、必要に応じて新幹線に変更可能であるというのが最大のメリットです。

JR利用で最大のメリットは「新幹線に変更可能」

最も魅力的なのは、何かあった時に新幹線に変更できること。また、元国鉄というブランド的な何かも、こちらを選択する人が多い原因となっているように思います。往復きっぷの案内はこちらです。

お得なきっぷ|名古屋往復きっぷ
JR東海の主な駅情報・列車情報、きっぷ、運賃・乗換、時刻表、路線図などをご案内しています。| JR東海

しかし、名鉄と同額、あるいは名鉄より高いながら、デメリットが多いように感じます。具体的には次の通り。

  • 片道きっぷ2枚としての利用ができない
  • 購入当日しか利用できない
  • 座席の指定は不可能(新幹線変更も自由席のみ)

少し制限がありますが、単純に日帰りでひとりで往復するなら便利ではあります。

JR在来線の様子
JR東海の快速・新快速・特別快速

なお、2021年11月現在、JR東海の名古屋〜豊橋間には、両駅とも深夜に通過する寝台特急を除くと在来線特急は一切走っていません。JR在来線で名古屋から豊橋へと移動する場合は、普通・快速列車に限られることになります。

JRは豊橋だけでなく、豊川・新城などからも利用できる

さらにJRの最大の特徴が「豊川・新城などの飯田線を持っている」ことです。飯田線の豊川駅や新城駅などを着駅とする切符も購入することができます。

JR東海道線から飯田線に直通する列車は2023年現在皆無なので、基本的に豊橋駅で乗り換えることになります。また、上記の「新幹線変更券」を購入すれば、豊橋〜名古屋間で新幹線に乗車することも可能です。

お得なきっぷ|新城・本長篠往復きっぷ
JR東海の主な駅情報・列車情報、きっぷ、運賃・乗換、時刻表、路線図などをご案内しています。| JR東海

1ヶ月間で2回往復する、または2人で往復するなら「カルテットきっぷ」がおトク

JRの販売する「カルテットきっぷ」は、要するに「4枚セット」のきっぷです。2回往復する場合はお得になるので選択肢として上がります。

基本的な特徴はJR在来線往復きっぷと同じで、新幹線への変更も往復切符と同額で可能です。ただし、こちらは購入当日でなくても使用可能です。

お得なきっぷ|JR名古屋⇔豊橋カルテットきっぷ
JR東海の主な駅情報・列車情報、きっぷ、運賃・乗換、時刻表、路線図などをご案内しています。| JR東海

こちらは金券ショップでのバラ売もされているので、金券ショップで購入すれば片道を破格で利用することもできます。

JR名古屋⇄豊橋カルテットきっぷ
JR名古屋⇄豊橋カルテットきっぷ

「往復・カルテットきっぷ専用新幹線変更券」を使えば土休日はたった400円の追加料金で新幹線を利用できてしまいます。「破格」とはまさにこのこと。

カルテットきっぷ専用新幹線変更券
豊橋往復きっぷ+往復・カルテットきっぷ専用新幹線変更券

実際、「行きは在来線を利用したが、帰りは豊橋駅に行ってみたら在来線まで待ち時間が20分、新幹線が5分後に出る」という状況があり、新幹線で帰ってきたこともあります。新幹線があることで速くて便利、と同時に「列車の本数が増える」というメリットもあります。

JRの最大のメリットは「新幹線に変更できる」ってこと。「専用新幹線変更券」でかなり格安で変更できる!


豊橋駅
豊橋駅はJR・名鉄の共用駅

というわけで、オススメは名鉄です。とはいえ、僕は豊橋に用事があると時間を合わせたうえで新幹線で往復してしまうことが多いですね…(汗)

それぞれの特徴を知って、ニーズに合わせて使えると最高!

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